異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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444シャーベット

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それなら、具体的な話をさせてもらう。
考えていた調理場についてはルドルフ料理長から多くの指摘で色々と変更を行い、店の内装は俺達が叩き台を提示することになった。
遺跡旅行から戻ってきたら、詳細を詰めさせてもらう。

「後、こちらからの提案なんですが、シャーベットを用意しませんか。
 今回は工場だけでなく、果樹園も作ります。
 デザートに付けるとサッパリして良いと思うのですが。」

甘味を抑えた果物の果汁を使ったシャーベットを浩司が拡張バッグから取り出して配る。
果物だけで作った物や、ヨーグルト、少しの砂糖を混ぜた物を数種類。
昨夜、浩司が氷魔法で作っておいてくれたものだ。
個人的には砂糖をもっと入れて甘くしたいが、高級になりすぎるので採用されなかった。

「美味しいです。しかし、凍ったデザートは高級すぎるのでお客様が食べれませんよ。」

甘さが足らないと言われるかと思ったが、意外に受けが良い。
ジャンさんは心配するが、高級になるのは氷魔法を使うからだ。
氷魔法は上位魔法と言われ、使える人が少ない。
わざわざ料理の為に氷魔法を使う訳もなく、魔道具でを使うにしても氷魔法の魔法陣は細かく、とてつもなく高価だ。
その為、冷凍庫を持っている金持ちの特別料理としてしか出て来ない。
しかし、今度の店では俺が冷凍庫を作るので材料費しか掛からない。
こちらで冷凍庫を用意すると説明すると、ジャンさんが どの様なシャーベットがカレーに合うか考えてみるそうだ。

冷凍庫に関しては、エチゴさんも賛成してくれている。
経営陣に貴族のニックさん、大商人のパウロさん、ヨーゼフさんが入っているので、この様な魔道具が有っても何とか言い訳が成り立つみたいだ。


******(ガラ)

ハンナさんの剣技が見れるのは嬉しいが、新しい店の話しが気になる。
拓と浩司が絡むと、普通の話でも面白くなるので逃したくなかったのだが。
アルは俺に付き合ってくれるかと期待をしたが、真っ先に拓の方へ行くとは・・・

しかし、何度目の打ち合いになるのだろう。それに、

「ガラ師匠、もう一度お願いします。」
「ハンナさん、その師匠って何でしょうか。」
「稽古を付けて頂くのです。師匠と呼ぶのは当り前ではないですか。
 私の事はハンナと呼び捨てて下さい。勿論、敬語も必要ありません。」

公爵家の方に対して、そんな当り前は無いだろう。
そもそも「さん」付けだって父親であるブルネリ公爵を「さん」付けで呼んでいるからで普通の対応ではないというのに。
ブルネリ公爵はどういう育て方をしたんだ。
本当に、そろそろ解放してもらえないだろうか。

途中から、リチャードさんも入って2対1での訓練となっている。
リチャードさんの魔法攻撃は拓や浩司と比べると精度も威力も物足りない。
他の人と訓練をすると、拓の攻撃がどれだけ嫌らしく、浩司の攻撃力がいかに強いかを実感する。

拓なら、避けにくい所を狙って魔法攻撃を行い、避ける先まで予測して攻撃を仕掛けてくる。
嫌らしいフェイントも多く、手数も多い。
浩司なら、こんなに軽い威力では無いし、強力な攻撃が連続で行われる。
一瞬でも気を抜けば、簡単に倒されてしまう。
あの2人が特別なのは分かっている筈なのに、時々それが当たり前だと思ってしまう。
慣れというのは恐ろしいな。
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