449 / 761
449島探索
しおりを挟む
目的の1つ目の島が見えた。
1周は10キロ位だろうか。
先ずは島を一周して海から島の状態を確認した後、島に近付け数名の船員を残してボートで上陸する。
「拓ちゃん、危ないぞ。ほら、手を貸して。」
浩司に手を引かれ、船から岩場に飛び移る。
「ありがとう。やっと、上陸。久しぶりの地面だ。」
島の周囲は岩場ばかりで砂浜は無いが、陸地に立つと安心感が違う。
荷物運びを行う船員に体力強化の魔法を掛け、ロックブレイクで岩場に階段と平たい荷物置き場を用意した。
探索魔法で周囲を調べ、周囲に魔獣の気配も無く、少し中に入った所に空き地が有る事を伝えると、数名の兵士が先行偵察を行い、そこにキャンプを張る事にした。
一応、探索魔法の可能な範囲で調べてみたが、遺跡を発見する事が出来なかった。
荷物運びやテント張りが速く済んだので、兵士と遺跡探索班人達の混成チームで島の中を探索する事になり、俺達もポトリ教授と探索を行う。
「どうする拓ちゃん、そろそろやってみるか。」
「離れたから大丈夫かな。ヤマトは闇の魔力で浩司の事を隠してくれる。
では、俺はポトリ教授とレオで組みます。
浩司はガラと組んでくれるかな。」
事前に、ポトリ教授と打ち合わせをしていた事だった。
出来る限り、探索時間を短縮する。
「レオさん、すみませんが私を抱いてもらえませんか。」
ポトリ教授に言われてレオが照れているが、当の本人は板に張り付けた紙とペンを鞄から取り出して目を輝かせていた。
ただ両手を使えるようにしたいだけで、全く他意は無いだろう。
レオの腕力ならポトリ教授は片腕で支えられる。
浩司はヤマトを抱いたガラと、俺はポトリ教授抱いたレオと手を繋ぎエアウォークを発動させると、それぞれに張ったシールドを足場にして空へと駆け上がった。
「絶景、絶景。空から島が一望できるね。
後はゆっくり落ちながら遺跡を探すよ。」
眼下に見える島は、緑と岩だけで建物の影も形も無い。
それでも、ポトリ教授は島を観察して用紙に何かを書き写している。
地上に降りて、次はエチゴさんとガラと一緒に空から見る。
見る人が代われば、何か新しい発見が有るかもしれない淡い期待を込めていたが
「すげー、何度空を飛んでも感動するな。ヒャッホ―。」
アルは完全に遊びだな。それも良いか、俺も空を漂う感覚は好きだしな。
「おい、拓。海の方を見てみろよ。何か見えないか。」
アルが指し示す方を見ると、他の岩とは違う白い物が波の下に見え隠れしている。
言われなければ、気付かなかった。
この発見を褒めた時の、アルの嬉しそうなドヤ顔。
良く見える様に海の方へ移動すると、波と反射した光が邪魔だが確かに何かが在るのが分かる。
浩司達と一緒に遺跡の沈んでいる海岸の方へ降りてみたが、
「この海、浅いかと思ったら、透明度が高いだけだな。
これだと、俺の水魔法でも手に負えないぞ。
『海よ割れよ~』なんて無理だからな。」
やはり、浩司でも無理なのか。グリムの修行で出来る様になればいいのに残念だ。
ポトリ教授達が待っている場所に戻り、アルが見つけた海に沈む人工物の事を話すと、
「アルさん、凄いわ。方向も合っているわね。
上から見た時、木の種類が微妙に違っていたのよ。これを見て。」
ポトリ教授は紙に島の絵を描いていた。
大森林の方角から見て島の後ろの側の緑の色が違っていたらしい。
そして、アルが見つけた場所は、更にその後ろ側の海。
少し休んで、エアウォークで木の種類が異なっていた場所まで行ってみたが、言われなければ違いに気付かなかった。
「こんなに早く見つけられるなんて思わなかったわ。
OZと一緒に勇者の遺跡を巡ったら、大発見間違いなしね。
本当にありがとう。一度テントに戻って、他の人達が何か発見していないか確認しましょう。」
さすがプロだ。魔法に依存しているだけの俺とは比べ物にならない。
テントに戻り、他の探索チームから話を聞いたが何も発見は無く、海を探索する事になった。
しかし、海の中の遺跡を探索はどうするのだろう。
1周は10キロ位だろうか。
先ずは島を一周して海から島の状態を確認した後、島に近付け数名の船員を残してボートで上陸する。
「拓ちゃん、危ないぞ。ほら、手を貸して。」
浩司に手を引かれ、船から岩場に飛び移る。
「ありがとう。やっと、上陸。久しぶりの地面だ。」
島の周囲は岩場ばかりで砂浜は無いが、陸地に立つと安心感が違う。
荷物運びを行う船員に体力強化の魔法を掛け、ロックブレイクで岩場に階段と平たい荷物置き場を用意した。
探索魔法で周囲を調べ、周囲に魔獣の気配も無く、少し中に入った所に空き地が有る事を伝えると、数名の兵士が先行偵察を行い、そこにキャンプを張る事にした。
一応、探索魔法の可能な範囲で調べてみたが、遺跡を発見する事が出来なかった。
荷物運びやテント張りが速く済んだので、兵士と遺跡探索班人達の混成チームで島の中を探索する事になり、俺達もポトリ教授と探索を行う。
「どうする拓ちゃん、そろそろやってみるか。」
「離れたから大丈夫かな。ヤマトは闇の魔力で浩司の事を隠してくれる。
では、俺はポトリ教授とレオで組みます。
浩司はガラと組んでくれるかな。」
事前に、ポトリ教授と打ち合わせをしていた事だった。
出来る限り、探索時間を短縮する。
「レオさん、すみませんが私を抱いてもらえませんか。」
ポトリ教授に言われてレオが照れているが、当の本人は板に張り付けた紙とペンを鞄から取り出して目を輝かせていた。
ただ両手を使えるようにしたいだけで、全く他意は無いだろう。
レオの腕力ならポトリ教授は片腕で支えられる。
浩司はヤマトを抱いたガラと、俺はポトリ教授抱いたレオと手を繋ぎエアウォークを発動させると、それぞれに張ったシールドを足場にして空へと駆け上がった。
「絶景、絶景。空から島が一望できるね。
後はゆっくり落ちながら遺跡を探すよ。」
眼下に見える島は、緑と岩だけで建物の影も形も無い。
それでも、ポトリ教授は島を観察して用紙に何かを書き写している。
地上に降りて、次はエチゴさんとガラと一緒に空から見る。
見る人が代われば、何か新しい発見が有るかもしれない淡い期待を込めていたが
「すげー、何度空を飛んでも感動するな。ヒャッホ―。」
アルは完全に遊びだな。それも良いか、俺も空を漂う感覚は好きだしな。
「おい、拓。海の方を見てみろよ。何か見えないか。」
アルが指し示す方を見ると、他の岩とは違う白い物が波の下に見え隠れしている。
言われなければ、気付かなかった。
この発見を褒めた時の、アルの嬉しそうなドヤ顔。
良く見える様に海の方へ移動すると、波と反射した光が邪魔だが確かに何かが在るのが分かる。
浩司達と一緒に遺跡の沈んでいる海岸の方へ降りてみたが、
「この海、浅いかと思ったら、透明度が高いだけだな。
これだと、俺の水魔法でも手に負えないぞ。
『海よ割れよ~』なんて無理だからな。」
やはり、浩司でも無理なのか。グリムの修行で出来る様になればいいのに残念だ。
ポトリ教授達が待っている場所に戻り、アルが見つけた海に沈む人工物の事を話すと、
「アルさん、凄いわ。方向も合っているわね。
上から見た時、木の種類が微妙に違っていたのよ。これを見て。」
ポトリ教授は紙に島の絵を描いていた。
大森林の方角から見て島の後ろの側の緑の色が違っていたらしい。
そして、アルが見つけた場所は、更にその後ろ側の海。
少し休んで、エアウォークで木の種類が異なっていた場所まで行ってみたが、言われなければ違いに気付かなかった。
「こんなに早く見つけられるなんて思わなかったわ。
OZと一緒に勇者の遺跡を巡ったら、大発見間違いなしね。
本当にありがとう。一度テントに戻って、他の人達が何か発見していないか確認しましょう。」
さすがプロだ。魔法に依存しているだけの俺とは比べ物にならない。
テントに戻り、他の探索チームから話を聞いたが何も発見は無く、海を探索する事になった。
しかし、海の中の遺跡を探索はどうするのだろう。
23
あなたにおすすめの小説
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
令和日本では五十代、異世界では十代、この二つの人生を生きていきます。
越路遼介
ファンタジー
篠永俊樹、五十四歳は三十年以上務めた消防士を早期退職し、日本一周の旅に出た。失敗の人生を振り返っていた彼は東尋坊で不思議な老爺と出会い、歳の離れた友人となる。老爺はその後に他界するも、俊樹に手紙を残してあった。老爺は言った。『儂はセイラシアという世界で魔王で、勇者に討たれたあと魔王の記憶を持ったまま日本に転生した』と。信じがたい思いを秘めつつ俊樹は手紙にあった通り、老爺の自宅物置の扉に合言葉と同時に開けると、そこには見たこともない大草原が広がっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる