異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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449島探索

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目的の1つ目の島が見えた。
1周は10キロ位だろうか。
先ずは島を一周して海から島の状態を確認した後、島に近付け数名の船員を残してボートで上陸する。

「拓ちゃん、危ないぞ。ほら、手を貸して。」

浩司に手を引かれ、船から岩場に飛び移る。

「ありがとう。やっと、上陸。久しぶりの地面だ。」

島の周囲は岩場ばかりで砂浜は無いが、陸地に立つと安心感が違う。
荷物運びを行う船員に体力強化の魔法を掛け、ロックブレイクで岩場に階段と平たい荷物置き場を用意した。

探索魔法で周囲を調べ、周囲に魔獣の気配も無く、少し中に入った所に空き地が有る事を伝えると、数名の兵士が先行偵察を行い、そこにキャンプを張る事にした。
一応、探索魔法の可能な範囲で調べてみたが、遺跡を発見する事が出来なかった。
荷物運びやテント張りが速く済んだので、兵士と遺跡探索班人達の混成チームで島の中を探索する事になり、俺達もポトリ教授と探索を行う。

「どうする拓ちゃん、そろそろやってみるか。」

「離れたから大丈夫かな。ヤマトは闇の魔力で浩司の事を隠してくれる。
 では、俺はポトリ教授とレオで組みます。
 浩司はガラと組んでくれるかな。」

事前に、ポトリ教授と打ち合わせをしていた事だった。
出来る限り、探索時間を短縮する。

「レオさん、すみませんが私を抱いてもらえませんか。」

ポトリ教授に言われてレオが照れているが、当の本人は板に張り付けた紙とペンを鞄から取り出して目を輝かせていた。
ただ両手を使えるようにしたいだけで、全く他意は無いだろう。
レオの腕力ならポトリ教授は片腕で支えられる。

浩司はヤマトを抱いたガラと、俺はポトリ教授抱いたレオと手を繋ぎエアウォークを発動させると、それぞれに張ったシールドを足場にして空へと駆け上がった。

「絶景、絶景。空から島が一望できるね。
 後はゆっくり落ちながら遺跡を探すよ。」

眼下に見える島は、緑と岩だけで建物の影も形も無い。
それでも、ポトリ教授は島を観察して用紙に何かを書き写している。
地上に降りて、次はエチゴさんとガラと一緒に空から見る。
見る人が代われば、何か新しい発見が有るかもしれない淡い期待を込めていたが

「すげー、何度空を飛んでも感動するな。ヒャッホ―。」

アルは完全に遊びだな。それも良いか、俺も空を漂う感覚は好きだしな。

「おい、拓。海の方を見てみろよ。何か見えないか。」

アルが指し示す方を見ると、他の岩とは違う白い物が波の下に見え隠れしている。
言われなければ、気付かなかった。
この発見を褒めた時の、アルの嬉しそうなドヤ顔。
良く見える様に海の方へ移動すると、波と反射した光が邪魔だが確かに何かが在るのが分かる。
浩司達と一緒に遺跡の沈んでいる海岸の方へ降りてみたが、

「この海、浅いかと思ったら、透明度が高いだけだな。
 これだと、俺の水魔法でも手に負えないぞ。
 『海よ割れよ~』なんて無理だからな。」

やはり、浩司でも無理なのか。グリムの修行で出来る様になればいいのに残念だ。
ポトリ教授達が待っている場所に戻り、アルが見つけた海に沈む人工物の事を話すと、

「アルさん、凄いわ。方向も合っているわね。
 上から見た時、木の種類が微妙に違っていたのよ。これを見て。」

ポトリ教授は紙に島の絵を描いていた。
大森林の方角から見て島の後ろの側の緑の色が違っていたらしい。
そして、アルが見つけた場所は、更にその後ろ側の海。
少し休んで、エアウォークで木の種類が異なっていた場所まで行ってみたが、言われなければ違いに気付かなかった。

「こんなに早く見つけられるなんて思わなかったわ。
 OZと一緒に勇者の遺跡を巡ったら、大発見間違いなしね。
 本当にありがとう。一度テントに戻って、他の人達が何か発見していないか確認しましょう。」

さすがプロだ。魔法に依存しているだけの俺とは比べ物にならない。
テントに戻り、他の探索チームから話を聞いたが何も発見は無く、海を探索する事になった。
しかし、海の中の遺跡を探索はどうするのだろう。
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