異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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508戦闘

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俺が敵の魔法攻撃をシールドで防いでいると

「ドラゴンライトニング」

浩司の雷魔法が敵に炸裂し1体を倒した。
そして後方から「ファイヤーランス」「ファイヤーランス」「ライトニング」
ヨギ魔導師、バラン将軍、ガゼルス将軍の魔法攻撃が襲い腕を打ち砕く。
しかし、痛みを感じていないのか、そのまま俺達に突進してくる。

敵の攻撃はバラバラで連携が取れていない為、この人数でも何とか対応出来ている。
レオもアルも強化魔法が効かなくても、敵の攻撃を見切り反撃をしている。

「俺と浩司は別行動で1体づつ確実に倒す。ヤマト、浩司の気配を消してくれ。」

ヤマトに気配を消してもらい敵の不意を突き、俺がダークマインドで敵の動きを止め、浩司がドラゴンライトニングを口の中に打ち込んで倒す。
アースランスで攻撃もしてみたが、皮膚が硬過ぎ倒す事が出来なかった。
OZやアーク、クリームも相手の攻撃を問題無く避け、確実に1体づつ倒す。
ヨギ魔導師、バラン将軍、ガゼルス将軍は3人で連携を組み他のパーティ以上の攻撃を行っている。

「我々は、十分に強い。一気に敵を叩き潰すぞ。」

バラン将軍の掛け声に、一気に勢いづいて敵を全滅させられると思ったが
最後に生き残った3体の魔力が膨れ上がる。

「貴様らは許さない。必ず、殺してやる。」

『まずい、魔力暴走じゃ。シールドで防げ。』

敵と俺達の間にシールドを張り魔力暴走を防いだが、足元にはクレータが出来、敵の後方の木は薙ぎ倒されていた。
そして、倒した敵は、石の様に固まったかと思うと、崩れ砂になった。
自分に刺した短剣も柄に付いていた魔石は完全に砕け散り、どの様な魔法陣が描かれていたのかも分からない。
グリムもリッチも誰も人間を化け物にする様な魔法を知らなかった。

「この人達は人と獣人を分けて何をしたかったか想像できるか。」

灰色の砂になった人達を見ながら、俺はグリムに問いかける

『儂には分からんな。人間は排他的な生物じゃからな。
 特に目的なんぞ無いのかも知れん。
 もしくは、自分より下の者を作って、優越感に浸りたいだけかも。』

そんな事をしても、自分の立場なんて何も変わらないのに。
本当に理解出来ない差別意識だな。

一応、残った敵の荷物を集めて持って帰る事にした。
彼等を魔獣に変えた短剣も回収しておく。既に力は無くても何か手がかりになるかも知れない。
街道をこのままにする訳にもいかず、土魔法で穴を埋め少し移動した所で休憩する事にした。

浩司は何も言わないが、強力な魔法を連発して相当疲れているはずだ。
今の内に、休んでおいた方が良いだろう。
それに、俺も疲れた。
警備は皆に任せて、少し仮眠を取らせてもらう。


******(バラン将軍)

休憩場所に移動すると浩司殿と拓殿は直ぐに寝てしまった。
あれだけの魔法を使っていたんだ。相当疲れているに違いない。
ヤマトが寝ている2人の側で周囲を警戒している。

「バラン将軍、浩司殿と拓殿は一体何者なんだ。
 私より格上だとは分かっていたが、こここまでとは思わなかった。」

ガゼルス将軍が聞いてくる。
こうして戦うと、彼等の異常な程の魔力は目立つ。

「正直、私にも詳しい事は分からない。
 森の奥で、師匠と呼ぶ方に育てられたらしい。
 その師匠という方も亡くなり、ガラ殿やレオ殿と出会いOZというチームを結成したと聞いている。
 以前は、拓殿の事をグリム大魔導師ではないかと考えた事も有った。」

「あの、破壊と混沌の悪魔と呼ばれていたグリム大魔導師か。
 彼等の力は元より、知識や技術も凄いが、流石にそれは無いだろう。
 グリム魔導士は永遠の命の研究をしていたとも言われているが、
 彼等は余りにも御人好しで、力の使い方は突拍子もないが平和的過ぎる。」

ガゼルス将軍は拓殿から貰った魔力訓練用の指輪型魔道具を触りながら話す。
正直、自分でもそう思う。
今回の戦いで指輪を外した時、魔力の感知能力が上り、魔法の発動が今までよりスムーズに行えるのを実感した。
この様な物を他所の国から来た人にも渡すなんて、御人好しも良い所だ。

「所で逃がした奴等は、後どの程度居る。
 今回は、彼等が居たから対応出来たが、我々だけだったら守り切れたかどうか。」 

あの魔獣化した相手では守れたとしても、犠牲者が出ていただろう。
捕まえられなかった貴族は10名以上は居た。
しかし、毒騒動の後に姿を消した者を加えると50名は居ると見ておいた方が良い。
残りの奴等も同じ魔道具を持っていると考えると、非常に危険な状態だと言わざる得ない。
国として彼等の行方を捜しているが、未だに見つかっていない。
何としても問題を起こす前に、奴等を捕まえなければ。

それに、過去に連れ去られてた獣人の行方も分かっていない。
獣人の居る場所が分かればOZにも伝える様に、拓殿に念押しされている。
この件に関しては、かなり怒っているみたいだ。正直、暴走しないでもらえると助かるのだが。
しかし、何も情報を得られない自分達の無力さが情けない。
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