異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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616護衛

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その後、ヨハン王子とガゼルス将軍が名乗ると本当に驚いていた。
闇の魔力の発生は抑えたが、闇の魔力が薄れて魔獣が居なくなるまで時間が掛かる。
しかし、俺が教えた薬と今回採取した薬草で、冒険者が近付けられる様になるまで間に合わせる事が出来るらしい。
ギルドでの依頼以上の分ははユーケル侯爵が買い取り、報酬についてはトムさん達と分けることにした。

流石に姫と王子を自分の領地でテントに泊まらせる訳にも行かず
ユーケル侯爵が屋敷に泊まるように提案してくれるが

「ありがとうございます。しかし、今は身分を隠して商人として動いています。
 ここに滞在している間は、その様に対応して頂けないでしょうか。
 それに、テント生活も気に入っていますので。」

サリナ姫が丁重に断り、ユーケル侯爵が魔道具を調べる間、空き地にテントを張って滞在する事にし
サリナ姫の事は公開しないことにしてもらった。


「皆さん、本当に申し訳ありません。
 今回の調査は、全て皆さんのお力で成功したというのに、まるで私が指揮を取ったようになってしまいました。」

空き地に着くと、サリナ姫が謝ってきた。

「何を言っているのよ。実際に調査に行くことを決めたのはサリナとヨハンさんじゃない。」
「そうね。あれが無ければ調査はしてなかったと思うわ。」

皆がジェニファーさんとロビンさんの言葉に頷く。
実際、俺も安全の為に調査は行わないつもりでいた。

「後は、魔道具の扱いがどうなるかだけだな。
 受け取ったとしても、1つ問題を抱えてしまうかも知れないが。」
「そこは、拓さんが危険な実験をしなければ問題ありませんしね。」
「エチゴさん。それが一番の問題ですよ。拓が何もしない訳がねぇ。」

レオ、エチゴさん、アルの会話に俺以外のメンバーが大笑い。
この人達は俺のことを何だと思っているのだろう。まぁ、興味が無い訳ではないが・・・

「拓ちゃんにしても、魔道具マニアとしては良かったじゃないか。」

浩司がそう言うが、何時から俺が魔道具マニアになったんだ。
1技術者として技術に興味が有るだけで、マニアとは違う。
これ以上この人達を相手にしていても碌なことが無いので、早く今回の魔道具を調べた内容をまとめておくことにしよう。

テントの所にトウさん達の冒険者仲間が来たのは分かるが、ユーケル侯爵の指示で兵士が護衛に付いた。
これでは、サリナ姫達の素性を隠している意味が無いと思ったが他に理由が有った。
調査や賢者の事が町の人達に伝わり、多くの人達が俺達に礼を言いにやってきた。
警護の人やトムさん達が人の整理をしてくれ、ガラとエチゴさんが対応に追われている。
この騒動の中、嬉しかったのは

「町を救ってくれたのに、テント生活をさせてしまい申し訳ありません。
 料理を持って来たので、良ければ食べてください。」

そう言って、ここの色々な料理を差し入れをしてくれ
俺達が味噌や醤油を大量に購入した事も知っているみたいでレシピまで教えてくれる。
料理を受け取りながら、教えて頂けるレシピを残りのメンバーで記録し続けた。
地元ならではの、面白い使い方も多い。
後で、試させてもらう事にしよう。
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