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672行うべき事
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俺は塔の内部が円柱では無く、四角かった事を話した。
そして、この塔が天地見聞録で示す所の柱ではないかと。
「4大王国の城が、天地見聞録の柱の場所に建てられているとは考えられないでしょうか。」
ヨハン王子が暫く考え
「我が国グランザム、この国マクニス、そしてアスラーン王国には確かに似た様な塔は存在するが
ジレット王国には塔は存在していないはずだ。
しかし、塔が埋もれ、その上に城を築いた可能性は有るかもしれないな。」
その可能性を示唆してくれた。しかし
「4大王国の中心に勇者の遺産に続く道が有るという推測があって
何も見つからなかったという記録が有ったはず。
確か、柱は4大王国の比喩と捉えていたかしら。」
サリナ姫の調べた資料では、その可能性も無いらしい。
「もしかして、地中深くに埋まっている可能性は無いか。
深過ぎて、探索が出来なかったとか。
今までも、地中に埋もれていた遺跡は在っただろう。
それに、天地見聞録には天と地と書いてあるのなら、地下に有る可能性も捨てられない。」
「そうよ、ガラさん。その可能性は高いわ。
過去の調査では見つからなくても、拓ちゃんの魔力なら見つけられる可能性は有る。」
俺達の当面の目的は決まったみたいだ。
その前にと、バラン将軍と、ガゼルス将軍から俺と浩司に袋が渡された。
中を開けてみると、白金貨が10枚づつ入っている。
「1つは、王族、貴族を城から助け出した剣君と斧ちゃんに対する報酬だ。
若が2人に渡す様にと国王様より受け取ったものだ。」
「こちらは、昨夜の花火に対する報酬だ。
サリナ様が国王陛下より受け取ったものだ。」
話を聞くと、国王は剣君、斧ちゃんと花火を打ち上げたのは同一人物だと考えているらしい。
更には、ハイオーガとの最後の戦いで戦死者が少なくて済んだのも、その人物の力ではないかとも・・・
出発をする前に、しておくべきことが2つ有った。
先ずは、俺と浩司はハングライダーを使いリッチの元へと飛んだ。
人をハイオークに変える魔道具の短剣を渡す為だ。
俺達では、未だこの短剣が何で出来ているのかも判断がつかない。
リッチにも渡し何か手掛かりでも得られないか調べてもらうことにした。
そしてもう一つ、俺は1人である貴族の屋敷へ忍び込んだ。
それなりの大きさがある屋敷だったが、中は質素で必要最低限の物しか置いていない。
屋敷の中を探索魔法で調べてみたが、3人しか居ない。
上の階に居るのが目的の相手だろう。
俺は、そのまま部屋まで向かうと、扉をノックする。
「どうした、何かあったのか。」
部屋の中から男の声が聞こえてきたので、扉を開けて中に入る。
「夜分に失礼します。バラキエ侯爵。」
「誰かと思えば、斧ちゃんか。わざわざ私の屋敷に忍び込んで来るとは何の用事だ。」
一応、斧ちゃんの着ぐるみ姿で忍び込んでいる。
俺の姿を見ても、一瞬驚きはしたが焦ることもなく対応する。
「貴方に返す物を持ってきました。」
俺はアイテムボックスからバラキエ侯爵の左腕を取り出した。
「貴方は、何故ここまでして戦ったのですか。」
「自分が生き残るためだ。あの場で戦わなかったら、今、ここに居ることは無いだろう。」
俺はバラキエ侯爵が理解できなくなっていた。
そうだとは思うが、後から聞いた話ではバラキエ侯爵がこの腕を失ったのは倒れた兵士を庇う為。
それなのに、助けた兵士達は第3騎士団に降格させるという行動をとっている。
「もしかして、腕を失ってまでも兵士達を助けたのが不思議か。
腕を失たのは、ただの俺のミスだ。あの場で兵士を失っては生き残る確率が低くなるからな。」
バラキエ侯爵のオーラを見ていても、それが本当か嘘かが分からない。
不思議なくらい、感情がオーラに反映されない。
「そうですか。目的はともかく、貴方のお陰で皆が助かったのは事実です。
腕の治療を行いたいので左腕を出し頂けないでしょうか。」
拒否されると思ったが、バラキエ侯爵は俺の言葉に従って左腕を見せてくれた。
俺は切り落とされた左腕を火傷の後が残る傷口に付けて光魔法を発動させる。
傷口を開き、再び骨や筋肉、神経を修復する。
凄い痛みがバラキエ侯爵を襲っているはずだが、うめき声一つ立てずに堪えていた。
全てが終わり左腕が繋がった時には、俺もバラキエ侯爵も汗だくだった。
「左腕を動かしてみてください。」
俺に言われてバラキエ侯爵が左腕を動かしてみると、問題ないようだ。
それを確認した所で、部屋を後にしようとしたのだが、
「斧ちゃん、いや、拓殿。少し話をさせてもらえないだろうか。」
バラキエ侯爵に呼び止められ、話を聞くことになった。
そして、この塔が天地見聞録で示す所の柱ではないかと。
「4大王国の城が、天地見聞録の柱の場所に建てられているとは考えられないでしょうか。」
ヨハン王子が暫く考え
「我が国グランザム、この国マクニス、そしてアスラーン王国には確かに似た様な塔は存在するが
ジレット王国には塔は存在していないはずだ。
しかし、塔が埋もれ、その上に城を築いた可能性は有るかもしれないな。」
その可能性を示唆してくれた。しかし
「4大王国の中心に勇者の遺産に続く道が有るという推測があって
何も見つからなかったという記録が有ったはず。
確か、柱は4大王国の比喩と捉えていたかしら。」
サリナ姫の調べた資料では、その可能性も無いらしい。
「もしかして、地中深くに埋まっている可能性は無いか。
深過ぎて、探索が出来なかったとか。
今までも、地中に埋もれていた遺跡は在っただろう。
それに、天地見聞録には天と地と書いてあるのなら、地下に有る可能性も捨てられない。」
「そうよ、ガラさん。その可能性は高いわ。
過去の調査では見つからなくても、拓ちゃんの魔力なら見つけられる可能性は有る。」
俺達の当面の目的は決まったみたいだ。
その前にと、バラン将軍と、ガゼルス将軍から俺と浩司に袋が渡された。
中を開けてみると、白金貨が10枚づつ入っている。
「1つは、王族、貴族を城から助け出した剣君と斧ちゃんに対する報酬だ。
若が2人に渡す様にと国王様より受け取ったものだ。」
「こちらは、昨夜の花火に対する報酬だ。
サリナ様が国王陛下より受け取ったものだ。」
話を聞くと、国王は剣君、斧ちゃんと花火を打ち上げたのは同一人物だと考えているらしい。
更には、ハイオーガとの最後の戦いで戦死者が少なくて済んだのも、その人物の力ではないかとも・・・
出発をする前に、しておくべきことが2つ有った。
先ずは、俺と浩司はハングライダーを使いリッチの元へと飛んだ。
人をハイオークに変える魔道具の短剣を渡す為だ。
俺達では、未だこの短剣が何で出来ているのかも判断がつかない。
リッチにも渡し何か手掛かりでも得られないか調べてもらうことにした。
そしてもう一つ、俺は1人である貴族の屋敷へ忍び込んだ。
それなりの大きさがある屋敷だったが、中は質素で必要最低限の物しか置いていない。
屋敷の中を探索魔法で調べてみたが、3人しか居ない。
上の階に居るのが目的の相手だろう。
俺は、そのまま部屋まで向かうと、扉をノックする。
「どうした、何かあったのか。」
部屋の中から男の声が聞こえてきたので、扉を開けて中に入る。
「夜分に失礼します。バラキエ侯爵。」
「誰かと思えば、斧ちゃんか。わざわざ私の屋敷に忍び込んで来るとは何の用事だ。」
一応、斧ちゃんの着ぐるみ姿で忍び込んでいる。
俺の姿を見ても、一瞬驚きはしたが焦ることもなく対応する。
「貴方に返す物を持ってきました。」
俺はアイテムボックスからバラキエ侯爵の左腕を取り出した。
「貴方は、何故ここまでして戦ったのですか。」
「自分が生き残るためだ。あの場で戦わなかったら、今、ここに居ることは無いだろう。」
俺はバラキエ侯爵が理解できなくなっていた。
そうだとは思うが、後から聞いた話ではバラキエ侯爵がこの腕を失ったのは倒れた兵士を庇う為。
それなのに、助けた兵士達は第3騎士団に降格させるという行動をとっている。
「もしかして、腕を失ってまでも兵士達を助けたのが不思議か。
腕を失たのは、ただの俺のミスだ。あの場で兵士を失っては生き残る確率が低くなるからな。」
バラキエ侯爵のオーラを見ていても、それが本当か嘘かが分からない。
不思議なくらい、感情がオーラに反映されない。
「そうですか。目的はともかく、貴方のお陰で皆が助かったのは事実です。
腕の治療を行いたいので左腕を出し頂けないでしょうか。」
拒否されると思ったが、バラキエ侯爵は俺の言葉に従って左腕を見せてくれた。
俺は切り落とされた左腕を火傷の後が残る傷口に付けて光魔法を発動させる。
傷口を開き、再び骨や筋肉、神経を修復する。
凄い痛みがバラキエ侯爵を襲っているはずだが、うめき声一つ立てずに堪えていた。
全てが終わり左腕が繋がった時には、俺もバラキエ侯爵も汗だくだった。
「左腕を動かしてみてください。」
俺に言われてバラキエ侯爵が左腕を動かしてみると、問題ないようだ。
それを確認した所で、部屋を後にしようとしたのだが、
「斧ちゃん、いや、拓殿。少し話をさせてもらえないだろうか。」
バラキエ侯爵に呼び止められ、話を聞くことになった。
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