異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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719クリーム1

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******(ジーク)

オリバー隊長と別れてから、俺達は森の奥へと進む。

「拓ちゃん、このまま目的地まで行けると思うか。」
「敵が見逃してくれると嬉しいけどね。」

浩司と拓が軽口を叩いていると、残念ながら拓の探索魔法に待ち伏せする敵が引っ掛かった。
わざわざ、俺達の事を森の途切れた広場で待っている。その事を皆に伝えると、ガラが聞いてくる。

「拓、敵の人数は分かるか。」
「30人位ですね。相手も俺達が来るのを分かっているみたいです。」

俺はフードを被った2人にサリナ姫とポトリ教授を守る様にお願いする。
待ち構えているのは逃げた囚人の残りだろうか。
俺達の前に立ちはだかると言う事は、目指す目的地が正しいと言う事だ。
目的地にナターシャ達が居るとすると、こいつらを後方に放置して進むのは危険だ。

「面倒だが、倒すしかないな。」

ガラが剣の柄を握りしめて前を向くが

「いや、ここは俺達に任せて貰おう。絶対にお前達の後を追わせることはさせない。」

俺がそう言うと、クリームのメンバーが頷いている。
ここはアークの方が良いのではとロウガが提案してくるが

「この先にいる敵の親玉からOZを守るならアークの方が適任だ。
 良いか、戦いが始まったら、俺達以外のメンバーは一気に先へと進め。
 こんな所で、力を消耗させるんじゃないぞ。
 あいつ等を倒したら、直ぐに俺達も後を追う。」

敵がハイオーガになるのならと、拓が考えていた対策案と必要な道具を渡してくれた。

「拓らしいと言うか、嫌らしいと言うか・・・とにかく、やってみよう。」
「何が有っても、確実に生き残ることを優先させてください。」

俺の嫌らしいという言葉に拓に反論される・・・しかし、その通りだ。
全員で生き残る。その為に用意してくれた拓の道具は有難く使わせてもらうつもりだ。

森を抜けると、王都を逃げ出した人達が待ち構えていた。

「いくぞ。雷よ、我が刃となり汝の敵を襲え、ライトニング」
「清流よ、強き力を纏いて敵を貫かん、ウォーターカッター」
「炎よ槍と化せ、ファイヤーランス。」

俺、ジェニファー、ロビンが攻撃魔法を放、それに合わせトムが光魔法で目くらましを行う。
敵の包囲網が崩れた間に、俺達は森の奥へと走り抜けた。

「待ちやがれ。」

敵が拓達を追おうとするが、その前に俺達クリームのメンバーが立ち塞がる。

「追わせるわけないだろう。」
「Aランク冒険者のクリームか。
 バランが居ないのが残念だが、最大戦力を潰して残りの奴らを追いかけてやる。」
「俺達が最大戦力だと。残念だが、この中では俺達が最低戦力だよ。
 しかし、貴様等ごときを倒すなら十分だ。」

俺はそれだけを言うと、ジェニファーとロビンが水と火の魔法攻撃を行い戦いが始まった。

敵の中でハイオーガになったのは10人、残りは人の姿のままで攻撃を仕掛けてきた。
ジェニファーとロビンはハイオーガの足止めを行い、攻撃はトムが防いでいた。

「雷よ、我が刃となり汝の敵を襲え、ライトニング」

ハイオーガにならずに攻撃を仕掛けてくる敵に対し、俺は雷魔法を放った。
そして、ニコラスが魔道具で姿を消して俺の攻撃を避けた相手に剣による攻撃を行うと
敵はニコラスを感知することも出来ず、潰れていく。
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