新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん

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冷笑の代償

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 昼下がり、昼食を終えた桃は、のんびりとリビングの掃除をしていた。
 これまで育った孤児院では大勢の人と寝食を共にしてきたので、誰もいない中での一人での食事は初めはひどく寂しかったが、今はもうすっかり慣れた。
 広い部屋に桃が握る掃除機の音が響く。
 桃は掃除に集中していて、後ろに慧がいることに気づかなかった。
「父さんの性処理もメイドの仕事のうちなわけ?」
 急に声をかけられ桃は驚いて振り返った。
「慧様、お戻りだったんですか」
「自分の家なのに居ちゃ悪いの?」
 慧は桃を冷ややかな目で見つめる。
「とんでもございません!おかえりなさいませ」桃は慌てて頭を下げた。
 初めて恭介に抱かれたとき、それを見られて以来、慧とは会っていなかった。
 非常に気まずい……。
「あんたのいた孤児院では身体を売る作法まで教え込まれる訳だ」
 その言葉に、桃の顔からさっと血の気が引く。
「……そんな、違います……。旦那様は、私に……っ」
「黙れよ。父さんとデキてたメイドなんて、何もあんただけじゃない。これまでにも何人もいたんだよ。父さんに股を開いて、しばらく経って気づいたときには、いなくなってるんだ。あんただって飽きたらすぐ捨てられるよ」
 初耳だった。
(あんなに優しい旦那様がそんな人を物みたいに、次々取り替えるような方だなんて……)
 桃は信じられなくて、大きく目を見開いて、ただ慧を見つめた。
「……父さんを夢中にさせるその『売女のテクニック』ってのがどれほどのものか、確かめてやるよ」
​ 慧はそう言い放つと、掃除機を握ったまま硬直している桃の手首を乱暴に掴んだ。  
その拍子に掃除機が大きな音をたてて倒れた。
​「きゃっ、慧様、離してください……っ!」
​「うるさい! 父さんには、あんな大きな声で喘いでおいて。清楚なフリしてたって今更なんだよ」
大人二人が横になれるくらい大きなソファーに桃を投げ飛ばし、自身も覆いかぶさってきた。桃の絶望を煽る。  
​ 慧は履いているベルトのバックルを外し、ジッパーを乱暴に下ろした。
 桃の顎を強引にクイと持ち上げる。
​「おい、あんたのその身体がどれだけ男を狂わせるのか、俺が直々に確かめてやるよ」 
 整った顔立ちの慧は、写真で見る亡き奥様にそっくりで、線の細さもあり、中性的な印象だった。けれど今は、桃の非力な身体では振りほどけないほど、身体はしっかりと男性だった。ただしその整った顔立ちには、今はただ汚らわしいものを見るような蔑みだけが宿っている。
​「あの孤児院じゃ、男の誘い方も教えられるのか? 『恩に報いなさい』って、要は股を開けってことだろ」
​「……そんな、違います……っ」
​ 桃が泣きそうな声で否定しても、慧は聞く耳を持たない。
​ 慧の手が、桃の清潔なメイド服の襟元にかけられた。抵抗する桃の細い腕を片手で押さえつけ、彼は容赦なく布地を剥ぎ取っていく。
 昼下がりの陽光が、露わになった桃の白い肌を無慈悲に照らした。  
​「やめて、慧様……お願い……っ」
​ 涙を浮かべて懇願する桃だったが、慧は最後の一枚も剥ぎ取った。
 桃の小ぶりな胸が、押し倒されている事で更に膨らみが目立たなくなってしまっている。だが小ぶりな乳輪の先端にはプックリとした乳首があった。ピンク色のそれは、まるで花のようで蜜に吸い寄せられる蜂のように、慧もまた美味しそうな、その先端へと自然に口が向かう。
「あっ……ん、あぁ……い、いったぁ!」
 力いっぱい吸われたかと思ったら、桃の繊細な乳首を急に噛んだのだ。
 慧を見ると、びっくりしたような顔で桃の胸をあからさまに凝視していた。
「あんた、母乳でも出るの?」
「いいえ……出ませんけど……」
出るわけない。妊娠もしていなければ子供もいない。
「なるほどね……父さんがハマる訳だ」
何がなるほどなのか、それよりも早く解放してほしい。
先ほどより気持ち優しげな眼差しの慧が次の命令をしてきた。
​「舐めろよ」
​ 慧が低く、拒絶を許さない声で命じた。
 スラックスが膝下に落ち、露わになった彼のそれは、怒張して凶暴なまでに熱を帯びていた。
​「そんな……っ、できません……」
「できないわけないだろ。父さんにも同じことしてるんだろ。……ほら、早くしろよ」
​ 慧は桃の髪を掴み、無理やり自らの股間を桃の顔に押し付けた。
 鼻腔を突く、若い男性特有の野性的な匂い。恭介の香りとは違う、鋭い刺激に桃の心臓は激しく波打つ。
​ 桃は震える唇を寄せ、おずおずと舌を伸ばした。
 熱い。そして、脈打つ鼓動が直接伝わってくる。
​「……っ、ふ、ぅ……」
​ 不慣れな桃の舌使い。だが、その拙さが逆に、慧の理性をじりじりと追い詰めた。
 桃が一生懸命、自身の高まりに奉仕するたび、潤んだ瞳が上目遣いに慧を捉える。その無垢でいながら淫らな光景に、慧の喉が渇きを訴え唾を飲む。
 桃は小さな口を大きく開け、入る限り慧のそれを頬張った。恭介に教えられた通り、口を窄め、味わうように吸った。口の中で慧の形を確かめるように頬張る。舌を巻きつけ、身動きが制限される中、口を前後させた。すると先端から慧の気持ちいい汁がほとばしり始めた。桃はより強く吸い付きながら動きを速めていく。
​「……もういい。これ以上は、持たない」
 気持ちいいのを無理矢理しかめたような顔で、慧が桃の口から自身を取り出した。よだれに塗れたそれはヌラヌラと光り、今にも爆発しそうだ。
 慧は逸るように桃の細い足を左右に割った。
 剥き出しになった桃の秘部は、恐怖と羞恥に震えながらも、慧のものをしゃぶるごとに蜜が滴るのを止められなかった。
​「や、……慧様、ダメ……そこは、旦那様が……っ!」
​「黙れよ」
​ 慧は自身の熱を、一気に桃の最深部へと突き立てた。
​「っ……!? ぁ、……っあぁぁっ!」
​ 恭介の包容力のある動きとは正反対の、若さゆえの荒々しく、容赦のない衝撃。
 拘束された腕が開放されると同時にのしかかってきた。


 繋がった瞬間、慧の思考は白く染まった。
​(……っ、きつい、なんて……熱いんだ……!)
​ 恭介が「桃みたいに甘くて美味しい」と評した理由を、慧は身を以て理解した。
 一度入れば二度と出られないような、心地よい締め付け。
 桃の内の肉が、意志に反して慧のモノを必死に吸い寄せ、奥へと飲み込んでいく。
​「はぁ、っ……くそ、あんた……っ、なんて……!!」
​ 蔑んでいたはずなのに。
 腰を叩きつけるたび、桃がこぼす切ない喘ぎ声が、慧の支配欲をどこまでも肥大させていく。
​「慧様、あ、……っ……は、あぁぁんっ!」
​ 桃が限界を迎え、身体を弓なりに反らせた。
 内側の壁が激しくうごめき、慧を締め上げる。
​「ッ……あ、が……っ!!」
​ 慧は我慢しきれず、桃の奥深くに熱を解き放った。
 これまでのどんな女とも比較にならない、深い絶頂。
 彼は桃の首筋に顔を埋め、獲物を仕留めた獣のような、荒い吐息を繰り返した。
​ しばらくして、慧は顔を上げた。
 その瞳には、最初に見せた冷徹な軽蔑など、もうどこにも残っていなかった。
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