478 / 600
第二十二章 コーラル〜海の人形〜
第461話 ヘマタイト
しおりを挟む
(あぁ、なんと美しい)
庭園に降り立ったガーネット。彼の背中から生える真紅の翼を見て、恍惚の表情を浮かべる者が、一人。
西棟屋上。《植物型》の蔦状菌糸で周囲に格子を作りこもっている、御使い。
銀灰色の瞳を持つその者は、赤鉄鉱という洗礼名をガーネットから賜っていた。
珊瑚症に侵され、社会から拒絶され、処分の対象として地下を彷徨っていた彼に、唯一、救いの手を差し伸べた者。
それこそが、ガーネットであった。
ガーネットはメディアで発信していた通り、珊瑚症は恐れる病ではない。寧ろ《珊瑚サマ》からのギフトであり、病の不安も、死の恐怖さえ取り払ってくれるのだと、教えてくれた。
そして実際にヘマタイトを御使いまで昇華し、不自由だった肉の身体から解放してくれた。
(わたくしは、貴方の手足となれて嬉しいです)
『珊瑚』の天敵たる、忌むべき存在ウミヘビがいるこの地。同じ空気を吸うのすら憚られる場所に来たのも、ガーネットが望んだからこそ。
冒涜の徒を滅ぼし、直に降臨する《珊瑚サマ》を迎え入れ、楽園への道を開く為には、必要なこと。
それはとても、幸福な使命だ。
加えて先程、ガーネットから電気信号を介して一つの指令を下された。
――パライバトルマリンはこの地を去った。最早、手心を加える必要はなし。
――蹂躙せよ。
(えぇ、えぇ。貴方様の望むままに、花を飾り、守護天使を並べ、聖域を作りましょう……アレキサンドライト様)
うっとりと陶酔に沈むヘマタイト。その祈りのような想念を遮るように、
ガキッ!
乾いた、不快な音が蔦格子の頭上から響いた。
見上げれば、黄緑色の光を纏った奇妙な鎖が、どこからともなく垂れ下がっている。
鎖はまるで意志を持つかのように蔦格子へ絡みつき、蔓を何本も束ねて押し引きしていた。
「チッ。すみません、フリーデン先生。持ち上げられそうにありません」
苛立ち混じりの声が、空から降ってくる。
「そっか~。やっぱ重いよなぁ、アレ」
軽く応じたのは、もうひとりの声。どこか飄々とした調子だが、そこに浮かぶ気配は鋭い。
見上げるヘマタイトの視界に、ふわりと現れたのは巨大なミズクラゲ型のアイギス。その傘の上に、鎖を操る男と、フェイスマスクを付けた、フリーデンという名のクスシの姿が乗っていた。
「防御を崩せなくっても、下に落下させればすんなり処分できねぇかなぁ。とか思ったんだけど……。そう上手くはいかねぇか」
フリーデンは腰に手を当てながら、肩をすくめて言う。
西棟を支柱に伸びる《植物型》の無数の蔦。それらをかいくぐり、ヘマタイトの頭上まで到達できたという事は、この2人は嵐のような蔦の弾幕を“捌き切った”という事だ。
「結局は正攻法が一番だな。クロール、任せた」
「えぇ、期待に応えてみせましょう」
ウミヘビ――クロールは勝気に笑うと、アイギスの傘から飛び降り屋上へ難なく着地をする。
そして自身の得物である分銅鎖を構えた。
(あぁ。何と愚かな)
見下ろすように、ヘマタイトは息を吐く。
ここは菌床の中心。蔦の網に守られた、まさしく自身のテリトリー。そのただ中へ、単身で降り立つなど、自殺行為でしかない。
無感動な瞳で、ヘマタイトは手を掲げる。
それを合図に周囲の蔦は蠢き出し、先端に棘をびっしりと湛えた数本の蔦が、クロール目掛けて伸びた――
直後、
ドカンッ!
庭園から、乾いた銃声が響いた。それは、通常の小火器とは明らかに異なる低く重い音。
それから間もなく、《植物型》に青黒い染みが広がってゆく。それはまるで根を張るように細く、長く、真っ赤な菌糸の表面に、血管のような模様を作ってゆく。
やがて模様は交差し、何箇所かで点の塊となり、水玉模様のような丸い影を形成した。
「アニリン、やっと来たのか。遅刻だぞ」
クロールが呆れたように言った。
それを聞いたヘマタイトが庭園へ視線を向けてみれば、ビスクドールと見紛う美しい少年アニリンがいる。彼はグレネードランチャーを握り締め、《植物型》へ発砲。そして《植物型》の内部に取り込まれている、感染者の場所を浮き彫りにさせた。
大粒の涙を、こぼしながら。
ヒュッ。――ザンッ
空を裂く青い刃が、《植物型》の幹を大きく断ち割る。それは、青黒い水玉模様――すなわち感染者の居場所を巧みに避け、菌糸の塊だけを正確に切断していった。感染者の居場所を把握したパラコートが、伐採へ取り掛かったのだ。
「これで《植物型》は枯れる。後はお前を壊せば、終いだ」
切り刻まれていく《植物型》に目を奪われている内に、ヘマタイトはクロールの接近を許してしまい、反応が遅れる。
彼の操る鎖は蔦の格子を溶かし、ヘマタイトの肩を抉った。
(……痛い?)
その時確かに走った、痛み。
完璧な身体である筈なのに、不快を感じる感覚が、残っている。
(そんな筈はないわたくしは御使いになったのだアレキサンドライト様のお導きによって痛みも苦しみも悲しみもない存在へとなったのだけれど今確かにわたくしの身体は削れ痛み毒に焼かれあぁ早く早く早く)
早くここを、楽園にしなくては。
ボコリ
屋上の一角、絡み合っていた蔦状菌糸の塊が、音を立てて膨れた。
それは人型へと変貌する。だが、頭部はない。
腕は翼と化し、そこに生える無数の羽根は、全てが鋭利な刃となっていた。
そしてそれは、ひとりでに、蠢き始める。
「ギャアアアア!」
断末魔の如き悲鳴が響き渡った。
それは屋上からではない。足元から、地上からだ。
頭部のない天使は、ひとつではなかった。
あの自律体は屋上のみならず、庭園の各地にも無数に生えたのだ。
羽ばたく音と共に、刃のような翼が宙を裂く。
それが兵士の胴を貫いたかと思えば、養分を、血を根こそぎ吸い上げていく。
後に残るのは、干からびた死体だけ。
「クロール! 迅速に片せッ!」
空から、焦燥を帯びたフリーデンの声が飛ぶ。
クロールは短く息を吐くと、手首をくいと返し、鎖の分銅を軌道に乗せた。
「……ここは楽園。老いも痛みも苦しみもない、心地よさに包まれた……」
ガンッ!
ヘマタイトの台詞を遮るように、鎖が唸りを上げて炸裂する。
分銅は青黒く染まった蔦状菌糸の格子を易々と貫通し、ヘマタイトの脇腹をえぐった。
組織が砕け、体液が飛散する。
「ハッ! 柔いな! 壊し甲斐がなくて残念だが――」
柔らかい。
クロール達は知る由もないが、それは同然の事だった。
ヘマタイトはガーネットの手によって無理に御使いへ促進させた存在。適合率を無視した結果、本来の御使いより耐久性は遥かに劣る。《植物型》の盾がなければ、濡れ紙も同然。
よって、
「フリーデン先生の希望通り、手早く終わらせられる」
ザンッ!
クロールの鎖は、ヘマタイトの頭部をいとも簡単に両断した。
銀灰色の瞳が、驚愕とも救済ともつかぬ色を帯びたまま、空を見上げていた。
そのままヘマタイトの全身は赤黒く変色し、灰となって風と共に散る。
しかし、頭のない天使は依然として、血を啜り続けるのをやめなかった。
庭園に降り立ったガーネット。彼の背中から生える真紅の翼を見て、恍惚の表情を浮かべる者が、一人。
西棟屋上。《植物型》の蔦状菌糸で周囲に格子を作りこもっている、御使い。
銀灰色の瞳を持つその者は、赤鉄鉱という洗礼名をガーネットから賜っていた。
珊瑚症に侵され、社会から拒絶され、処分の対象として地下を彷徨っていた彼に、唯一、救いの手を差し伸べた者。
それこそが、ガーネットであった。
ガーネットはメディアで発信していた通り、珊瑚症は恐れる病ではない。寧ろ《珊瑚サマ》からのギフトであり、病の不安も、死の恐怖さえ取り払ってくれるのだと、教えてくれた。
そして実際にヘマタイトを御使いまで昇華し、不自由だった肉の身体から解放してくれた。
(わたくしは、貴方の手足となれて嬉しいです)
『珊瑚』の天敵たる、忌むべき存在ウミヘビがいるこの地。同じ空気を吸うのすら憚られる場所に来たのも、ガーネットが望んだからこそ。
冒涜の徒を滅ぼし、直に降臨する《珊瑚サマ》を迎え入れ、楽園への道を開く為には、必要なこと。
それはとても、幸福な使命だ。
加えて先程、ガーネットから電気信号を介して一つの指令を下された。
――パライバトルマリンはこの地を去った。最早、手心を加える必要はなし。
――蹂躙せよ。
(えぇ、えぇ。貴方様の望むままに、花を飾り、守護天使を並べ、聖域を作りましょう……アレキサンドライト様)
うっとりと陶酔に沈むヘマタイト。その祈りのような想念を遮るように、
ガキッ!
乾いた、不快な音が蔦格子の頭上から響いた。
見上げれば、黄緑色の光を纏った奇妙な鎖が、どこからともなく垂れ下がっている。
鎖はまるで意志を持つかのように蔦格子へ絡みつき、蔓を何本も束ねて押し引きしていた。
「チッ。すみません、フリーデン先生。持ち上げられそうにありません」
苛立ち混じりの声が、空から降ってくる。
「そっか~。やっぱ重いよなぁ、アレ」
軽く応じたのは、もうひとりの声。どこか飄々とした調子だが、そこに浮かぶ気配は鋭い。
見上げるヘマタイトの視界に、ふわりと現れたのは巨大なミズクラゲ型のアイギス。その傘の上に、鎖を操る男と、フェイスマスクを付けた、フリーデンという名のクスシの姿が乗っていた。
「防御を崩せなくっても、下に落下させればすんなり処分できねぇかなぁ。とか思ったんだけど……。そう上手くはいかねぇか」
フリーデンは腰に手を当てながら、肩をすくめて言う。
西棟を支柱に伸びる《植物型》の無数の蔦。それらをかいくぐり、ヘマタイトの頭上まで到達できたという事は、この2人は嵐のような蔦の弾幕を“捌き切った”という事だ。
「結局は正攻法が一番だな。クロール、任せた」
「えぇ、期待に応えてみせましょう」
ウミヘビ――クロールは勝気に笑うと、アイギスの傘から飛び降り屋上へ難なく着地をする。
そして自身の得物である分銅鎖を構えた。
(あぁ。何と愚かな)
見下ろすように、ヘマタイトは息を吐く。
ここは菌床の中心。蔦の網に守られた、まさしく自身のテリトリー。そのただ中へ、単身で降り立つなど、自殺行為でしかない。
無感動な瞳で、ヘマタイトは手を掲げる。
それを合図に周囲の蔦は蠢き出し、先端に棘をびっしりと湛えた数本の蔦が、クロール目掛けて伸びた――
直後、
ドカンッ!
庭園から、乾いた銃声が響いた。それは、通常の小火器とは明らかに異なる低く重い音。
それから間もなく、《植物型》に青黒い染みが広がってゆく。それはまるで根を張るように細く、長く、真っ赤な菌糸の表面に、血管のような模様を作ってゆく。
やがて模様は交差し、何箇所かで点の塊となり、水玉模様のような丸い影を形成した。
「アニリン、やっと来たのか。遅刻だぞ」
クロールが呆れたように言った。
それを聞いたヘマタイトが庭園へ視線を向けてみれば、ビスクドールと見紛う美しい少年アニリンがいる。彼はグレネードランチャーを握り締め、《植物型》へ発砲。そして《植物型》の内部に取り込まれている、感染者の場所を浮き彫りにさせた。
大粒の涙を、こぼしながら。
ヒュッ。――ザンッ
空を裂く青い刃が、《植物型》の幹を大きく断ち割る。それは、青黒い水玉模様――すなわち感染者の居場所を巧みに避け、菌糸の塊だけを正確に切断していった。感染者の居場所を把握したパラコートが、伐採へ取り掛かったのだ。
「これで《植物型》は枯れる。後はお前を壊せば、終いだ」
切り刻まれていく《植物型》に目を奪われている内に、ヘマタイトはクロールの接近を許してしまい、反応が遅れる。
彼の操る鎖は蔦の格子を溶かし、ヘマタイトの肩を抉った。
(……痛い?)
その時確かに走った、痛み。
完璧な身体である筈なのに、不快を感じる感覚が、残っている。
(そんな筈はないわたくしは御使いになったのだアレキサンドライト様のお導きによって痛みも苦しみも悲しみもない存在へとなったのだけれど今確かにわたくしの身体は削れ痛み毒に焼かれあぁ早く早く早く)
早くここを、楽園にしなくては。
ボコリ
屋上の一角、絡み合っていた蔦状菌糸の塊が、音を立てて膨れた。
それは人型へと変貌する。だが、頭部はない。
腕は翼と化し、そこに生える無数の羽根は、全てが鋭利な刃となっていた。
そしてそれは、ひとりでに、蠢き始める。
「ギャアアアア!」
断末魔の如き悲鳴が響き渡った。
それは屋上からではない。足元から、地上からだ。
頭部のない天使は、ひとつではなかった。
あの自律体は屋上のみならず、庭園の各地にも無数に生えたのだ。
羽ばたく音と共に、刃のような翼が宙を裂く。
それが兵士の胴を貫いたかと思えば、養分を、血を根こそぎ吸い上げていく。
後に残るのは、干からびた死体だけ。
「クロール! 迅速に片せッ!」
空から、焦燥を帯びたフリーデンの声が飛ぶ。
クロールは短く息を吐くと、手首をくいと返し、鎖の分銅を軌道に乗せた。
「……ここは楽園。老いも痛みも苦しみもない、心地よさに包まれた……」
ガンッ!
ヘマタイトの台詞を遮るように、鎖が唸りを上げて炸裂する。
分銅は青黒く染まった蔦状菌糸の格子を易々と貫通し、ヘマタイトの脇腹をえぐった。
組織が砕け、体液が飛散する。
「ハッ! 柔いな! 壊し甲斐がなくて残念だが――」
柔らかい。
クロール達は知る由もないが、それは同然の事だった。
ヘマタイトはガーネットの手によって無理に御使いへ促進させた存在。適合率を無視した結果、本来の御使いより耐久性は遥かに劣る。《植物型》の盾がなければ、濡れ紙も同然。
よって、
「フリーデン先生の希望通り、手早く終わらせられる」
ザンッ!
クロールの鎖は、ヘマタイトの頭部をいとも簡単に両断した。
銀灰色の瞳が、驚愕とも救済ともつかぬ色を帯びたまま、空を見上げていた。
そのままヘマタイトの全身は赤黒く変色し、灰となって風と共に散る。
しかし、頭のない天使は依然として、血を啜り続けるのをやめなかった。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる