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第二十二章 コーラル〜海の人形〜
第462話 頭のない天使
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羽根のような刃が、まるで呼吸のように波打ち、周囲の空気を切り裂く。
その翼の先端は柔らかな絹のように見えるが、一度触れれば皮膚も骨も、内部の臓器すらも容易く切断された。
ひと振り。
感染者の胸が開き、血潮が噴き出す。
刃は心臓を正確に穿ち、その命を刹那で絶やした。
ふた振り。
警備兵の脚が断たれ、倒れ込む。
断面から漏れ出す体液と、真紅の羽根が絡み合い、地面に蠢く血の紋様を描いた。
その羽根はやがて地面を侵蝕し、放射線状に菌糸を伸ばしていく。
翼が掠めた者はみなその菌床へ崩れ落ち、眼球すら縮んでしぼみ、脱水されたミイラのように変貌する。
天使の脚元に、干からびた者たちが並んだ。
「楽園」とは程遠い、地獄の苗床。
その中心に、無数の頭部なき天使たちが翼を鳴らし、血を吸い、踊っていた。
「おいおい、何で司令塔壊したのにあれ動いてんだ!?」
断末魔が奏でられる庭園を見下ろし、蒼白となるフリーデン。
「フリーデン先生! ステージ6は他にもいるようです! もしかしたら、そちらが動かしているのかもしれません!」
「げぇ~っ!」
クロールの指摘通り、庭園にはオレンジがかった薄桃色の菌糸に囲われた人影と、巨大な真紅の翼を生やす人影の姿がある。
ステージ6と目されるそれらを倒さなければ、この狂宴は終わらないと思われた。
「クロール、悪いけど連戦……!」
「フリーデン!」
その時、鋭い声で名を呼ばれた。
アイギスに乗ったユストゥスが、フリーデンの付近まで飛んできたのだ。
「傀儡の破壊へ注力しろ! 一人でも被害者を減らすんだっ!!」
「えっ!? でも大元叩かなきゃ根本的解決は……!」
「返事は短く!」
「ヤッ、Ja!」
指示を受けたフリーデンは、クロールにアイギスの触手を掴ませ、慌てた様子で西棟の屋上から降りていく。そしてクロールと共に頭のない天使の破壊に着手した。
(最悪だ!)
ユストゥスは己の焦燥を押し殺しつつ、アイギスを操って庭園の上空を旋回する。
そして触手を伸ばし、少しでも頭部のない天使と兵士達の距離を引き剥がそうと尽力した。
(何がトリガーだったのかわからんが、動きが感染者の増殖ではなく吸収に切り替わっている!)
当然ながら、『珊瑚』の動きが感染蔓延より養分吸収に偏った場合も想定し、国連軍は訓練を積み重ねている。
が、理論と現場は違う。
そもそも今回、動員された兵士達は精鋭ではない。
避難誘導、防衛、感染者の敷地外流出阻止、その三役を担える人数を優先した、ドイツ兵とアメリカ兵の合同部隊。練度にばらつきがある事に加え、連携には綻びも多い。
そんな中、感染者も兵士も関係なく、それも災害記録に存在しない初めて見る頭のない天使に、無差別に繰り広げられる惨殺を見せ付けられては――
「何だこいつら、銃が効かないぞ……!?」
「毒弾も駄目です! そもそも動きが早過ぎて命中させるのが、……うわぁあああ!!」
「退避だ! 退避しろぉっ!」
恐怖が植え付けられ、伝染する。
程なくして現場は阿鼻叫喚の渦に呑まれ、訓練も教義も簡単に吹き飛ばしてしまった。
(傀儡によって、ここまで部隊が混乱するとは……! まずい、非常にまずい! 一刻も早く落ち着かせなければ、大惨事に……っ!)
パァンッ!
乾いた銃声が一発、庭園に響いた。明らかに標的を定めたものではない、不安と錯乱が生んだ誤射。警備兵の誰かが、咄嗟に引き金を引いたのだろう。
その鉛玉は感染者にも傀儡にも向かう事はなく、明後日の方向へ飛び、所謂流れ弾として……ジエチルエーテルの右腕を貫通した。
「あ?」
骨と神経を避けるように美しく空いた穴。銃撃の反動から、手に持っていた冷弾銃が滑り落ちる。ジエチルエーテルは「おっと」と、ボールペンでも落としたかのようなリアクションで、左手でキャッチをした。
ジエチルエーテル自身は至極、冷静。穴の空いた右腕も、自前の再生能力で瞬く間に塞がっていく。
しかしそれでは駄目なのである。
何せ飛散した彼の青い血が、庭園に飛び散って……
――ドカンッ!!
雷鳴のような爆発音が、庭園を揺るがした。
青い閃光と共に、複数の警備兵が吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる。火柱が立ち、菌床にも延焼の兆しが広がる。
ジエチルエーテルの毒素、その引火点は-45℃。日光を浴びれば容易に揮発し、銃火だろうと静電気だろうと摩擦熱だろうと何だろうと、僅かにでも刺激を受ければ大爆発を引き起こす。
ウミヘビを起因とする『事故』。
これこそユストゥスが懸念していた最悪の事態であり、そしてそれは、現実に起きてしまった。
◇
「輸血製剤が足らぬぞ!!」
多目的ホールで、ルイの怒声に似た絶叫が響き渡る。
座席が収納され、真っ平らとなったフローリングの上にはブルーシートが敷かれ、更にその上に運び込まれた負傷兵が横たわり、院長達の手により処置を受けていた。
「おい、こいつを早く診てやってくれ!」
「その前に消毒がいる! まずは装備を解け!!」
「痛い……痛い……」
非常事態だろうと、ホール出入り口での検査は緩む事なく、体重測定を通過し『珊瑚』の付着を取り除かれた者から運び込まれていく。
肩から下がない者、足が逆に折れている者、腕を失った者、顔が欠けた者。
かろうじて生きている、と呼べる者達ばかりだ。
「たす、たすけて……」
「ご安心ください、ここは戦場ではありません。もう、大丈夫ですよ」
力無く横たわり、掠れた声で救いを求める負傷兵の手を握ったのは、フェイスマスクを外したフローレンスであった。
彼女は穏やかな笑みを浮かべ、慈愛に満ちたキャロット色の目を細め、されど芯の通った声で負傷兵に語りかける。
その一言に、兵士の頬を伝って涙が零れた。
「フローレンスさま! マスクを取るのは……っ!」
側に居たクララが、慌てて付け直すよう促す。
しかしフローレンスは静かに首を横に振った。
「ご心配ありがとうございます。しかし私が今、優先しているの事は……患者達の心を少しでも安らげる事。生きる希望を失わせない事です」
重症者は気の持ちようによって、いとも簡単に生死が左右される。
よってフローレンスは、感染の危険性を承知の上で、顔を見せる事を決めたのだ。
全ては一人でも多くの人間を救う為に。
「なのでお気になさらず、クララ院長」
「……っ!」
その覚悟を見たクララは無言で頷き――彼女自身もまた、フェイスマスクを外した。ロゼワインの輝きを持つ瞳が晒される。そして負傷兵一人一人に声をかけながら、懸命に処置を続けた。
しかし現実は厳しい。ホールに備蓄してあった医療キットは、絶え間なく運ばれてくる負傷兵の数に追い付かず、早くも底を尽きようとしていた。
「人工呼吸器は!?」
「駄目です! 電波障害で正常に起動しません!」
「じゃあ酸素ボンベを運んで! 僕が手動で送る!! それと麻酔! 縫合糸! 追加の用意を! 早く!!」
「麻酔か」
叫び声、泣き声、唸り声が絶えず響く中、一人でも多くの人間を救おうと奮闘する医療従事者達。
そんな折、他人事の如き落ち着き払っていたクロロメタンが、麻酔を欲したエドワードの元まで歩み寄ってきた。
「患部へ麻酔を使いたいのだな?」
「えっ、あっ、はい。そ、そうですけど」
腹部が抉れた患者の出血を止めようと、エドワードは正確無比な動きで縫合針を動かしながらも、クロロメタンへ返答を返す。
すると、
「ふむ」
ぷすり。
クロロメタンは、患者の患部へ指を突き刺した。
「ちょ……っ!?」
エドワードが驚愕する。
だが次の瞬間、さっきまで痛みに身を震わせていた患者の全身が、ふっと弛緩する。硬直していた筋肉が緩み、呼吸もゆっくりと落ち着いたものに変わった。
「これでよいか?」
何の気なしに、クロロメタンが局所麻酔を使ったのだ。
その翼の先端は柔らかな絹のように見えるが、一度触れれば皮膚も骨も、内部の臓器すらも容易く切断された。
ひと振り。
感染者の胸が開き、血潮が噴き出す。
刃は心臓を正確に穿ち、その命を刹那で絶やした。
ふた振り。
警備兵の脚が断たれ、倒れ込む。
断面から漏れ出す体液と、真紅の羽根が絡み合い、地面に蠢く血の紋様を描いた。
その羽根はやがて地面を侵蝕し、放射線状に菌糸を伸ばしていく。
翼が掠めた者はみなその菌床へ崩れ落ち、眼球すら縮んでしぼみ、脱水されたミイラのように変貌する。
天使の脚元に、干からびた者たちが並んだ。
「楽園」とは程遠い、地獄の苗床。
その中心に、無数の頭部なき天使たちが翼を鳴らし、血を吸い、踊っていた。
「おいおい、何で司令塔壊したのにあれ動いてんだ!?」
断末魔が奏でられる庭園を見下ろし、蒼白となるフリーデン。
「フリーデン先生! ステージ6は他にもいるようです! もしかしたら、そちらが動かしているのかもしれません!」
「げぇ~っ!」
クロールの指摘通り、庭園にはオレンジがかった薄桃色の菌糸に囲われた人影と、巨大な真紅の翼を生やす人影の姿がある。
ステージ6と目されるそれらを倒さなければ、この狂宴は終わらないと思われた。
「クロール、悪いけど連戦……!」
「フリーデン!」
その時、鋭い声で名を呼ばれた。
アイギスに乗ったユストゥスが、フリーデンの付近まで飛んできたのだ。
「傀儡の破壊へ注力しろ! 一人でも被害者を減らすんだっ!!」
「えっ!? でも大元叩かなきゃ根本的解決は……!」
「返事は短く!」
「ヤッ、Ja!」
指示を受けたフリーデンは、クロールにアイギスの触手を掴ませ、慌てた様子で西棟の屋上から降りていく。そしてクロールと共に頭のない天使の破壊に着手した。
(最悪だ!)
ユストゥスは己の焦燥を押し殺しつつ、アイギスを操って庭園の上空を旋回する。
そして触手を伸ばし、少しでも頭部のない天使と兵士達の距離を引き剥がそうと尽力した。
(何がトリガーだったのかわからんが、動きが感染者の増殖ではなく吸収に切り替わっている!)
当然ながら、『珊瑚』の動きが感染蔓延より養分吸収に偏った場合も想定し、国連軍は訓練を積み重ねている。
が、理論と現場は違う。
そもそも今回、動員された兵士達は精鋭ではない。
避難誘導、防衛、感染者の敷地外流出阻止、その三役を担える人数を優先した、ドイツ兵とアメリカ兵の合同部隊。練度にばらつきがある事に加え、連携には綻びも多い。
そんな中、感染者も兵士も関係なく、それも災害記録に存在しない初めて見る頭のない天使に、無差別に繰り広げられる惨殺を見せ付けられては――
「何だこいつら、銃が効かないぞ……!?」
「毒弾も駄目です! そもそも動きが早過ぎて命中させるのが、……うわぁあああ!!」
「退避だ! 退避しろぉっ!」
恐怖が植え付けられ、伝染する。
程なくして現場は阿鼻叫喚の渦に呑まれ、訓練も教義も簡単に吹き飛ばしてしまった。
(傀儡によって、ここまで部隊が混乱するとは……! まずい、非常にまずい! 一刻も早く落ち着かせなければ、大惨事に……っ!)
パァンッ!
乾いた銃声が一発、庭園に響いた。明らかに標的を定めたものではない、不安と錯乱が生んだ誤射。警備兵の誰かが、咄嗟に引き金を引いたのだろう。
その鉛玉は感染者にも傀儡にも向かう事はなく、明後日の方向へ飛び、所謂流れ弾として……ジエチルエーテルの右腕を貫通した。
「あ?」
骨と神経を避けるように美しく空いた穴。銃撃の反動から、手に持っていた冷弾銃が滑り落ちる。ジエチルエーテルは「おっと」と、ボールペンでも落としたかのようなリアクションで、左手でキャッチをした。
ジエチルエーテル自身は至極、冷静。穴の空いた右腕も、自前の再生能力で瞬く間に塞がっていく。
しかしそれでは駄目なのである。
何せ飛散した彼の青い血が、庭園に飛び散って……
――ドカンッ!!
雷鳴のような爆発音が、庭園を揺るがした。
青い閃光と共に、複数の警備兵が吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる。火柱が立ち、菌床にも延焼の兆しが広がる。
ジエチルエーテルの毒素、その引火点は-45℃。日光を浴びれば容易に揮発し、銃火だろうと静電気だろうと摩擦熱だろうと何だろうと、僅かにでも刺激を受ければ大爆発を引き起こす。
ウミヘビを起因とする『事故』。
これこそユストゥスが懸念していた最悪の事態であり、そしてそれは、現実に起きてしまった。
◇
「輸血製剤が足らぬぞ!!」
多目的ホールで、ルイの怒声に似た絶叫が響き渡る。
座席が収納され、真っ平らとなったフローリングの上にはブルーシートが敷かれ、更にその上に運び込まれた負傷兵が横たわり、院長達の手により処置を受けていた。
「おい、こいつを早く診てやってくれ!」
「その前に消毒がいる! まずは装備を解け!!」
「痛い……痛い……」
非常事態だろうと、ホール出入り口での検査は緩む事なく、体重測定を通過し『珊瑚』の付着を取り除かれた者から運び込まれていく。
肩から下がない者、足が逆に折れている者、腕を失った者、顔が欠けた者。
かろうじて生きている、と呼べる者達ばかりだ。
「たす、たすけて……」
「ご安心ください、ここは戦場ではありません。もう、大丈夫ですよ」
力無く横たわり、掠れた声で救いを求める負傷兵の手を握ったのは、フェイスマスクを外したフローレンスであった。
彼女は穏やかな笑みを浮かべ、慈愛に満ちたキャロット色の目を細め、されど芯の通った声で負傷兵に語りかける。
その一言に、兵士の頬を伝って涙が零れた。
「フローレンスさま! マスクを取るのは……っ!」
側に居たクララが、慌てて付け直すよう促す。
しかしフローレンスは静かに首を横に振った。
「ご心配ありがとうございます。しかし私が今、優先しているの事は……患者達の心を少しでも安らげる事。生きる希望を失わせない事です」
重症者は気の持ちようによって、いとも簡単に生死が左右される。
よってフローレンスは、感染の危険性を承知の上で、顔を見せる事を決めたのだ。
全ては一人でも多くの人間を救う為に。
「なのでお気になさらず、クララ院長」
「……っ!」
その覚悟を見たクララは無言で頷き――彼女自身もまた、フェイスマスクを外した。ロゼワインの輝きを持つ瞳が晒される。そして負傷兵一人一人に声をかけながら、懸命に処置を続けた。
しかし現実は厳しい。ホールに備蓄してあった医療キットは、絶え間なく運ばれてくる負傷兵の数に追い付かず、早くも底を尽きようとしていた。
「人工呼吸器は!?」
「駄目です! 電波障害で正常に起動しません!」
「じゃあ酸素ボンベを運んで! 僕が手動で送る!! それと麻酔! 縫合糸! 追加の用意を! 早く!!」
「麻酔か」
叫び声、泣き声、唸り声が絶えず響く中、一人でも多くの人間を救おうと奮闘する医療従事者達。
そんな折、他人事の如き落ち着き払っていたクロロメタンが、麻酔を欲したエドワードの元まで歩み寄ってきた。
「患部へ麻酔を使いたいのだな?」
「えっ、あっ、はい。そ、そうですけど」
腹部が抉れた患者の出血を止めようと、エドワードは正確無比な動きで縫合針を動かしながらも、クロロメタンへ返答を返す。
すると、
「ふむ」
ぷすり。
クロロメタンは、患者の患部へ指を突き刺した。
「ちょ……っ!?」
エドワードが驚愕する。
だが次の瞬間、さっきまで痛みに身を震わせていた患者の全身が、ふっと弛緩する。硬直していた筋肉が緩み、呼吸もゆっくりと落ち着いたものに変わった。
「これでよいか?」
何の気なしに、クロロメタンが局所麻酔を使ったのだ。
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