女神の白刃

 どこかの世界の、いつかの時代。

 その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。

 女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。

 剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。

 大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。

 魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。

 *表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
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