43 / 600
第三章 不夜城攻略編
第43話 おともだち
しおりを挟む
「アイギスの練習に長らく付き合って頂き感謝する、クロール」
一勝取った所でシミュレーションを終え、卵型機器から出たモーズは、未だ卵型機器の座席に座るクロールに礼を述べていた。
「まともに動かせるまで、何度も手合わせさせてしまったな。練習でなければ二十回は死んでいた。しかしお陰で、ウミヘビの毒素も身体能力も直に味わえた。この礼はいつか必ず」
ラックの上の方に置かれていたアンモニア入りドラム缶をアイギスの触手に放り投げて貰い、それにクロールが気を取られている内に移動。
そして白煙の中、上手いこと接近できたので辛勝を取ることが出来た。
しかしそこに行き着くまでかなりの時間を要しているし、小道具を使わなければ近付く事も叶わなかった。「まだまだ課題があるな」と、モーズは独りごちる。
「……っ、……っ! あり得ねぇ……! 俺が、雑魚に、しかもあのアンモニアを使われて……っ!」
礼を述べられたクロールは蓋が開いている卵型機器の中で黄緑色の髪を掻き乱し、今したが起きた事を受け入れられていないようだった。モーズが幾度か声をかけても反応がない。
仕方なくモーズはクロールの元を離れ、今度はフリーデンの方に礼を述べに歩み寄った。
「フリーデンも指導をしてくれ、有り難かっ……」
しかしフリーデンに歩み寄った分だけ、彼はすすすと後ろに後ずさってしまう。
「フリーデン? 何故か距離を感じるのだが?」
「いやだって、散々、疑死体験しといてそれって……。お前のメンタル何で出来てんの? チタン?」
「えっ」
フリーデンに引かれている。
その事実にガンと頭を殴られたようなショックを受けるモーズ。そのやり取りを見たクロールは何かに気付きハッとした表情をすると、直ぐに卵型機器から出てフリーデンに擦り寄った。
「そう! こいつは頭がおかしいのですよ、フリーデン先生! 一緒に居ては馬鹿が移ります!」
「ド直球に罵倒するなよクロール」
「そもそもあいつは感染者です! 感染源であり我々の敵であり、いつ先生の身が危険に晒されるのかわからない危険物! 側にいるべきではありません!!」
「毒物に危険物言われてもな~」
フリーデンは辟易としているが、モーズはクロールの主張はやはり一理あると納得してしまう。
モーズは珊瑚症を罹患しているのだから。故に今度はモーズが一歩、フリーデンから離れた。
「あ……。そう、だな。薬を投与しているとは言え、感染する可能性はゼロではない。ステージもいつ変動するかわからない。必要以上に親しくしない方がいいか……」
「んええ!? コイツの言う事間に受けるなって! 処分依頼をこなしまくってる俺が、感染源を気にしてたらキリないだろーよ! 胞子塗れの菌床に突入するのも仕事なんだぜ!?」
必要以上に重く受け止めているモーズを見て、フリーデンが慌てて距離を縮める。
「俺が後輩の面倒を途中で放棄する薄情者にしたくなけりゃ、何の遠慮もするなよ!?」
「……そうか。君の事は同僚と言うよりも、友人のように感じていたから……。離れなくていいと言われて、少し安堵してしまっている」
その直後、フリーデンは突然、胸元に手を置いてしゃがみ込んでしまう。
「フリーデン?」
「あぁ、うん。友人、ユージンな」
「そうだ。一方的に思っていてすまない」
「いやいやいや! そうじゃなくって!」
胸元のシャツがぐしゃぐしゃになる程握り締めた後、勢いよく立ち上がったフリーデンだがしかし、どう言葉を返そうか悩んでいるようで暫く押し黙ってしまう。
そして暫しの間を置いて、ようやく口を開いた。
「……え。俺が友達になって欲しいって言ったら、なってくれるの?」
「それは勿論。年も近い事だし。寧ろ今まで、友人としての距離感で接してしまっていたな」
「あー、マジかー、んえー、うわ~」
するとその場をぐるぐる回って変な声を出すフリーデン。彼は一体、何を思案しているのだろうか。
やがて情緒が落ち着いたフリーデンは、恐る恐る右手を差し出してきた。初めて挨拶を交わした時より随分と遠慮がちだ。
「えーっと、じゃあ~……。……俺の後輩兼友人で、いいか?」
「あぁ。改めて、よろしく頼む」
モーズはその手を迷う事なく、握り返した。
フリーデンはモーズと握手を交わした右手をじっと見詰めて、何だか感慨深そうにしている。この人工島アバトンに、彼と歳の近いクスシは今のところ見当たらないので後輩兼友人が出来たことが嬉しいのかもしれない。
そんな、仲を邪魔立てするつもりがより親しい間柄になってしまったモーズとフリーデンを見て、クロールはギリリと奥歯を噛み締めた。
「……ッ! フリーデンせんせ「モーズ先生!!」」
しかしこのまま終わらせたくないと彼が発した声は、違うウミヘビの声がかき消してしまう。
灰色の長髪をポニーテールに纏めた美青年、セレンによって。彼はシミュレーションルームに入ると同時にモーズへ向け真っ直ぐ走ってきた。
「ネグラにいらっしゃるなら私に一声おかけくださいっ! 案内なんて幾らでもいたしますよ!?」
「そうか? 今回はフリーデンが居るし、君とて用があるか休暇だったら悪いだろう?」
「そんな事はありませんよ!? 外せない用事がありましたらキチンと申告いたしますからっ! まずは一声おかけくださっ! あっ、もしかしてウミヘビへの連絡用アプリの使い方が分かりませんでした!?」
「いいや、大丈夫だ。操作はニコチンから教わっている」
「流石は先輩手際がいいっ! けど可能なら私が教えたかった!」
自分が役に立てる所を奪われてしまい、拳をギュッと力強く握るセレン。
そんな相変わらず献身的な彼の姿を見て、モーズはフッとマスクの下で思わず笑みを溢してしまう。
「先生、如何いたしました?」
「あぁ、笑ってしまってすまない。君とクロールが似ているな、と思うと何だか微笑ましくてな」
「……は?」
途端、セレンの黒目がちの瞳から光が消える。次いでシミュレーションルーム全体の空気まで凍り付き、しんと静まり返る。
フリーデンもクロールも絶句した様子で言葉を失っていて、モーズは一人「えっ」と困惑する事しか出来なかった。
一勝取った所でシミュレーションを終え、卵型機器から出たモーズは、未だ卵型機器の座席に座るクロールに礼を述べていた。
「まともに動かせるまで、何度も手合わせさせてしまったな。練習でなければ二十回は死んでいた。しかしお陰で、ウミヘビの毒素も身体能力も直に味わえた。この礼はいつか必ず」
ラックの上の方に置かれていたアンモニア入りドラム缶をアイギスの触手に放り投げて貰い、それにクロールが気を取られている内に移動。
そして白煙の中、上手いこと接近できたので辛勝を取ることが出来た。
しかしそこに行き着くまでかなりの時間を要しているし、小道具を使わなければ近付く事も叶わなかった。「まだまだ課題があるな」と、モーズは独りごちる。
「……っ、……っ! あり得ねぇ……! 俺が、雑魚に、しかもあのアンモニアを使われて……っ!」
礼を述べられたクロールは蓋が開いている卵型機器の中で黄緑色の髪を掻き乱し、今したが起きた事を受け入れられていないようだった。モーズが幾度か声をかけても反応がない。
仕方なくモーズはクロールの元を離れ、今度はフリーデンの方に礼を述べに歩み寄った。
「フリーデンも指導をしてくれ、有り難かっ……」
しかしフリーデンに歩み寄った分だけ、彼はすすすと後ろに後ずさってしまう。
「フリーデン? 何故か距離を感じるのだが?」
「いやだって、散々、疑死体験しといてそれって……。お前のメンタル何で出来てんの? チタン?」
「えっ」
フリーデンに引かれている。
その事実にガンと頭を殴られたようなショックを受けるモーズ。そのやり取りを見たクロールは何かに気付きハッとした表情をすると、直ぐに卵型機器から出てフリーデンに擦り寄った。
「そう! こいつは頭がおかしいのですよ、フリーデン先生! 一緒に居ては馬鹿が移ります!」
「ド直球に罵倒するなよクロール」
「そもそもあいつは感染者です! 感染源であり我々の敵であり、いつ先生の身が危険に晒されるのかわからない危険物! 側にいるべきではありません!!」
「毒物に危険物言われてもな~」
フリーデンは辟易としているが、モーズはクロールの主張はやはり一理あると納得してしまう。
モーズは珊瑚症を罹患しているのだから。故に今度はモーズが一歩、フリーデンから離れた。
「あ……。そう、だな。薬を投与しているとは言え、感染する可能性はゼロではない。ステージもいつ変動するかわからない。必要以上に親しくしない方がいいか……」
「んええ!? コイツの言う事間に受けるなって! 処分依頼をこなしまくってる俺が、感染源を気にしてたらキリないだろーよ! 胞子塗れの菌床に突入するのも仕事なんだぜ!?」
必要以上に重く受け止めているモーズを見て、フリーデンが慌てて距離を縮める。
「俺が後輩の面倒を途中で放棄する薄情者にしたくなけりゃ、何の遠慮もするなよ!?」
「……そうか。君の事は同僚と言うよりも、友人のように感じていたから……。離れなくていいと言われて、少し安堵してしまっている」
その直後、フリーデンは突然、胸元に手を置いてしゃがみ込んでしまう。
「フリーデン?」
「あぁ、うん。友人、ユージンな」
「そうだ。一方的に思っていてすまない」
「いやいやいや! そうじゃなくって!」
胸元のシャツがぐしゃぐしゃになる程握り締めた後、勢いよく立ち上がったフリーデンだがしかし、どう言葉を返そうか悩んでいるようで暫く押し黙ってしまう。
そして暫しの間を置いて、ようやく口を開いた。
「……え。俺が友達になって欲しいって言ったら、なってくれるの?」
「それは勿論。年も近い事だし。寧ろ今まで、友人としての距離感で接してしまっていたな」
「あー、マジかー、んえー、うわ~」
するとその場をぐるぐる回って変な声を出すフリーデン。彼は一体、何を思案しているのだろうか。
やがて情緒が落ち着いたフリーデンは、恐る恐る右手を差し出してきた。初めて挨拶を交わした時より随分と遠慮がちだ。
「えーっと、じゃあ~……。……俺の後輩兼友人で、いいか?」
「あぁ。改めて、よろしく頼む」
モーズはその手を迷う事なく、握り返した。
フリーデンはモーズと握手を交わした右手をじっと見詰めて、何だか感慨深そうにしている。この人工島アバトンに、彼と歳の近いクスシは今のところ見当たらないので後輩兼友人が出来たことが嬉しいのかもしれない。
そんな、仲を邪魔立てするつもりがより親しい間柄になってしまったモーズとフリーデンを見て、クロールはギリリと奥歯を噛み締めた。
「……ッ! フリーデンせんせ「モーズ先生!!」」
しかしこのまま終わらせたくないと彼が発した声は、違うウミヘビの声がかき消してしまう。
灰色の長髪をポニーテールに纏めた美青年、セレンによって。彼はシミュレーションルームに入ると同時にモーズへ向け真っ直ぐ走ってきた。
「ネグラにいらっしゃるなら私に一声おかけくださいっ! 案内なんて幾らでもいたしますよ!?」
「そうか? 今回はフリーデンが居るし、君とて用があるか休暇だったら悪いだろう?」
「そんな事はありませんよ!? 外せない用事がありましたらキチンと申告いたしますからっ! まずは一声おかけくださっ! あっ、もしかしてウミヘビへの連絡用アプリの使い方が分かりませんでした!?」
「いいや、大丈夫だ。操作はニコチンから教わっている」
「流石は先輩手際がいいっ! けど可能なら私が教えたかった!」
自分が役に立てる所を奪われてしまい、拳をギュッと力強く握るセレン。
そんな相変わらず献身的な彼の姿を見て、モーズはフッとマスクの下で思わず笑みを溢してしまう。
「先生、如何いたしました?」
「あぁ、笑ってしまってすまない。君とクロールが似ているな、と思うと何だか微笑ましくてな」
「……は?」
途端、セレンの黒目がちの瞳から光が消える。次いでシミュレーションルーム全体の空気まで凍り付き、しんと静まり返る。
フリーデンもクロールも絶句した様子で言葉を失っていて、モーズは一人「えっ」と困惑する事しか出来なかった。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる