56 / 600
第三章 不夜城攻略編
第56話 ドーピング
しおりを挟む
城の地下から連れ出して貰い、抽射器やフェイスマスクの回収をした後に菌床死滅の確認。モーズの側頭部の怪我の応急処置。
それらが一通り済み、災害現場である村から車内に戻ってひと段落した後。
「中毒症状だ」
座席に寝かせたニコチンの容態を見たユストゥスは、そう言った。
「有毒人種が、中毒症状……!?」
「ウミヘビは毒素を宿しそれを操る人造人間だが、……【器】に限度がある」
ユストゥスはモーズに説明をしながら、ニコチンの側で折りたたんだ槍を抱えるクロロホルムに顔を向ける。
そのクロロホルムの顔色も大分悪い。最上階でニコチンが撒いた毒霧が響いているのだろう。
「例えばニコチンとクロロホルム……。第一課所属であるニコチンと、第二課所属であるクロロホルム、というだけで毒の耐性に差があるのは知っているか?」
「あ、あぁ。知っている。昨日、水銀ガスを吸ったタリウムは暫く具合が悪かった。ニコチンは何ともなかったのに、だ」
「その時点で毒の許容量が個々で違うのはわかるだろう」
「しかし中毒症状になる程の毒など、一体どこから……」
クロロホルムの毒霧が、甘い香りがどれほど強くなろうともニコチンは平然としていた。
まして彼が意識を失った地下では、クロロホルムは側にいなかったのだ。原因が何なのかわからないモーズは困惑してしまう。
「そんなもの、ニコチン自身の毒素に決まっている」
モーズの疑問に対して、ユストゥスは簡潔に答えた。
「こいつは日頃から、タバコを捨てるついでに自身の毒素をコレにストックしている。今日のような有事の時用にな。それを使ったんだろう」
次いでモーズに見せてくれたのは地下の床に転がっていた、手の平の中に収まるサイズの玩具のような銃。
これはニコチンが常日頃、肌身離さず携帯している灰皿を変形させた物なのだと言う。
「自身の毒素を感染者に撃つ為でなく、自身に撃つ? それで一体、何が出来るというのだ」
「愚か者。ニコチンを人体に摂取すればどうなるのか、医者ならば直ぐに答えを出せ」
ニコチンを人体に摂取した時の効果。
例えば痙攣。
例えば錯乱。
例えば呼吸困難。
ニコチン性アセチルコリン受容体に結合する事による多量のドーパミンの放出に、アドレナリンやβ-エンドルフィンの分泌。時に興奮作用。時に鎮静作用。その他ノルエピネフリン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物質の分泌。脳の動きを肩代わりしてしまう事による依存性の促進。
それから――
「……っ! まさか、【ドーピング】か!?」
健康を害する面が多いニコチンだが、実は筋肉の増強作用がある。
また興奮薬であると同時に、覚醒作用を利用した精神安定薬として使用する事も可能(※西暦2024年のスポーツ法ではアスリートの喫煙は禁止されていないものの、アンチ・ドーピングに抵触していて監視対象になっている)。つまり立派なドーピング薬となる。
「ドーピングに限らず長時間、毒素を使い続ければその分、体内での毒素の製成が速くなり、放出が間に合わず溜まっていき、やがて【器】の許容量を超え中毒症状となる。……度を越せばウミヘビであろうとも、命を落とす」
ユストゥスの口から淡々と語られた事実に、モーズは閉口してしまう。
そしてモーズは自分を責めた。この事態は自身がペガサス教団の少年オニキスに翻弄された所為で、地下へ落ちた際に意識を手放してしまった所為で、事が終わるまで何も出来なかった所為で。
「ラボには常に医療班が待機している。彼らに診せれば、この程度で死にはせん。……あまり、思い詰めるな」
モーズの指先が震えているのを見てか、ユストゥスは落ち着くよう然りげ無く促すと白衣の襟首を掴み、ニコチンから離れた座席にモーズを座らせた。
ニコチンが視界に入ってしまえば、否応なしに自責に走ってしまうとわかっての事だろう。
程なくして車が動き出し、上昇する。ユストゥスも無言で座席に座り、静かに帰還を待つ。
静まり返って、風を切る音と車のエンジン音だけが響く車内。
そのノイズにかき消されるほど小さな声で、クロロホルムはニコチンに声をかけた。
「ねぇ、ニコチン。許容量を超えれば行き着く先は……廃棄だよ?」
クロロホルムの根は気弱で、痛いのも疲れるのも怖いのも嫌いで、ユストゥスと出会うまでろくに災害現場へ訪れる事はなかった。
そんなクロロホルムが現場に赴くようになったのはユストゥスに戦闘センスを買われた事と、そのユストゥスの常に全力で物事と向き合う人間性に惹かれた事と、人間への貢献度を上げる事で得られる優遇措置に興味を持ったから。
例えば人工島アバトンの中での自由度が上がる事。
例えば人工島アバトンの外へ出られる事。
例えば人工島アバトンにはない物を得られる事。
例えば潜入任務など、人間社会を少しだけとは言え味わえる事。
「君はそこまでして、ちょっといい思いをしたいの? ……違うよね」
ニコチンは基本的に、人間に非協力的なウミヘビだ。
アバトン内の立場の確保に興味がない。それどころか管理者たるクスシに対して平気で暴言を吐く。戦闘好きという訳でもなく、外の景色や人間社会への興味も希薄で、物欲も、値の張るタバコぐらいしか求めない。そしてそれは身体を限界まで酷使する程のメリットにはなり得ない。
なのにニコチンは口では文句を言いつつもさして抵抗なく使役に応え、今回に至っては捨て身でクスシを守り切った。
(ニコチンがたまに負傷して帰って来るの、今まで気にした事なかったけど……)
ここまでするからにはきっと、メリットよりも大きなデメリットがある。
(誰と何がどう絡んでいるのかわからなくって……怖いなぁ)
何だか、脅迫めいた取引が裏で交わされている予感がして、クロロホルムは両膝を抱えて縮こまった。
***
カチリ、カチリ。
車の運転席でルービックキューブ6面全ての色を揃え終えた赤毛の車番が、角を指先に乗せてくるくると回転させる。
自動で動くハンドルは問題なし。空中走行も鳥や雷雲に遭遇する事なく安全に進んでいる。
「〈根〉に接触するペガサス教団に、一箇所に集められた多数の感染者に、ニコチンレベルの毒素が効かない信徒に……。これは、波乱の予感」
車番は後ろの座席から聞こえた城内での出来事を声に出して振り返り、目元を隠すゴーグル越しにじっとルービックキューブを凝視した。
「俺も、次は駆り出される。……かも?」
それらが一通り済み、災害現場である村から車内に戻ってひと段落した後。
「中毒症状だ」
座席に寝かせたニコチンの容態を見たユストゥスは、そう言った。
「有毒人種が、中毒症状……!?」
「ウミヘビは毒素を宿しそれを操る人造人間だが、……【器】に限度がある」
ユストゥスはモーズに説明をしながら、ニコチンの側で折りたたんだ槍を抱えるクロロホルムに顔を向ける。
そのクロロホルムの顔色も大分悪い。最上階でニコチンが撒いた毒霧が響いているのだろう。
「例えばニコチンとクロロホルム……。第一課所属であるニコチンと、第二課所属であるクロロホルム、というだけで毒の耐性に差があるのは知っているか?」
「あ、あぁ。知っている。昨日、水銀ガスを吸ったタリウムは暫く具合が悪かった。ニコチンは何ともなかったのに、だ」
「その時点で毒の許容量が個々で違うのはわかるだろう」
「しかし中毒症状になる程の毒など、一体どこから……」
クロロホルムの毒霧が、甘い香りがどれほど強くなろうともニコチンは平然としていた。
まして彼が意識を失った地下では、クロロホルムは側にいなかったのだ。原因が何なのかわからないモーズは困惑してしまう。
「そんなもの、ニコチン自身の毒素に決まっている」
モーズの疑問に対して、ユストゥスは簡潔に答えた。
「こいつは日頃から、タバコを捨てるついでに自身の毒素をコレにストックしている。今日のような有事の時用にな。それを使ったんだろう」
次いでモーズに見せてくれたのは地下の床に転がっていた、手の平の中に収まるサイズの玩具のような銃。
これはニコチンが常日頃、肌身離さず携帯している灰皿を変形させた物なのだと言う。
「自身の毒素を感染者に撃つ為でなく、自身に撃つ? それで一体、何が出来るというのだ」
「愚か者。ニコチンを人体に摂取すればどうなるのか、医者ならば直ぐに答えを出せ」
ニコチンを人体に摂取した時の効果。
例えば痙攣。
例えば錯乱。
例えば呼吸困難。
ニコチン性アセチルコリン受容体に結合する事による多量のドーパミンの放出に、アドレナリンやβ-エンドルフィンの分泌。時に興奮作用。時に鎮静作用。その他ノルエピネフリン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物質の分泌。脳の動きを肩代わりしてしまう事による依存性の促進。
それから――
「……っ! まさか、【ドーピング】か!?」
健康を害する面が多いニコチンだが、実は筋肉の増強作用がある。
また興奮薬であると同時に、覚醒作用を利用した精神安定薬として使用する事も可能(※西暦2024年のスポーツ法ではアスリートの喫煙は禁止されていないものの、アンチ・ドーピングに抵触していて監視対象になっている)。つまり立派なドーピング薬となる。
「ドーピングに限らず長時間、毒素を使い続ければその分、体内での毒素の製成が速くなり、放出が間に合わず溜まっていき、やがて【器】の許容量を超え中毒症状となる。……度を越せばウミヘビであろうとも、命を落とす」
ユストゥスの口から淡々と語られた事実に、モーズは閉口してしまう。
そしてモーズは自分を責めた。この事態は自身がペガサス教団の少年オニキスに翻弄された所為で、地下へ落ちた際に意識を手放してしまった所為で、事が終わるまで何も出来なかった所為で。
「ラボには常に医療班が待機している。彼らに診せれば、この程度で死にはせん。……あまり、思い詰めるな」
モーズの指先が震えているのを見てか、ユストゥスは落ち着くよう然りげ無く促すと白衣の襟首を掴み、ニコチンから離れた座席にモーズを座らせた。
ニコチンが視界に入ってしまえば、否応なしに自責に走ってしまうとわかっての事だろう。
程なくして車が動き出し、上昇する。ユストゥスも無言で座席に座り、静かに帰還を待つ。
静まり返って、風を切る音と車のエンジン音だけが響く車内。
そのノイズにかき消されるほど小さな声で、クロロホルムはニコチンに声をかけた。
「ねぇ、ニコチン。許容量を超えれば行き着く先は……廃棄だよ?」
クロロホルムの根は気弱で、痛いのも疲れるのも怖いのも嫌いで、ユストゥスと出会うまでろくに災害現場へ訪れる事はなかった。
そんなクロロホルムが現場に赴くようになったのはユストゥスに戦闘センスを買われた事と、そのユストゥスの常に全力で物事と向き合う人間性に惹かれた事と、人間への貢献度を上げる事で得られる優遇措置に興味を持ったから。
例えば人工島アバトンの中での自由度が上がる事。
例えば人工島アバトンの外へ出られる事。
例えば人工島アバトンにはない物を得られる事。
例えば潜入任務など、人間社会を少しだけとは言え味わえる事。
「君はそこまでして、ちょっといい思いをしたいの? ……違うよね」
ニコチンは基本的に、人間に非協力的なウミヘビだ。
アバトン内の立場の確保に興味がない。それどころか管理者たるクスシに対して平気で暴言を吐く。戦闘好きという訳でもなく、外の景色や人間社会への興味も希薄で、物欲も、値の張るタバコぐらいしか求めない。そしてそれは身体を限界まで酷使する程のメリットにはなり得ない。
なのにニコチンは口では文句を言いつつもさして抵抗なく使役に応え、今回に至っては捨て身でクスシを守り切った。
(ニコチンがたまに負傷して帰って来るの、今まで気にした事なかったけど……)
ここまでするからにはきっと、メリットよりも大きなデメリットがある。
(誰と何がどう絡んでいるのかわからなくって……怖いなぁ)
何だか、脅迫めいた取引が裏で交わされている予感がして、クロロホルムは両膝を抱えて縮こまった。
***
カチリ、カチリ。
車の運転席でルービックキューブ6面全ての色を揃え終えた赤毛の車番が、角を指先に乗せてくるくると回転させる。
自動で動くハンドルは問題なし。空中走行も鳥や雷雲に遭遇する事なく安全に進んでいる。
「〈根〉に接触するペガサス教団に、一箇所に集められた多数の感染者に、ニコチンレベルの毒素が効かない信徒に……。これは、波乱の予感」
車番は後ろの座席から聞こえた城内での出来事を声に出して振り返り、目元を隠すゴーグル越しにじっとルービックキューブを凝視した。
「俺も、次は駆り出される。……かも?」
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
プライベート・スペクタル
点一
ファンタジー
【星】(スターズ)。それは山河を変えるほどの膂力、千里を駆ける脚力、そして異形の術や能力を有する超人・怪人達。
この物語はそんな連中のひどく…ひどく個人的な物語群。
その中の一部、『龍王』と呼ばれた一人の男に焦点を当てたお話。
(※基本 隔週土曜日に更新予定)
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる