65 / 600
第四章 一時帰宅編
第64話 急募:指名手配の取り下げ方
しおりを挟む
「セレンもっかい言ってみ?」
「ですから先生は帰国先で指名手配されているので」
「初耳なのだが……!?」
「俺も初耳だわぁ」
モーズは慌てて携帯端末をポケットから取り出すと操作をし、自身の名と帰国先の小国のニュースを検索する。
そしてガッツリ顔出しで指名手配されている事を知った。しかもバイオテロ首謀者の実行犯として器物損壊罪に傷害罪、そして殺人罪がかせられている。
「うわ~。モーズお前地元で有名人になってんな~」
「すまない、少々、その……落ち込ませてくれ」
ここ数日味わい続けた無力感に打ちひしがれた時とはまた違う、気が滅入る感覚に、モーズは廊下の壁に両手をついて項垂れた。
今まで軽犯罪一つ犯さず自分なりに品行方正に努めてきたというのに、冤罪とはいえ非常に重たい罪を被せられてしまえば、それなりのショックを受けるのも当然だ。
「国際手配された訳じゃないから、ラボに情報来てなかったのか。てかこれ多分、小国警察の『俺たちは大国がバックに付いているラボの圧力にも屈しねぇぞ~っ! こなくそ~っ!』っていう反骨精神の現れだろうな」
「フリーデンさんの脅した物言いが気に障ったのかもしれませんねぇ」
「えぇ、俺の所為?」
「実際、共謀者としてフリーデンさんの姿が映ってる監視カメラ映像も公開されていますよ?」
「マジで? ちょっと検索……うわマジだ。テロップまで付いてんじゃん。こんな形でメディアデビューしたくなかったな~」
フリーデンは自分の端末でも事件の事を検索し、モーズを連れて車に乗り込む姿が公開されている事を知った。
バラエティ番組が時たま放送している、犯行の瞬間を捉えた監視カメラ特集に意図せず出演した気分だ。
「待ってくれ。この状態で私は一時帰宅出来るのか? 帰国した途端に拘束されないか?」
「ラボの空陸両用車は、国連所属の国だといかなる関門もスルー出来るから帰国自体は出来るぞ。しかも誰が乗ってるかもいちいち確認しない。だからアパートの近くまでは行けるだろうけど、その後どうするかだなぁ」
「これは、帰宅を諦めてアパートの大家さんに手配をお願いするか……」
モーズは携帯端末を操作し、自身が契約を交わしている賃貸アパートの大家へ連絡を試みた。
人工島アバトンとの時差は少しあるが向こうは昼間で活動時間の範囲内。よって大家は直ぐに着信に出てくれた。
『どなた?』
「ご無沙汰しております。私、210号室をお借りしているモーズで」
『モーズさん!? あなた今までどこほっつき歩いていたのよ!!』
そして甲高い女性の声が通話から響き渡り、モーズの鼓膜を貫く。
『幾ら電話かけても繋がらないし! メールの返事もないし! 何度もうちに警察くるし! 挙句ここ一週間毎日のようにあなたの顔ニュースで見るんだけど!? 一体何したのよ!!』
「ご迷惑をおかけしております! 信じて貰えないかもしれませんが冤罪で……! 私もつい先程、指名手配を受けている事を知り……っ!」
『そんな事より今どこにいるの!?』
「今? 今はその、海外です。それで大家さん、帰国が難しそうなのでデジタル文書で引き払いの手続きと、引越し業者の手配を代わりにお願いしたく……。勿論お代は全てこちらが受け持ちますし、謝礼も」
『明日までに荷物まとめないとお巡りさんが全部押収するって言ってたわよ! あなたの私物なんて何の証拠にもならないから多分捨てる事になるでしょうけど、急いで戻って来なさい!!』
「わかりました、今すぐ帰りますっ!」
ぶつ。ツー……、ツー……
静まり返った出入り口に、通話の切れた音が虚しく鳴り響く。
「……フリーデン、私は帰宅する」
「おう、頑張れ……」
人工島アバトンとモーズの帰国先であるヨーロッパの小国は時差もある上に、車での移動に半日近くかかる。時差を含めて移動時間を計算すると、アパートに着く頃には日付けが変わり朝を迎えている可能性がある。
悩んでいる暇などないモーズは、直ぐにセレンと共に車に乗り込み港を出た。
「戸締りはきちんとしていた。だから一週間ほど部屋を空けても大丈夫だと判断していたのだが、悪手だったな……。大家さんに連絡だけでも先にするべきだった……」
「しかし大家さんは先生の罪状、全く信じておりませんでしたねぇ」
ちなみに大家は通話を切った後に『あっ! 今アパートの周りはお巡りさん沢山巡回しているから、くれぐれも目立たないようにね!!』という警告電話も、わざわざ折り返して伝えてくれた。
「感染病棟の院長も心配しておりましたよ? 指名手配の件も院長から聞きましたし」
「引き継ぎも事故処理もせずに出て行ってしまったというのに、優しい方だ。いつかきちんと謝罪をしなくてはな」
一息ついた所で慌ただしく出立した疲れと、指名手配されていたという事実に沈んだ気分が戻ってきて、モーズは座席の背凭れに身体を預けた。
「全てはルチルさんが悪いのですっ! 次に会えた時は顔面に拳をお見舞いしましょう、先生!」
「気遣ってくれるのは有難いが、怒りよりも困惑が強くてだな……。あと今のうちにアパートに着いた後のプランを考えなくては、私は拘束されてしまう」
「アイギスで蹴散らすのはどうですか?」
「罪状が増えて終わるな」
そもそもモーズはまだアイギスを器用に扱えない。その所為で怪我人を出してしまえば、それこそ本当に犯罪者になってしまう。
「監視カメラ……。警察が張り込み……。どうしたものか。正直、研究データの入ったパソコンなどの電子機器は押収されているだろうから、他の物を処分されても深刻な問題ではないのだが……」
オフィウクス・ラボは『珊瑚』の研究に特化しているだけあり情報の宝庫で、モーズの失った研究データを補って有り余るレベルだ。なのであまり未練はない。
またモーズは病棟勤務時代は金銭的余裕のなさ、精神的余裕のなさから私物らしい私物は持っていなかった。しかも寄宿舎に置かれた支給品だけで十分に充実した生活が可能で、パスポートなどの身分証もラボの権限で再発行済みと、至れり尽くせり。故に銀行に預けてある貯金に執着する必要もない。何なら迷惑をかけた大家や院長に全額渡してもいい。
しかしアパートの自室には、書籍が積み上げられた作業机には、どうしても捨てられたくない物があった。
「……写真は、フランチェスコの写真だけは、取り戻さなければ」
データではなく、現像した写真。姿を消してしまった昔馴染みの姿が映った写真。
それだけは何としても、取り戻したかった。
「ですから先生は帰国先で指名手配されているので」
「初耳なのだが……!?」
「俺も初耳だわぁ」
モーズは慌てて携帯端末をポケットから取り出すと操作をし、自身の名と帰国先の小国のニュースを検索する。
そしてガッツリ顔出しで指名手配されている事を知った。しかもバイオテロ首謀者の実行犯として器物損壊罪に傷害罪、そして殺人罪がかせられている。
「うわ~。モーズお前地元で有名人になってんな~」
「すまない、少々、その……落ち込ませてくれ」
ここ数日味わい続けた無力感に打ちひしがれた時とはまた違う、気が滅入る感覚に、モーズは廊下の壁に両手をついて項垂れた。
今まで軽犯罪一つ犯さず自分なりに品行方正に努めてきたというのに、冤罪とはいえ非常に重たい罪を被せられてしまえば、それなりのショックを受けるのも当然だ。
「国際手配された訳じゃないから、ラボに情報来てなかったのか。てかこれ多分、小国警察の『俺たちは大国がバックに付いているラボの圧力にも屈しねぇぞ~っ! こなくそ~っ!』っていう反骨精神の現れだろうな」
「フリーデンさんの脅した物言いが気に障ったのかもしれませんねぇ」
「えぇ、俺の所為?」
「実際、共謀者としてフリーデンさんの姿が映ってる監視カメラ映像も公開されていますよ?」
「マジで? ちょっと検索……うわマジだ。テロップまで付いてんじゃん。こんな形でメディアデビューしたくなかったな~」
フリーデンは自分の端末でも事件の事を検索し、モーズを連れて車に乗り込む姿が公開されている事を知った。
バラエティ番組が時たま放送している、犯行の瞬間を捉えた監視カメラ特集に意図せず出演した気分だ。
「待ってくれ。この状態で私は一時帰宅出来るのか? 帰国した途端に拘束されないか?」
「ラボの空陸両用車は、国連所属の国だといかなる関門もスルー出来るから帰国自体は出来るぞ。しかも誰が乗ってるかもいちいち確認しない。だからアパートの近くまでは行けるだろうけど、その後どうするかだなぁ」
「これは、帰宅を諦めてアパートの大家さんに手配をお願いするか……」
モーズは携帯端末を操作し、自身が契約を交わしている賃貸アパートの大家へ連絡を試みた。
人工島アバトンとの時差は少しあるが向こうは昼間で活動時間の範囲内。よって大家は直ぐに着信に出てくれた。
『どなた?』
「ご無沙汰しております。私、210号室をお借りしているモーズで」
『モーズさん!? あなた今までどこほっつき歩いていたのよ!!』
そして甲高い女性の声が通話から響き渡り、モーズの鼓膜を貫く。
『幾ら電話かけても繋がらないし! メールの返事もないし! 何度もうちに警察くるし! 挙句ここ一週間毎日のようにあなたの顔ニュースで見るんだけど!? 一体何したのよ!!』
「ご迷惑をおかけしております! 信じて貰えないかもしれませんが冤罪で……! 私もつい先程、指名手配を受けている事を知り……っ!」
『そんな事より今どこにいるの!?』
「今? 今はその、海外です。それで大家さん、帰国が難しそうなのでデジタル文書で引き払いの手続きと、引越し業者の手配を代わりにお願いしたく……。勿論お代は全てこちらが受け持ちますし、謝礼も」
『明日までに荷物まとめないとお巡りさんが全部押収するって言ってたわよ! あなたの私物なんて何の証拠にもならないから多分捨てる事になるでしょうけど、急いで戻って来なさい!!』
「わかりました、今すぐ帰りますっ!」
ぶつ。ツー……、ツー……
静まり返った出入り口に、通話の切れた音が虚しく鳴り響く。
「……フリーデン、私は帰宅する」
「おう、頑張れ……」
人工島アバトンとモーズの帰国先であるヨーロッパの小国は時差もある上に、車での移動に半日近くかかる。時差を含めて移動時間を計算すると、アパートに着く頃には日付けが変わり朝を迎えている可能性がある。
悩んでいる暇などないモーズは、直ぐにセレンと共に車に乗り込み港を出た。
「戸締りはきちんとしていた。だから一週間ほど部屋を空けても大丈夫だと判断していたのだが、悪手だったな……。大家さんに連絡だけでも先にするべきだった……」
「しかし大家さんは先生の罪状、全く信じておりませんでしたねぇ」
ちなみに大家は通話を切った後に『あっ! 今アパートの周りはお巡りさん沢山巡回しているから、くれぐれも目立たないようにね!!』という警告電話も、わざわざ折り返して伝えてくれた。
「感染病棟の院長も心配しておりましたよ? 指名手配の件も院長から聞きましたし」
「引き継ぎも事故処理もせずに出て行ってしまったというのに、優しい方だ。いつかきちんと謝罪をしなくてはな」
一息ついた所で慌ただしく出立した疲れと、指名手配されていたという事実に沈んだ気分が戻ってきて、モーズは座席の背凭れに身体を預けた。
「全てはルチルさんが悪いのですっ! 次に会えた時は顔面に拳をお見舞いしましょう、先生!」
「気遣ってくれるのは有難いが、怒りよりも困惑が強くてだな……。あと今のうちにアパートに着いた後のプランを考えなくては、私は拘束されてしまう」
「アイギスで蹴散らすのはどうですか?」
「罪状が増えて終わるな」
そもそもモーズはまだアイギスを器用に扱えない。その所為で怪我人を出してしまえば、それこそ本当に犯罪者になってしまう。
「監視カメラ……。警察が張り込み……。どうしたものか。正直、研究データの入ったパソコンなどの電子機器は押収されているだろうから、他の物を処分されても深刻な問題ではないのだが……」
オフィウクス・ラボは『珊瑚』の研究に特化しているだけあり情報の宝庫で、モーズの失った研究データを補って有り余るレベルだ。なのであまり未練はない。
またモーズは病棟勤務時代は金銭的余裕のなさ、精神的余裕のなさから私物らしい私物は持っていなかった。しかも寄宿舎に置かれた支給品だけで十分に充実した生活が可能で、パスポートなどの身分証もラボの権限で再発行済みと、至れり尽くせり。故に銀行に預けてある貯金に執着する必要もない。何なら迷惑をかけた大家や院長に全額渡してもいい。
しかしアパートの自室には、書籍が積み上げられた作業机には、どうしても捨てられたくない物があった。
「……写真は、フランチェスコの写真だけは、取り戻さなければ」
データではなく、現像した写真。姿を消してしまった昔馴染みの姿が映った写真。
それだけは何としても、取り戻したかった。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
プライベート・スペクタル
点一
ファンタジー
【星】(スターズ)。それは山河を変えるほどの膂力、千里を駆ける脚力、そして異形の術や能力を有する超人・怪人達。
この物語はそんな連中のひどく…ひどく個人的な物語群。
その中の一部、『龍王』と呼ばれた一人の男に焦点を当てたお話。
(※基本 隔週土曜日に更新予定)
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる