259 / 600
第十三章 朝顔の種編
第252話 撒き餌
しおりを挟む
【あいつら脳みそがノミ以下と考えた方がよさそうだ】
日本家屋の豪邸という形を取った、ペガサス教団の隠れ集会所。
その庭に作られた池の前で鶏血は鯉に餌遣りを行いつつ、背後に控えるユワに、信徒達に対する不満を中国語で漏らしていた。
【馬鹿とは極力関わりたくないな。いざという時に逃げる備えをしてくれ、ユワ】
「承知しました、鶏血さま」
元より大した働きを期待していなかったが、ここまで愚行を犯してきたのは想定外。
故に鶏血は此度の計画を信徒達に一任するという形で、既に見切りを付けていた。
【この集会所は広くて便利だったが、恐らく駄目になる。フルグライトの言葉を借りるなら「勿体無い」が的確だろうよ】
「確か昔、生物災害発生時のシェルターに改築された屋敷ですよね?」
【そう。感染爆発と生物災害を受け、持ち主は籠城する為に増改築を繰り返した。らしい。だから隠し通路や隠し部屋、侵入者を拒むカラクリも沢山ある。だが何の因果か、屋敷に手を加え続けた末に《覗き穴》ができた。アタシ達からすれば、ここは聖域だ】
「聖域を手放す事になるのは悲しいですね。どうにか穏便に済むとよいのですが」
【期待なんてしないのが吉だろう。恐らくそろそろクスシの連中がやって来る。怖いからアタシ達は隠し部屋に引き篭もるとしようか】
「わかりました」
ユワは淡々と返事をし、鶏血に従う。
【……。いや待て】
しかしそこで鶏血は餌袋を片手に立ち上がり、仮面の顎部分をさすった。
「鶏血さま?」
【このまま破滅を見届けてもいいが、それではアタシの評判に差し障る……。アタシが関わっていながらクスシの抹消、『アレキサンドライト』の確保どちらも失敗したとなると、《未成熟子》の身ながら貢献して得た立場が危うくなる……。アタシが洗礼を受け洗礼名を授かり、『伝道師』になるまでどれだけ苦労したと……】
「しかしそうは言いましても、この最悪の状況を今から変えられますでしょうか?」
【手は、ある】
鶏血はそう断言すると、懐からあるものを取り出す。それは何の変哲もない携帯端末だった。
【これで少し、連中の手助けをしてやろう】
◇
「あそこか……」
鶏血が隠し部屋に姿を消してから間もなくして、モーズ達の乗る空陸両用車は豪邸と称して差し支えない屋敷に辿り着いていた。
車は屋敷前の路肩に停め、まずは青洲が下車をする。
「燐、パラチオン……小生と共に。ニコチンは、残れ……」
「あ゙ぁ゙!?」
「アトロピン、モーズ……。こいつを見張ってくれ……」
「承知いたしました」
「わ、わかりました」
青洲に続き真っ先に車から降りようとしたのを止められ、挙句残るように命じられてしまったニコチンは露骨に不満の声をあげた。
「何で俺が下がってなきゃいけねぇんだよ!!」
「貴方が冷静ではないからです。被害を最小限にする事も、ウミヘビとして必要な心構えでございます」
「そりゃ菌床処分での話だろが!」
「民家では更に配慮が必要になります。その程度のこと、貴方ならば理解できるでしょうに」
怒りで普段の冷静さがなくなっているニコチンを嗜めるアトロピン。するとニコチンは湧き上がる怒りを誤魔化す為か、タバコを吸い始めた。激情に駆られそうな状態でも、なるべく命令に従う姿は健気にも見える。
尤もモーズもまた、ただ青洲を信じて待つしかできない身。もどかしい思いを抱えながらも、彼は無事にアセトアルデヒドが帰って来る事を願った。
◇
一方。
燐とパラチオンを連れた青洲は、屋敷の正門の前に立ちまずは普通にインターホンを押し、中の人間とコンタクトを取りにかかる。
「夜分、失礼する……」
インターホンに応えた住人からの返事はなかったものの、青洲は挨拶を軽く済ました後、本題に入った。
「連れを攫ったのは……わかっている。こちらも大事には、したくない。彼を解放してくれるのならば、それで終わらせたい……」
警察沙汰にしたくないのは双方、同じの筈。加えて青洲の予想では、相手は人違いを犯してしまっている。アセトアルデヒドを捕らえたままにする理由はないだろう。
故にただ返してくれたら、青洲はこの件はラボに報告する事もせず、なかった事にするつもりであった。これは青洲に面倒臭がりのケがある面も大きいが、誰でも間違いを起こすものという寛容さからも来ている。
「…………」
青洲はただ静かに、相手方の返事を待った。
「……交換、条件?」
しかし相手方の返事は青洲の期待していたものではなく、条件の提示であった。
曰く、モーズを差し出せばアセトアルデヒドは解放する、と。
「交渉、決裂か……」
すると青洲はその条件について深く訊く事も、双方が納得できるまで話し合うなんて事もせず、「自分の要件は聞き入れられなかった」事だけに焦点を当て、相手の要望ごと交渉を切り捨てた。
「では、突入する」
青洲は、面倒臭がりのケがある。
よって長引きそうな事態は多少強引な手を使っても、速やかな幕引きを求める。
その青洲の宣言を聞いた相手方の返事は、言葉ではなく無数の鉛玉であった。消音機能を搭載しているのか、発砲音もなしに放たれた鉛玉が正門ごと青洲を蜂の巣にしにかかる。
しかし青洲は微動だにせず立っているだけなのに、ただの一発も鉛玉を受ける事はなかった。幾ら銃撃をしようとも、鉛玉は青洲に届く前に彼の足元に転がるのだ。
「パラチオン、露払いを……。決して、殺めぬように……」
「チッ。初任務の相手がただの人間、しかも不殺生とは物足りない」
「青い血も、決して流してはいけない……」
「それは鉛玉を受けなければいいだけの話ではないか。なんと容易い」
「それを容易いって言っちゃうのは流石パラチオンだねぇっ!」
「燐は、小生の側に……。……いや。その前にまず、『開門』を」
「ガッテンだ!」
青洲の命を受けた燐は帯に挿していたペッパーボックスピストル――例によって銃口がガラス玉で塞がれた《抽射器》を手にすると、正門に向け躊躇なく撃った。
ドカンッ!
銃口から放たれた白い発光体が当たった正門は、派手な爆発音を響かせながら大穴を作り、木片を飛び散らせる。
そうして青洲は正面から堂々と、屋敷の中へ侵入した。
日本家屋の豪邸という形を取った、ペガサス教団の隠れ集会所。
その庭に作られた池の前で鶏血は鯉に餌遣りを行いつつ、背後に控えるユワに、信徒達に対する不満を中国語で漏らしていた。
【馬鹿とは極力関わりたくないな。いざという時に逃げる備えをしてくれ、ユワ】
「承知しました、鶏血さま」
元より大した働きを期待していなかったが、ここまで愚行を犯してきたのは想定外。
故に鶏血は此度の計画を信徒達に一任するという形で、既に見切りを付けていた。
【この集会所は広くて便利だったが、恐らく駄目になる。フルグライトの言葉を借りるなら「勿体無い」が的確だろうよ】
「確か昔、生物災害発生時のシェルターに改築された屋敷ですよね?」
【そう。感染爆発と生物災害を受け、持ち主は籠城する為に増改築を繰り返した。らしい。だから隠し通路や隠し部屋、侵入者を拒むカラクリも沢山ある。だが何の因果か、屋敷に手を加え続けた末に《覗き穴》ができた。アタシ達からすれば、ここは聖域だ】
「聖域を手放す事になるのは悲しいですね。どうにか穏便に済むとよいのですが」
【期待なんてしないのが吉だろう。恐らくそろそろクスシの連中がやって来る。怖いからアタシ達は隠し部屋に引き篭もるとしようか】
「わかりました」
ユワは淡々と返事をし、鶏血に従う。
【……。いや待て】
しかしそこで鶏血は餌袋を片手に立ち上がり、仮面の顎部分をさすった。
「鶏血さま?」
【このまま破滅を見届けてもいいが、それではアタシの評判に差し障る……。アタシが関わっていながらクスシの抹消、『アレキサンドライト』の確保どちらも失敗したとなると、《未成熟子》の身ながら貢献して得た立場が危うくなる……。アタシが洗礼を受け洗礼名を授かり、『伝道師』になるまでどれだけ苦労したと……】
「しかしそうは言いましても、この最悪の状況を今から変えられますでしょうか?」
【手は、ある】
鶏血はそう断言すると、懐からあるものを取り出す。それは何の変哲もない携帯端末だった。
【これで少し、連中の手助けをしてやろう】
◇
「あそこか……」
鶏血が隠し部屋に姿を消してから間もなくして、モーズ達の乗る空陸両用車は豪邸と称して差し支えない屋敷に辿り着いていた。
車は屋敷前の路肩に停め、まずは青洲が下車をする。
「燐、パラチオン……小生と共に。ニコチンは、残れ……」
「あ゙ぁ゙!?」
「アトロピン、モーズ……。こいつを見張ってくれ……」
「承知いたしました」
「わ、わかりました」
青洲に続き真っ先に車から降りようとしたのを止められ、挙句残るように命じられてしまったニコチンは露骨に不満の声をあげた。
「何で俺が下がってなきゃいけねぇんだよ!!」
「貴方が冷静ではないからです。被害を最小限にする事も、ウミヘビとして必要な心構えでございます」
「そりゃ菌床処分での話だろが!」
「民家では更に配慮が必要になります。その程度のこと、貴方ならば理解できるでしょうに」
怒りで普段の冷静さがなくなっているニコチンを嗜めるアトロピン。するとニコチンは湧き上がる怒りを誤魔化す為か、タバコを吸い始めた。激情に駆られそうな状態でも、なるべく命令に従う姿は健気にも見える。
尤もモーズもまた、ただ青洲を信じて待つしかできない身。もどかしい思いを抱えながらも、彼は無事にアセトアルデヒドが帰って来る事を願った。
◇
一方。
燐とパラチオンを連れた青洲は、屋敷の正門の前に立ちまずは普通にインターホンを押し、中の人間とコンタクトを取りにかかる。
「夜分、失礼する……」
インターホンに応えた住人からの返事はなかったものの、青洲は挨拶を軽く済ました後、本題に入った。
「連れを攫ったのは……わかっている。こちらも大事には、したくない。彼を解放してくれるのならば、それで終わらせたい……」
警察沙汰にしたくないのは双方、同じの筈。加えて青洲の予想では、相手は人違いを犯してしまっている。アセトアルデヒドを捕らえたままにする理由はないだろう。
故にただ返してくれたら、青洲はこの件はラボに報告する事もせず、なかった事にするつもりであった。これは青洲に面倒臭がりのケがある面も大きいが、誰でも間違いを起こすものという寛容さからも来ている。
「…………」
青洲はただ静かに、相手方の返事を待った。
「……交換、条件?」
しかし相手方の返事は青洲の期待していたものではなく、条件の提示であった。
曰く、モーズを差し出せばアセトアルデヒドは解放する、と。
「交渉、決裂か……」
すると青洲はその条件について深く訊く事も、双方が納得できるまで話し合うなんて事もせず、「自分の要件は聞き入れられなかった」事だけに焦点を当て、相手の要望ごと交渉を切り捨てた。
「では、突入する」
青洲は、面倒臭がりのケがある。
よって長引きそうな事態は多少強引な手を使っても、速やかな幕引きを求める。
その青洲の宣言を聞いた相手方の返事は、言葉ではなく無数の鉛玉であった。消音機能を搭載しているのか、発砲音もなしに放たれた鉛玉が正門ごと青洲を蜂の巣にしにかかる。
しかし青洲は微動だにせず立っているだけなのに、ただの一発も鉛玉を受ける事はなかった。幾ら銃撃をしようとも、鉛玉は青洲に届く前に彼の足元に転がるのだ。
「パラチオン、露払いを……。決して、殺めぬように……」
「チッ。初任務の相手がただの人間、しかも不殺生とは物足りない」
「青い血も、決して流してはいけない……」
「それは鉛玉を受けなければいいだけの話ではないか。なんと容易い」
「それを容易いって言っちゃうのは流石パラチオンだねぇっ!」
「燐は、小生の側に……。……いや。その前にまず、『開門』を」
「ガッテンだ!」
青洲の命を受けた燐は帯に挿していたペッパーボックスピストル――例によって銃口がガラス玉で塞がれた《抽射器》を手にすると、正門に向け躊躇なく撃った。
ドカンッ!
銃口から放たれた白い発光体が当たった正門は、派手な爆発音を響かせながら大穴を作り、木片を飛び散らせる。
そうして青洲は正面から堂々と、屋敷の中へ侵入した。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
プライベート・スペクタル
点一
ファンタジー
【星】(スターズ)。それは山河を変えるほどの膂力、千里を駆ける脚力、そして異形の術や能力を有する超人・怪人達。
この物語はそんな連中のひどく…ひどく個人的な物語群。
その中の一部、『龍王』と呼ばれた一人の男に焦点を当てたお話。
(※基本 隔週土曜日に更新予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる