277 / 600
第十三章 朝顔の種編
第270話 手毬
しおりを挟む
閉店時間が過ぎ、加恵も帰宅した夜。
ようやく大学から帰ってきた青洲は、店仕舞いの手伝いをする朝顔を険しい顔で見詰めていた。
「勤務初日は、どうだった? 母上や彼女に、不利益を被ってはいないだろうな?」
「その。撮影大会とやらが、開催されました」
「……。……そうか」
そして困惑気味に返された朝顔の答えを聞いて、少し表情が和らいだというか、同情を孕んだ眼差しを向けられた。
「聞いてよ聞いてよ青洲ちゃん! 朝顔ちゃんのお陰で常連さん方大盛り上がりでねぇ~っ!」
なお朝顔の店番効果で今日の売上がよかった母上は興奮しっぱなしで、青洲の元に駆け寄ると肩を掴んでがくがく揺さぶっている。
「は、母上、落ち着いて……っ」
「加恵ちゃんとも仲良くお店回してくれてね~っ! もう大助かりよっ!」
「はい。御母堂は接客でお忙しかったので、本日は加恵さんに多くを学ばせて頂きました。あの女は穏やかでお優しいお方ですが、芯が強く、素敵なお方ですね」
「……。う、うむ……」
朝顔が感じた加恵の印象を素直に青洲に伝えると、どうにか母上を引き剥がした青洲は何やら落ち着かなさそうに視線を泳がしている。
すると母上は「あらあら」と口元に手を当てると、反対の手で青洲の頬をつんつんとつついた。
「青洲ちゃん。そんなに加恵ちゃんが心配なら、告白の一つや2つしちゃいなさいよ」
「はっ、母上っ!!」
青洲のひっくり返った声が店内に響く。
その声を無視し、母上は今度は朝顔の元へ駆け寄った。
「聞いてよ朝顔ちゃん。青洲ちゃんってば加恵ちゃんに一目惚れしているのに、ず~っと声をかけないでいるのよ? もう私じれったくてじれったくて」
「そうだったのですか」
「ひ、ひ、一目惚れなどしていないっ!」
「まぁ~っ! 嘘はいけないわ青洲ちゃんっ!」
「うっ、嘘など……! しょ、小生は……っ! 彼女の気立てがよく、勤勉で、気丈夫なところに…………好感を、持っているだけだ」
そう語る青洲の顔は、林檎のように真っ赤に染まっている。
「早く付き合えばいいのにねぇ」
「母上っ!!」
「何よ~?」
「……っ! べ、勉強に戻りますっ!」
青洲は荒い足取りで座敷に上がると、顔を伏せたまま2人の横を通り過ぎ2階へと駆け上がってしまった。
外が暗くなるまで大学で勉強をしていただろうに、まだ勉強をするという青洲に、朝顔は不思議そうに首を傾げる。
「青洲殿は遅くまで勉強をしているようですが、何を学んでいるのでしょうか?」
「あの子はねぇ、医者になる勉強をしているの。青洲ちゃんは昔、お腹の中に悪い物ができた事があって、痛くて苦しい思いをしていたんだけどね。あの子を診てくれたお医者さんが痛みを魔法みたく消してくれて、悪い物を身体の外に出してあっという間に治してくれた事に感動しちゃって」
母上は微笑みながら、青洲の話をしてくれた。
幼い頃に抱いた憧れを原動力に、医者を目指しているのだと。
「あの人みたいになるんだって、頑張っているのよ。朝顔ちゃんを拾ったお山も勉強の一環で借りている所で、薬草栽培をしているのよ?」
「そうだったのですね。素晴らしい志です」
「けど、こと恋愛には奥手も奥手というか、小心者なのよねぇ。早く孫の顔を見せてくれてもいいのにっ」
勉強熱心な所は感心しているものの、なかなか進展していないらしい恋模様には不満なようで、母上は腰に手を当てて頬を膨らませていたのだった。
◇
(御母堂はああ言っておりましたが、加恵殿のお気持ちはどうなのでしょうか?)
朝顔が青洲の家に居候するようになってから数日後。週末の朝。
早起きをした朝顔は(と言うよりも、人間より睡眠が必要ないので時間を持て余している)母上よりも先に呉服屋の外に出て、掃き掃除をしていた。
そこに今日はフルタイムで働く予定の加恵が、日傘を片手に店の前へとやってくる。
「おはようございます、加恵殿。お早いですね。開店のお時間はまだ先の筈ですが」
「朝顔さんこそ、お早いわね」
「先に掃除をすませようかと思いまして。それから商品の勉強をしようかと」
「そう。私は今期に入る新作を見に来たの。あぁ、店長にはあらかじめ許可を頂いているわ。場所、ちょっと借りるわね」
加恵は店内の座敷にあがると、箪笥にしまっていた着物を何着か取り出し始めた。
間もなくして掃除を終えた朝顔も店内へと戻り、加恵が衣紋掛けに並べた着物を一緒に鑑賞させて貰う事おしあ。
「この着物には、花の他に玉が描かれておりますね」
「『手毬』よ。昔の女の子がよく使っていた、遊び道具。何事も円満に終わりますように、って意味が込められていると伝わっているわ」
「柄に意味があるのですか」
「えぇ。私は好きな柄を着るのが一番だと思うけど、験担ぎとして意味が求められる事もあるの。魔除けとか、長寿とか。手毬の柄には他にも『良縁』の願いが込められているわね」
「良縁……」
そこでふと、朝顔は青洲の顔が脳裏に浮かぶ。
「加恵殿は、結ばれたい縁がありますでしょうか?」
加恵には気になる相手がいるのかどうか。純粋に気になった朝顔が訊いてみると、彼女は「はい」とも「いいえ」とも言わず、頬を林檎色に染めてうつむいてしまう。
怒らせてしまったかと思った朝顔は慌てて頭を下げた。
「すみません、不躾な事を訊いてしまいましたか」
「わ、私こそごめんなさいね。挙動不審になっちゃって」
怒っている訳ではなさそうだ。ひとまず朝顔は安堵する。
「その、ええっとね。朝顔さん。内緒にしておいて、欲しいのだけど」
「はい」
「……店長の息子さんとね。もっとお喋りがしたいなって、ちょっと、思っているわ」
◇
「加恵ちゃん脈ありじゃない……!」
「御母堂、話を聞いていらしたのですか」
店仕舞いを終えた夜。
2階の台所で夕飯作りの手伝いをしていた朝顔は、肩を震わせながら鍋で味噌を混ぜる母上に今朝の話を振られていた。
「2人とも店に出ているのに私がサボる訳いかないって思ってぇ~っ! そしたら青春の香りがしてぇ~っ! いけないってわかっていながら盗み聞きしちゃったのよ~っ!」
「左様ですか」
淡々と答えながら包丁でジャガイモの皮を剥く朝顔。
「どうしましょう。慎ましく恋を成就させるのも美味しいけれど、そもそも青洲ちゃん朴念仁だから進展に期待できないのよね」
「御母堂?」
「加恵ちゃんみたく可愛らしい子はモテモテなんだから、気になるなら早く行動に移さないと! 学年があがれば勉強でもっと時間取れなくなっちゃうんだから、青春するなら今のうち!」
「御母堂、楽しんでおりませんか?」
その日の夕食には赤飯が炊かれ、帰宅した青洲に「何か祝い事でもあったか?」と訊ねられたものの、赤飯の意味を知らない朝顔は「さぁ?」と答える他なかった。
ようやく大学から帰ってきた青洲は、店仕舞いの手伝いをする朝顔を険しい顔で見詰めていた。
「勤務初日は、どうだった? 母上や彼女に、不利益を被ってはいないだろうな?」
「その。撮影大会とやらが、開催されました」
「……。……そうか」
そして困惑気味に返された朝顔の答えを聞いて、少し表情が和らいだというか、同情を孕んだ眼差しを向けられた。
「聞いてよ聞いてよ青洲ちゃん! 朝顔ちゃんのお陰で常連さん方大盛り上がりでねぇ~っ!」
なお朝顔の店番効果で今日の売上がよかった母上は興奮しっぱなしで、青洲の元に駆け寄ると肩を掴んでがくがく揺さぶっている。
「は、母上、落ち着いて……っ」
「加恵ちゃんとも仲良くお店回してくれてね~っ! もう大助かりよっ!」
「はい。御母堂は接客でお忙しかったので、本日は加恵さんに多くを学ばせて頂きました。あの女は穏やかでお優しいお方ですが、芯が強く、素敵なお方ですね」
「……。う、うむ……」
朝顔が感じた加恵の印象を素直に青洲に伝えると、どうにか母上を引き剥がした青洲は何やら落ち着かなさそうに視線を泳がしている。
すると母上は「あらあら」と口元に手を当てると、反対の手で青洲の頬をつんつんとつついた。
「青洲ちゃん。そんなに加恵ちゃんが心配なら、告白の一つや2つしちゃいなさいよ」
「はっ、母上っ!!」
青洲のひっくり返った声が店内に響く。
その声を無視し、母上は今度は朝顔の元へ駆け寄った。
「聞いてよ朝顔ちゃん。青洲ちゃんってば加恵ちゃんに一目惚れしているのに、ず~っと声をかけないでいるのよ? もう私じれったくてじれったくて」
「そうだったのですか」
「ひ、ひ、一目惚れなどしていないっ!」
「まぁ~っ! 嘘はいけないわ青洲ちゃんっ!」
「うっ、嘘など……! しょ、小生は……っ! 彼女の気立てがよく、勤勉で、気丈夫なところに…………好感を、持っているだけだ」
そう語る青洲の顔は、林檎のように真っ赤に染まっている。
「早く付き合えばいいのにねぇ」
「母上っ!!」
「何よ~?」
「……っ! べ、勉強に戻りますっ!」
青洲は荒い足取りで座敷に上がると、顔を伏せたまま2人の横を通り過ぎ2階へと駆け上がってしまった。
外が暗くなるまで大学で勉強をしていただろうに、まだ勉強をするという青洲に、朝顔は不思議そうに首を傾げる。
「青洲殿は遅くまで勉強をしているようですが、何を学んでいるのでしょうか?」
「あの子はねぇ、医者になる勉強をしているの。青洲ちゃんは昔、お腹の中に悪い物ができた事があって、痛くて苦しい思いをしていたんだけどね。あの子を診てくれたお医者さんが痛みを魔法みたく消してくれて、悪い物を身体の外に出してあっという間に治してくれた事に感動しちゃって」
母上は微笑みながら、青洲の話をしてくれた。
幼い頃に抱いた憧れを原動力に、医者を目指しているのだと。
「あの人みたいになるんだって、頑張っているのよ。朝顔ちゃんを拾ったお山も勉強の一環で借りている所で、薬草栽培をしているのよ?」
「そうだったのですね。素晴らしい志です」
「けど、こと恋愛には奥手も奥手というか、小心者なのよねぇ。早く孫の顔を見せてくれてもいいのにっ」
勉強熱心な所は感心しているものの、なかなか進展していないらしい恋模様には不満なようで、母上は腰に手を当てて頬を膨らませていたのだった。
◇
(御母堂はああ言っておりましたが、加恵殿のお気持ちはどうなのでしょうか?)
朝顔が青洲の家に居候するようになってから数日後。週末の朝。
早起きをした朝顔は(と言うよりも、人間より睡眠が必要ないので時間を持て余している)母上よりも先に呉服屋の外に出て、掃き掃除をしていた。
そこに今日はフルタイムで働く予定の加恵が、日傘を片手に店の前へとやってくる。
「おはようございます、加恵殿。お早いですね。開店のお時間はまだ先の筈ですが」
「朝顔さんこそ、お早いわね」
「先に掃除をすませようかと思いまして。それから商品の勉強をしようかと」
「そう。私は今期に入る新作を見に来たの。あぁ、店長にはあらかじめ許可を頂いているわ。場所、ちょっと借りるわね」
加恵は店内の座敷にあがると、箪笥にしまっていた着物を何着か取り出し始めた。
間もなくして掃除を終えた朝顔も店内へと戻り、加恵が衣紋掛けに並べた着物を一緒に鑑賞させて貰う事おしあ。
「この着物には、花の他に玉が描かれておりますね」
「『手毬』よ。昔の女の子がよく使っていた、遊び道具。何事も円満に終わりますように、って意味が込められていると伝わっているわ」
「柄に意味があるのですか」
「えぇ。私は好きな柄を着るのが一番だと思うけど、験担ぎとして意味が求められる事もあるの。魔除けとか、長寿とか。手毬の柄には他にも『良縁』の願いが込められているわね」
「良縁……」
そこでふと、朝顔は青洲の顔が脳裏に浮かぶ。
「加恵殿は、結ばれたい縁がありますでしょうか?」
加恵には気になる相手がいるのかどうか。純粋に気になった朝顔が訊いてみると、彼女は「はい」とも「いいえ」とも言わず、頬を林檎色に染めてうつむいてしまう。
怒らせてしまったかと思った朝顔は慌てて頭を下げた。
「すみません、不躾な事を訊いてしまいましたか」
「わ、私こそごめんなさいね。挙動不審になっちゃって」
怒っている訳ではなさそうだ。ひとまず朝顔は安堵する。
「その、ええっとね。朝顔さん。内緒にしておいて、欲しいのだけど」
「はい」
「……店長の息子さんとね。もっとお喋りがしたいなって、ちょっと、思っているわ」
◇
「加恵ちゃん脈ありじゃない……!」
「御母堂、話を聞いていらしたのですか」
店仕舞いを終えた夜。
2階の台所で夕飯作りの手伝いをしていた朝顔は、肩を震わせながら鍋で味噌を混ぜる母上に今朝の話を振られていた。
「2人とも店に出ているのに私がサボる訳いかないって思ってぇ~っ! そしたら青春の香りがしてぇ~っ! いけないってわかっていながら盗み聞きしちゃったのよ~っ!」
「左様ですか」
淡々と答えながら包丁でジャガイモの皮を剥く朝顔。
「どうしましょう。慎ましく恋を成就させるのも美味しいけれど、そもそも青洲ちゃん朴念仁だから進展に期待できないのよね」
「御母堂?」
「加恵ちゃんみたく可愛らしい子はモテモテなんだから、気になるなら早く行動に移さないと! 学年があがれば勉強でもっと時間取れなくなっちゃうんだから、青春するなら今のうち!」
「御母堂、楽しんでおりませんか?」
その日の夕食には赤飯が炊かれ、帰宅した青洲に「何か祝い事でもあったか?」と訊ねられたものの、赤飯の意味を知らない朝顔は「さぁ?」と答える他なかった。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
プライベート・スペクタル
点一
ファンタジー
【星】(スターズ)。それは山河を変えるほどの膂力、千里を駆ける脚力、そして異形の術や能力を有する超人・怪人達。
この物語はそんな連中のひどく…ひどく個人的な物語群。
その中の一部、『龍王』と呼ばれた一人の男に焦点を当てたお話。
(※基本 隔週土曜日に更新予定)
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる