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現世:新たなる旅立ち
54.ナターシャと
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その頃、アフロディーテに行ったナターシャは、急にモテモテになって、困惑している。
エレモアの席に人間の公爵令嬢が座ったものだから。今度こそ、人間の令嬢と結婚したいという神様が列をなして、ナターシャにアプローチをしている。
「ナターシャ嬢は、どんなものがお好きでしょうか?」
「ナターシャ嬢は、休日には、何をしていらっしゃるのでしょうか?」
「わたくし、好き嫌いはございません。休日は読書をしたり、お買い物に出かけたり、あとは刺繍をしたりしています」
「おお!乗馬をなされることはございませんか?」
「淑女のたしなみとして、乗馬をすることもございます」
「でしたら、今度は、私に乗ってください!」
「……?……」
ナターシャは意味が分からず、小首をちょこんとかしげている。
「バカ、卑猥なことを言うな!」
ナターシャは、今まで婚約者から邪険に扱われてきたせいか、世の女性はこんなにもイケメンから傅かれていたのかと思うと少々悔しいという思いが半分と、まさに目の前で繰り広げられている、この状況に満足している部分もある。
そうね。まだまだ若いのだから、あんな浮気者のオスカル様のことなど放っておいて、わたくしはわたくしの人生を、恋愛をもっと気楽に楽しむべきだと思うわ。
それにあの後、アムステルダムに帰ってみたら、スーザン様にまでちょっかいを出していらっしゃることがわかって、正直、立腹した。こと女性に関して、見境がなさすぎる。オンナのカラダをしていたら、何でもいいのかとさえ、思ってしまう。
それに、ここで口説いてくださっているイケメンたちは、実は皆、神様であることも知っている。
だから、もし、オスカルと婚約を破棄されるようなことがあったとしても、神様を滑り止めにできるなんて、素敵ではないか?なーんてね。
イケメン神様とのおしゃべりは、ナターシャの心を軽くしてくれる。家にいても、社交界にいても、いつも目にするし、噂できくのはオスカル様がいかに女狂いをされているかのことばかりで、ナターシャの心は気が付けば、ボロボロズタズタになっていたのだ。
それが夜会に出ると、なぜかイケメン神様がさりげなく、ナターシャをエスコートしてくださるものだから、周りの令嬢からうらやましがられるようになった。
もう、オスカルのかわいそうな婚約者として噂の的になったとしても、こんな美形にエスコートされるような魅力ある令嬢だとも言われているようで、自慢したいぐらいの面持ちになっていく。
そんなナターシャを遠目で見て、地団駄を踏んでいるのが今更のオスカル。陛下から、ナターシャとの婚約を白紙撤回するように求められたものの、どうしてもナターシャを手放す気などない。
しかし、陛下が親父に言ってしまわれたから、白紙撤回は免れない。
幼いころからの付き合いで、その頃から愛していたのは、本心だったからで。成長するにつれ、閨教育なるもので、はじめて女性を知った時は衝撃的な出来事だった。
それからというもの、自分の熱を下げるため女とやりまくったことは認めるが、その間も決して、ナターシャのことを蔑ろにしてきたことなど一度もない、つもりだった。
それを陛下から、ああいう形で指摘され、陛下でなく友だったら、取っ組み合いの喧嘩をしていただろうと思う。
俺は、ナターシャを愛している。あんなどこの馬の骨かも、わからないようなヤツには絶対渡さない!
ナターシャと今踊っているのは、ペガサス。息の合ったダンスに周囲は見とれている。
「ナターシャ嬢、どうか私を選んでください。アナタを妻とし、一生大切にすると誓います」
「嬉しいですわ……、でも、わたくしにはまだ形だけとはいえ婚約者がおりますもの」
「ナターシャ嬢を一人ぼっちにする婚約者など、いらないのではありませんか?私がナターシャ様の心の中から追い出して差し上げましょう」
「わかりましたわ。ペガサス様にお任せします。でも、そのかわり……ここではイヤですわ。どこかロマンティックなところでなら……」
なぜなら、夜会会場の庭のあちこちで、即席カップルがあられもない姿でハッスルしている。そのうちの一組にはなりたくない。
ペガサスは、内心ガッツポーズをしている。おっしゃぁ!
「大丈夫です。ナターシャ様、目を閉じてみてください」
「こうでございますか?」
「もう、いいですよ」
そこは、雲の上だった。月の光が雲をうっすらと照らし、幻想的な美しさを醸し出している。
「ステキ……」
「ナターシャ様の方が、ずっと綺麗です。愛しています」
ペガサスは、そっとナターシャの髪の毛に口づける。
もうそれだけで、ナターシャはうっとりとしている。うつろな目に、半開きの口元にそそられる。
雲のベッドにナターシャを静かに横たわらせ、その上に覆いかぶさる。ナターシャは目を閉じている間に、すべてが終わってしまえばいいと思っていた。
実際には、とてもそんなもったいないことと思えるぐらいの快感がナターシャを襲う。
え?男女が愛し合うということは、こんなにイイものだったの?
オスカルは、夜ごと違う女性と、こんなことをしていたのかと思うと悔しくて、つい唇を噛んでしまう。
「くちびる噛んじゃダメですよ。せっかく花びらのような美しい唇なんだからね。愛しているよ」
ペガサスは、力強く噛んだ唇を解けさせ、思いっきり吸ってくれる。その間も右手は下半身の花の蕾を左手はナターシャの柔らかなふくらみの頂を弄繰り回され、思わず声が漏れる。
「ああ、ペガサス様、もっと、もっと……っっ……ああん」
綺麗にセットされた髪は、いつの間にか振り乱れ、ドレスもすべて脱がされている。ナターシャは深窓の令嬢とも思えぬ声を上げ、腰を振りながらペガサスにしがみつくように色欲を貪っているのだ。
もう、後には戻れない。純潔を散らした令嬢など、オスカル様は許してくれないだろうし、これで婚約破棄されてしまう。
それでも、今、抱かれたいという欲望は冷めない。一度、禁断の果実を食べてしまったカラダは、さらにさらに、もっともっとと要求してくる。
翌日は、ペガサスもナターシャも非番で、だからこそという気もあったことは事実。
夜が白くなり、朝が近づいてきても、まだ二人は雲の上でヤっている。今日は、非番だから良いようなもので、それによくナターシャの体力が持つということがおかしいぐらいに思えてくる。
ペガサスは天馬だから、ある意味サファイアよりも馬力はあるが……ナターシャは処女だったというのに、ペガサスを放そうとしない。
よほど、相性が良かったのか!?それとも、貝合わせの貝のようなものだったのかもしれない。ペガサスは、俺たちは運命で結ばれたのだと強く思うようになる。
あの浮気者の婚約者がいようといまいと、これは運命だったとナターシャも感じていた。
日が高くなってから、レストランの社宅に戻り、共にシャワーを浴び、アイリーン女神さまに報告する。
「あら。よかったわね。わたくしも結婚することになったので、合同結婚式でもしましょうか?」
「え……でも、オスカルがどんな妨害を仕掛けてくるかわかりません」
「大丈夫よ。ウチの旦那は陛下だから、たいていのことは抑えられるし、それにわたくしも女神だからね。腕には自信があるのよ」
アムステルダム国と神界とで、2回結婚式を挙げることになった。それも国王陛下と女神さまの結婚式だなんて、どんなに素敵なものになるのか、ナターシャは自分のことなのに、どこか他人事のように感じる。
エレモアの席に人間の公爵令嬢が座ったものだから。今度こそ、人間の令嬢と結婚したいという神様が列をなして、ナターシャにアプローチをしている。
「ナターシャ嬢は、どんなものがお好きでしょうか?」
「ナターシャ嬢は、休日には、何をしていらっしゃるのでしょうか?」
「わたくし、好き嫌いはございません。休日は読書をしたり、お買い物に出かけたり、あとは刺繍をしたりしています」
「おお!乗馬をなされることはございませんか?」
「淑女のたしなみとして、乗馬をすることもございます」
「でしたら、今度は、私に乗ってください!」
「……?……」
ナターシャは意味が分からず、小首をちょこんとかしげている。
「バカ、卑猥なことを言うな!」
ナターシャは、今まで婚約者から邪険に扱われてきたせいか、世の女性はこんなにもイケメンから傅かれていたのかと思うと少々悔しいという思いが半分と、まさに目の前で繰り広げられている、この状況に満足している部分もある。
そうね。まだまだ若いのだから、あんな浮気者のオスカル様のことなど放っておいて、わたくしはわたくしの人生を、恋愛をもっと気楽に楽しむべきだと思うわ。
それにあの後、アムステルダムに帰ってみたら、スーザン様にまでちょっかいを出していらっしゃることがわかって、正直、立腹した。こと女性に関して、見境がなさすぎる。オンナのカラダをしていたら、何でもいいのかとさえ、思ってしまう。
それに、ここで口説いてくださっているイケメンたちは、実は皆、神様であることも知っている。
だから、もし、オスカルと婚約を破棄されるようなことがあったとしても、神様を滑り止めにできるなんて、素敵ではないか?なーんてね。
イケメン神様とのおしゃべりは、ナターシャの心を軽くしてくれる。家にいても、社交界にいても、いつも目にするし、噂できくのはオスカル様がいかに女狂いをされているかのことばかりで、ナターシャの心は気が付けば、ボロボロズタズタになっていたのだ。
それが夜会に出ると、なぜかイケメン神様がさりげなく、ナターシャをエスコートしてくださるものだから、周りの令嬢からうらやましがられるようになった。
もう、オスカルのかわいそうな婚約者として噂の的になったとしても、こんな美形にエスコートされるような魅力ある令嬢だとも言われているようで、自慢したいぐらいの面持ちになっていく。
そんなナターシャを遠目で見て、地団駄を踏んでいるのが今更のオスカル。陛下から、ナターシャとの婚約を白紙撤回するように求められたものの、どうしてもナターシャを手放す気などない。
しかし、陛下が親父に言ってしまわれたから、白紙撤回は免れない。
幼いころからの付き合いで、その頃から愛していたのは、本心だったからで。成長するにつれ、閨教育なるもので、はじめて女性を知った時は衝撃的な出来事だった。
それからというもの、自分の熱を下げるため女とやりまくったことは認めるが、その間も決して、ナターシャのことを蔑ろにしてきたことなど一度もない、つもりだった。
それを陛下から、ああいう形で指摘され、陛下でなく友だったら、取っ組み合いの喧嘩をしていただろうと思う。
俺は、ナターシャを愛している。あんなどこの馬の骨かも、わからないようなヤツには絶対渡さない!
ナターシャと今踊っているのは、ペガサス。息の合ったダンスに周囲は見とれている。
「ナターシャ嬢、どうか私を選んでください。アナタを妻とし、一生大切にすると誓います」
「嬉しいですわ……、でも、わたくしにはまだ形だけとはいえ婚約者がおりますもの」
「ナターシャ嬢を一人ぼっちにする婚約者など、いらないのではありませんか?私がナターシャ様の心の中から追い出して差し上げましょう」
「わかりましたわ。ペガサス様にお任せします。でも、そのかわり……ここではイヤですわ。どこかロマンティックなところでなら……」
なぜなら、夜会会場の庭のあちこちで、即席カップルがあられもない姿でハッスルしている。そのうちの一組にはなりたくない。
ペガサスは、内心ガッツポーズをしている。おっしゃぁ!
「大丈夫です。ナターシャ様、目を閉じてみてください」
「こうでございますか?」
「もう、いいですよ」
そこは、雲の上だった。月の光が雲をうっすらと照らし、幻想的な美しさを醸し出している。
「ステキ……」
「ナターシャ様の方が、ずっと綺麗です。愛しています」
ペガサスは、そっとナターシャの髪の毛に口づける。
もうそれだけで、ナターシャはうっとりとしている。うつろな目に、半開きの口元にそそられる。
雲のベッドにナターシャを静かに横たわらせ、その上に覆いかぶさる。ナターシャは目を閉じている間に、すべてが終わってしまえばいいと思っていた。
実際には、とてもそんなもったいないことと思えるぐらいの快感がナターシャを襲う。
え?男女が愛し合うということは、こんなにイイものだったの?
オスカルは、夜ごと違う女性と、こんなことをしていたのかと思うと悔しくて、つい唇を噛んでしまう。
「くちびる噛んじゃダメですよ。せっかく花びらのような美しい唇なんだからね。愛しているよ」
ペガサスは、力強く噛んだ唇を解けさせ、思いっきり吸ってくれる。その間も右手は下半身の花の蕾を左手はナターシャの柔らかなふくらみの頂を弄繰り回され、思わず声が漏れる。
「ああ、ペガサス様、もっと、もっと……っっ……ああん」
綺麗にセットされた髪は、いつの間にか振り乱れ、ドレスもすべて脱がされている。ナターシャは深窓の令嬢とも思えぬ声を上げ、腰を振りながらペガサスにしがみつくように色欲を貪っているのだ。
もう、後には戻れない。純潔を散らした令嬢など、オスカル様は許してくれないだろうし、これで婚約破棄されてしまう。
それでも、今、抱かれたいという欲望は冷めない。一度、禁断の果実を食べてしまったカラダは、さらにさらに、もっともっとと要求してくる。
翌日は、ペガサスもナターシャも非番で、だからこそという気もあったことは事実。
夜が白くなり、朝が近づいてきても、まだ二人は雲の上でヤっている。今日は、非番だから良いようなもので、それによくナターシャの体力が持つということがおかしいぐらいに思えてくる。
ペガサスは天馬だから、ある意味サファイアよりも馬力はあるが……ナターシャは処女だったというのに、ペガサスを放そうとしない。
よほど、相性が良かったのか!?それとも、貝合わせの貝のようなものだったのかもしれない。ペガサスは、俺たちは運命で結ばれたのだと強く思うようになる。
あの浮気者の婚約者がいようといまいと、これは運命だったとナターシャも感じていた。
日が高くなってから、レストランの社宅に戻り、共にシャワーを浴び、アイリーン女神さまに報告する。
「あら。よかったわね。わたくしも結婚することになったので、合同結婚式でもしましょうか?」
「え……でも、オスカルがどんな妨害を仕掛けてくるかわかりません」
「大丈夫よ。ウチの旦那は陛下だから、たいていのことは抑えられるし、それにわたくしも女神だからね。腕には自信があるのよ」
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