転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~

深郷由希菜

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第三章 ゲームの世界の再現?いえ、リアルです。

パーティー出席

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そんなことがあった日からまた別の日、僕は王城にいた。

プラチナムプリンセスとうたわれた、ベル・ジェミニスタ王女様の誕生会を開くらしいのだ。

ベル王女も兄のセオに劣らない、美しいプラチナブロンドの髪に銀の瞳の持ち主だ。

兄妹揃って美形というのは、並ぶとこうも絵になるのか。

和やかに談笑するセオがいつものべったりな感じのあのセオとは思えなくて、思わず二重人格を疑いそうになる。

しかし、それに気づいてか知らないけれど、僕の方を向いて微笑んだ。

うん、僕の知るセオだ。

王子だけど、あそこにいるのが通常の姿なんだけど、ちょっとだけほっとした。

そして、そのまま見ていると・・・。あれ?

なんでこっち来てるの?

しかも主役のプリンセスも一緒に??

「ごきげんよう、マレットス公爵令息さん」

「ご、ごきげんよう、王女様」

「ジョーン、いつもの口調でいいよ?今は俺たち3人だけの話だしさ」

「えっ、でも・・・」

畏まっていると、こっそり、僕らだけしか聞こえない程度に舌打ちするセオ。

笑顔なのがまた怖いね。

「俺に二度も言わす気かジョーン。いつもの口調にしろって言ってんだろうが」

俺様モードですか?怖い怖い!

「わ、わかったよセオ。だからその怖い笑顔止めてよ」

「ふふ、お兄様がこのような状態でもお付き合いできる方とお聞きしていましたが、本当のようですね。公爵令息さん、いえ、私も名前で呼んでもよろしいですか?」

「え、あ、はい。どうぞ」

「ありがとうございます。私もベル、と呼んでくださいな?」

にっこりと笑ってそう言ってくる王女。その瞬間、トクン、と胸が高鳴った。
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