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第三章 ゲームの世界の再現?いえ、リアルです。
パーティー出席 2
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あれ、僕の心臓、今なんではねた?
疑問に思っていると、楽しそうに兄妹水入らずで談笑している2人に目が行った。
心の中で首をかしげる僕との、学校での話をしているようだ。
なんだろう?でも王女様が笑っているのならいいのかな?
「私もお兄様と一緒に学校で学びたいです。ジョーンさんたちと楽しそうなんですもの」
「俺だってずっと通いたい。けどこっちの役割の果たさないといけないからこれ以上は過酷だぞ」
「わかってますわ。ただ魔法の授業とかやってみたいんです」
ほほを膨らませてセオに抗議する王女様。
正直、前世の界隈ではきっとみんな同じことを思うんだろう。
『萌え』と。
僕はそういう方向には疎い側だと思うんだけど、どうなのかはわからない。
って、それはどうでもいいことだね。
「王・・・えっと、ベル様は癒しの魔法に秀でていそうな気がします」
「ふふ、そうですわね。私は攻撃するよりも癒す方を選びます。ジョーンさんは両方ですか?」
くすくすと笑う王女様。
「そうですね。ただ僕はどちらかというとベル様寄りの方が性にあっていると思います」
「あぁ、私にも敬語を使わなくても結構ですよ?お兄様のご友人は私とも友人、というやつですわ」
今度はにっこりと笑う。天使だと思ってしまったのは仕方ないことだと思う。
でも、王族2人に同等にタメで話すのって、大丈夫なのかな?他の人にいろいろ言われそうなんだけど。
「そん時は俺に言え、俺直々に教えてやるから」
怖いよセオ!
疑問に思っていると、楽しそうに兄妹水入らずで談笑している2人に目が行った。
心の中で首をかしげる僕との、学校での話をしているようだ。
なんだろう?でも王女様が笑っているのならいいのかな?
「私もお兄様と一緒に学校で学びたいです。ジョーンさんたちと楽しそうなんですもの」
「俺だってずっと通いたい。けどこっちの役割の果たさないといけないからこれ以上は過酷だぞ」
「わかってますわ。ただ魔法の授業とかやってみたいんです」
ほほを膨らませてセオに抗議する王女様。
正直、前世の界隈ではきっとみんな同じことを思うんだろう。
『萌え』と。
僕はそういう方向には疎い側だと思うんだけど、どうなのかはわからない。
って、それはどうでもいいことだね。
「王・・・えっと、ベル様は癒しの魔法に秀でていそうな気がします」
「ふふ、そうですわね。私は攻撃するよりも癒す方を選びます。ジョーンさんは両方ですか?」
くすくすと笑う王女様。
「そうですね。ただ僕はどちらかというとベル様寄りの方が性にあっていると思います」
「あぁ、私にも敬語を使わなくても結構ですよ?お兄様のご友人は私とも友人、というやつですわ」
今度はにっこりと笑う。天使だと思ってしまったのは仕方ないことだと思う。
でも、王族2人に同等にタメで話すのって、大丈夫なのかな?他の人にいろいろ言われそうなんだけど。
「そん時は俺に言え、俺直々に教えてやるから」
怖いよセオ!
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