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第15話 社長秘書
4.再会
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空港に着くとリムジンが待っていた。
疲れてないかと聞かれたが、ただただ早く、尚一郎に会いたかった。
飛行機に乗っている十二時間はあっという間に感じたが、いよいよ尚一郎に会えるとなると、車の一時間が妙に長く感じる。
ようやく着いたオシベヨーロッパ本社で、応接室に通された。
待っているあいだもつい気を抜くと顔がゆるんでしまいそうで、必死で引き締める。
「この忙しいときにCOO自らおいでとは……え?
朋香?」
バン、感情にまかせて行儀悪くドアを開けた尚一郎だったが、尚恭の隣に座る朋香に気付くとぱしぱしと二、三度、目を瞬かせた。
「お久しぶりです、尚一郎さん」
「え?
なんで朋香がここに?」
朋香が笑いかけてもまだ信じられないのか、尚一郎は眼鏡を外して目をゴシゴシとこすっている。
「夢じゃないよね?」
つかつかと勢いよく寄ってきたかと思ったら、目の前で片膝をついて座った尚一郎がそっと、頬にふれてくる。
「本当に、朋香だ……」
尚一郎からぎゅーっと抱きしめられた。
さらには、後ろあたまに顔をうずめるとすんすんとにおいを嗅がれる。
「朋香のにおいがする……」
「しょ、尚一郎さん!
尚恭社長の前ですよ!」
慌てて尚一郎を引きはがそうとした朋香だが、離れてくれないどころか。
「なんであなたかここにいるんですか」
朋香に抱きついたまま、顔だけ離した尚一郎がジト目で尚恭を睨みつける。
「……連れてきたのは私なのだが」
苦笑いの尚恭に朋香も苦笑いするしかなかった。
そのあとは、尚一郎の膝の上に載せられた。
尚恭どころか犬飼も加賀もいる前でこの状態はかなり恥ずかしい。
「尚一郎さん!
下ろしてください!」
「えー、やだよ。
もう朋香分が不足して、死にそうだったんだから」
抵抗しても下ろしてくれないどころか、嬉しそうに笑ってさらには口付けまで落としてくる尚一郎に、どうしていいのかわからない。
それに。
「尚一郎さん、お疲れですか?」
「え?」
「は?」
犬飼と尚恭が同時に、驚いたように声を上げた。
「いや、尚一郎は元気だろ。
こっちはもうヘロヘロだっていうのに、毎日化けもんみたいにバリバリ仕事してるぞ?」
そういう犬飼も普段はいつ寝てるのか疑われるほどバリバリ仕事をこなす方だが、さすがにこちらにきてからは激務らしく、うっすらと隈が浮いている。
「でも尚一郎さん、いつもと違うんです。
こう、……キラキラしてない?」
「キラキラ?」
三人が怪訝そうに顔を見合わせる。
確かにぱっと見、尚一郎は普段と変わらないように見える。
けれど朋香はうまく言葉にできないけれど、違和感を抱いていた。
「んー、尚一郎さんのまわりって、なんだかキラキラ、少女まんがのように星が飛んでるみたいなんですよね。
けど今日は、ぜんぜん飛んでないっていうか」
「星……」
「少女まんが……」
ぼそりと尚恭と犬飼が呟いたかと思ったら、次の瞬間、もう堪えきれないとでもいうかのように笑い転げ出した。
「おまえ、朋香さんにそんな風に見られているんだな!」
「いい嫁もらったな、尚一郎!」
「私、変なこと云いましたか……?」
尚恭と犬飼は涙が出るほど笑っているし、加賀ですら笑いを必死で堪えているのか肩がプルプルと小刻みに震えている。
不安になって尚一郎を見上げると、すぅーっと視線を逸らされた。
「……朋香」
「はい」
「Susse!!」
「ぐえっ」
背骨の破壊も辞さない勢いで尚一郎に抱きつかれ、朋香の口から思わず変な声が漏れる。
「Tomoka ist so susse!!(朋香はとても可愛い!!)」
顔中に落とされる口付けにどうしていいのか困ってしまう。
必死に止めようと顔を押さえてみるものの、その困難がますます燃えるのか尚一郎は止まらない。
「……こほん。
そろそろよさないか、尚一郎」
小さく咳払いをした尚恭は、目のやり場に困るのか視線が外れていた。
犬飼は人の悪い顔でニヤニヤ笑っているし、加賀は窓の外を見ている。
恥ずかしくて恥ずかしくて、朋香は身が縮む思いがした。
「私の仕事はこれで終わりだ。
ついでに、何社か付き合いのある会社に挨拶して帰るがな。
あとは好きにするがいい」
困ったように笑う尚恭に、尚一郎の膝の上というとんでもない体勢だがそれでも、朋香は姿勢を正す。
「本当にいろいろと、ありがとうございました」
「……私は別に、礼を云うつもりはないので」
ふて腐れるかのようにふぃっと視線を逸らす尚一郎にかちんときた。
達之助から暴行を受けようとした朋香を助けてくれたのは尚恭だし、その後もずっと朋香を守り続けてくれた。
さらには尚一郎の元までわざわざ、送り届けるまで。
感謝してもし足りないくらいなのに、この態度。
「……しょーいちろーさーん」
「ひぃっ!」
地の底に響きそうな朋香の声に、尚一郎が小さく悲鳴を上げる。
「なんですか、その態度は!
私はとても、お義父さんにお世話になったんです!
ちゃんとお礼を云ってください!」
「そもそも、COOがCEOには指一本ふれさせないって約束したんだ!
当たり前だろ!」
キレた朋香に逆ギレする尚一郎に、さらにヒートアップしていく。
「子供ですか!?
私より十も年上の癖して!
ちゃんとお礼を云ってください!
じゃないともう、口きいてあげませんから!」
「うっ。
……わ、わかったよ。
このたびは朋香が大変お世話になり、ありがとうございました。
……これでいいんだろ?」
くぅん、怒られたロッテのように上目で窺う尚一郎に、ようやく朋香は溜飲を下げた。
「最初っから素直に、そうやってお礼を云えばいいんですよ」
ぱたん、ぱたん。
今度は、許しを待つロッテのように、見えない尻尾を力なく振って、上目で見つめられても困る。
「もう怒ってないかい?」
「怒ってなんかないです、よ。
……うっ」
じーっと、わずかに潤んだ瞳で尚一郎が眼鏡の奥から見つめている。
なにか云おうと思うのだが、うまく言葉にならない。
結局。
「もう許してあげますから、これで機嫌、直してください」
ちゅっ、朋香が軽く頬に口付けしたとたん、みるみる尚一郎の顔が輝いていく。
機嫌の直った尚一郎は朋香を抱きしめ直すと、スリスリと頬ずりしてきた。
「……すまないがそういうのは、ふたりの時にやってもらえないだろうか」
尚恭の声にいま、家のリビングではないことを思い出した。
おそるおそる視線を向けると、尚恭は少し赤い顔で視線を逸らし、こほんと小さく咳払いをした。
犬飼は背を向けているが、その背中がぶるぶると震えているうえに時折、くすっだの最高だの小さな声が聞こえてくる。
加賀はやはり、窓の外をじっと見ていたが、こちらも肩がぴくぴくと震えていた。
「……すみません」
穴を掘って埋まりたい。
朋香はますます、身を小さく縮こませた。
「そうそう、伝えるのを忘れていた。
おまえの贈り物に当主はえらく喜んでおられてな。
売り上げが倍になるまで帰ってくるな、いっそ、フランスに骨をうずめろということだ」
腰を浮かせかけた尚恭が座り直す。
急に真剣な顔になった尚恭に、少しだけ不安を覚えた。
「それは大変喜んでいただけたようで、嬉しいです」
ニヤリ、唇を歪めて挑発的に笑う尚一郎に、はぁーっと尚恭が大きなため息を落とした。
「おまえはいいかもしれないが、会社としては困るんだ。
わかっているんだろう?」
「……わかっていますよ、そんなこと」
またふて腐れたかのようにふいっと視線を逸らした尚一郎に、今度はなにも云えなかった。
疲れてないかと聞かれたが、ただただ早く、尚一郎に会いたかった。
飛行機に乗っている十二時間はあっという間に感じたが、いよいよ尚一郎に会えるとなると、車の一時間が妙に長く感じる。
ようやく着いたオシベヨーロッパ本社で、応接室に通された。
待っているあいだもつい気を抜くと顔がゆるんでしまいそうで、必死で引き締める。
「この忙しいときにCOO自らおいでとは……え?
朋香?」
バン、感情にまかせて行儀悪くドアを開けた尚一郎だったが、尚恭の隣に座る朋香に気付くとぱしぱしと二、三度、目を瞬かせた。
「お久しぶりです、尚一郎さん」
「え?
なんで朋香がここに?」
朋香が笑いかけてもまだ信じられないのか、尚一郎は眼鏡を外して目をゴシゴシとこすっている。
「夢じゃないよね?」
つかつかと勢いよく寄ってきたかと思ったら、目の前で片膝をついて座った尚一郎がそっと、頬にふれてくる。
「本当に、朋香だ……」
尚一郎からぎゅーっと抱きしめられた。
さらには、後ろあたまに顔をうずめるとすんすんとにおいを嗅がれる。
「朋香のにおいがする……」
「しょ、尚一郎さん!
尚恭社長の前ですよ!」
慌てて尚一郎を引きはがそうとした朋香だが、離れてくれないどころか。
「なんであなたかここにいるんですか」
朋香に抱きついたまま、顔だけ離した尚一郎がジト目で尚恭を睨みつける。
「……連れてきたのは私なのだが」
苦笑いの尚恭に朋香も苦笑いするしかなかった。
そのあとは、尚一郎の膝の上に載せられた。
尚恭どころか犬飼も加賀もいる前でこの状態はかなり恥ずかしい。
「尚一郎さん!
下ろしてください!」
「えー、やだよ。
もう朋香分が不足して、死にそうだったんだから」
抵抗しても下ろしてくれないどころか、嬉しそうに笑ってさらには口付けまで落としてくる尚一郎に、どうしていいのかわからない。
それに。
「尚一郎さん、お疲れですか?」
「え?」
「は?」
犬飼と尚恭が同時に、驚いたように声を上げた。
「いや、尚一郎は元気だろ。
こっちはもうヘロヘロだっていうのに、毎日化けもんみたいにバリバリ仕事してるぞ?」
そういう犬飼も普段はいつ寝てるのか疑われるほどバリバリ仕事をこなす方だが、さすがにこちらにきてからは激務らしく、うっすらと隈が浮いている。
「でも尚一郎さん、いつもと違うんです。
こう、……キラキラしてない?」
「キラキラ?」
三人が怪訝そうに顔を見合わせる。
確かにぱっと見、尚一郎は普段と変わらないように見える。
けれど朋香はうまく言葉にできないけれど、違和感を抱いていた。
「んー、尚一郎さんのまわりって、なんだかキラキラ、少女まんがのように星が飛んでるみたいなんですよね。
けど今日は、ぜんぜん飛んでないっていうか」
「星……」
「少女まんが……」
ぼそりと尚恭と犬飼が呟いたかと思ったら、次の瞬間、もう堪えきれないとでもいうかのように笑い転げ出した。
「おまえ、朋香さんにそんな風に見られているんだな!」
「いい嫁もらったな、尚一郎!」
「私、変なこと云いましたか……?」
尚恭と犬飼は涙が出るほど笑っているし、加賀ですら笑いを必死で堪えているのか肩がプルプルと小刻みに震えている。
不安になって尚一郎を見上げると、すぅーっと視線を逸らされた。
「……朋香」
「はい」
「Susse!!」
「ぐえっ」
背骨の破壊も辞さない勢いで尚一郎に抱きつかれ、朋香の口から思わず変な声が漏れる。
「Tomoka ist so susse!!(朋香はとても可愛い!!)」
顔中に落とされる口付けにどうしていいのか困ってしまう。
必死に止めようと顔を押さえてみるものの、その困難がますます燃えるのか尚一郎は止まらない。
「……こほん。
そろそろよさないか、尚一郎」
小さく咳払いをした尚恭は、目のやり場に困るのか視線が外れていた。
犬飼は人の悪い顔でニヤニヤ笑っているし、加賀は窓の外を見ている。
恥ずかしくて恥ずかしくて、朋香は身が縮む思いがした。
「私の仕事はこれで終わりだ。
ついでに、何社か付き合いのある会社に挨拶して帰るがな。
あとは好きにするがいい」
困ったように笑う尚恭に、尚一郎の膝の上というとんでもない体勢だがそれでも、朋香は姿勢を正す。
「本当にいろいろと、ありがとうございました」
「……私は別に、礼を云うつもりはないので」
ふて腐れるかのようにふぃっと視線を逸らす尚一郎にかちんときた。
達之助から暴行を受けようとした朋香を助けてくれたのは尚恭だし、その後もずっと朋香を守り続けてくれた。
さらには尚一郎の元までわざわざ、送り届けるまで。
感謝してもし足りないくらいなのに、この態度。
「……しょーいちろーさーん」
「ひぃっ!」
地の底に響きそうな朋香の声に、尚一郎が小さく悲鳴を上げる。
「なんですか、その態度は!
私はとても、お義父さんにお世話になったんです!
ちゃんとお礼を云ってください!」
「そもそも、COOがCEOには指一本ふれさせないって約束したんだ!
当たり前だろ!」
キレた朋香に逆ギレする尚一郎に、さらにヒートアップしていく。
「子供ですか!?
私より十も年上の癖して!
ちゃんとお礼を云ってください!
じゃないともう、口きいてあげませんから!」
「うっ。
……わ、わかったよ。
このたびは朋香が大変お世話になり、ありがとうございました。
……これでいいんだろ?」
くぅん、怒られたロッテのように上目で窺う尚一郎に、ようやく朋香は溜飲を下げた。
「最初っから素直に、そうやってお礼を云えばいいんですよ」
ぱたん、ぱたん。
今度は、許しを待つロッテのように、見えない尻尾を力なく振って、上目で見つめられても困る。
「もう怒ってないかい?」
「怒ってなんかないです、よ。
……うっ」
じーっと、わずかに潤んだ瞳で尚一郎が眼鏡の奥から見つめている。
なにか云おうと思うのだが、うまく言葉にならない。
結局。
「もう許してあげますから、これで機嫌、直してください」
ちゅっ、朋香が軽く頬に口付けしたとたん、みるみる尚一郎の顔が輝いていく。
機嫌の直った尚一郎は朋香を抱きしめ直すと、スリスリと頬ずりしてきた。
「……すまないがそういうのは、ふたりの時にやってもらえないだろうか」
尚恭の声にいま、家のリビングではないことを思い出した。
おそるおそる視線を向けると、尚恭は少し赤い顔で視線を逸らし、こほんと小さく咳払いをした。
犬飼は背を向けているが、その背中がぶるぶると震えているうえに時折、くすっだの最高だの小さな声が聞こえてくる。
加賀はやはり、窓の外をじっと見ていたが、こちらも肩がぴくぴくと震えていた。
「……すみません」
穴を掘って埋まりたい。
朋香はますます、身を小さく縮こませた。
「そうそう、伝えるのを忘れていた。
おまえの贈り物に当主はえらく喜んでおられてな。
売り上げが倍になるまで帰ってくるな、いっそ、フランスに骨をうずめろということだ」
腰を浮かせかけた尚恭が座り直す。
急に真剣な顔になった尚恭に、少しだけ不安を覚えた。
「それは大変喜んでいただけたようで、嬉しいです」
ニヤリ、唇を歪めて挑発的に笑う尚一郎に、はぁーっと尚恭が大きなため息を落とした。
「おまえはいいかもしれないが、会社としては困るんだ。
わかっているんだろう?」
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