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第16話 新婚旅行へゴー!
9.母との再会
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ちゅっ、ちゅっ、けだるい身体で、瞼に、頬に、額に、尚一郎の口付けを受け続けているのはたまらなく気持ちいい。
「そういえば。
私と以前、会ったことがあるんだって云ってましたよね?
それっていつの話ですか?」
前は恥ずかしいからと誤魔化されてしまったが、いまなら聞いても話してくれそうな雰囲気。
「あー、……聞きたいかい?」
「はい」
照れたように笑うと、ちゅっと額に口付けを尚一郎は落としてくる。
「とーっても恥ずかしい話なんだけど。
でも、話してもいいか」
尚一郎は朋香をぎゅっと抱きしめると、懐かしそうに話し出した。
その当時、尚一郎はまだオシベの、一介の社員だった。
しかもやっている仕事は下請けや仕入れ先への契約打ち切りの通告。
きっと、達之助の嫌がらせだったのだろう。
契約を打ち切られてはやっていけない、取り縋る、相手先の社長の手をやりきれない思いで振り切ったのも、一度や二度ではない。
そんな仕事ばかりしていた尚一郎の気持ちは荒んでいた。
その日も、若園製作所のような小さな町工場に契約打ち切りの通告に行き、鬼、悪魔と罵られた。
「僕だって好きでやってるわけじゃない」
自分の立場を知らず、ただ罵るだけの相手先の人間にひとり、悪態をついた。
自分にそんな仕事ばかり押しつける達之助を呪った。
けれど一番は、そんな達之助に立ち向かえない弱い自分だと責めていた。
少しでもささくれ立つ気持ちを落ち着けようと、コンビニに寄って缶コーヒーを買う。
会計をすませ、プルタブを起こしたとこで携帯が鳴った。
背面ディスプレイを見ると会社から。
とたんに不機嫌になり、携帯を開いて通話ボタンを押しながら店を出る。
「はい、押部……」
ドン!
胸元に感じた衝撃に下を見ると、前を見ずに走ってきた小学生の少年が尚一郎に激突していた。
それだけならまだいい。
衝撃で開けたばかりの缶コーヒーがこぼれ、スーツを濡らしている。
「Ach verdammt!(うわっ、畜生!) 」
思わず口をついて出てドイツ語に少年は一瞬ひるんだが、次の瞬間、謝るどころか逆ギレされた。
「おまえが悪いんだからな!
ぼーっとしてるから。
だいたい、ここは日本なんだから日本語話せ、外人!」
連日の苛立ちに先ほども罵られというのに、さらには少年に逆ギレされて完全にあたまに血が上っていた。
「Halt die Klappe!(黙れ!)
Sie sind falsch! (悪いのは君だろ!)
Na,was soll das!?(これはいったいどういうつもりだよ、え!?)」
高圧的に見下ろし、一気にまくし立てると気分は幾分すっきりした。
が、少し冷静になって少年を見ると、目にうっすらと涙を浮かべており、悪いことをした気分になってくる。
しかし、悪いのは自分ではないはずだと、頑なに謝るつもりはなかった。
「Kommt nicht infrage(話にならないな)」
「さっきから見てたんですけど」
唐突にかけられた声に振り返ると、女子高生が立っている。
「えっと。
Can you understand Japanese?」
「わかるよ。
僕は半分、日本人だからね」
「よかった」
日本語の尚一郎ににっこりと笑った少女に、……一瞬胸が、ドキンと鳴った。
「まず君。
前も見ないで走って人にぶつかったんだから、まずはごめんなさいでしょう?
あと、日本語話せはないよね。
外国人だからって変な云いがかりをつけちゃダメ」
「……はい。
ごめんなさい」
素直に謝った少年に満足げに頷くと、少女は尚一郎の方へ向き直った。
「それからあなた。
携帯に集中してて周囲を見てなかったのはあなたも同じです。
それに、大人から怒鳴られるだけでも怖いのに、それが知らない言葉だったらなおさら怖いですよ」
真剣に自分を諭す少女に驚いた。
日本に来てから尚一郎の立場に遠慮して、こんな風に叱ってくれる人はいなかった。
……万理奈と崇之をのぞいて。
「うん。
怒鳴ったりしてごめん。
僕も悪かったよ」
今度は尚一郎が素直に謝ると、少年が決まり悪そうに笑った。
「じゃあ、喧嘩両成敗ってことで。
……あ、スーツ、汚れちゃったんですね。
弁償とか……」
尚一郎の汚れたスーツに気付いたのか、少女の顔が曇っていく。
「請求しないよ。
喧嘩両成敗なんだろ。
……君、これからはちゃんと前を見ろよ。
僕も気を付けるから」
「はい!」
笑顔で手を振って去っていく少年を、少女ふたりで手を振り返して見送る。
見えなくなると、コンビニのトイレに引っ張って行かれた。
「早くしないとしみになっちゃうから」
手洗い場でハンカチを濡らすと、汚れたスーツを拭いてくれる。
なんだかそれがくすぐったく、まともに顔が見れない。
「いいよ、帰ったらすぐクリーニングに出すし、落ちなければ捨てるだけだから」
「捨てる!?
もったいない!」
とんとんと手際よくスーツを叩く少女の手つきは手慣れているようで、家庭的に感じさせた。
汚れが落ちなくてもかまわないと思っていたがなんとなく少女と離れがたく、しばらくされるがままになっていたけれど、ピピピッ、ピピピッとどこからともなく鳴った音に、少女の手が止まる。
「あっ、タイムセールの時間!」
「タイムセール?」
訝しがる尚一郎を無視して、少女がハンカチを押しつける。
「ごめんなさい!
私もう、行かなきゃ!
もうちょっとやったら落ちると思うから、そのハンカチ、あげます!
じゃあ!」
「えっ、あ……」
引き留める間もなく、少女は手を振ると元気に去っていってしまった。
「……それが、朋香だったってわけ。
ほら、凄く恥ずかしい話だろ?
高校生の朋香に怒られた上に、一目惚れなんてさ」
尚一郎は恥ずかしくて見られたくないのか枕に顔をうずめているが、朋香は必死に、記憶を探っていた。
……高校生のとき……そんなことあったっけ?
しばらく悩んでそういえば、背の高い外国人と話したことがあったなと思い出した。
そのすぐ後、和子を事故で亡くして慌ただしく過ごし、あのあたりの記憶は曖昧になっている。
「思い出したかい?」
「……なんとなく」
やはり、はっきりとは思い出せない。
あれが尚一郎だったと云われれば、そうな気もする。
「あのときもらったハンカチは、いまでも大事に持ってるんだよ」
ベッドを降りた尚一郎がごそごそと荷物を漁ると、何かを手に戻ってくる。
渡されたそれはハンカチだった。
「これ……」
あの当時、和子の趣味は刺繍で、いろいろなものに刺繍を入れていた。
ハンカチも例外じゃない。
そのハンカチには確かに、朋香のリクエストで和子が刺してくれた、うさぎの刺繍が入っていた。
「お母さん……」
和子に、再会できた気持ちになった。
和子の死後、大事にはしていたが、ほとんどが汚れたりして処分してしまった。
それが、こんな形で残っていたなんて。
「尚一郎さん、ありがとうございます。
これ、母の形見なんです」
「お礼をいうのは僕の方だよ。
あのとき、僕を叱ってくれてありがとう。
怒りで我を忘れそうになったときは、朋香の顔を思い浮かべたら落ち着くことができた。
それに再会して、結婚まで。
感謝してもし尽くせないよ」
「尚一郎さん……」
ちゅっ、口付けすると嬉しそうに尚一郎がふふっと笑った。
朋香もつられてふふふと笑う。
「僕はいま、世界で一番幸せだよ。
朋香は?」
「私もいま、世界で一番幸せです」
重なる唇に、これ以上の幸せはないと思った。
……そう、これ以上の幸せはなかったのだ。
「そういえば。
私と以前、会ったことがあるんだって云ってましたよね?
それっていつの話ですか?」
前は恥ずかしいからと誤魔化されてしまったが、いまなら聞いても話してくれそうな雰囲気。
「あー、……聞きたいかい?」
「はい」
照れたように笑うと、ちゅっと額に口付けを尚一郎は落としてくる。
「とーっても恥ずかしい話なんだけど。
でも、話してもいいか」
尚一郎は朋香をぎゅっと抱きしめると、懐かしそうに話し出した。
その当時、尚一郎はまだオシベの、一介の社員だった。
しかもやっている仕事は下請けや仕入れ先への契約打ち切りの通告。
きっと、達之助の嫌がらせだったのだろう。
契約を打ち切られてはやっていけない、取り縋る、相手先の社長の手をやりきれない思いで振り切ったのも、一度や二度ではない。
そんな仕事ばかりしていた尚一郎の気持ちは荒んでいた。
その日も、若園製作所のような小さな町工場に契約打ち切りの通告に行き、鬼、悪魔と罵られた。
「僕だって好きでやってるわけじゃない」
自分の立場を知らず、ただ罵るだけの相手先の人間にひとり、悪態をついた。
自分にそんな仕事ばかり押しつける達之助を呪った。
けれど一番は、そんな達之助に立ち向かえない弱い自分だと責めていた。
少しでもささくれ立つ気持ちを落ち着けようと、コンビニに寄って缶コーヒーを買う。
会計をすませ、プルタブを起こしたとこで携帯が鳴った。
背面ディスプレイを見ると会社から。
とたんに不機嫌になり、携帯を開いて通話ボタンを押しながら店を出る。
「はい、押部……」
ドン!
胸元に感じた衝撃に下を見ると、前を見ずに走ってきた小学生の少年が尚一郎に激突していた。
それだけならまだいい。
衝撃で開けたばかりの缶コーヒーがこぼれ、スーツを濡らしている。
「Ach verdammt!(うわっ、畜生!) 」
思わず口をついて出てドイツ語に少年は一瞬ひるんだが、次の瞬間、謝るどころか逆ギレされた。
「おまえが悪いんだからな!
ぼーっとしてるから。
だいたい、ここは日本なんだから日本語話せ、外人!」
連日の苛立ちに先ほども罵られというのに、さらには少年に逆ギレされて完全にあたまに血が上っていた。
「Halt die Klappe!(黙れ!)
Sie sind falsch! (悪いのは君だろ!)
Na,was soll das!?(これはいったいどういうつもりだよ、え!?)」
高圧的に見下ろし、一気にまくし立てると気分は幾分すっきりした。
が、少し冷静になって少年を見ると、目にうっすらと涙を浮かべており、悪いことをした気分になってくる。
しかし、悪いのは自分ではないはずだと、頑なに謝るつもりはなかった。
「Kommt nicht infrage(話にならないな)」
「さっきから見てたんですけど」
唐突にかけられた声に振り返ると、女子高生が立っている。
「えっと。
Can you understand Japanese?」
「わかるよ。
僕は半分、日本人だからね」
「よかった」
日本語の尚一郎ににっこりと笑った少女に、……一瞬胸が、ドキンと鳴った。
「まず君。
前も見ないで走って人にぶつかったんだから、まずはごめんなさいでしょう?
あと、日本語話せはないよね。
外国人だからって変な云いがかりをつけちゃダメ」
「……はい。
ごめんなさい」
素直に謝った少年に満足げに頷くと、少女は尚一郎の方へ向き直った。
「それからあなた。
携帯に集中してて周囲を見てなかったのはあなたも同じです。
それに、大人から怒鳴られるだけでも怖いのに、それが知らない言葉だったらなおさら怖いですよ」
真剣に自分を諭す少女に驚いた。
日本に来てから尚一郎の立場に遠慮して、こんな風に叱ってくれる人はいなかった。
……万理奈と崇之をのぞいて。
「うん。
怒鳴ったりしてごめん。
僕も悪かったよ」
今度は尚一郎が素直に謝ると、少年が決まり悪そうに笑った。
「じゃあ、喧嘩両成敗ってことで。
……あ、スーツ、汚れちゃったんですね。
弁償とか……」
尚一郎の汚れたスーツに気付いたのか、少女の顔が曇っていく。
「請求しないよ。
喧嘩両成敗なんだろ。
……君、これからはちゃんと前を見ろよ。
僕も気を付けるから」
「はい!」
笑顔で手を振って去っていく少年を、少女ふたりで手を振り返して見送る。
見えなくなると、コンビニのトイレに引っ張って行かれた。
「早くしないとしみになっちゃうから」
手洗い場でハンカチを濡らすと、汚れたスーツを拭いてくれる。
なんだかそれがくすぐったく、まともに顔が見れない。
「いいよ、帰ったらすぐクリーニングに出すし、落ちなければ捨てるだけだから」
「捨てる!?
もったいない!」
とんとんと手際よくスーツを叩く少女の手つきは手慣れているようで、家庭的に感じさせた。
汚れが落ちなくてもかまわないと思っていたがなんとなく少女と離れがたく、しばらくされるがままになっていたけれど、ピピピッ、ピピピッとどこからともなく鳴った音に、少女の手が止まる。
「あっ、タイムセールの時間!」
「タイムセール?」
訝しがる尚一郎を無視して、少女がハンカチを押しつける。
「ごめんなさい!
私もう、行かなきゃ!
もうちょっとやったら落ちると思うから、そのハンカチ、あげます!
じゃあ!」
「えっ、あ……」
引き留める間もなく、少女は手を振ると元気に去っていってしまった。
「……それが、朋香だったってわけ。
ほら、凄く恥ずかしい話だろ?
高校生の朋香に怒られた上に、一目惚れなんてさ」
尚一郎は恥ずかしくて見られたくないのか枕に顔をうずめているが、朋香は必死に、記憶を探っていた。
……高校生のとき……そんなことあったっけ?
しばらく悩んでそういえば、背の高い外国人と話したことがあったなと思い出した。
そのすぐ後、和子を事故で亡くして慌ただしく過ごし、あのあたりの記憶は曖昧になっている。
「思い出したかい?」
「……なんとなく」
やはり、はっきりとは思い出せない。
あれが尚一郎だったと云われれば、そうな気もする。
「あのときもらったハンカチは、いまでも大事に持ってるんだよ」
ベッドを降りた尚一郎がごそごそと荷物を漁ると、何かを手に戻ってくる。
渡されたそれはハンカチだった。
「これ……」
あの当時、和子の趣味は刺繍で、いろいろなものに刺繍を入れていた。
ハンカチも例外じゃない。
そのハンカチには確かに、朋香のリクエストで和子が刺してくれた、うさぎの刺繍が入っていた。
「お母さん……」
和子に、再会できた気持ちになった。
和子の死後、大事にはしていたが、ほとんどが汚れたりして処分してしまった。
それが、こんな形で残っていたなんて。
「尚一郎さん、ありがとうございます。
これ、母の形見なんです」
「お礼をいうのは僕の方だよ。
あのとき、僕を叱ってくれてありがとう。
怒りで我を忘れそうになったときは、朋香の顔を思い浮かべたら落ち着くことができた。
それに再会して、結婚まで。
感謝してもし尽くせないよ」
「尚一郎さん……」
ちゅっ、口付けすると嬉しそうに尚一郎がふふっと笑った。
朋香もつられてふふふと笑う。
「僕はいま、世界で一番幸せだよ。
朋香は?」
「私もいま、世界で一番幸せです」
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