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番外編
帰郷 中編
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「わぁ……」
大きなお屋敷を目にして、思わず声をもらしてしまった。
「大きいだけだからね」
ノエルさんの父さんから服を贈られたので、それを着てオブディアン家にやって来た。生地がね、さらさらしてて、僕がいつも着るのとは違う。
馬車が迎えに来てくれてびっくりした! ノエルさんはいつも迎えになんか来てくれないよって苦笑いをしていた。
「おかえりなさいませ、ノエル様」
「おかえりなさいませ」
「ノエル様、おかえりなさいませ」
「戻ったよ」
ノエルさんの家で働いている人達が、ノエルさんを見ると声をかけてくる。皆、笑顔で。
それだけでノエルさんが大切にされているのが分かって、嬉しい。
いつも忙しくて家にもなかなか帰れていないみたいだし。
「お食事のご用意ができております」
クリフさんやノエルさんにナイフやフォークの使い方を教えてもらって練習はしたけど、自信ない。できるだけ丁寧にゆっくり食べようっと。
屋敷のあちこちに花が飾られてて、キレイ。
季節の花だと思うんだけど、殿下の部屋に飾られているような、立派な花ばっかりだった。
「花が気になる?」
「はい、見たこともないような花が沢山飾られてるので」
「庭師が丹精込めて育てた花だよ」
ノエルさん家は庭師がいるんだ。庭、とっても大きかったし、いないと難しいよね。
「母が花が大好きでね。詳しくないけど、キレイだなって思うよ」
「大切に育てられた花なんだろうなって、分かります」
野に咲く花なら、虫に食べられたりして、どこか欠けていたりする。花も小ぶりだったり。でもこの屋敷に飾られている花は大きくて、傷もない。花の色もはっきりしてる。ジャッロたちを思い出す。お花、また買ってこよう。
食堂について、ノエルさんの隣に座る。
テーブルの上には白い布がかけられてる。蝋燭が何本も立てられるキャンドルスティックも置かれてた。しかも白い蝋燭。高級品で、見たことはあっても使ったことはない。
オブディアン家は本当にお金持ちなんだなぁ。
ノエルさんと話をしていたら、話し声と足音が近付いて来た。扉が開いて、立派な髭の男の人が二人と、ノエルさんに少し似た男の人二人と、お姫様みたいに着飾った女の人が三人。女の人の一人はノエルさんを見ると嬉しそうに笑ったから、この人がそうなのかな。
「待たせたか?」
「いえ、さほど」
厳しそうな顔をした男の人がノエルさんに声をかけると、一番偉い人が座る席に座った。ノエルさんの父さんかな?
テーブルに銀の食器が置かれる。相手の人達も銀の食器を取り出してきて、テーブルに並べた。
ラズロさんが言ってた。銀は毒に反応するから、貴族の食器は銀だって。相手の家で食事する時は、自分の食器を持っていくらしくって。そんなに毒を盛られるのが普通なのかと驚いてしまった。
僕は高価な銀食器を持ってないから、ノエルさんの家で用意してもらった。
飲み物と料理が運ばれてきて、食事会が始まった。ノエルさんの父さんともう一人の髭の人しか話してなかったんだけど、少しずつ他の人達も話しはじめる。ノエルさんに好きに話して構わないと言われてたんだけど、僕のことでノエルさんが悪く言われたり叱られたら嫌だから、僕からは話さなかった。
料理はとても美味しい。香辛料が色々使われてる。下ごしらえをちゃんとした手間のかかった料理。
ノエルさんはいつもこんな美味しいものを食べてたんだ。僕ももっと料理頑張らなくちゃ。
この料理、食堂でも作れないかなぁ……。
「ところで」
髭の男の人が僕を見る。
「どちらの家門のご子息ですかな?」
ノエルさんのお見合いの相手も僕を見る。
気になるよね。僕、お見合いとは関係ないし。
「彼は息子が世話になっている少年だ。城の厨房で働いている」
「平民ではないか!」
女の人二人が僕を睨みつけた。
ノエルさんが僕の手を握って言う。
「僕も平民です」
髭の人は慌てて、「しかし、オブディアン家は直に授爵されましょう」と言う。
「今後はそうでも、僕は平民として生まれ育ちました。仲間にも平民は多い。僕の幼馴染みもそうです」
ノエルさんは相手を真っ直ぐに見つめた。
「オブディアン家と縁続になるということは、平民とも垣根を越えて付き合うことが多い。残念ですが、それは無理そうですね」
その言葉に女の人は青ざめた。
なにか言わないとって思うんだろうけど、言葉が見つからないのか、困った顔になってる。
「アシュリー、ごめん。嫌な思いをさせたくて招待したんじゃないんだ」
「大丈夫です」
貴族の人達と話したりすることはこれまでなくって。あっても殿下やトキア様、クリフさんで。そうじゃないって分かってるけど、僕の中で貴族に対する気持ちが甘くなってたんだと思う。
でも、きっとこれが普通だよね。悲しそうにするノエルさんに申し訳なくなってきた。
食事会が終わると、相手の人達は帰って行った。
「父さん、どういうつもりですか。アシュリーを不快にさせる為に呼んだのだとしたら許しませんよ」
「まさか。子供相手にあんな態度をする愚か者だとは思っていなかったのは認めるがな」
ノエルさんの父さんは僕の前でしゃがんだ。
「申し訳ない。恩人に礼をしたくて招待したのに、大変不快な思いをさせてしまった」
「大丈夫です。気にしないでください」
僕が殿下と親しくしていたり、パフィもいたり、トキア様やノエルさん達がいるからか、城の貴族達は僕に酷いことをしない。でも、心の中ではやっぱり平民をそういう目で見ているのかもしれない。
気をつけなくちゃ。優しくしてもらえてるのは当たり前じゃないんだって。
「優しい子だ。ありがとう」
頭を撫でられた。
「お詫びに我が家が出来ることならなんでもしてあげよう」
「そんな、本当に気にしてません」
「なんでもいいんだよ? おもちゃでもお金でも家でも」
お金も家も大切だけど、大金をもらっても困るからお断りした。
「ちょっと悲しくなりましたけど、大丈夫です、本当に」
更に撫でられた。
お願いごと、したほうがたぶん、ノエルさんの父さんも困らないんだろうな。
……あ、そうだ。
「さっきの肉料理の作り方を教えてほしいです」
パフィに食べさせてあげたい。きっと好きだと思うんだ、あの味。
「そんなことでいいのか?」
「はい、同じ味を作るのは無理だと思うんですけど」
ノエルさんを見る。
「忙しくて家に帰れないノエルさんも、この料理を食べたら疲れもとれるかもしれません」
「アシュリー!」
久々にノエルさんに抱きしめられてしまった。
「近年稀に見る良い子だが、大丈夫なのか、ノエル。悪い虫がつかないようにきちんと守れよ」
「言われなくても守るよ。それにアシュリーにはパシュパフィッツェ様がついているからね、絶対大丈夫だと思う」
「魔女の……ということは」
ノエルさんの父さんは僕をまじまじと見つめる。
「この少年がロニタ村の?」
「そうだよ」
「おお! 君のおかげで冬に気持ちよく眠れるようになったよ! ありがとう!」
そういえば羽毛の入った布団、オブディアン家とロニタ村で契約してるって言ってた。それは僕のおかげではないと思うけど、村の布団はとってもふわふわで気持ちがいいから、喜んでもらえるのは嬉しい。
「今度視察としてロニタ村に行くんだが、アシュリー君もどうだね」
「なに誘ってるの」
「でも僕、王都から出ちゃ駄目なんです」
そういう契約をしてるから。
「なんて酷い契約だ。誰だそんな契約をさせた奴は。抗議する」
「……僕だけどね」
ノエルさんはため息を吐くと、僕を見た。
「アシュリーもたまには故郷に帰りたいよね。僕とパシュパフィッツェ様がいれば問題ないだろうから、城に戻ったら申請しようか」
「え、村に行けるんですか?」
父さんと母さん、兄さんに会えるの?
「うん、今回だけじゃなく、定期的に帰れるようにしようね」
「ありがとうございます!」
「ノエルおまえ……このようないたいけな子供を王都に縛り付ける契約を……」
ノエルさんの父さんが怒った顔でノエルさんを見てる。慌てるノエルさん。
「理由があるんだってば!!」
大きなお屋敷を目にして、思わず声をもらしてしまった。
「大きいだけだからね」
ノエルさんの父さんから服を贈られたので、それを着てオブディアン家にやって来た。生地がね、さらさらしてて、僕がいつも着るのとは違う。
馬車が迎えに来てくれてびっくりした! ノエルさんはいつも迎えになんか来てくれないよって苦笑いをしていた。
「おかえりなさいませ、ノエル様」
「おかえりなさいませ」
「ノエル様、おかえりなさいませ」
「戻ったよ」
ノエルさんの家で働いている人達が、ノエルさんを見ると声をかけてくる。皆、笑顔で。
それだけでノエルさんが大切にされているのが分かって、嬉しい。
いつも忙しくて家にもなかなか帰れていないみたいだし。
「お食事のご用意ができております」
クリフさんやノエルさんにナイフやフォークの使い方を教えてもらって練習はしたけど、自信ない。できるだけ丁寧にゆっくり食べようっと。
屋敷のあちこちに花が飾られてて、キレイ。
季節の花だと思うんだけど、殿下の部屋に飾られているような、立派な花ばっかりだった。
「花が気になる?」
「はい、見たこともないような花が沢山飾られてるので」
「庭師が丹精込めて育てた花だよ」
ノエルさん家は庭師がいるんだ。庭、とっても大きかったし、いないと難しいよね。
「母が花が大好きでね。詳しくないけど、キレイだなって思うよ」
「大切に育てられた花なんだろうなって、分かります」
野に咲く花なら、虫に食べられたりして、どこか欠けていたりする。花も小ぶりだったり。でもこの屋敷に飾られている花は大きくて、傷もない。花の色もはっきりしてる。ジャッロたちを思い出す。お花、また買ってこよう。
食堂について、ノエルさんの隣に座る。
テーブルの上には白い布がかけられてる。蝋燭が何本も立てられるキャンドルスティックも置かれてた。しかも白い蝋燭。高級品で、見たことはあっても使ったことはない。
オブディアン家は本当にお金持ちなんだなぁ。
ノエルさんと話をしていたら、話し声と足音が近付いて来た。扉が開いて、立派な髭の男の人が二人と、ノエルさんに少し似た男の人二人と、お姫様みたいに着飾った女の人が三人。女の人の一人はノエルさんを見ると嬉しそうに笑ったから、この人がそうなのかな。
「待たせたか?」
「いえ、さほど」
厳しそうな顔をした男の人がノエルさんに声をかけると、一番偉い人が座る席に座った。ノエルさんの父さんかな?
テーブルに銀の食器が置かれる。相手の人達も銀の食器を取り出してきて、テーブルに並べた。
ラズロさんが言ってた。銀は毒に反応するから、貴族の食器は銀だって。相手の家で食事する時は、自分の食器を持っていくらしくって。そんなに毒を盛られるのが普通なのかと驚いてしまった。
僕は高価な銀食器を持ってないから、ノエルさんの家で用意してもらった。
飲み物と料理が運ばれてきて、食事会が始まった。ノエルさんの父さんともう一人の髭の人しか話してなかったんだけど、少しずつ他の人達も話しはじめる。ノエルさんに好きに話して構わないと言われてたんだけど、僕のことでノエルさんが悪く言われたり叱られたら嫌だから、僕からは話さなかった。
料理はとても美味しい。香辛料が色々使われてる。下ごしらえをちゃんとした手間のかかった料理。
ノエルさんはいつもこんな美味しいものを食べてたんだ。僕ももっと料理頑張らなくちゃ。
この料理、食堂でも作れないかなぁ……。
「ところで」
髭の男の人が僕を見る。
「どちらの家門のご子息ですかな?」
ノエルさんのお見合いの相手も僕を見る。
気になるよね。僕、お見合いとは関係ないし。
「彼は息子が世話になっている少年だ。城の厨房で働いている」
「平民ではないか!」
女の人二人が僕を睨みつけた。
ノエルさんが僕の手を握って言う。
「僕も平民です」
髭の人は慌てて、「しかし、オブディアン家は直に授爵されましょう」と言う。
「今後はそうでも、僕は平民として生まれ育ちました。仲間にも平民は多い。僕の幼馴染みもそうです」
ノエルさんは相手を真っ直ぐに見つめた。
「オブディアン家と縁続になるということは、平民とも垣根を越えて付き合うことが多い。残念ですが、それは無理そうですね」
その言葉に女の人は青ざめた。
なにか言わないとって思うんだろうけど、言葉が見つからないのか、困った顔になってる。
「アシュリー、ごめん。嫌な思いをさせたくて招待したんじゃないんだ」
「大丈夫です」
貴族の人達と話したりすることはこれまでなくって。あっても殿下やトキア様、クリフさんで。そうじゃないって分かってるけど、僕の中で貴族に対する気持ちが甘くなってたんだと思う。
でも、きっとこれが普通だよね。悲しそうにするノエルさんに申し訳なくなってきた。
食事会が終わると、相手の人達は帰って行った。
「父さん、どういうつもりですか。アシュリーを不快にさせる為に呼んだのだとしたら許しませんよ」
「まさか。子供相手にあんな態度をする愚か者だとは思っていなかったのは認めるがな」
ノエルさんの父さんは僕の前でしゃがんだ。
「申し訳ない。恩人に礼をしたくて招待したのに、大変不快な思いをさせてしまった」
「大丈夫です。気にしないでください」
僕が殿下と親しくしていたり、パフィもいたり、トキア様やノエルさん達がいるからか、城の貴族達は僕に酷いことをしない。でも、心の中ではやっぱり平民をそういう目で見ているのかもしれない。
気をつけなくちゃ。優しくしてもらえてるのは当たり前じゃないんだって。
「優しい子だ。ありがとう」
頭を撫でられた。
「お詫びに我が家が出来ることならなんでもしてあげよう」
「そんな、本当に気にしてません」
「なんでもいいんだよ? おもちゃでもお金でも家でも」
お金も家も大切だけど、大金をもらっても困るからお断りした。
「ちょっと悲しくなりましたけど、大丈夫です、本当に」
更に撫でられた。
お願いごと、したほうがたぶん、ノエルさんの父さんも困らないんだろうな。
……あ、そうだ。
「さっきの肉料理の作り方を教えてほしいです」
パフィに食べさせてあげたい。きっと好きだと思うんだ、あの味。
「そんなことでいいのか?」
「はい、同じ味を作るのは無理だと思うんですけど」
ノエルさんを見る。
「忙しくて家に帰れないノエルさんも、この料理を食べたら疲れもとれるかもしれません」
「アシュリー!」
久々にノエルさんに抱きしめられてしまった。
「近年稀に見る良い子だが、大丈夫なのか、ノエル。悪い虫がつかないようにきちんと守れよ」
「言われなくても守るよ。それにアシュリーにはパシュパフィッツェ様がついているからね、絶対大丈夫だと思う」
「魔女の……ということは」
ノエルさんの父さんは僕をまじまじと見つめる。
「この少年がロニタ村の?」
「そうだよ」
「おお! 君のおかげで冬に気持ちよく眠れるようになったよ! ありがとう!」
そういえば羽毛の入った布団、オブディアン家とロニタ村で契約してるって言ってた。それは僕のおかげではないと思うけど、村の布団はとってもふわふわで気持ちがいいから、喜んでもらえるのは嬉しい。
「今度視察としてロニタ村に行くんだが、アシュリー君もどうだね」
「なに誘ってるの」
「でも僕、王都から出ちゃ駄目なんです」
そういう契約をしてるから。
「なんて酷い契約だ。誰だそんな契約をさせた奴は。抗議する」
「……僕だけどね」
ノエルさんはため息を吐くと、僕を見た。
「アシュリーもたまには故郷に帰りたいよね。僕とパシュパフィッツェ様がいれば問題ないだろうから、城に戻ったら申請しようか」
「え、村に行けるんですか?」
父さんと母さん、兄さんに会えるの?
「うん、今回だけじゃなく、定期的に帰れるようにしようね」
「ありがとうございます!」
「ノエルおまえ……このようないたいけな子供を王都に縛り付ける契約を……」
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