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第三章
第百三十話 ハイリスクハイリターン
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──アーティファクト〈貪欲の聖杯〉が発動されました。
──スキル【氷凍侵拳】を獲得しました。
──スキル【巨人の剛腕】を獲得しました。
──スキル【氷河の風】を獲得しました。
──条件が達成されました。
──スキル【氷禍の拳】【氷獄崩冠】【氷凍侵拳】【氷河の風】【氷獄の徒】が統合され、スキル【氷獄ノ王】を獲得しました。
F県の封鎖地区から帰還して約2週間近くが経った。
前回の使用から半月が経過したことで再び使用可能になった〈貪欲の聖杯〉の【貪欲の器】を発動させて、〈氷獄巨人の手甲〉の力を吸収した。
そうして得たスキルによって条件が満たされ、新たなA++スキルを獲得できた。
「大体は【煉獄ノ王】の氷バージョンかな? 炎と比べれば使いやすそうだ」
炎よりも氷の方が周囲への影響は少ないので、こうして室内でも使用できる。
とはいえ、気を付けて発動しなければ家の中が冷凍庫になってしまいそうなので、出力と範囲の調整には注意が必要だ。
「どんなスキルを得ればスキル統合が起こるか大体予想できるようになったな。となると次は、ん? ああ、テレビでやってるのか」
指先に氷の塊を浮かばせていると、点けているテレビで鑑定宝玉の発表が行われていた。
テレビ画面には天城コーポレーション社長の天城レイジの姿が映っており、鑑定宝玉についての解説を実物を用いて行なっている。
発表会場にはオーソドックスな自分自身のステータスを確認するタイプ以外にも、他者のステータスを確認するタイプ、モンスターの情報を開示するタイプ、そしてマジックアイテムの情報を開示するタイプの計4種の鑑定宝玉が持ち込まれていた。
大元であるアーティファクト〈月神の賢眼〉は、これら4種と同じかつ詳細に鑑定できる能力を持っているが、4つに分けられたりしていない。
その上、この鑑定能力はメイン能力ではあるが、あくまでも〈月神の賢眼〉が持つ3つの能力の1つでしかない。
このあたりの性能差が、アーティファクトと人工マジックアイテムの差だとも言える。
まぁ、鑑定宝玉は量産性を重視するために、機能を細かく分けただけなんだけどな。
「複数の鑑定能力を持つ上位版の発表は後日するのかな。もしくは、暫くは様子を見てから、ってところか」
指先の氷を消すと、探索者活動用の装備に着替えていく。
久坂マモルに頼んでいた徘徊主〈浮動晶騎の大天使〉の素材を使った装備はまだ完成しておらず、身に付ける防具は〈祝福の銀殻騎士〉セットのままだ。
途中で素材アイテムの〈闇竜の魂石〉と〈悪魔金剛鉱〉を持ち込んだことによって、製作中だった装備をマモルが一から作り直すことにしたためだ。
リリア達が引っ越し関連の手続きで忙しくしている間は探索者活動を休止していたが、今日から活動再開だ。
今日までに完成しなかったので、引き続き〈祝福の銀殻騎士〉セットを装着していった。
○名前:外神クロヤ
⚫︎等級:王級
⚫︎レベル:13
⚫︎個人特性:生存、恩讐、反逆
⚫︎クラス:終末の再世者
⚫︎異能:万物変換
・第0層……【経験変換ノ理】
外神クロヤの成長を段階を経て支援する情報・経験変換システム。
収集した凡ゆる情報からクエストを構築し、その報酬という形で成長要素を効率的に変換する。
追加機能〈ダンジョン探知〉〈広域マップ〉。
・第1層……【魔生変換】
自らの魔力と生命力を相互に変換可能。
・第2層……【彼我変換】
対象の魔力と生命力を自らへと変換可能。
・第3層……【属性変換】
自らの魔力を認識済みの属性魔力へと変換可能。
・第4層……【肉体変換】
自らの能力値を別の能力値へと一時的に変換可能。
・第5層……【形状変換】
対象の形状を別の形状へと変換可能。
・第6層……【状態変換】
対象の状態を認識済みの別の状態へと変換可能。
・第7層……【座標変換】
対象の空間座標を別の空間座標へと変換可能。
・第8層……【能力変換】
自らのスキルを別のスキルへと変換可能。
・第9層……未解放。
⚫︎スキル
【万能通ず陽光王】〈S+〉
……【光狼人化】【諸芸の達人】【百芸に通じた】【光王ノ投射撃】【光王ノ武戯】
【魔喰ノ精霊王】〈S〉
……【魔喰ノ王権】【属性錬化】【精霊王ノ祝福】
【影ノ城主】〈S+〉
……【影ノ王】【影ノ鎧】【影ノ城】【海獣ノ魔槍】
【混沌再世】〈A++〉
【状態回帰】〈A++〉
【堕天の蔵】〈A++〉
【不滅聖核】〈A++〉
【悲嘆の悪魔】〈A++〉
【煉獄ノ王】〈A++〉
【氷獄ノ王】〈A++〉
【偽・神秘ノ代償】〈A++〉
【堕天化】〈A+〉
【金剛不壊】〈A+〉
【混沌魔手】〈A+〉
【耐性貫通】〈A+〉
【植物支配】〈A+〉
【堕天の枷】〈A+〉
【統合機能】〈A+〉
【直感】〈A+〉
【思考乖離】〈A〉
【幸運】〈A〉
【天燐】〈A〉
【無情狂声】〈A〉
【麻痺の邪眼】〈A〉
【不動反撃】〈A〉
【超速連射】〈A〉
【蟲殺し】〈A〉
【時間耐性】〈A〉
【自然属性耐性】〈A〉
【鑑定妨害】〈A〉
【身体強化】〈B+〉
【巨人の膂力】〈B+〉
【巨人の剛腕】〈B+〉
【天脚】〈B+〉
【双剣術】〈B+〉
【弱点看破】〈B+〉
【気配察知】〈B+〉
【危機察知】〈B+〉
【認識困難】〈B+〉
【火炎魔法】〈B〉
【風塵魔法】〈B〉
【岩土魔法】〈B〉
【聖光魔法】〈B〉
【暗黒魔法】〈B〉
【強魔撃】〈B〉
【麻痺撃】〈B〉
【空間機動】〈B〉
【剛撃】〈C+〉
【集団戦闘】〈C+〉
【強拳】〈C〉
⚫︎各種能力値
筋力値:502(+10+5+25)
耐久値:564(+15+10+5+25)
敏捷値:422(+3+10+30)
反応値:488(+10+30+7)
精神値:456(+20+10+5+30+7)
知能値:429(+10+5)
体力値:575(+150+100+10)
魔力値:530(+150+100+10)
覚醒値:342(+10)
幸運値:45(+30+15+10+7)
⚫︎装備(◇3/5)
〈祝福の銀騎甲冑〉……胴鎧。
〈祝福の銀騎手甲〉……籠手。
〈祝福の銀騎靴〉……靴。
〈蒼銀絹の護身衣〉……インナー。
〈盗賊王の七つ秘具:盗賊王の技装手〉……手袋。
〈冥獄王の四死王具:冥府ノ外套〉……クローク。
〈冥獄王の四死王具:葬死ノ円環〉……腕環。
〈隠者の祈り〉……指環。
〈魔法の偽器〉……指環。
〈戦天使の護環〉……指環。
〈聖邪の魔環〉……指環。
〈贄殿ノ指環〉……指環。
〈財宝王の四宝具:財を漁る魔宝環〉……指環。
〈財宝王の四宝具:命運握る首飾り〉……ネックレス。
〈財宝王の四宝具:天運導く耳飾り〉……イヤリング。
〈愚者の奔走〉……足環。
〈堕天剣バラキエル〉……長剣。
〈白霊剣オルトレール〉……長剣。
〈混幻黒銃ドライド〉……拳銃。
〈月神の賢眼〉◇……水晶。
〈支配の王環〉◇……腕環。
〈貪欲の聖杯〉◇……聖杯。【神聖光撃】【神聖光壁】【時間魔法】。
魔王城エリアの門番ボスモンスターを討伐した直後が王級のレベル5だったから、魔王城の城内での戦闘だけで8レベルも上がったことになる。
新たに得たスキルや装備も含めて、かなりの戦果だったことが分かる。
やはり、ダンジョンの深部に出現するモンスターから得られるモノは大きいようだ。
たった4人で挑んだからこそ大量の経験値や強力な装備を得られたが、人数が少ない分だけ危険もあった。
客観的に見ても能力も装備も優秀なパーティーだとは思うが、油断は禁物だ。
先日のような特殊な状況でもない限りは、もっと慎重に攻略するべきだろう。
「ま、それはそれとして貴重なアイテムは確保させてもらうけど」
今日再び挑む予定の資源ダンジョン〈紅果の森〉の情報を振り返りつつ、目的のアイテムを手に入れるためダンジョンへと向かった。
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