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身代りの花嫁は25歳年上の海軍士官に溺愛される(また、25歳差)
七話『はじまり』
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「ね、本屋に寄りたい」
「あ、さっき観た映画の原作か」
高校生くらいの男女が、仲良く本屋に入る。
「まさかね、うちの学校が聖地になるなんてね」
「ははは、たしかになぁ。お陰で、男女交際禁止なんて校則が撤廃したもんな!」
花と義孝の深い愛情物語は、多くの若者の心を掴んだ。そして、小説はドラマ化と映画化が現実になった。
「あのさ、前に大ヒットした戦争映画もいいけどさ。私は、こっちのが好きかな」
「まあな、死なないもんな?ラブラブで、でもヒャッて思うとこあったぞ?荷物が落ちてくるとか。オレ、目を閉じた」
「憲法9条、改正されたらやだな。戦争になっちゃう」
「あー、だからとりあえずは、選挙だよな。まともな政治家を選ばねえと」
✣✣ 3年前 ✣✣
「会いたいよ、先生」
涙が、スマホにポタポタ落ちる。記者が詰めかけ、透匡は淫行教師の疑いがかけられた。
理由は匿名による写真だ。マンションから出てくる二人を、誰かが雑誌に売り込んだ。
結果、透匡は別の学校に異動になり、花は退学を免れた。
「頑張ろう、花ちゃん。あと、二ヶ月だよ!」
「そしたら、堂々と恋人なんだから、ね?」
美沙と佳代は、泣きじゃくる花を抱きしめた。
「書くんじゃなかった」
そして、花は卒業を迎えた。
花の書いた続編により、透匡と花への味方が変わった。本を読んだ中高生が、透匡を学院に戻すように教育委員会に嘆願書を送ったのだ。
「花」
卒業の日、透匡は学院に帰って来た。
「先生」
「もう、先生と生徒じゃない」
ひしと、二人は抱きしめ合った。
二人は晴れて、恋人になった。
「透匡さん、朝ですよ!」
元気な声が響く。
花は透匡と結婚し、家事に勤しむ。
「ん、あと五分」
花がベッドに上がる。
「だーめ、日曜日だからって、もう10時ですよ。ほら、起きて?お布団をほすからぁ」
透匡に軽くキスをする。
「・・・」
「起きて?ね」
・・・もう一度、してくれたら。
二人が離れ離れになることは、二度とない。
✣✣✣
花がいた学院は人気で、生徒数が増えた。入試は毎年、三十倍率の難関だ。
それでも、希望者は耐えない。
「やったぁ」
「合格、春から聖地の生徒だぁ」
今年も、歓声があがる。
END
「あ、さっき観た映画の原作か」
高校生くらいの男女が、仲良く本屋に入る。
「まさかね、うちの学校が聖地になるなんてね」
「ははは、たしかになぁ。お陰で、男女交際禁止なんて校則が撤廃したもんな!」
花と義孝の深い愛情物語は、多くの若者の心を掴んだ。そして、小説はドラマ化と映画化が現実になった。
「あのさ、前に大ヒットした戦争映画もいいけどさ。私は、こっちのが好きかな」
「まあな、死なないもんな?ラブラブで、でもヒャッて思うとこあったぞ?荷物が落ちてくるとか。オレ、目を閉じた」
「憲法9条、改正されたらやだな。戦争になっちゃう」
「あー、だからとりあえずは、選挙だよな。まともな政治家を選ばねえと」
✣✣ 3年前 ✣✣
「会いたいよ、先生」
涙が、スマホにポタポタ落ちる。記者が詰めかけ、透匡は淫行教師の疑いがかけられた。
理由は匿名による写真だ。マンションから出てくる二人を、誰かが雑誌に売り込んだ。
結果、透匡は別の学校に異動になり、花は退学を免れた。
「頑張ろう、花ちゃん。あと、二ヶ月だよ!」
「そしたら、堂々と恋人なんだから、ね?」
美沙と佳代は、泣きじゃくる花を抱きしめた。
「書くんじゃなかった」
そして、花は卒業を迎えた。
花の書いた続編により、透匡と花への味方が変わった。本を読んだ中高生が、透匡を学院に戻すように教育委員会に嘆願書を送ったのだ。
「花」
卒業の日、透匡は学院に帰って来た。
「先生」
「もう、先生と生徒じゃない」
ひしと、二人は抱きしめ合った。
二人は晴れて、恋人になった。
「透匡さん、朝ですよ!」
元気な声が響く。
花は透匡と結婚し、家事に勤しむ。
「ん、あと五分」
花がベッドに上がる。
「だーめ、日曜日だからって、もう10時ですよ。ほら、起きて?お布団をほすからぁ」
透匡に軽くキスをする。
「・・・」
「起きて?ね」
・・・もう一度、してくれたら。
二人が離れ離れになることは、二度とない。
✣✣✣
花がいた学院は人気で、生徒数が増えた。入試は毎年、三十倍率の難関だ。
それでも、希望者は耐えない。
「やったぁ」
「合格、春から聖地の生徒だぁ」
今年も、歓声があがる。
END
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