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逖野美桜は許嫁である幼馴染み・西門俊哉を信じていた。しかし、俊哉は異母妹・夏菜子に乗り換えてしまう。
一ヶ月以内に結婚相手を見つけ、婚約しないと屋敷から追い出す!
義母の命令で社交界に出たが、内気な美桜に誰も見向きもしない。
期限があと三日と迫る日、一人だけ美桜を正妻にしたいという男性・中山彰義が現れた。
年齢は十五才上、身長一八〇センチ。容姿端麗、頭脳明晰な彰義の職業は今上帝の補佐官様。
なぜ、こんな素敵な人が私に?
穏やかな彰義の優しい愛に、美桜の愛されなかった傷は癒やされる。
なぜ、私を?
その問いかけに彰義が答えた日、二人は――――。
文字数 15,621
最終更新日 2025.06.09
登録日 2025.06.07
藐野清華は幼くして両親を失くした。厳しい叔母夫婦は甘えを許してくれず、清華は離れで一人で過ごした。
叔母夫婦の一人娘・愛華に代わり、園遊会に出席したことから清華の運命が変わる。
園遊会であった長谷川鏡弥が、清華を見初めたのだ。
従姉を所望する長谷川家に対して、姪の清華を寄越す鳳夫妻。バレたらただでは済まないと怯えながら、清華は鏡弥が暮らす邸に向かう。
鏡弥は初めから清華を希望しており、清華は安堵する。
無事に結納を済ませた清華は、鏡弥と様々な経験をしていく。
初デェト、初キス、そして初めての――――。
孤独な令嬢と、彼女を愛する夫の官能ラブストーリー。
文字数 70,705
最終更新日 2025.06.06
登録日 2025.05.04
母に死なれ、十歳の冬に父とも死別した。継母と継妹に使用人として扱われ、挙げ句に陸軍少佐である七歳上の男性と結婚することになった鈴原美琴。
多額の結納金に目が眩んだ継母に、身売り同然で嫁がされた邸にいたのは心的外傷で色が識別出来なくなった杉白颯人という青年で――――。
『帰国した日、あなただけが色鮮やかに見えました。あなたと、生き直したいのです』
颯人の言葉に、温かい食事で癒やしてあげたいと、美琴は奮闘する。
真心込めて作る滋味あふれる惣菜に、颯人の視界は徐々に色鮮やかに―――。
ところが、幸せな美琴を見た継妹の小百合は、自分が颯人の婚約者になり変わろうと画策する。
文字数 15,159
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.04.28
宮殿の絵師だった清野義隆は、妻の美保子や娘の花菜と幸せに暮らしていた。
『万が一、自分に何かあれば』
旧友である高蔵雅人は、義隆夫妻の死後、必死に花菜を探した。しかし、花菜の行方は十年過ぎても見つからない。
一方、花菜は母方の親類に引き取られたが、愛されずに寂しく過ごした。
一度だけ着せられた高価な着物を着て、清野家の娘として雅人の嫡子・誠也に嫁ぐことが決まる。
優しい誠也との暮らしに、花菜は愛されなかった傷が癒やされてゆく。
文字数 28,283
最終更新日 2025.05.04
登録日 2025.04.23
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