【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬

文字の大きさ
14 / 15

(十四)

しおりを挟む
「また、手ひどくやられたものだ」

 「インドミタブル」の航海艦橋で、ヴィアン少将は嘆息した。

 被弾時の衝撃で右手をどこかにぶつけたらしい彼は、無意識のうちに右手首を左手でねじるようにして揉んでいる。

 「インドミタブル」の艦首寄りの飛行甲板に着弾した八百キロ爆弾は、英空母の特色である装甲甲板をものともせずに貫通して格納庫内で炸裂した。

 艦首近辺の飛行甲板に大穴が開いて発艦が不能となっただけでなく、ディアマンテ号を攻撃して帰還し、格納庫に戻されたばかりの機体が五機ほど破壊されていた。

 一方、魚雷は右舷側艦首付近に命中して、破孔から海水が艦内になだれ込んでいた。

 幸い浸水は食い止められているため沈没の恐れはないが、速力の低下は避けがたい。

「『フォーミタブル』の被害はどうか」

 魚雷二発を右舷に喰らった「フォーミタブル」は、遠目にも傾いて見える。

「浸水は隔壁で止まっているとのこと。転覆することはないでしょうが、左舷側に注水して傾きを戻す必要があります」

 参謀長の報告に、ヴィアン少将は再びため息をつく。

 飛行甲板が傾いていては航空機の着艦に支障があるため致し方ない措置であるが、本来であれば三〇ノット超の快足を誇るイラストリアス級の二隻が、そろって速力低下に見舞われる事態になった。

 実際に全速で走らせてみなければ正確なところは判らないものの、二十五ノット出れば上出来だろう。

 速力を落として修復を急がせているが、水線下に開いた穴をふさぐのは、応急修理では限界がある。

 ここまできて、いまさら引き返すわけにはいかないので、オーストラリアのシドニーあたりで修理するしかない。

 ただし、損傷の程度次第で、本格的な修理のためにアメリカ西海岸まで回航しなければならないかもしれない。

 それでは、わざわざ「裏口」であるインド洋経由で米海軍に合流しようとした意味がなくなってしまう。

「本艦の飛行甲板の修理にどれぐらいかかる?」

 「インドミタブル」の飛行甲板に開いた穴からは、先ほどまで盛大に黒煙が立ち昇っていたが、勢いは衰えつつある。

「格納庫の火災はほぼ消し止めています。穴をふさぐには、明日の朝までかかるかと思われます。どれだけ急がせても、日没までには応急措置は間に合わないかと」

 参謀長は、ヴィアン少将の思いを先取りするようにくぎを刺す。

「やむを得んか。明日の朝には必ず発艦できるように直させろ」

「なお、各所からの戦果報告をまとめると、戦闘機二機、攻撃機四機を撃墜したものと考えられます。来襲したのは十五機程度と考えられますので、半数近くを落としたと言っても過言ではないのでは」

「数字のうえでは、な」

 ヴィアン少将は小さく鼻を鳴らした。

 半数近くとはいうものの、撃墜した攻撃機はすべて、魚雷や爆弾を投下したあとだった。

 直掩にあげた戦闘機は爆撃および雷撃をまったく阻止出来ず、退避する攻撃機を一機撃墜するのがやっとという始末。残り三機はすべて対空砲火による戦果である。

 戦闘機は二機撃墜した半面、シーハリケーンが二機撃墜され、シーグラディエイターも一機落とされている。

 とても褒められた働きではなかった。

「たかだか十五機程度に、なぜここまでの被害を被ったのだ」

 ヴィアン少将は考える。

 油断していたつもりはない。

 しかし、とにかく米海軍が「ケイト」と呼ぶ九七式艦攻が、やたら高速であったことが誤算だった。本国の情報部からそれらしい報せはないが、新型なのかもしれない。

 また、同じく米海軍で「ハンプ」と呼ばれた零戦三二型も手強かった。

(いったい、我々は何者と戦っているのだ……)

 既にヴィアン少将のもとには、日本艦隊と接触したファイアフライが打電してきた情報が届いている。

 予想されたとおり、発見された空母は小型空母が一隻のみ。

 わずか二隻の護衛艦艇に守られて、速力約二十ノット超で北東方向に進んでいるという。

 二十ノットそこそこしか出していないとなれば、やはり商船改造空母であろう。

 ただし、よほど印象的だったのか、ファイアフライからは「空母の飛行甲板は群青色をしている」とわざわざ付け加えて打電してきている。

 木甲板ではなく、装甲されていると言いたいのか。

「あとは、攻撃隊に期待するしかあるまい」

 喰らった損害に見合うだけの戦果をあげるため、この小型空母は是が非でも撃沈する以外になかった。



 「浅間丸」の乗組員の士気は高揚していた。

 小弓大尉機から発信された「攻撃成功、空母二隻に損傷を与えたものと認む」と伝える電文が傍受され、その内容が艦内放送で伝えられていたからだ。

 だがむろん、喜びに浸っている暇はない。第二航空護衛戦隊もすでに敵偵察機の接触を受け、攻撃隊が接近していることも判っている。

 敵攻撃隊の来襲が必至の情勢となったところで、勝見大佐は飛行長の万代少佐と砲術長の簑島少佐を艦橋に呼び、一つの思い切った指示を出していた。

「戦闘機による迎撃、および対空砲火を、基本的にすべて雷撃機に振り向けるように」

「確かに、ある程度の割り切りは必要でしょうな」

 万代少佐は淡々と受け入れる姿勢を示した。

 どのみち、直掩に出せるのは零戦三二型四機のみとあっては、指一本振れさせぬといった類の大言壮語も、口にしようもないのだろう。

「限られた戦力を集中すべきとの艦長のお考えは判りますが、降爆を放置するわけにもいかないのでは」

 一方、簑島少佐はあまり納得した表情を見せていない。

 いま、「浅間丸」の前方を「天龍」、後方を「汐風」が守る陣形で航行しているが、両艦とも主砲は両用砲ではないため、上空から急降下してくる爆撃機には無力である。

 せいぜい、主砲を海面に水平射撃して、水柱で雷撃を妨害する程度の役にしかたちそうにない。

 機銃を除き、唯一急降下に対応できそうなのが「浅間丸」の十二・七センチ連装高角砲四基八門のみとあっては、それすら攻撃機に対処せよとの命令には、承服しがたいものがあるのかもしれない。

「むろん、爆撃も防げるに越したことはない。しかし、本艦は魚雷一本を被弾した時点で致命傷になりかねん。爆弾なら、一発か二発程度なら、当たりどころ次第では耐えられるだろう」

 かつて空母「加賀」を雷撃から守るため、駆逐艦「谷風」を犠牲にした艦長の言葉は、やはり重い。

「艦長がそこまでおっしゃるのでしたら……」

 しぶしぶといった調子で簑島少佐も首肯した。

「副長。変わるぞ」
 発着艦指揮所に勝見大佐が姿を見せる。

 航空甲板に頭上の視界をふさがれた「浅間丸」の艦橋では、対空戦闘を指揮するのに不都合であることは最初から分かっていた。

 そのため、発着艦指揮所から操舵できるよう、艦橋と機関室に専用の電話回線が引かれている。被弾時に備えた伝令も待機する。

「了解しました」

 厨屋は素早く礼をしてその場を明け渡し、入れ替わりに艦橋へ向かう。

 いまこの場で決めた思いつきではなく、当初から想定していた配置である。艦長と副長が一度に戦死しないよう、戦闘中は場所を別にするのは基本であるためだ。

 もっとも、発着艦指揮所は艦橋から出てすぐ近くなので、離れた場所とまでは言い難いが、艦橋に艦長も副長も不在というわけにはいかない。



 やがて、敵機が姿を見せる。

「八時方向より、敵機接近! 高度四千、その数、およそ十! いや、そのあとからさらに五! さらに後続ある模様」

 見張り員の叫び声が響く。

 要領を得ない報告になるのは、北西の方角から接近しつつある敵編隊がきれいに整っているとは言い難く、五月雨的に姿を現すためだった。

 四機の零戦隊が既に直掩についているが、がむしゃらに突っかけるようなことはしない。二機ずつの小隊を維持したまま、雷撃機だけを狙って仕掛けていく。

 英海軍の攻撃隊における雷撃機は、ソードフィッシュ六機とアルバコア四機である。いずれも複葉であることから、単葉機の急降下爆撃機であるスクアとの区別はつけやすい。

 しかも、最高速力がソードフィッシュは時速二百二十キロあまり、後継機であるアルバコアにしても時速二百六十キロ程度しか出ない。

 零戦隊はたちまち英海軍の複葉機の群れの下側に潜り込み、突き上げるように上昇しながら一連射を浴びせて飛び抜ける。

 二十ミリ機銃弾を胴体下面に喰らったソードフィッシュが二機、たちまち煙を吐いて脱落していく。

 さすがに直線飛行を続けられず、残る八機の雷撃機は算を乱したように左右に散開する。

 しかし、零戦隊の一方的な攻撃は長くは続かない。直掩についているシーハリケーンが三機編隊で切り込んできて、激しい空中戦となる。

 戦闘機は他にシーグラディエイターが三機いるが、速度差がありすぎて真向から零戦に立ち向かうわけにはいかない。

 だが、それでも雷撃機に向かおうとする零戦をけん制する役目を懸命に果たしていた。

 一方、急降下爆撃機スクアは海面近くでの戦闘をよそに、狙うべき群青色の飛行甲板を持つ空母の上空に達しようとしていた。

 その数、九機。いずれも五百ポンド(約二百二十七キロ)爆弾を抱えている。

 雑多な機種で構成される英海軍攻撃隊の中にあって、スクアは比較的まとまった数がそろっている。

 ただし、ひとまとまりの編隊とはなっておらず、三機編隊が前後に三つ、やや距離を開いて連なる形で飛行している。

 先頭を行く三機編隊を率いる急降下爆撃機隊の隊長は、即座の攻撃を決断する。

 本来であれば、雷撃隊の突入と歩調を合わせるべきところである。

 だが、スクアの最高速力はおよそ時速三百六十キロと、ソードフィッシュやアルバコアより百キロ前後も速く、その分射点へと到達するのも早かった。

 しかも、今は敵戦闘機も対空砲火も、そのすべてが雷撃機隊を狙っている。

 いつ自分たちに矛先が向くか判らない、とのプレッシャーが、先行して攻撃を仕掛けるとの判断につながった。

 それが拙速なのか果断であるかは、これからの攻撃の成否いかんで結論は異なってくる。



「五時方向、降爆三、来る! 続いて、三機、いや訂正、六機!」

 「浅間丸」見張員の絶叫が響く。

「取り舵ちょい回せ。もうちょい。よし。……そのまま、そのまま。機関、十の六!」

 発着艦指揮所の勝見大佐の声が、電話回線を通じて艦橋内の拡声器から響く。

 受話器越しに指示を受ける必要を省くため、あらかじめ拡声器につなげられるように準備がしてあったのだ。

 操舵手は勝見大佐の声に従って舵輪を操作する。

 通常、攻撃を回避するために全速力で突っ走りつつ左右に転舵する場面だが、勝見大佐は舵をわずかに切らせただけで、あえて機関出力を落とし気味にした。

 機関全速で逃げ回るべき状況でありながら真逆の命令を聞き、機関長の甲本少佐は機関室で飛び上がっているはずだ。

 既に最大速力の二十三ノットで航行していた「浅間丸」は、艦体をわずかに右舷側に傾けつつ、行き足を落とす。

 微妙に針路が変わっていくうえ、速力が低下していることに気づかなかったのか、最初のスクア三機が投下した爆弾はすべて狙いが外れており、「浅間丸」の右前方の海面を叩くだけに終わった。

 だが、残る六機のスクアが次々と急降下に移る。

 発艦指揮所の勝見大佐は間合いを測り、受話器に怒鳴る。

「取舵一杯!」

 拡声器からの声に、艦橋では操舵手が懸命に舵輪を回す。

 その途端、「浅間丸」は、つんのめるようにして、いつになく鋭く頭を左に振りはじめる。

 内地からセレター軍港に至るまで、訓練の際に折を見て「浅間丸」の速度ごとの舵の利き具合を確かめていた勝見大佐の準備が奏功した瞬間である。

(どのみち二十三ノットしか出ない「浅間丸」を全力で走らせるのではなく、旋回半径を小さくすることで回避するのか!)

 つまるところ、速力の調整と舵を左右に切って針路を決めることが操艦なのだとこれまで単純に考えていた厨屋にとっては、はじめて操艦術の奥深さを目の当たりにする思いだった。 

 おそらく、どのフネでも同じようにできるものではない。

 前もってきちんと艦ごとの癖を事前に確かめ、速力ごとの舵の利き具合を把握しておかなければ、最も鋭く旋回できる組み合わせなど判る筈もない。

 駆逐艦さながらの小回りをみせた「浅間丸」の右舷側で、次々と投下された爆弾が海面をたたいて爆発し、水柱を上げていく。

 その数、三。残りは、三機。

「舵戻せ! 機関室、機関全速、十の十だ! 機関長、慌てろ!」

 勝見大佐の声が拡声器から響く。いったん行き足を殺していた「浅間丸」が直進しながら増速していく。

 今度は、艦橋からは見えない後方から爆発の衝撃が立て続けに三度響く。機関の振動とは異なる揺れに、艦橋の厨屋は危うく倒れそうになる。

「やられたか?」

 ほどなくして被害報告が届く。

 直撃弾はなし。

 ただし、右舷側で至近弾となった爆弾の爆発が巻き上げた水柱に、三連装機銃の配置についていた水兵が三名ほどさらわれていた。

 船体そのものに損傷はないが、犠牲者が出たことには厨屋の胸も痛む。

 しかし、ともかくスクア九機の急降下爆撃を操艦だけでかわしてみせたのだ。

(駆逐艦の艦長の経歴は、伊達ではないのか)

 厨屋は内心で舌を巻くが、攻撃はまだ終わっていない。

 零戦隊の迎撃をかいくぐったソードフィッシュ一機とアルバコア二機が、左舷側から迫ってくる。

 「浅間丸」の前後で「天龍」と「汐風」が、主砲も含めて射撃している。
 だが、案の定、有効な攻撃とはなっていない。

 砲術長の簑島少佐は躍起になって、左舷側の十二・七ミリ高角砲四門と二十五ミリ機銃十二門で接近する雷撃機を狙わせる。

 九七式四号艦攻を相手に訓練を重ねてきた砲手たちは、近づく敵機の速度の遅さに一瞬戸惑ったが、すぐに感覚を修正する。

 相手が速過ぎるのならともかく、遅すぎるのであれば対処は難しくない。

 高角砲の炸裂を間近で浴びたソードフィッシュ一機がもんどりうって吹き飛び、その破片に針路を妨害されたアルバコアが機体を不用意に上昇させたところで、二十五ミリ機銃弾が次々に命中する。

 被弾したアルバコアは、明後日の方向に魚雷を投げ出して退避していく。

 しかし、残るもう一機のアルバコアが弾幕をかいくぐって射点につく。

 魚雷が投下されようとしたまさにその瞬間、急降下してきた零戦三二型が横合いから飛び込んできた。

 既にシーハリケーンとの戦闘で右主翼に弾痕を穿たれ、薄い煙を引く零戦三二型の動きは、「浅間丸」の乗員からは体当たりを仕掛けたようにしか見えなかった。

「うわっ!」

 高角砲および機銃に取りつく水兵たちが悲鳴を上げる。

 だが、その零戦三二型は、アルバコアの胴体に鼻先を押し付けるほどに接近するや、機首の七・七ミリ機銃を一連射叩き込み、軽やかに左旋回で翼を翻した。

 操縦席を撃ち抜かれたアルバコアは、魚雷を投下することもなく海面へと突っ込む。

「神業じゃねぇか……」

 水兵たちが喝采を送る中、零戦三二型は高度を上げた。

 いつしか、直掩の零戦は二機のみとなっていたが、上空のシーハリケーンの姿もまた、見えなくなっていた。

 まだソードフィッシュ二機とアルバコア三機が残っていたが、思いがけず激しい反撃を受けて味方が落とされる光景が相次ぎ、すっかり腰が引けていた。

 かなりの遠距離から次々と魚雷を投下するが、左右から挟み込むような連携は取れておらず、すべて左舷側から、しかも斜め後方から追い打ちをかけるような形での雷撃となった。

 まともに「浅間丸」の針路に交錯するコースに乗った魚雷は、わずか二本のみ。

 冷静に面舵を命じた勝見大佐の操艦により、既に二十三ノットの最大速力を出している「浅間丸」は、軽々とこれをかわし、攻撃をしのぎ切ったのである。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

征空決戦艦隊 ~多載空母打撃群 出撃!~

蒼 飛雲
歴史・時代
 ワシントン軍縮条約、さらにそれに続くロンドン軍縮条約によって帝国海軍は米英に対して砲戦力ならびに水雷戦力において、決定的とも言える劣勢に立たされてしまう。  その差を補うため、帝国海軍は航空戦力にその活路を見出す。  そして、昭和一六年一二月八日。  日本は米英蘭に対して宣戦を布告。  未曾有の国難を救うべく、帝国海軍の艨艟たちは抜錨。  多数の艦上機を搭載した新鋭空母群もまた、強大な敵に立ち向かっていく。

九九式双発艦上攻撃機

ypaaaaaaa
歴史・時代
欧米列強に比べて生産量に劣る日本にとって、爆撃機と雷撃機の統合は至上命題であった。だが、これを実現するためにはエンジンの馬力が足らない。そこで海軍航空技術廠は”双発の”艦上攻撃機の開発を開始。これをものにしして、日本海軍は太平洋に荒波を疾走していく。

札束艦隊

蒼 飛雲
歴史・時代
 生まれついての勝負師。  あるいは、根っからのギャンブラー。  札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。  時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。  そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。  亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。  戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。  マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。  マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。  高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。  科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!

皇国の栄光

ypaaaaaaa
歴史・時代
1929年に起こった世界恐慌。 日本はこの影響で不況に陥るが、大々的な植民地の開発や産業の重工業化によっていち早く不況から抜け出した。この功績を受け犬養毅首相は国民から熱烈に支持されていた。そして彼は社会改革と並行して秘密裏に軍備の拡張を開始していた。 激動の昭和時代。 皇国の行く末は旭日が輝く朝だろうか? それとも47の星が照らす夜だろうか? 趣味の範囲で書いているので違うところもあると思います。 こんなことがあったらいいな程度で見ていただくと幸いです

小沢機動部隊

ypaaaaaaa
歴史・時代
1941年4月10日に世界初の本格的な機動部隊である第1航空艦隊の司令長官が任命された。 名は小沢治三郎。 年功序列で任命予定だった南雲忠一中将は”自分には不適任”として望んで第2艦隊司令長官に就いた。 ただ時局は引き返すことが出来ないほど悪化しており、小沢は戦いに身を投じていくことになる。 毎度同じようにこんなことがあったらなという願望を書き綴ったものです。 楽しんで頂ければ幸いです!

万能艦隊

ypaaaaaaa
歴史・時代
第一次世界大戦において国家総力戦の恐ろしさを痛感した日本海軍は、ドレットノート竣工以来続いてきた大艦巨砲主義を早々に放棄し、個艦万能主義へ転換した。世界の海軍通はこれを”愚かな判断”としたが、この個艦万能主義は1940年代に置いてその真価を発揮することになる…

山本五十六の逆襲

ypaaaaaaa
歴史・時代
ミッドウェー海戦において飛龍を除く3隻の空母を一挙に失った日本海軍であったが、当の連合艦隊司令長官である山本五十六の闘志は消えることは無かった。山本は新たに、連合艦隊の参謀長に大西瀧次郎、そして第一航空艦隊司令長官に山口多聞を任命しアメリカ軍に対して”逆襲”を実行していく…

連合航空艦隊

ypaaaaaaa
歴史・時代
1929年のロンドン海軍軍縮条約を機に海軍内では新時代の軍備についての議論が活発に行われるようになった。その中で生れたのが”航空艦隊主義”だった。この考えは当初、一部の中堅将校や青年将校が唱えていたものだが途中からいわゆる海軍左派である山本五十六や米内光政がこの考えを支持し始めて実現のためにの政治力を駆使し始めた。この航空艦隊主義と言うものは”重巡以上の大型艦を全て空母に改装する”というかなり極端なものだった。それでも1936年の条約失効を持って日本海軍は航空艦隊主義に傾注していくことになる。 デモ版と言っては何ですが、こんなものも書く予定があるんだなぁ程度に思ってい頂けると幸いです。

処理中です...