100 / 200
100、閑話 -序章7-
しおりを挟む
次の日、嵐はまだマグダラスの王都に停滞している。
雨は激しく大地に叩きつけられ、風は唸り声を上げて吹き荒れていた。
嵐が過ぎ去れば、マグダラスを発つ。
最低限の荷物を木箱に詰めて行く。
とても一国の王女の嫁入り道具とは言えないものだった。
ノロノロと絶対に生活する上で必要な物だけを詰めて行く。
里心を持ってしまうので今までの思い出の品などは持っていかない事に決めた。
先日弟からもらったハンカチを眺める。
父からもらったブローチ、母からもらった髪飾り。
どれも王女への贈答品としては国の体裁に耐えるものではないが、素朴で品が良く、家族の想いが詰まった品だった。
これらも全て置いて行く。
ふうと溜め息を吐いたところに部屋の扉のノックが鳴った。
「はい?」
「姉上」
「テオフィル。なぁに? どうしたの?」
「今、いい?」
「いいわよ。どうぞ」
テオフィル王子は笑顔を湛えてレイティア姫の部屋に入った。
「あ、それはこないだ僕らがあげた誕生日の贈答品だね」
座り込んで荷造りをする姉の横に、テオフィル王子も同じ様に座り込んだ。
「……うん。だけど、置いて行くの」
「そっか……。荷物はそれだけ?」
「そうよ。身軽な方がいいかと思って」
テオフィル王子は俯く。
そしてしばらく、沈黙が続く。
レイティア姫はテオフィル王子の言葉を待った。
テオフィル王子は意を決して姉に話し始める。
「……僕、姉上はずっと僕の傍にいて、昨日みたいにずっと励ましてくれるものだと思ってたんだ……。だけど、いなくなるんだね」
レイティア姫はそれに黙って微笑んで応える。
「姉上……。僕、頑張るよ。やっぱり自信は無いけど、でもいっぱい勉強して、剣の稽古も嫌がらずに頑張るよ」
「……うん。そう言ってくれたら、安心してマグダラスを離れられるわ」
「……姉上は……グリムヒルトで無茶しないでね? 絶対生きていてね。王様に食ってかかったりしないでね」
「大丈夫よ。無茶しないから。安心して」
テオフィル王子は笑いながら言った。
「嘘だぁ~。姉上は絶対無茶するよ。きっと王様を諌めたりするんだ」
「そりゃお諌めはするわよ。臣下になる様なものなのに、お諌めしなかったら居る意味ないじゃない」
「……今までみたいに誰も止めてくれないんだよ? ……殺されてしまったら元も子もないんだからね?」
「……うん、わかったわ。気をつける」
「……うん。姉上。この国は僕が守るから。僕がどんな事をしても守るよ。姉上が守ってくれた様に。だからね、安心してお嫁に行って。グリムヒルトでは自分の幸せを第一に考えて」
「……テオフィル……。……ありがとう……」
二人は手を繋ぐ。
そして昨日母が自分にした様にレイティア姫はテオフィル王子の頭に頬を寄せ、二人はしばし、そのまま過ごした。
その夜は家族で最後の夕食を摂った。
皆敢えて普段と変わりなくその時を過ごす。
いつもの様に穏やかに笑い合い、少しずつ雨足が弱まって行くのを感じながら、その時間を大切に大切に過ごした。
レイティア姫の産まれた時の話を、テオフィル王子が産まれた時の話を、幼い頃のレイティア姫の話を、羊型の幻獣に軽く突き倒されて大泣きに泣いていた話を、父と喧嘩をして山まで家出してしまった話を、レイティア姫の行動力にほとほと困り果てていた幼い頃の思い出を家族で笑い合いながら話した。
食事を終えて湯浴みをして、いつも通りに眠る。
いつもと変わらない最後の夜を、レイティア姫は選んで過ごした。
次の日の天気は快晴だった。
夜中のうちに嵐は去って、朝には台風一過の清々しさを空は湛えていた。
グリムヒルト軍の軍師からの使者がやって来る。
嵐が去り、航海に申し分のない天候になり出航するので、王女を迎えに来たとの事だった。
レイティア姫は敢えて誰にも見送りを頼まなかった。
ただ、ロジェが荷物持ちにどうしても船まで同行したいと言ったので、甘える事にした。
城を出る。
一歩一歩自分の足で歩きたいとグリムヒルトの使者にお願いして、一足先に船に向かってもらった。
「ありがとうね、ロジェ。ロジェが送ってくれるなら心強いわ」
レイティア姫はいつもの様に笑いかける。
「……これ位、なんという事はありませんよ」
「この道を歩くのもこれで最後だわ。ロジェによく迎えに来てもらったわね」
「姫様はいつも街においででしたからね」
無言が続く。
二人は街に繋がる道を真っ直ぐに歩く。
道端には小さな花が昨晩の雨にしっとりと濡れ、風に揺れている。
「……ねえ、ロジェ。あのね、私、お願いがあるの」
ロジェは静かにレイティア姫の方を見て真剣な顔で答えた。
「なんなりと」
「……テオフィルはね、とても賢いけど、少し気が小さい所があるの。誰かがしっかり後ろから支えてあげなきゃいけない子なの」
ロジェは一語一句聴き逃すまいとレイティア姫の顔をじっと見つめる。
「……いつか騎士団長になって、私の代わりにテオフィルを支えてあげて」
「はい。必ず」
キッパリとロジェは答える。
「……ふふ。ロジェには何度も『一生のお願い』って言ってきたけど、これが正真正銘、本当に最後の『一生のお願い』ね」
レイティア姫は悪戯に笑った。
「……レイティア姫様のお願いであれば、何でも、何度でも叶えて差し上げます」
ロジェは真剣な眼差しでレイティア姫を見つめる。
「……王家を守ってね。貴方の忠義と剣で」
「はい。私の生涯を捧げます」
「やだ、お嫁さんはもらってよ? ロジェのお嫁さん見てみたかったわ」
ロジェはキッパリと宣言する。
「私は誰も娶りません」
「そこまで忠義立てしなくてもいいわよ。ロジェにも幸せになって欲しいわ」
「……はい。私の幸せはレイティア姫様とのこの約束と共に生きる事です」
ロジェは笑う。まるで今日のこの空の様な晴れやかな笑顔だ。
「……ロジェ……」
街に着く。
今日も街は穏やかに人々が行き交う。
街の人々がレイティア姫に声をかける。
「レイティア様、今日はお手伝いに来て下さらないのですか?」
「ごめんね、今日は港に用事があって来られないの」
「王様のお使いか何かで? 珍しいですね」
「ええ、そんな様なものよ」
「レイティア様! 嵐で遊べなかったから、今日こそ遊んでよ!」
子供達が群がってレイティア姫を囲む。
「ごめんね。用事があって無理なのよ」
「大切な用事? 終わったら遊んで!」
「そうね、終わったら、ね」
いつもと変わらぬ笑顔で皆に応える。
ロジェはそれを複雑な想いで見つめていた。
レイティア姫がグリムヒルトに行く事は嵐だった為に、街には全く伝わっていなかった。
レイティア姫は敢えて知らせずいつも通りに皆と接した。
街を通り抜け、港に着くとレイティア姫は初めてそこで振り返った。
街の向こうに王城があり、その隣には神殿が並んでいる。
この景色はもう、生涯眺める事はないだろうと、しっかり目に焼き付けた。
ロジェが横から呟く様に訊ねた。
「街の者達には知らせないのですか?」
レイティア姫はその景色を眺めながら、ロジェに答えた。
「……ええ。これでいいの。いつも通りで」
春になったばかりの王都に一陣の風が吹き抜けた。
その風は港から街へ駆け、レイティア姫の髪を揺らした。
レイティア姫はその風を見送る様に街並みを見つめ、愛おしそうに微笑む。
大好きな生まれ育った国。
何も無いけど、自分にとっては全てが詰まった国だった。
もう二度と戻る事は無い。
そう覚悟して港の方に向き直る。
グリムヒルトの立派な巡洋船がレイティア姫の搭乗を待ち構えていた。
甲板には軍師と先日案内をした剣士が並んで立っている。
ロジェはグリムヒルトの軍人にレイティア姫の荷物を手渡す。
荷物は運び込まれ、あとはレイティア姫が乗り込むだけだ。
レイティア姫はロジェを振り返っていつもと同じ様に笑った。
「じゃあ、ロジェ。行ってくるわ」
ロジェもいつもと同じ愛おしさを込めた微笑みを返す。
「……はい。どうかお気をつけて」
騎士の礼をとって、レイティア姫を見送る。
桟橋を渡って、船に乗り込むと軍師とヘリュを見て笑いかけた。
「どうぞ道中、よろしくお願いします」
「こちらこそ。出航致しますがよろしいですか?」
「はい。行きましょう」
軍師が合図をすると、
出航の準備が進められ、重々しい鎖の音が響き渡り、錨が上がる。
船は緩やかに陸を離れ、徐々にその大きな船影は遠く沖の彼方へと、やがてはもう目視できないほど小さな影になり、消えた。
ロジェはいつまでも海の彼方を眺めて、
そして
崩れ落ち、声を上げて泣いた。
雨は激しく大地に叩きつけられ、風は唸り声を上げて吹き荒れていた。
嵐が過ぎ去れば、マグダラスを発つ。
最低限の荷物を木箱に詰めて行く。
とても一国の王女の嫁入り道具とは言えないものだった。
ノロノロと絶対に生活する上で必要な物だけを詰めて行く。
里心を持ってしまうので今までの思い出の品などは持っていかない事に決めた。
先日弟からもらったハンカチを眺める。
父からもらったブローチ、母からもらった髪飾り。
どれも王女への贈答品としては国の体裁に耐えるものではないが、素朴で品が良く、家族の想いが詰まった品だった。
これらも全て置いて行く。
ふうと溜め息を吐いたところに部屋の扉のノックが鳴った。
「はい?」
「姉上」
「テオフィル。なぁに? どうしたの?」
「今、いい?」
「いいわよ。どうぞ」
テオフィル王子は笑顔を湛えてレイティア姫の部屋に入った。
「あ、それはこないだ僕らがあげた誕生日の贈答品だね」
座り込んで荷造りをする姉の横に、テオフィル王子も同じ様に座り込んだ。
「……うん。だけど、置いて行くの」
「そっか……。荷物はそれだけ?」
「そうよ。身軽な方がいいかと思って」
テオフィル王子は俯く。
そしてしばらく、沈黙が続く。
レイティア姫はテオフィル王子の言葉を待った。
テオフィル王子は意を決して姉に話し始める。
「……僕、姉上はずっと僕の傍にいて、昨日みたいにずっと励ましてくれるものだと思ってたんだ……。だけど、いなくなるんだね」
レイティア姫はそれに黙って微笑んで応える。
「姉上……。僕、頑張るよ。やっぱり自信は無いけど、でもいっぱい勉強して、剣の稽古も嫌がらずに頑張るよ」
「……うん。そう言ってくれたら、安心してマグダラスを離れられるわ」
「……姉上は……グリムヒルトで無茶しないでね? 絶対生きていてね。王様に食ってかかったりしないでね」
「大丈夫よ。無茶しないから。安心して」
テオフィル王子は笑いながら言った。
「嘘だぁ~。姉上は絶対無茶するよ。きっと王様を諌めたりするんだ」
「そりゃお諌めはするわよ。臣下になる様なものなのに、お諌めしなかったら居る意味ないじゃない」
「……今までみたいに誰も止めてくれないんだよ? ……殺されてしまったら元も子もないんだからね?」
「……うん、わかったわ。気をつける」
「……うん。姉上。この国は僕が守るから。僕がどんな事をしても守るよ。姉上が守ってくれた様に。だからね、安心してお嫁に行って。グリムヒルトでは自分の幸せを第一に考えて」
「……テオフィル……。……ありがとう……」
二人は手を繋ぐ。
そして昨日母が自分にした様にレイティア姫はテオフィル王子の頭に頬を寄せ、二人はしばし、そのまま過ごした。
その夜は家族で最後の夕食を摂った。
皆敢えて普段と変わりなくその時を過ごす。
いつもの様に穏やかに笑い合い、少しずつ雨足が弱まって行くのを感じながら、その時間を大切に大切に過ごした。
レイティア姫の産まれた時の話を、テオフィル王子が産まれた時の話を、幼い頃のレイティア姫の話を、羊型の幻獣に軽く突き倒されて大泣きに泣いていた話を、父と喧嘩をして山まで家出してしまった話を、レイティア姫の行動力にほとほと困り果てていた幼い頃の思い出を家族で笑い合いながら話した。
食事を終えて湯浴みをして、いつも通りに眠る。
いつもと変わらない最後の夜を、レイティア姫は選んで過ごした。
次の日の天気は快晴だった。
夜中のうちに嵐は去って、朝には台風一過の清々しさを空は湛えていた。
グリムヒルト軍の軍師からの使者がやって来る。
嵐が去り、航海に申し分のない天候になり出航するので、王女を迎えに来たとの事だった。
レイティア姫は敢えて誰にも見送りを頼まなかった。
ただ、ロジェが荷物持ちにどうしても船まで同行したいと言ったので、甘える事にした。
城を出る。
一歩一歩自分の足で歩きたいとグリムヒルトの使者にお願いして、一足先に船に向かってもらった。
「ありがとうね、ロジェ。ロジェが送ってくれるなら心強いわ」
レイティア姫はいつもの様に笑いかける。
「……これ位、なんという事はありませんよ」
「この道を歩くのもこれで最後だわ。ロジェによく迎えに来てもらったわね」
「姫様はいつも街においででしたからね」
無言が続く。
二人は街に繋がる道を真っ直ぐに歩く。
道端には小さな花が昨晩の雨にしっとりと濡れ、風に揺れている。
「……ねえ、ロジェ。あのね、私、お願いがあるの」
ロジェは静かにレイティア姫の方を見て真剣な顔で答えた。
「なんなりと」
「……テオフィルはね、とても賢いけど、少し気が小さい所があるの。誰かがしっかり後ろから支えてあげなきゃいけない子なの」
ロジェは一語一句聴き逃すまいとレイティア姫の顔をじっと見つめる。
「……いつか騎士団長になって、私の代わりにテオフィルを支えてあげて」
「はい。必ず」
キッパリとロジェは答える。
「……ふふ。ロジェには何度も『一生のお願い』って言ってきたけど、これが正真正銘、本当に最後の『一生のお願い』ね」
レイティア姫は悪戯に笑った。
「……レイティア姫様のお願いであれば、何でも、何度でも叶えて差し上げます」
ロジェは真剣な眼差しでレイティア姫を見つめる。
「……王家を守ってね。貴方の忠義と剣で」
「はい。私の生涯を捧げます」
「やだ、お嫁さんはもらってよ? ロジェのお嫁さん見てみたかったわ」
ロジェはキッパリと宣言する。
「私は誰も娶りません」
「そこまで忠義立てしなくてもいいわよ。ロジェにも幸せになって欲しいわ」
「……はい。私の幸せはレイティア姫様とのこの約束と共に生きる事です」
ロジェは笑う。まるで今日のこの空の様な晴れやかな笑顔だ。
「……ロジェ……」
街に着く。
今日も街は穏やかに人々が行き交う。
街の人々がレイティア姫に声をかける。
「レイティア様、今日はお手伝いに来て下さらないのですか?」
「ごめんね、今日は港に用事があって来られないの」
「王様のお使いか何かで? 珍しいですね」
「ええ、そんな様なものよ」
「レイティア様! 嵐で遊べなかったから、今日こそ遊んでよ!」
子供達が群がってレイティア姫を囲む。
「ごめんね。用事があって無理なのよ」
「大切な用事? 終わったら遊んで!」
「そうね、終わったら、ね」
いつもと変わらぬ笑顔で皆に応える。
ロジェはそれを複雑な想いで見つめていた。
レイティア姫がグリムヒルトに行く事は嵐だった為に、街には全く伝わっていなかった。
レイティア姫は敢えて知らせずいつも通りに皆と接した。
街を通り抜け、港に着くとレイティア姫は初めてそこで振り返った。
街の向こうに王城があり、その隣には神殿が並んでいる。
この景色はもう、生涯眺める事はないだろうと、しっかり目に焼き付けた。
ロジェが横から呟く様に訊ねた。
「街の者達には知らせないのですか?」
レイティア姫はその景色を眺めながら、ロジェに答えた。
「……ええ。これでいいの。いつも通りで」
春になったばかりの王都に一陣の風が吹き抜けた。
その風は港から街へ駆け、レイティア姫の髪を揺らした。
レイティア姫はその風を見送る様に街並みを見つめ、愛おしそうに微笑む。
大好きな生まれ育った国。
何も無いけど、自分にとっては全てが詰まった国だった。
もう二度と戻る事は無い。
そう覚悟して港の方に向き直る。
グリムヒルトの立派な巡洋船がレイティア姫の搭乗を待ち構えていた。
甲板には軍師と先日案内をした剣士が並んで立っている。
ロジェはグリムヒルトの軍人にレイティア姫の荷物を手渡す。
荷物は運び込まれ、あとはレイティア姫が乗り込むだけだ。
レイティア姫はロジェを振り返っていつもと同じ様に笑った。
「じゃあ、ロジェ。行ってくるわ」
ロジェもいつもと同じ愛おしさを込めた微笑みを返す。
「……はい。どうかお気をつけて」
騎士の礼をとって、レイティア姫を見送る。
桟橋を渡って、船に乗り込むと軍師とヘリュを見て笑いかけた。
「どうぞ道中、よろしくお願いします」
「こちらこそ。出航致しますがよろしいですか?」
「はい。行きましょう」
軍師が合図をすると、
出航の準備が進められ、重々しい鎖の音が響き渡り、錨が上がる。
船は緩やかに陸を離れ、徐々にその大きな船影は遠く沖の彼方へと、やがてはもう目視できないほど小さな影になり、消えた。
ロジェはいつまでも海の彼方を眺めて、
そして
崩れ落ち、声を上げて泣いた。
10
あなたにおすすめの小説
贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる
マチバリ
恋愛
貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。
数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。
書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
ざまぁに失敗したけど辺境伯に溺愛されています
木漏れ日
恋愛
天才魔術師セディが自分の番である『異界渡りの姫』を召喚したとき、16歳の少女奈緒はそれに巻き込まれて、壁外という身分を持たない人々が住む場所に落ちました。
少女は自分を異世界トリップに巻き込んだ『異界渡り姫』に復讐しようとして失敗。なぜかロビン辺境伯は少女も『異界渡りの姫』だと言って溺愛するのですが……
陰陽の姫シリーズ『図書館の幽霊って私のことですか?』と連動しています。
どちらからお読み頂いても話は通じます。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
イケメンとテンネン
流月るる
恋愛
ある事情から、イケメンと天然女子を毛嫌いする咲希。彼らを避けて生活していた、ある日のこと。ずっと思い続けてきた男友達が、天然女子と結婚することに! しかもその直後、彼氏に別れを告げられてしまった。思わぬダブルショックに落ち込む咲希。そんな彼女に、犬猿の仲である同僚の朝陽が声をかけてきた。イケメンは嫌い! と思いつつ、気晴らしのため飲みに行くと、なぜかホテルに連れ込まれてしまい――!? 天邪鬼なOLとイケメン同僚の、恋の攻防戦勃発!
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる