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妥協点
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国王と宰相が同じ席についた。にこやかな表情のカール公爵とは対象的に、国王は苦虫を噛んだような顔をしていた。
「では、今回の騒動の御詫びと収束に向けての話し合いを始めましょう」
宰相から話した。
「まずは、理不尽にライト王子がシオン令嬢を叩いた事を御詫び致します」
宰相は頭を下げた。
「ふん、あんなヤツが王太子にでもなったらこの国は終わりだな。暴君が君臨して圧政を敷くのが目に浮かぶぞ?」
「………それについては申し訳ないと思っている。アレの教育を王妃に任せていたが、これからは私と宰相が選んだ者を教育係にして、再教育を施す予定だ」
「すでに物心ついた、この歳から最教育をしても手遅れのような気がするがな?アレは本人の性格も関係するだろう。早々に見切りを付ける事をオススメする」
ズズッと、侍女が用意したお茶を飲み喉を潤した。
「カール公爵とて、人の親でしょう?そう簡単には見捨てる事はできないでしょう」
「まぁ、確かに。それで、こちらは国王様自らが公爵家に頭を下げに来た事で、誠意を受け取ったと社交界で話せばいいですかな?」
宰相頷いた。
やはり、頭の回転が早い者と話すのは助かる。
「そうですな。そうして頂けると助かります」
「それくらいはしますよ。シオンも王子に怪我をさせましからね。取引もすぐに再開させます。あれは我が妻がやったことですから」
それから少し雑談した後、カール公爵はふと思い出した様に言った。
「それで、王子達の婚約者は決まったのですか?」
国王と宰相はお互いを見てため息を付いた。
「お前がそれを聞くのか?」
「流石にシオンは除外されたのでしょう?取り敢えず好奇心で聞いてみました」
「まだ決まってはいないが………婚約者候補として、アークモン侯爵家の令嬢と、フセイン伯爵家令嬢など数名上がっている。王子妃としての教育を施して、その経過をみて決めることにした」
今度はカール公爵がため息をついた。
「よりにもよってアークモン侯爵家が候補に入っているのですか?」
「カール公爵の懸念も、もっともであるが、爵位と年齢に見合う者が少なかったのもある。誰かさんがバカをやらなければシオン令嬢が1番適切だったのですがね?」
その誰かとは王子のことか?シオンのことか?
「アークモン侯爵家には、シオンが産まれた時、命を狙われた借りがありますので」
!?
「なに!?」
「それは本当ですか!?」
驚いた二人に経緯を話した。
「なるほどな………」
「もしかしたら、他にも同年代での事故死や自然死で片付けられた案件があるかも知れませんな。王子と歳の近い高位貴族の子供が少ないと思っていたのですよ」
国王と宰相は事態の深刻さに唸った。
「しかし、よく無事だったな?」
「ええ、妖精のフィーネ様のお陰ですよ。姿を消せるし、人の悪意を感じ取れる能力もあるのですよ。本当に助かりました」
カール公爵の言葉に国王と宰相は、何度目かの驚きの声を上げるのだった。
「では、今回の騒動の御詫びと収束に向けての話し合いを始めましょう」
宰相から話した。
「まずは、理不尽にライト王子がシオン令嬢を叩いた事を御詫び致します」
宰相は頭を下げた。
「ふん、あんなヤツが王太子にでもなったらこの国は終わりだな。暴君が君臨して圧政を敷くのが目に浮かぶぞ?」
「………それについては申し訳ないと思っている。アレの教育を王妃に任せていたが、これからは私と宰相が選んだ者を教育係にして、再教育を施す予定だ」
「すでに物心ついた、この歳から最教育をしても手遅れのような気がするがな?アレは本人の性格も関係するだろう。早々に見切りを付ける事をオススメする」
ズズッと、侍女が用意したお茶を飲み喉を潤した。
「カール公爵とて、人の親でしょう?そう簡単には見捨てる事はできないでしょう」
「まぁ、確かに。それで、こちらは国王様自らが公爵家に頭を下げに来た事で、誠意を受け取ったと社交界で話せばいいですかな?」
宰相頷いた。
やはり、頭の回転が早い者と話すのは助かる。
「そうですな。そうして頂けると助かります」
「それくらいはしますよ。シオンも王子に怪我をさせましからね。取引もすぐに再開させます。あれは我が妻がやったことですから」
それから少し雑談した後、カール公爵はふと思い出した様に言った。
「それで、王子達の婚約者は決まったのですか?」
国王と宰相はお互いを見てため息を付いた。
「お前がそれを聞くのか?」
「流石にシオンは除外されたのでしょう?取り敢えず好奇心で聞いてみました」
「まだ決まってはいないが………婚約者候補として、アークモン侯爵家の令嬢と、フセイン伯爵家令嬢など数名上がっている。王子妃としての教育を施して、その経過をみて決めることにした」
今度はカール公爵がため息をついた。
「よりにもよってアークモン侯爵家が候補に入っているのですか?」
「カール公爵の懸念も、もっともであるが、爵位と年齢に見合う者が少なかったのもある。誰かさんがバカをやらなければシオン令嬢が1番適切だったのですがね?」
その誰かとは王子のことか?シオンのことか?
「アークモン侯爵家には、シオンが産まれた時、命を狙われた借りがありますので」
!?
「なに!?」
「それは本当ですか!?」
驚いた二人に経緯を話した。
「なるほどな………」
「もしかしたら、他にも同年代での事故死や自然死で片付けられた案件があるかも知れませんな。王子と歳の近い高位貴族の子供が少ないと思っていたのですよ」
国王と宰相は事態の深刻さに唸った。
「しかし、よく無事だったな?」
「ええ、妖精のフィーネ様のお陰ですよ。姿を消せるし、人の悪意を感じ取れる能力もあるのですよ。本当に助かりました」
カール公爵の言葉に国王と宰相は、何度目かの驚きの声を上げるのだった。
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