悪役令嬢は大好きな絵を描いていたら大変な事になった件について!

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パジャマパーティー

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ポォ~~

ジークがシオンに見とれていると、後ろから声が上がった。

「そいつが泊まっていくなら自分も泊まっていく!」
「あっ!ズルいですわ!それなら私も泊まっていきますわ!」

ライト王子とリリィまで泊まっていくと言ってきた。

「お前達………」
「あのなぁ~そう言うことは事前に確認して置かないと──」

シオンの兄達が何か言いたそうだったが、シオンが遮った。

「わぁー!それ良いよ♪みんなでお泊まり会しよう!」

ぴょんぴょんと喜びながら飛び上がる小動物……もとい、シオンが可愛い♪じゃない、シオンの鶴の一声でお泊まり会が決まった瞬間だった。

「ちょっ!シオン待って………」

うるうる
「ダメ?」

「「良いに決まっているだろう!」」

シオンは『おねだり』を身に付けた。

それから屋敷の侍女や執事達が慌ただしく準備に追われた。

ライト王子やリリィも伯爵家に、泊まりの連絡を送ったのだった。
シオンは夕食まで、みんなでワイワイとおしゃべりを楽しんだ。

「ジャーン!ここが私のアトリエ兼プチ画廊だよ♪」

部屋を移動して、シオンのアトリエに行った。

「これは………凄いな。圧倒されてしまうよ」
「久しぶりに来たけど、新しい絵が増えているわね♪」

ジーク王子は初めて入ったアトリエに集中して、シオンの作品を見るのだった。

「美術館には無かった作品ばかりで、ワクワクが止まらないな。本当に素人でも凄い事がわかるから素晴らしいよ!」

嘘偽りのない賛辞に照れ臭そうに笑うシオンだった。

「ねぇねぇ、これを見てよ!シオンの新作なのよ♪」

妖精のフィーネが出てきた。

「夢じゃなかった!?」
「当たり前でしょう!ここにいるメンバーは私の事を知っているから、貴方だけ仲間外れだと可哀想だと思ってでてきたのよ」

フィーネはみんなにシオンの新作を案内した。

「これは!?」
「リーゼ公爵夫人?」

そう、鉛筆だけで描いた超リアルな写真のような絵であった。

「こんな鉛筆だけでここまで精巧な絵を描くことができるものなのか!?」

ジークの目にも、これは国宝級の素晴らしい絵だとわかった。

「いつの間にこんな絵を描いたんだ………」
「本当に生きているようだね」

兄達もリアルな絵に見とれていた。
夕食の時間になり、みんなで食事をしました。

今回は子供達だけでの食事で、メリッサやランちゃんも一緒に食事を取りました。

「お世辞抜きで美味しかったです!」

公爵家の食卓にはシオンが前世の知識を使って考案した料理が並んでいたので、食べたことのないジークは感動していた。

食事が終わると、男子と女子で1度別れる事になりました。

「ねぇねぇ、このパジャマ可愛い♪」
「私はこれよ♪」
「…………可愛」

シオン、リリィ、メリッサ、ランちゃんは気に入ったパジャマを着て大きなベットの上でキャキャとおしゃべりしていた。

「シオンのそれ………パジャマなの!?」

シオンの着ているのは着ぐるみパジャマであった。動物は猫の着ぐるみで、ランちゃんが無言でぎゅーと抱き付いてきた。

「ちょっとラン!私のシオンになに抱き付いているのよ!」

反対側からメリッサちゃんも抱き付いてきた。

「私も、もふもふしたいですわ♪」

前からリリィちゃんの抱き付いてきました。

ふっ、モテる女はツラいね。
…………うん、でもちょっと苦しいっす!

シオンは少しの間ハーレムを味わうのであった。


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