悪徳領主の娘に転生しました。『魔法学園恋愛編!』たぶん!

naturalsoft

文字の大きさ
14 / 94

魔力測定!②

しおりを挟む
また少し続いてクリスの番になりました!

「では、クリス始めるのじゃ!」

クリスは両手をクロスさせ、両手に魔力を込めた。

「我が手に水の精霊の力を貸したまえ。手に宿すは水の聖剣─アクアブレード!」

クリスの手には一振の蒼い剣が握られていた。水で出来ているにも関わらず、質量があり切れ味も良さそうだった。

「さて、これでただ斬るだけじゃ味気ないよな?」

クリスはさらに魔力を込めた。アクアブレードがさらに大きい太刀に変わった。

「はぁぁぁああああ!!!!『アクア・スラッシュ』!」


クリスが振りかぶりアクアブレードを振り抜くと、巨大な水の刄が的に向かっていった!

ザシュ!!!

一直線に地面に深い溝を作りながら的を粉砕した。

おおっ!!!

歓声が響いた。水の刄は100メートルほど大地に傷を作った。

「ふぅ…………少しは武威を示すことができたかな?」

な、なんてことなの!?
クリスまで飛んでもなく強くなっているじゃん!
ヤバくない私?いや、落ち着け私よ。大丈夫。この数年で私は成長したんだから。

こういう時は深呼吸よ!
ヒッヒッフー!ヒッヒッフー!

よし!なんか落ち着いてきたぞ!

「シオン?大丈夫かい?」
「はっ!?だ、大丈夫よ!」

戻ってきたクリスに心配されました。

「クリスは妾の力と波長が合うからのぅ。『水の貴公子』の名を語るがよい』

ウンディーネの言葉にクリスは頷くのだった。
さて、そろそろ私の番の筈だし、どんな魔法を使えば良いかしら?

シオンはう~んと悩んでいると─

「よし!これで魔力測定は修了とするのじゃ!自分の実力と周りの実力を把握したな?これでへこたれず邁進するのじゃぞ?」

「「「はい!!!」」」

「ちょっと待てーーーーい!!!!私がまだ終わってないよ!?」

せっかくみんながはい!といって終わろうとした時にシオンはそれをぶち壊しました。

『いや!当然でしょうが!』

「はぁ………御主は何を聞いておったのじゃ?」
「なんでウンディーネがため息を付くのよ!」

後ろからフレイがコソッと教えてくれた。

「シオン、さっきウンディーネ先生が言ってたでしょう?シオンは四大精霊の契約者で、みんな実力は知っているから除外するって言ってたよ?」

なんですとーーーーー!!!!!!

私の悩みはなんだったのよ!?

「なんじゃ?聞いておらんかったのか?」
「うぅ…………ずびばぜん…………」

ウンディーネは少し考えてシオンに言った。

「御主はもやってみたいかのぅ?」

ぱぁ~!

「やってみたいです!」

私だけのけ者は嫌だしね!

「では、特別授業に入るのじゃ!」

はわい?あ、違った。ほわい?

「皆は動かぬ的に魔法をぶつけたが、シオンには実戦形式でやってもらうとしようかのぅ?」
「実戦形式ですか?」

ニヤリッ
うわはははは!バカめが!誰が相手でも私に勝てる訳なかろうに!

「では呼び出すとしよう」

ウンディーネは念話で誰かと話だした。

「シオン、本当にやるのか?」

心配そうに話し掛けてくるクリスに大丈夫よ!と元気に言い返した。

「でも誰が相手をするんだろう?」

フレイも対戦相手が気になる様子だった。
すると、ウンディーネの横から誰かが召喚された。

着物姿の黒い長い髪を腰まで垂らした着物美人……………リヴァイアサン!?

「うそっ!?リヴィが相手なの!?」

そう、読者の方は覚えているだろうか?海龍のリヴァイアサン………通称リヴィである。

しかも、リヴィはここ数年、海を守護して安全に航海できるようになったことで、船乗りから『龍神信仰』が行き渡り、神格位を授かって『龍神』という神様になったんだよ!?

しかも……………戦闘ジャンキーなんだよ!?

ヤバいよ!私、死んだかも…………

「久しぶりだな。珍しく我と戦いたいと言ってきたので転移してきたぞ!」

※シオン達が使えるのが秘密であって、神様のリヴィが転移できるのはセーフです。

言ってないからーーーーーー!!!!!
(泣)

シオンの叫び声が、心の中でこだまするのだった。


しおりを挟む
感想 22

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~

紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。 そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。 大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。 しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。 フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。 しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。 「あのときからずっと……お慕いしています」 かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。 ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。 「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、 シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」 あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!

ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。 ※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……

buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。 みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。

琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。 ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!! スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。 ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!? 氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。 このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...