悪徳領主の娘に転生しました。『魔法学園恋愛編!』たぶん!

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魔力測定!①

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ミレイユの番になりました。

ミレイユは二番手で、最初の方は派手な火炎系魔術を使い、なかなか良い爆発音を響かせていました。

さて、ミレイユはどんな魔術を使うのでしょうか?

「では、次にミレイユ!放ってよいぞ!」

ミレイユは制服のポケットに両手を突っ込みました。
何をしているんだろう?

次に両ポケットから一斉に手を出すと、多くの『紙』がばらまかれました。サイズは折り紙ぐらいです。

「ほぅ?珍しい魔術じゃな?」

ミレイユは集中しているのか、少し前までのほんわかな雰囲気はなく、目も鋭く的を見据えていた。

「これが私の固有魔術です!」

ミレイユの周りにばらまかれていた紙が、宙に浮いており、勝手に折り畳まれて姿を変えていった。その間、僅か5秒ぐらいで『数十枚』の紙が『数十個』の【紙の剣】になり、的へ飛んでいった。それも一直線ではなく、不規則な軌跡を描きながら縦横無尽に襲い掛かり、的を粉々に粉砕した。

………………!?

少しの静寂が辺りを包んだ。

「亜人連合出身のミレイユ、冒険者Aランクの資格を持つ者、2つ名は『死紙使い』とは、人は見掛けによらんのぅ?」

ウンディーネは感心しながらノートに記載していった。

死紙使い!?何それ!カッコいい!!!

最近のシオンは中二病を発症していた。
重症である。
目をキラキラさせてミレイユへ駆け寄った。

「ミレイユ!凄かったよ!」
「少し恥ずかしいです。私の魔術は地味だから………」
「全然そんなことないよ!」
「珍しい魔術ですわね。色々と応用が出来そうですわ」

フレイもミレイユを褒め称えた。

「恐縮ですわ!」

謙虚なミレイユに好感が持てました。そして、次々に魔力測定が始まっていきました。

「煉獄の焔よ!我が前に立ち塞がる敵を燃やし尽くせ!『紅蓮蝶』!」

フレイの魔法が発動すると、みんなが息を飲みました。フレイの周りには炎で出来たと思われる赤い………いえ、オレンジ色の蝶が数十羽飛んでおり、フレイはまず1羽を的へ飛ばせました。

ピトッ…………

ドッガーーーーーーーーン!!!!!!!


たった1匹でも大爆発を起こしました!?

「まだまだ!」

隣の別の的に炎の蝶が集団で飛んで行きました。

「秘技!連鎖爆撃!『地獄蝶の舞い』!」

ドドドドッ!ドッカーーーーーーーーン!!!!!

一瞬、真っ白になった視界の後に、先ほどとは比べ物にならない程の爆発音が響き渡った!

余りの威力にウンディーネが周囲に結界を張り、生徒の所まで爆風が飛んでくる事は間逃れた。

少し経って煙が晴れて的の場所を見ると、巨大なクレーターが出来ていました。

アレ?フレイってばいつの間に、こんなに強くなっていたの!?

「おーほほほ!ざっとこんなもんですわ♪」

うん、フレイよ。その笑い方は悪役令嬢そのものだから止めようね?

最初はフレイに恐怖を抱いた目で見ていた生徒もいたが、すぐに畏怖と尊敬の眼差しに変わった。

「凄いです!今度、魔法を教えて下さい!」
「フレイさん、凄過ぎですよ!」
「羨ましいぜっ!俺もすぐに追い付いてやる!」

流石は厳しい倍率を潜り抜けてきた生徒達である。向上心が高いのだ!

こうして、ちょっとした騒ぎが収まってから次の番になった。

「そうじゃ、フレイよ、御主の2つ名はそのまま『紅蓮蝶』にしようかのぅ?」

えっ?2つ名って絶対に作らないとダメなの?

実は、魔力測定が終わった生徒達にウンディーネは2つ名を名付けていったのだ。

ウンディーネも中二病の発病者なのかしら?

「シオン?これはシルフィードの発案でのぅ?生徒に2つ名を名乗らせることで、自信と誇りを持たせて、向上心を底上げすることが目的なのじゃぞ?」

ドキッ!?また心を読まれた~(泣)

「し、シルフィードの発案だったんだ………」

シオンはそう言うしか出来なかった。
ちなみに、攻撃魔法以外の使い手は別のものを用意してあり魔術を使ってもらった。

「うむ。セリスの光魔法は現在、回復魔法に特化しておるのぅ?今後は攻撃魔法も学ぶといい。セリスは『光の聖女』となのるがよいのじゃ」

「わ、私が聖女ですか?名前負けしそう………」
「何をいっているの!自信を持って!一緒に頑張ろう♪」

シオンの励ましにセリスはうんっと頷いたのだった。




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