28 / 94
ダンジョンの中のダンジョン?
しおりを挟む
遺跡の中に入ると、そこはダンジョンでした。
「……ん?」
シオンは入口と遺跡の奥を何度も見た。
「んんん?」
「ねぇ、これって………?」
フレイも同じ事を思った。
「「「どうしてダンジョンの中にダンジョンがあるのよ!」」」
一体どういう事よ!
訳がわからないといった感じで言うのだった。
「とにかく、油断せずに進もう。ミレイユ、すでに結界の中だ。また偵察を頼む!」
「任せて下さい!」
ミレイユの式紙を放ち、遺跡ダンジョンの奥へ進んでいった。
ダンジョンは大人二人が並んで通れるぐらいの通路で、一定置きに交差点があった。
「………右に行きましょう」
床を見ていたミレイユが先導した。
「ねぇ?どうして右だと思ったの?」
「右側に多くの足跡があったのと、左には戻ってくる足跡があったわ。だから斥候が左に行って、行き止まりだったから残りのメンバーが右に行ったんだわ」
おおっ!?
素晴らしい観察力だよ♪
「凄いよ!」
「ああ、流石は『死紙使い』と呼ばれるAランク冒険者だな!」
「い、いえ私なんかまだまだですよ………」
ミレイユは恥ずかしそうに俯いた。
「皆さん、そろそろ来たようですよ!」
魔物の気配に敏感なセリスが魔物の接近に気付いた。
グルルルルッ!!!!
「アンデット!?」
「まさか、クラスメイトじゃないよね?」
「バカ!どう見ても服装が違うだろう!」
シオンの間抜けな質問にツッコミが入った。
「みんな!狭い遺跡の中だから使う魔法には気を─」
「『セイクリッド・ライト』!!!」
セリスの光の魔法でアンデットの大群は一瞬で浄化されて消えていった。
「………あれ?」
シオンが言い切る前にセリスが浄化(倒して)しまった。
「さぁ!皆さん、アンデットなどという汚物はさっさと消して先に進みましょう!」
セリスが眩しい笑顔でキメ顔を決めた。
「せ、セリスさん?」
テクテクと先に進むセリスを見てシオンは止まった。
「………もしかしてアンデット系が苦手?」
セリスは硬い表情で頷いた。
「私、昔からダメなんです。アンデットは可哀想な人達だからと頭では分かっているのですが、どうしてもダメで………」
「ま、まぁ~浄化してあげているんだし、ある意味救っていると思うよ?」
「セリスは光属性持ちだから、闇属性系の魔物に敏感に反応してしまうのかも知れない」
ともあれ、アンデットを退治できるのなら大丈夫だろう。
それから何度かアンデット系の魔物が襲ってきたが、一瞬でセリスが浄化してしまうのでやる事がなかった。
「う~ん?確かにメダルも手に入ったし、順調なんだけど、なんか違うような………?」
やる事がなく暇である。確かに進んではいるのだが。
「この先に広い部屋がありますよ」
ミレイユの索敵で今までとは違う部屋の様だ。
「ボス部屋かも知れない。油断せずにいくよ!」
ようやく戦えると殺る気に満ちたパーティーが大部屋に足を踏み入れるのだった。
「……ん?」
シオンは入口と遺跡の奥を何度も見た。
「んんん?」
「ねぇ、これって………?」
フレイも同じ事を思った。
「「「どうしてダンジョンの中にダンジョンがあるのよ!」」」
一体どういう事よ!
訳がわからないといった感じで言うのだった。
「とにかく、油断せずに進もう。ミレイユ、すでに結界の中だ。また偵察を頼む!」
「任せて下さい!」
ミレイユの式紙を放ち、遺跡ダンジョンの奥へ進んでいった。
ダンジョンは大人二人が並んで通れるぐらいの通路で、一定置きに交差点があった。
「………右に行きましょう」
床を見ていたミレイユが先導した。
「ねぇ?どうして右だと思ったの?」
「右側に多くの足跡があったのと、左には戻ってくる足跡があったわ。だから斥候が左に行って、行き止まりだったから残りのメンバーが右に行ったんだわ」
おおっ!?
素晴らしい観察力だよ♪
「凄いよ!」
「ああ、流石は『死紙使い』と呼ばれるAランク冒険者だな!」
「い、いえ私なんかまだまだですよ………」
ミレイユは恥ずかしそうに俯いた。
「皆さん、そろそろ来たようですよ!」
魔物の気配に敏感なセリスが魔物の接近に気付いた。
グルルルルッ!!!!
「アンデット!?」
「まさか、クラスメイトじゃないよね?」
「バカ!どう見ても服装が違うだろう!」
シオンの間抜けな質問にツッコミが入った。
「みんな!狭い遺跡の中だから使う魔法には気を─」
「『セイクリッド・ライト』!!!」
セリスの光の魔法でアンデットの大群は一瞬で浄化されて消えていった。
「………あれ?」
シオンが言い切る前にセリスが浄化(倒して)しまった。
「さぁ!皆さん、アンデットなどという汚物はさっさと消して先に進みましょう!」
セリスが眩しい笑顔でキメ顔を決めた。
「せ、セリスさん?」
テクテクと先に進むセリスを見てシオンは止まった。
「………もしかしてアンデット系が苦手?」
セリスは硬い表情で頷いた。
「私、昔からダメなんです。アンデットは可哀想な人達だからと頭では分かっているのですが、どうしてもダメで………」
「ま、まぁ~浄化してあげているんだし、ある意味救っていると思うよ?」
「セリスは光属性持ちだから、闇属性系の魔物に敏感に反応してしまうのかも知れない」
ともあれ、アンデットを退治できるのなら大丈夫だろう。
それから何度かアンデット系の魔物が襲ってきたが、一瞬でセリスが浄化してしまうのでやる事がなかった。
「う~ん?確かにメダルも手に入ったし、順調なんだけど、なんか違うような………?」
やる事がなく暇である。確かに進んではいるのだが。
「この先に広い部屋がありますよ」
ミレイユの索敵で今までとは違う部屋の様だ。
「ボス部屋かも知れない。油断せずにいくよ!」
ようやく戦えると殺る気に満ちたパーティーが大部屋に足を踏み入れるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる