悪徳領主の娘に転生しました。『魔法学園恋愛編!』たぶん!

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ダンジョンの中のダンジョン?

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遺跡の中に入ると、そこはダンジョンでした。

「……ん?」

シオンは入口と遺跡の奥を何度も見た。

「んんん?」
「ねぇ、これって………?」

フレイも同じ事を思った。

「「「どうしてダンジョンの中にダンジョンがあるのよ!」」」

一体どういう事よ!
訳がわからないといった感じで言うのだった。

「とにかく、油断せずに進もう。ミレイユ、すでに結界の中だ。また偵察を頼む!」
「任せて下さい!」

ミレイユの式紙を放ち、遺跡ダンジョンの奥へ進んでいった。
ダンジョンは大人二人が並んで通れるぐらいの通路で、一定置きに交差点があった。

「………右に行きましょう」

床を見ていたミレイユが先導した。

「ねぇ?どうして右だと思ったの?」
「右側に多くの足跡があったのと、左には戻ってくる足跡があったわ。だから斥候が左に行って、行き止まりだったから残りのメンバーが右に行ったんだわ」

おおっ!?
素晴らしい観察力だよ♪

「凄いよ!」
「ああ、流石は『死紙使い』と呼ばれるAランク冒険者だな!」

「い、いえ私なんかまだまだですよ………」

ミレイユは恥ずかしそうに俯いた。

「皆さん、そろそろ来たようですよ!」

魔物の気配に敏感なセリスが魔物の接近に気付いた。

グルルルルッ!!!!

「アンデット!?」
「まさか、クラスメイトじゃないよね?」

「バカ!どう見ても服装が違うだろう!」

シオンの間抜けな質問にツッコミが入った。

「みんな!狭い遺跡の中だから使う魔法には気を─」

「『セイクリッド・ライト』!!!」

セリスの光の魔法でアンデットの大群は一瞬で浄化されて消えていった。

「………あれ?」

シオンが言い切る前にセリスが浄化(倒して)しまった。

「さぁ!皆さん、アンデットなどという汚物はさっさと消して先に進みましょう!」

セリスが眩しい笑顔でキメ顔を決めた。

「せ、セリスさん?」

テクテクと先に進むセリスを見てシオンは止まった。

「………もしかしてアンデット系が苦手?」

セリスは硬い表情で頷いた。

「私、昔からダメなんです。アンデットは可哀想な人達だからと頭では分かっているのですが、どうしてもダメで………」

「ま、まぁ~浄化してあげているんだし、ある意味救っていると思うよ?」
「セリスは光属性持ちだから、闇属性系の魔物に敏感に反応してしまうのかも知れない」

ともあれ、アンデットを退治できるのなら大丈夫だろう。
それから何度かアンデット系の魔物が襲ってきたが、一瞬でセリスが浄化してしまうのでやる事がなかった。

「う~ん?確かにメダルも手に入ったし、順調なんだけど、なんか違うような………?」

やる事がなく暇である。確かに進んではいるのだが。

「この先に広い部屋がありますよ」

ミレイユの索敵で今までとは違う部屋の様だ。

「ボス部屋かも知れない。油断せずにいくよ!」

ようやく戦えると殺る気に満ちたパーティーが大部屋に足を踏み入れるのだった。







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