76 / 94
意外な人物!
しおりを挟む
アースとレアは奮戦していたが、どれだけ切り刻んだり、魔法で吹き飛ばしたりしても砂塵将軍ザンドは復活していった。
「はぁはぁ…………どうなっているんだ?」
流石に疲れが見えて来たところで動きが鈍り、ザンドの攻撃を受けてしまった。
「どうしました?動きが遅くなりましたよ!」
砂で作ったこん棒でアースを吹き飛ばした。
「ぐわっ!?」
「アース!」
ガードはしたものの吹き飛ばされダメージを負った。
「ここまでのようですね!そろそろ殺してあげましょう!」
ザンドは魔法を放った。
「サンドストーム!!!」
砂の竜巻が二人を襲う!
「くっ!結界が間に合わない!?」
レアも疲れのため、魔法の発動が遅れた。
「ほほほほ!死になさい!!!」
魔法が二人に当たる瞬間、ザンドの魔法が消し飛んだ。
「はっ?」
ザンドは何が起こったのか理解出来なかった。
「まさか、四大精霊が現れたのですか!?」
そんな言葉を放つザンドに、二人の前に現れた人物は笑った。
「あはははっ!面白いことを言うじゃないか?貴様ごとき四大精霊様の力はいらんわ!」
二人は目を開いて驚きの声を上げた。
「親父!?」
「お父様!?」
現皇帝であり、二人父親であるグイードであった。まさかの人物の登場に驚きを隠せなかった。
今までは失礼だが、引退した祖父であるグランが単独でシルクード領に行ったり、シオンと行動をともにしたりしたが、現皇帝のグイードはほとんど登場していなかったからである。
皇帝としての政治手腕はグランも認める所であるが、その戦闘力は明らかになっていないのだ。
二人の助けに向かったグイードを、本陣の高台からグランは腕を組んで見ていた。
「グラン様!本当に我々が助けに向かわなくてよろしいのでしょうか?」
近衛騎士団は心配そうに声を掛けた。
「くははははっ!心配はいらん!魔将軍には少数精鋭で当たらねば意味がない。無駄死にが増えるだけじゃ。それに、ここからしっかりと魔将軍の戦いを見れたおかげで、ヤツの不死身のカラクリもわかったのじゃ。負けることはないじゃろう」
!?
近衛騎士団の者には、不死身のカラクリなど検討も付かなかった。
そんな騎士団を見てグランが言った。
「貴様も勘違いするでないぞ!貴様が主人として敬うのは引退したワシではない!我が息子にして帝国最強の騎士である皇帝グイードである!ヤツの戦いをしっかりと目に焼き付けるのじゃ!!!」
グランの言葉に近衛騎士団は同様した。
無論、皇帝グイードに忠誠を誓っているが、前皇帝のグランの偉業とカリスマ性が高過ぎて、いまだにグランを慕うものは少なくないのである。
「ほほほほっ!どうやったのかはわかりませんが、親子共々殺してあげましょう!」
ザンドは違う魔法を使った。
無数の砂が集まり、石の槍となってグイード達に襲い掛かった。
「さぁ!死になさい!!!」
襲ってくる魔法にグイードはため息を付いた。
「こんなものか?」
「はっ?」
グイードは剣を一太刀するだけで、数多の石の槍を粉々にした。
「バカな!?一体何をしたのですか!」
叫んだザンドの視界が下にずれた。
「あっ?」
グイードは先ほどの一撃でザンドも肩から斜めに切り裂いていたのだ。無論、回復はするのだが、斬られた事に気付かなかったことに驚愕していた。
「………レア、見えたか?」
「いいえ、アースは?」
「俺は、少しだが見えた…………だが、防げる自信がない。親父はこんなに強かったのか?」
アース達もグランの実力は知っていても父親が戦っている所を見たことがなく、侮っていた。
グランの治世で、大規模な盗賊も現れず、魔物もたまに出るくらいで騎士団で対処できていたからだ。
しかし、アース達は忘れていた。
偉大なる祖父の息子であり、グイードも若い時はダンジョンへ潜り実力を磨いていた事に。
そして、砂塵将軍ザンドとの戦いも決着が近付いていた。
「はぁはぁ…………どうなっているんだ?」
流石に疲れが見えて来たところで動きが鈍り、ザンドの攻撃を受けてしまった。
「どうしました?動きが遅くなりましたよ!」
砂で作ったこん棒でアースを吹き飛ばした。
「ぐわっ!?」
「アース!」
ガードはしたものの吹き飛ばされダメージを負った。
「ここまでのようですね!そろそろ殺してあげましょう!」
ザンドは魔法を放った。
「サンドストーム!!!」
砂の竜巻が二人を襲う!
「くっ!結界が間に合わない!?」
レアも疲れのため、魔法の発動が遅れた。
「ほほほほ!死になさい!!!」
魔法が二人に当たる瞬間、ザンドの魔法が消し飛んだ。
「はっ?」
ザンドは何が起こったのか理解出来なかった。
「まさか、四大精霊が現れたのですか!?」
そんな言葉を放つザンドに、二人の前に現れた人物は笑った。
「あはははっ!面白いことを言うじゃないか?貴様ごとき四大精霊様の力はいらんわ!」
二人は目を開いて驚きの声を上げた。
「親父!?」
「お父様!?」
現皇帝であり、二人父親であるグイードであった。まさかの人物の登場に驚きを隠せなかった。
今までは失礼だが、引退した祖父であるグランが単独でシルクード領に行ったり、シオンと行動をともにしたりしたが、現皇帝のグイードはほとんど登場していなかったからである。
皇帝としての政治手腕はグランも認める所であるが、その戦闘力は明らかになっていないのだ。
二人の助けに向かったグイードを、本陣の高台からグランは腕を組んで見ていた。
「グラン様!本当に我々が助けに向かわなくてよろしいのでしょうか?」
近衛騎士団は心配そうに声を掛けた。
「くははははっ!心配はいらん!魔将軍には少数精鋭で当たらねば意味がない。無駄死にが増えるだけじゃ。それに、ここからしっかりと魔将軍の戦いを見れたおかげで、ヤツの不死身のカラクリもわかったのじゃ。負けることはないじゃろう」
!?
近衛騎士団の者には、不死身のカラクリなど検討も付かなかった。
そんな騎士団を見てグランが言った。
「貴様も勘違いするでないぞ!貴様が主人として敬うのは引退したワシではない!我が息子にして帝国最強の騎士である皇帝グイードである!ヤツの戦いをしっかりと目に焼き付けるのじゃ!!!」
グランの言葉に近衛騎士団は同様した。
無論、皇帝グイードに忠誠を誓っているが、前皇帝のグランの偉業とカリスマ性が高過ぎて、いまだにグランを慕うものは少なくないのである。
「ほほほほっ!どうやったのかはわかりませんが、親子共々殺してあげましょう!」
ザンドは違う魔法を使った。
無数の砂が集まり、石の槍となってグイード達に襲い掛かった。
「さぁ!死になさい!!!」
襲ってくる魔法にグイードはため息を付いた。
「こんなものか?」
「はっ?」
グイードは剣を一太刀するだけで、数多の石の槍を粉々にした。
「バカな!?一体何をしたのですか!」
叫んだザンドの視界が下にずれた。
「あっ?」
グイードは先ほどの一撃でザンドも肩から斜めに切り裂いていたのだ。無論、回復はするのだが、斬られた事に気付かなかったことに驚愕していた。
「………レア、見えたか?」
「いいえ、アースは?」
「俺は、少しだが見えた…………だが、防げる自信がない。親父はこんなに強かったのか?」
アース達もグランの実力は知っていても父親が戦っている所を見たことがなく、侮っていた。
グランの治世で、大規模な盗賊も現れず、魔物もたまに出るくらいで騎士団で対処できていたからだ。
しかし、アース達は忘れていた。
偉大なる祖父の息子であり、グイードも若い時はダンジョンへ潜り実力を磨いていた事に。
そして、砂塵将軍ザンドとの戦いも決着が近付いていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる