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第2章 声
事の真相
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実の問いかけに対する第一声は、大仰な溜め息だった。
「やはり、私の正体にも気付いておったか。」
謎の声―――ノルンは、実の指摘を素直に認めた。
「そりゃあね。ここで俺にちょっかいを出してメリットがある奴は誰かって考えれば、自然と答えは出るさ。」
実はなんでもないことのように言い、不機嫌そうに顔をしかめた。
「知ってしまうと俺に危険が及ぶ、だっけ? 巻き込んでおいて、今さら何を言ってんだか。危険があるなら、真正面から堂々と受けて立ってやるさ。自分の身くらい守れる自信はある。」
言ってやると、ノルンはしばし黙った後、再び溜め息を吐き出した。
「……分かった。私の負けだ。何を聞きたいのだ?」
どうやら、本格的に諦めがついたらしい。
それを察して、実は満足そうに微笑んだ。
ノルンとしては想定外の流れだろうが、引っ掛けた相手が悪かったなという話である。
「じゃあまず……」
実は表情を引き締め、目を伏せて地面に視線を落とした。
「あんた、本当にこの集落にいるの?」
「―――っ!!」
実の問いにクルオルが瞠目し、ノルンが息を飲む。
実は構わず先を続けた。
「事故にしても事件にしても、おかしいんだよね。ウェールの民の風習を考えると、どっちの状況も成り立たない気がする。実際に集落の人と話したら、余計にそう思ったね。だから、ずっと疑問だったわけ。本当に、あんたはここにいるのかなって。」
事故、事件、故意の失踪。
どの可能性も、いまひとつ決定打に欠ける。
その違和感から辿り着いたのはいずれかの可能性ではなく、ノルンはそもそもこの集落にはいないのではないかという新たな可能性だった。
「それに、時間が差し迫ってるにしては捜し方がゆっくりすぎる。クルオルも、特に焦ってない様子だったしね。本当は、あんな風に捜す意味なんか、最初からないんじゃないの?」
そう。
この推測に辿り着くきっかけとなったのは、クルオルの態度だった。
長のために感情を殺すことさえできる彼が、ノルンの捜索に対してそこまで焦りを見せていないことが妙に引っ掛かったのだ。
いくら彼が自分の感情を殺すことが得意で、表面上では無表情を装ったとしても、だ。
本当にこの集落のどこかにノルンがいるなら、多少なりとも焦りや不安の色が見られたはず。
現に、初めてノルンの事情を話した時や尚希の立場にノルンを重ねていた時は、表情に微かな憂いが見え隠れしていた。
しかし、実際に捜索活動をする時の彼は至って平静。
人々の挙動に意識を傾ける素振りすらなかった。
ということは、彼は集落の人々が無関係だと分かりきっていることに加えて、本当はノルンの行方も知っている可能性が高い。
そう考えたのである。
「ノルン様……」
クルオルが呻く。
「よいのだ、クルオル。最終的に彼を選んだのは私だ。こうなったら、全てを話すしかあるまい。」
ノルンは、笑みを含んだ声でそう言った。
「さて、お前の疑問に答えよう。結論から言うと、お前の推測は正しい。私は、この集落にはいない。正確には、私の体がここにはないのだ。」
「体?」
実は、眉をひそめながら訊き返す。
「そうだな……まずは、我々一族の長について説明せねばなるまい。長を選定する儀式の際に、長になるべきと認められた者は実体としての体を失うのだ。」
「実体としての体を失うって……それって、死ぬってことじゃないの?」
「人間の世界ではそうなのだろうな。だが、長として実体を失うことは死ではない。病気や怪我といった実体のしがらみから解放され、安らかに民を導くことが長としての責務なのだ。」
「ふーん、なるほどねぇ……」
興味深い話だ。
実はふむふむと頷きながら、続きの話を待つ。
「長は特別な月の力を身に宿すことで己の姿を保ち、民に触れ言葉を交わす。長が大体百年周期で交代となるのは、月の力を受け取って使い果たすまでがおよそ百年だから。しかし……私は、その百年を待たずとしてその力を失ってしまったのだ。」
そこまで話して、ノルンは一度呼吸を整えた。
ここからが本題なのだろう。
「あの日……私は何者かに襲われ、実体の体としては瀕死の重傷を負ってしまった。普段なら月の力で回復もできたが、襲われたのは奇しくも新月の日。私の体からは月の力がどんどん流れ出ていき、最終的に体は消えてしまったというわけだ。」
「だから、今は体がここにはないと。」
実は特に驚く様子もなく、そう呟くだけだった。
「こんなに長第一主義の民族なのに、裏切り者って出るんだ。」
「それは、私とて驚いているところだ。民から不満の声が出たことなど、一度もなかったからな。」
ノルンの言葉を聞き、実は今度こそ納得する。
こういう事情があったなら、クルオルのあの態度にも納得だ。
初めから、ノルンの捜索活動が実を結ぶことなどありえないのだから。
おそらく、あの行動は真相を隠すための周囲に対する建前。
ノルンの体が消滅した事実は、ノルンとクルオルのみしか知らないことだったのだろう。
「……ん?」
ノルンの言葉を思い返してなぞっていた実は、ふと首を傾げる。
「今はってことは、何かしら体を再生する方法でもあるってこと?」
「お前は察しがいいな。」
次に実の口から飛び出した疑問に、ノルンがどこか驚いたようにそう零した。
「そのとおりだ。その前に、長の話についてもう少し補足しよう。先ほど、長は特別な月の力を宿すと説明したな。その特別な月の力を高濃度に宿し、長に力を与えるもの。それが双蓮の花だ。」
「双蓮…?」
聞き覚えがある単語が耳朶を打つ。
「それって、クルオルが持ってた……」
「うむ。それと同種のものだ。双蓮の花は長に力を渡すと花を閉じ、力を蓄え、次の長の選定の儀を行う頃に再び花を開く。一度長になると、双蓮の花が再び咲くまでは決して任を下りられない。しかし、今の私のような万が一の場合が起こることもありえる。そんな時に備えて長に受け継がれているのが、クルオルに託した双蓮の種なのだ。」
「そういう代物だったのね……」
実は頭を巡らせて、暖炉の上に置かれた小箱を見やる。
サルフィリアが聖域の魔力を糧に成長するのに対し、双蓮の花や種は月の力を養分にして育つのか。
だから、あんなに魔力を込めても全く変化がなかったと。
「双蓮の種は、双蓮の花の分身とでも言えばいいのだろうか。双蓮の種に月の力を満たし、もう一つの双蓮の花を咲かせる。そうすることで、一度失った月の力を完璧に補充することができるのだ。」
「そうすれば、体を再生できると。」
「そういうことだ。そして、その双蓮の種は今、お前の体に宿っている。」
「ふーん……」
普通に流すこと数秒。
「……………は?」
理性が冷静に、そこで待ったをかけた。
「やはり、私の正体にも気付いておったか。」
謎の声―――ノルンは、実の指摘を素直に認めた。
「そりゃあね。ここで俺にちょっかいを出してメリットがある奴は誰かって考えれば、自然と答えは出るさ。」
実はなんでもないことのように言い、不機嫌そうに顔をしかめた。
「知ってしまうと俺に危険が及ぶ、だっけ? 巻き込んでおいて、今さら何を言ってんだか。危険があるなら、真正面から堂々と受けて立ってやるさ。自分の身くらい守れる自信はある。」
言ってやると、ノルンはしばし黙った後、再び溜め息を吐き出した。
「……分かった。私の負けだ。何を聞きたいのだ?」
どうやら、本格的に諦めがついたらしい。
それを察して、実は満足そうに微笑んだ。
ノルンとしては想定外の流れだろうが、引っ掛けた相手が悪かったなという話である。
「じゃあまず……」
実は表情を引き締め、目を伏せて地面に視線を落とした。
「あんた、本当にこの集落にいるの?」
「―――っ!!」
実の問いにクルオルが瞠目し、ノルンが息を飲む。
実は構わず先を続けた。
「事故にしても事件にしても、おかしいんだよね。ウェールの民の風習を考えると、どっちの状況も成り立たない気がする。実際に集落の人と話したら、余計にそう思ったね。だから、ずっと疑問だったわけ。本当に、あんたはここにいるのかなって。」
事故、事件、故意の失踪。
どの可能性も、いまひとつ決定打に欠ける。
その違和感から辿り着いたのはいずれかの可能性ではなく、ノルンはそもそもこの集落にはいないのではないかという新たな可能性だった。
「それに、時間が差し迫ってるにしては捜し方がゆっくりすぎる。クルオルも、特に焦ってない様子だったしね。本当は、あんな風に捜す意味なんか、最初からないんじゃないの?」
そう。
この推測に辿り着くきっかけとなったのは、クルオルの態度だった。
長のために感情を殺すことさえできる彼が、ノルンの捜索に対してそこまで焦りを見せていないことが妙に引っ掛かったのだ。
いくら彼が自分の感情を殺すことが得意で、表面上では無表情を装ったとしても、だ。
本当にこの集落のどこかにノルンがいるなら、多少なりとも焦りや不安の色が見られたはず。
現に、初めてノルンの事情を話した時や尚希の立場にノルンを重ねていた時は、表情に微かな憂いが見え隠れしていた。
しかし、実際に捜索活動をする時の彼は至って平静。
人々の挙動に意識を傾ける素振りすらなかった。
ということは、彼は集落の人々が無関係だと分かりきっていることに加えて、本当はノルンの行方も知っている可能性が高い。
そう考えたのである。
「ノルン様……」
クルオルが呻く。
「よいのだ、クルオル。最終的に彼を選んだのは私だ。こうなったら、全てを話すしかあるまい。」
ノルンは、笑みを含んだ声でそう言った。
「さて、お前の疑問に答えよう。結論から言うと、お前の推測は正しい。私は、この集落にはいない。正確には、私の体がここにはないのだ。」
「体?」
実は、眉をひそめながら訊き返す。
「そうだな……まずは、我々一族の長について説明せねばなるまい。長を選定する儀式の際に、長になるべきと認められた者は実体としての体を失うのだ。」
「実体としての体を失うって……それって、死ぬってことじゃないの?」
「人間の世界ではそうなのだろうな。だが、長として実体を失うことは死ではない。病気や怪我といった実体のしがらみから解放され、安らかに民を導くことが長としての責務なのだ。」
「ふーん、なるほどねぇ……」
興味深い話だ。
実はふむふむと頷きながら、続きの話を待つ。
「長は特別な月の力を身に宿すことで己の姿を保ち、民に触れ言葉を交わす。長が大体百年周期で交代となるのは、月の力を受け取って使い果たすまでがおよそ百年だから。しかし……私は、その百年を待たずとしてその力を失ってしまったのだ。」
そこまで話して、ノルンは一度呼吸を整えた。
ここからが本題なのだろう。
「あの日……私は何者かに襲われ、実体の体としては瀕死の重傷を負ってしまった。普段なら月の力で回復もできたが、襲われたのは奇しくも新月の日。私の体からは月の力がどんどん流れ出ていき、最終的に体は消えてしまったというわけだ。」
「だから、今は体がここにはないと。」
実は特に驚く様子もなく、そう呟くだけだった。
「こんなに長第一主義の民族なのに、裏切り者って出るんだ。」
「それは、私とて驚いているところだ。民から不満の声が出たことなど、一度もなかったからな。」
ノルンの言葉を聞き、実は今度こそ納得する。
こういう事情があったなら、クルオルのあの態度にも納得だ。
初めから、ノルンの捜索活動が実を結ぶことなどありえないのだから。
おそらく、あの行動は真相を隠すための周囲に対する建前。
ノルンの体が消滅した事実は、ノルンとクルオルのみしか知らないことだったのだろう。
「……ん?」
ノルンの言葉を思い返してなぞっていた実は、ふと首を傾げる。
「今はってことは、何かしら体を再生する方法でもあるってこと?」
「お前は察しがいいな。」
次に実の口から飛び出した疑問に、ノルンがどこか驚いたようにそう零した。
「そのとおりだ。その前に、長の話についてもう少し補足しよう。先ほど、長は特別な月の力を宿すと説明したな。その特別な月の力を高濃度に宿し、長に力を与えるもの。それが双蓮の花だ。」
「双蓮…?」
聞き覚えがある単語が耳朶を打つ。
「それって、クルオルが持ってた……」
「うむ。それと同種のものだ。双蓮の花は長に力を渡すと花を閉じ、力を蓄え、次の長の選定の儀を行う頃に再び花を開く。一度長になると、双蓮の花が再び咲くまでは決して任を下りられない。しかし、今の私のような万が一の場合が起こることもありえる。そんな時に備えて長に受け継がれているのが、クルオルに託した双蓮の種なのだ。」
「そういう代物だったのね……」
実は頭を巡らせて、暖炉の上に置かれた小箱を見やる。
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だから、あんなに魔力を込めても全く変化がなかったと。
「双蓮の種は、双蓮の花の分身とでも言えばいいのだろうか。双蓮の種に月の力を満たし、もう一つの双蓮の花を咲かせる。そうすることで、一度失った月の力を完璧に補充することができるのだ。」
「そうすれば、体を再生できると。」
「そういうことだ。そして、その双蓮の種は今、お前の体に宿っている。」
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