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レンタルボーイ、金持ちの玩具
オーナーが…
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翌日荷物をまとめ、オーナーのマンションへ向かった。
さすがに家賃数十万のマンションは、身分不相応な住まいだ。
テレビやエアコン、テーブル等は処分した。
いつものように、衣類とパソコンとゲームとタブレット。
リュックにキャリーバックをゴロゴロとさせながらマンションに着いた。
予めオーナーから合鍵を貰っていたので、マンション内に入り、部屋の前でチャイムを鳴らした。
だが、応答はなく、何度鳴らしても出てこない。
どこかへ出掛けたのだろうと思い、鍵を開け、部屋に入った。
オーナーは不在だったが、リビングの窓が開けっ放しになっていた。
いつもなら窓は常に閉めているのに、どういうワケか開いていた。
風がまともに入ってくるので、開けた事が無い。
…何だろう、換気するために開けたのだろうか。
オレは洋室の部屋に荷物を置いて、オーナーが来るのを待った。
だが、一時間、二時間と経過しても帰って来ない。
変だ。今日は荷物を持ってくるから、一緒に手伝ってくれると言ったのに、不在でしかも、中々帰って来ない。
オーナーの部屋に入ってみた。
ベッドやシーツ、布団が乱れていた。
常にキチンとしているのに、おかしい。
几帳面なオーナーは、シーツ一つにしても、シワの無いキレイな状態に直していた。
枕もベッドの下に置いてある。
一体何があったのだろうか?
オーナーのスマホに電話を掛けてみた。
【お掛けになった番号は、電波の届かない場所にあるか、電源が入ってない為、かかりません】
…通じない。
段々と不安になってきた。
窓は開けっ放し、ベッドは乱れたまま、おまけに連絡がつかない。
…そういえば、オレはまだオーナーの名前を聞いてなかった。
養子になろうとしているオレに一切名前を明かさない。
郵便物に名前は書いてないだろうか…
オレは部屋の書斎や本棚、ベッドの下まで調べたが、それらしき物は無かった。
タンスやクローゼットにも無い。
あ、もしかして!
オレはリビングにある机の引き出しを開けようとした。
だが、鍵がかかっていてる。
外はもう、陽が落ちて薄暗くなった。
再度連絡したが、全く通じない。
オーナーの身に何かあったのか?
やっぱり、オレに関わると不幸な出来事が起こる。
ホントに呪われてるいるんだろうか、オレは…
探すにも、探しようが無い。
何せ名前すら知らないんだから、警察に行って捜索願いを出しても、名前を知らなきゃ探す事すら出来ない。
待てよ…そうだ、瓜田なら知ってるだろう。
ここ最近、姿を見せなかったが、それはオレがオーナーにレンタルされてるを知って、遠慮して部屋に来なかったらしい。
とりあえず連絡してみよう。
瓜田のスマホに電話をかけた。
【お掛けになった番号は、現在使われておりません】
…どういう事だ?
瓜田まで連絡が取れないなんて。
オレはいてもたったもいられなくなり、部屋から出て、辺りを探し回った。
勿論、いる筈も無い。
地下の駐車場には、オーナーが所有している外車が停めていたままだった。
いつもこの車に乗って外に出ていたのだが。
不安が更に不安を加速させる。
他のレンタル会員達はどうしているのだろうか?
オレは他のレンタル会員の連絡先はおろか、顔すらまともに見たことがない。
時間は20:00を過ぎていた。
一向に帰ってくる気配はない。
どうする?警察に頼むか?
いや、名前も知らないし、ましてやレンタル会員というのがバレてしまう可能性もある。
オレは飯も食わず、オーナーが帰ってくるのを待った。
するとチャイムの音がリビングに響き渡った。
オーナーか?オレは直ぐ様ドアを開けた。
「佐山泰彦(さやまやすひこ)さんのご家族ですか?」
そこには三人の男が玄関前に立っていた。
(佐山泰彦?オーナーの名前か?)
「は、はぁ…」
オレは曖昧な返事しか出来なかった。
「私、こういう者ですが」
ポケットから警察手帳を取り出した。
「…あ、あの何ですか?」
手帳を見せた中年の刑事が、信じられない言葉を発した。
「…実は、佐山さんが先程、川で遺体で発見されました」
え…っ!!
目の前が真っ暗になった…
さすがに家賃数十万のマンションは、身分不相応な住まいだ。
テレビやエアコン、テーブル等は処分した。
いつものように、衣類とパソコンとゲームとタブレット。
リュックにキャリーバックをゴロゴロとさせながらマンションに着いた。
予めオーナーから合鍵を貰っていたので、マンション内に入り、部屋の前でチャイムを鳴らした。
だが、応答はなく、何度鳴らしても出てこない。
どこかへ出掛けたのだろうと思い、鍵を開け、部屋に入った。
オーナーは不在だったが、リビングの窓が開けっ放しになっていた。
いつもなら窓は常に閉めているのに、どういうワケか開いていた。
風がまともに入ってくるので、開けた事が無い。
…何だろう、換気するために開けたのだろうか。
オレは洋室の部屋に荷物を置いて、オーナーが来るのを待った。
だが、一時間、二時間と経過しても帰って来ない。
変だ。今日は荷物を持ってくるから、一緒に手伝ってくれると言ったのに、不在でしかも、中々帰って来ない。
オーナーの部屋に入ってみた。
ベッドやシーツ、布団が乱れていた。
常にキチンとしているのに、おかしい。
几帳面なオーナーは、シーツ一つにしても、シワの無いキレイな状態に直していた。
枕もベッドの下に置いてある。
一体何があったのだろうか?
オーナーのスマホに電話を掛けてみた。
【お掛けになった番号は、電波の届かない場所にあるか、電源が入ってない為、かかりません】
…通じない。
段々と不安になってきた。
窓は開けっ放し、ベッドは乱れたまま、おまけに連絡がつかない。
…そういえば、オレはまだオーナーの名前を聞いてなかった。
養子になろうとしているオレに一切名前を明かさない。
郵便物に名前は書いてないだろうか…
オレは部屋の書斎や本棚、ベッドの下まで調べたが、それらしき物は無かった。
タンスやクローゼットにも無い。
あ、もしかして!
オレはリビングにある机の引き出しを開けようとした。
だが、鍵がかかっていてる。
外はもう、陽が落ちて薄暗くなった。
再度連絡したが、全く通じない。
オーナーの身に何かあったのか?
やっぱり、オレに関わると不幸な出来事が起こる。
ホントに呪われてるいるんだろうか、オレは…
探すにも、探しようが無い。
何せ名前すら知らないんだから、警察に行って捜索願いを出しても、名前を知らなきゃ探す事すら出来ない。
待てよ…そうだ、瓜田なら知ってるだろう。
ここ最近、姿を見せなかったが、それはオレがオーナーにレンタルされてるを知って、遠慮して部屋に来なかったらしい。
とりあえず連絡してみよう。
瓜田のスマホに電話をかけた。
【お掛けになった番号は、現在使われておりません】
…どういう事だ?
瓜田まで連絡が取れないなんて。
オレはいてもたったもいられなくなり、部屋から出て、辺りを探し回った。
勿論、いる筈も無い。
地下の駐車場には、オーナーが所有している外車が停めていたままだった。
いつもこの車に乗って外に出ていたのだが。
不安が更に不安を加速させる。
他のレンタル会員達はどうしているのだろうか?
オレは他のレンタル会員の連絡先はおろか、顔すらまともに見たことがない。
時間は20:00を過ぎていた。
一向に帰ってくる気配はない。
どうする?警察に頼むか?
いや、名前も知らないし、ましてやレンタル会員というのがバレてしまう可能性もある。
オレは飯も食わず、オーナーが帰ってくるのを待った。
するとチャイムの音がリビングに響き渡った。
オーナーか?オレは直ぐ様ドアを開けた。
「佐山泰彦(さやまやすひこ)さんのご家族ですか?」
そこには三人の男が玄関前に立っていた。
(佐山泰彦?オーナーの名前か?)
「は、はぁ…」
オレは曖昧な返事しか出来なかった。
「私、こういう者ですが」
ポケットから警察手帳を取り出した。
「…あ、あの何ですか?」
手帳を見せた中年の刑事が、信じられない言葉を発した。
「…実は、佐山さんが先程、川で遺体で発見されました」
え…っ!!
目の前が真っ暗になった…
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