モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜

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第1章(高校生入学編)

第82話 自衛隊へバトンタッチ

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 ジョーイやサマンサが召喚したマンティスやライカンスロープはラビリンスから出られないが、直ぐに呼び出せる状態で消えていく。

 よく分からないが別の空間に待機しており、次に召喚した時は寝ていて目が覚めた程度の認知になる。

 ビッグマンティスはある一定の眷属がいなくならないと次の卵を産めないらしい。
 取り敢えず毎回生贄を差し出さなくて済むのは有り難い。
 生贄は良いんだよ・・・死んだカードは生き返らせる事ができるからさ。

 交尾を見たくないんだ。
 秘宝館に興奮する人がいるようだけど、僕には無理だ。
 そりゃあ人並みに性的に人間の女性には興味もあるし、友達の家でエッチなビデオや動画も見たりして興奮もしたよ!

 でもね、動物や虫の交尾を見ても引いてしまうよ・・・

 コホン、ラビリンスの外に出たけど・・・風曲の森ラビリンスの入り口ではなかった。

「何処だよここ?」

 森の中だというのは分かるが、見た事の無い場所だ。

 耳を澄ませると車の走行音がする?

「近くに車が通っているわね。斗升君のパーティーはここに残って。車の音がしたのは国道だと思うからそこから風曲の森ラビリンス入口に行き、ここの場所を確定するわ」

 流石ギルド職員と言った感じで仕切ってくれて、皆愛姉の後をついていく。

 15分ほど待つと田仲君達のパーティーが来た。

「もうじき迎えが来るから斗升君達も荷物を取りに行って」

「近かったの?」 

「あっ、うん。200mほど進むと国道に出るから、国道に出て右を向くと見知った駐車場が見えるよ。国道に中芝君が目印としているよ」

 取り敢えず田仲君の指示に従い森を進むと直ぐに国道に出た。
 言っていた通り中芝君が居て、スマホで写真を撮っていたな。

 僕達が風曲の森ラビリンス入り口に着くと鮫島君とソアラが出迎えてくれて、愛姉と自衛隊の話をかいつまんでしてくれた。

 急ぎ近くの駐屯所から先遣隊として100名、中発隊200名(特殊施設課)、明日には300名程の駐屯隊が派遣されてくるとか。

 いかんせん国内4番目、世界だと36番目のランク8なので浮足立っていた。

 愛姉にはティタンのカードと魔石を渡していたから、それを見せると大騒ぎになったらしい。

 ビッグマンティスがいたからランク6の認識がフロアボスでしかなく、ランク8の新ラビリンスが近くの少ランクラビリンスを吸収している最中との認識になった。

 通常ランク8のラビリンスは自衛隊の駐屯所が作られ、万が一魔物が湧き出てきた時の対処を担う。

 ランク6だとランク3か4程度の魔物しか出ないが、ランク8だとランク7寄りの6が出るそうで、そうなると対処が困難だ。

 だから部隊を駐屯させるのだとか。
 ただ、ボスを倒したから半年はその危険はないと踏んではいるので、まずは応急の駐屯所を構築し、半年以内にしっかりした建物を作る事になる。

 1時間ほどで自衛隊の先遣隊と僕らを乗せるバスが来たので、田仲君達と自衛隊の方が入れ替わり僕らはギルドに向かった。

 皆ラビリンスの中にいる方が気が楽な感じで疲れていた。
 バスを待つ間に皆家族に帰宅が遅くなり、帰ったら理由を話すと告げていた。






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