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「特に、ありません……。今まで、生きるために食べてきただけなので……」
ルナリアは、少し寂しそうにそう答えた。
その言葉に、俺は少しだけ胸が痛む。
食事は、ただ栄養を摂るだけの行為ではない。
それは、楽しみであり、癒やしでもあるはずだ。
彼女は、そんな当たり前の喜びすら今まで知らずに生きてきたのだろう。
「そうか。……なら、なおさらだ」
俺が、とびきり美味いものを作ってやるよ。
俺は、腕まくりをして気合いを入れた。
こういう時こそ、料理人の腕の見せ所だ。
「ゴブきち、ぷるんも手伝え。ルナリアさんは、そこで見ててくれ」
俺の合図に、ゴブきちは「グギィ!」と元気よく返事をした。
ぷるんは、ぷるんと体を揺らした。
俺は、さっそく食材を創造していく。
まずは、野菜だ。
じゃがいも、にんじん、玉ねぎ。
どれも、土の匂いがするような新鮮なものばかりだ。
次に、肉。
今回は、フォレストボアという猪の魔物の肉を使ってみよう。
少しクセがあるが、煮込むととろけるように柔らかくなる、最高の肉だ。
俺は、手際よく野菜の皮を剥き、適当な大きさに切っていく。
その様子を、ルナリアが興味深そうにじっと見ていた。
ゴブきちは、俺の足元で切った野菜のクズを一生懸命集めている。
ぷるんは、床に落ちた小さな汚れを見逃さずに吸い取っていた。
なんとも、不思議な料理の風景だ。
俺は、大きな鍋にバターを溶かし、まずは玉ねぎを炒め始めた。
じっくりと、弱火で。
甘い香りが、厨房に立ち込める。
玉ねぎが、飴色になってきたら肉と残りの野菜を加えてさらに炒める。
肉の表面に、焼き色がついたら小麦粉を振り入れ、全体に絡ませる。
そして、牛乳とブイヨンをたっぷりと注ぎ入れた。
ハーブも、忘れずに入れる。
ローリエと、タイム。
これが、味の決め手になる。
「よし、あとはコトコト煮込むだけだ」
俺は、鍋に蓋をすると火を弱めた。
ここからは、時間が料理を美味しくしてくれる。
その間、俺はもう一品作ることにした。
シチューには、やっぱりパンが必要だろう。
俺は、強力粉とドライイーストを創造し、パン生地をこね始めた。
これも、なかなかの重労働だ。
ガルドが言っていた、自動で混ぜる機械があればどれだけ楽だろうか。
そんなことを考えながら、俺は夢中で生地をこね続けた。
やがて、滑らかな生地が出来上がると、俺はそれを丸めて暖かい場所で発酵させる。
その間に、シチューの様子を確認する。
蓋を開けると、ふわりと湯気と共に食欲をそそる香りが一気に溢れ出た。
野菜は、すっかり柔らかくなり肉はスプーンで崩せるほどになっている。
完璧な、仕上がりだ。
俺は、味見をして塩コショウで最終的な味を調えた。
ちょうどその頃、パン生地の発酵も終わったようだった。
二倍ほどの大きさに膨らんだ生地の、ガスを抜いていくつかに分ける。
そして、丸め直してオーブンで焼き上げた。
チーン、という軽やかな音と共に、こんがりと狐色に焼けたパンが完成した。
外はカリッと、中はふわふわもちもちだ。
焼きたてのパンの、香ばしい香りがシチューと混ざり合い店内に満ちていく。
これが、幸せの香りだろう。
「よし、できたぞ! みんな、テーブルにつけ!」
俺が声をかけると、ゴブきちが嬉しそうにテーブルへと走っていった。
ルナリアも、おそるおそるといった感じで椅子に腰を下ろす。
俺は、大きな皿にシチューをたっぷりと盛り付けた。
焼きたてのパンを、籠に入れてテーブルに運ぶ。
湯気が立ち上るシチューは、見るからに温かそうだ。
「さあ、冷めないうちに召し上がれ」
俺が言うと、ルナリアは目の前の料理を信じられないというようにじっと見つめていた。
彼女の喉が、ごくりと鳴るのが聞こえた。
「……いただきます……」
彼女は、小さな声でそう言うとスプーンを手に取った。
そして、ゆっくりとシチューを一口、口に運ぶ。
その瞬間、彼女の翠色の瞳が驚きに大きく見開かれた。
「……おいしい……」
ぽつりと、そんな呟きが漏れる。
彼女は、もう一口、また一口と夢中でシチューを食べ始めた。
その頬を、涙がそっと伝っていく。
だが、それは悲しみの涙ではなかった。
あまりの美味しさと、温かさに感動して流れた涙だった。
「こんなに、温かくて美味しいもの、初めて食べました……」
しゃくり上げながら、彼女は言った。
その姿を見て、俺は心の底から作って良かったと思った。
ゴブきちも、口の周りをシチューだらけにしながらがむしゃらに食べている。
「グギ! グギィ!」
美味い、美味いとそう言っているのだろう。
俺も、自分の席に着くとシチューを一口味わった。
うん、自分でも完璧な出来だ。
野菜の甘みが溶け込んだ、優しい味。
疲れた体に、じんわりと染み渡っていくようだ。
俺たちは、しばらくの間黙って食事に集中していた。
店の中には、スプーンと皿が触れ合う音と、時々聞こえるゴブきちの満足げな声だけが響いている。
ぷるんは、テーブルの下で俺が特別に作った栄養満点のゼリーをちゅるちゅると吸っていた。
穏やかで、幸せな時間。
俺が、ずっと求めていたのはこういう時間なのかもしれない。
やがて、全員が皿を空にすると、俺は食後のコーヒーを入れることにした。
ルナリアには、刺激の少ないカフェインレスのハーブコーヒーを。
「ふぅ……。お腹、いっぱいです……」
ルナリアは、満足そうにお腹をさすっていた。
その表情は、店に来た時とは比べ物にならないほど明るく穏やかだ。
美味しい食事は、人の心を癒やす力がある。
俺は、改めてそう実感した。
「ケンジさんは、どうしてこんなにお料理が上手なのですか?」
彼女が、不思議そうに尋ねてきた。
「さあ、どうしてだろうな。昔から、作るのが好きだったんだ」
誰かが、俺の作ったものを食べて『美味しい』って笑ってくれるのが嬉しくてな。
俺は、昔を思い出すように少し遠い目をした。
前の世界では、そんな相手もいなかったけれど。
「……素敵、ですね」
ルナリアは、うっとりとした表情でそう言った。
その時だった。
カラン、コロン。
店のドアベルが、軽やかな音を立てた。
こんな時間に、誰だろうか。
俺たちが、入り口の方を見るとそこには一人の青年が立っていた。
年は、俺と同じくらいか少し下だろうか。
旅人のような、ラフな格好をしているがその腰には一振りの剣が差してある。
冒険者、だろうか。
だが、エリナさんやガルドのような、ベテランの雰囲気ではない。
どちらかと言えば、まだ駆け出しといった感じだった。
青年は、店の中の様子を見て少し驚いているようだった。
森の奥深くに、こんな店があるとは思ってもみなかったという顔だ。
「あの……ここ、お店、ですか……?」
彼は、少し緊張した声で尋ねてきた。
「ええ、そうです。喫茶店ですが」
俺が答えると、彼はほっとしたように息をついた。
「よかった……。道に迷ってしまって、もう野宿も覚悟していたところなんです」
何か、温かいものでもいただけますか?
「もちろんです。どうぞ、こちらへ」
俺は、空いている席へと彼を案内した。
そして、ルナリアの方をちらりと見る。
彼女は、突然の来客にびくっとして、俺の後ろに隠れようとしていた。
これでは、接客はまだ無理そうだな。
俺は、青年と向き直るとにっこりと微笑んだ。
「いらっしゃいませ。『やすらぎの隠れ家』へ、ようこそ」
青年は、その店の名前に少し興味を引かれたように目を細めた。
そして、メニューをゆっくりと眺め始める。
「コーヒー、ですか。……じゃあ、それを一杯お願いします」
「かしこまりました」
俺は、注文を受けるとカウンターの中に戻った。
そして、最高の豆をミルで挽き始める。
ゴリゴリ、という心地よい音が穏やかな店内に響き渡った。
ルナリアは、まだ俺の陰からこっそりと青年の様子を窺っている。
彼女が、一人前のウェイトレスになる日はまだ少し遠そうだ。
俺は、そんなことを考えながらゆっくりとお湯を注ぎ始めた。
ルナリアは、少し寂しそうにそう答えた。
その言葉に、俺は少しだけ胸が痛む。
食事は、ただ栄養を摂るだけの行為ではない。
それは、楽しみであり、癒やしでもあるはずだ。
彼女は、そんな当たり前の喜びすら今まで知らずに生きてきたのだろう。
「そうか。……なら、なおさらだ」
俺が、とびきり美味いものを作ってやるよ。
俺は、腕まくりをして気合いを入れた。
こういう時こそ、料理人の腕の見せ所だ。
「ゴブきち、ぷるんも手伝え。ルナリアさんは、そこで見ててくれ」
俺の合図に、ゴブきちは「グギィ!」と元気よく返事をした。
ぷるんは、ぷるんと体を揺らした。
俺は、さっそく食材を創造していく。
まずは、野菜だ。
じゃがいも、にんじん、玉ねぎ。
どれも、土の匂いがするような新鮮なものばかりだ。
次に、肉。
今回は、フォレストボアという猪の魔物の肉を使ってみよう。
少しクセがあるが、煮込むととろけるように柔らかくなる、最高の肉だ。
俺は、手際よく野菜の皮を剥き、適当な大きさに切っていく。
その様子を、ルナリアが興味深そうにじっと見ていた。
ゴブきちは、俺の足元で切った野菜のクズを一生懸命集めている。
ぷるんは、床に落ちた小さな汚れを見逃さずに吸い取っていた。
なんとも、不思議な料理の風景だ。
俺は、大きな鍋にバターを溶かし、まずは玉ねぎを炒め始めた。
じっくりと、弱火で。
甘い香りが、厨房に立ち込める。
玉ねぎが、飴色になってきたら肉と残りの野菜を加えてさらに炒める。
肉の表面に、焼き色がついたら小麦粉を振り入れ、全体に絡ませる。
そして、牛乳とブイヨンをたっぷりと注ぎ入れた。
ハーブも、忘れずに入れる。
ローリエと、タイム。
これが、味の決め手になる。
「よし、あとはコトコト煮込むだけだ」
俺は、鍋に蓋をすると火を弱めた。
ここからは、時間が料理を美味しくしてくれる。
その間、俺はもう一品作ることにした。
シチューには、やっぱりパンが必要だろう。
俺は、強力粉とドライイーストを創造し、パン生地をこね始めた。
これも、なかなかの重労働だ。
ガルドが言っていた、自動で混ぜる機械があればどれだけ楽だろうか。
そんなことを考えながら、俺は夢中で生地をこね続けた。
やがて、滑らかな生地が出来上がると、俺はそれを丸めて暖かい場所で発酵させる。
その間に、シチューの様子を確認する。
蓋を開けると、ふわりと湯気と共に食欲をそそる香りが一気に溢れ出た。
野菜は、すっかり柔らかくなり肉はスプーンで崩せるほどになっている。
完璧な、仕上がりだ。
俺は、味見をして塩コショウで最終的な味を調えた。
ちょうどその頃、パン生地の発酵も終わったようだった。
二倍ほどの大きさに膨らんだ生地の、ガスを抜いていくつかに分ける。
そして、丸め直してオーブンで焼き上げた。
チーン、という軽やかな音と共に、こんがりと狐色に焼けたパンが完成した。
外はカリッと、中はふわふわもちもちだ。
焼きたてのパンの、香ばしい香りがシチューと混ざり合い店内に満ちていく。
これが、幸せの香りだろう。
「よし、できたぞ! みんな、テーブルにつけ!」
俺が声をかけると、ゴブきちが嬉しそうにテーブルへと走っていった。
ルナリアも、おそるおそるといった感じで椅子に腰を下ろす。
俺は、大きな皿にシチューをたっぷりと盛り付けた。
焼きたてのパンを、籠に入れてテーブルに運ぶ。
湯気が立ち上るシチューは、見るからに温かそうだ。
「さあ、冷めないうちに召し上がれ」
俺が言うと、ルナリアは目の前の料理を信じられないというようにじっと見つめていた。
彼女の喉が、ごくりと鳴るのが聞こえた。
「……いただきます……」
彼女は、小さな声でそう言うとスプーンを手に取った。
そして、ゆっくりとシチューを一口、口に運ぶ。
その瞬間、彼女の翠色の瞳が驚きに大きく見開かれた。
「……おいしい……」
ぽつりと、そんな呟きが漏れる。
彼女は、もう一口、また一口と夢中でシチューを食べ始めた。
その頬を、涙がそっと伝っていく。
だが、それは悲しみの涙ではなかった。
あまりの美味しさと、温かさに感動して流れた涙だった。
「こんなに、温かくて美味しいもの、初めて食べました……」
しゃくり上げながら、彼女は言った。
その姿を見て、俺は心の底から作って良かったと思った。
ゴブきちも、口の周りをシチューだらけにしながらがむしゃらに食べている。
「グギ! グギィ!」
美味い、美味いとそう言っているのだろう。
俺も、自分の席に着くとシチューを一口味わった。
うん、自分でも完璧な出来だ。
野菜の甘みが溶け込んだ、優しい味。
疲れた体に、じんわりと染み渡っていくようだ。
俺たちは、しばらくの間黙って食事に集中していた。
店の中には、スプーンと皿が触れ合う音と、時々聞こえるゴブきちの満足げな声だけが響いている。
ぷるんは、テーブルの下で俺が特別に作った栄養満点のゼリーをちゅるちゅると吸っていた。
穏やかで、幸せな時間。
俺が、ずっと求めていたのはこういう時間なのかもしれない。
やがて、全員が皿を空にすると、俺は食後のコーヒーを入れることにした。
ルナリアには、刺激の少ないカフェインレスのハーブコーヒーを。
「ふぅ……。お腹、いっぱいです……」
ルナリアは、満足そうにお腹をさすっていた。
その表情は、店に来た時とは比べ物にならないほど明るく穏やかだ。
美味しい食事は、人の心を癒やす力がある。
俺は、改めてそう実感した。
「ケンジさんは、どうしてこんなにお料理が上手なのですか?」
彼女が、不思議そうに尋ねてきた。
「さあ、どうしてだろうな。昔から、作るのが好きだったんだ」
誰かが、俺の作ったものを食べて『美味しい』って笑ってくれるのが嬉しくてな。
俺は、昔を思い出すように少し遠い目をした。
前の世界では、そんな相手もいなかったけれど。
「……素敵、ですね」
ルナリアは、うっとりとした表情でそう言った。
その時だった。
カラン、コロン。
店のドアベルが、軽やかな音を立てた。
こんな時間に、誰だろうか。
俺たちが、入り口の方を見るとそこには一人の青年が立っていた。
年は、俺と同じくらいか少し下だろうか。
旅人のような、ラフな格好をしているがその腰には一振りの剣が差してある。
冒険者、だろうか。
だが、エリナさんやガルドのような、ベテランの雰囲気ではない。
どちらかと言えば、まだ駆け出しといった感じだった。
青年は、店の中の様子を見て少し驚いているようだった。
森の奥深くに、こんな店があるとは思ってもみなかったという顔だ。
「あの……ここ、お店、ですか……?」
彼は、少し緊張した声で尋ねてきた。
「ええ、そうです。喫茶店ですが」
俺が答えると、彼はほっとしたように息をついた。
「よかった……。道に迷ってしまって、もう野宿も覚悟していたところなんです」
何か、温かいものでもいただけますか?
「もちろんです。どうぞ、こちらへ」
俺は、空いている席へと彼を案内した。
そして、ルナリアの方をちらりと見る。
彼女は、突然の来客にびくっとして、俺の後ろに隠れようとしていた。
これでは、接客はまだ無理そうだな。
俺は、青年と向き直るとにっこりと微笑んだ。
「いらっしゃいませ。『やすらぎの隠れ家』へ、ようこそ」
青年は、その店の名前に少し興味を引かれたように目を細めた。
そして、メニューをゆっくりと眺め始める。
「コーヒー、ですか。……じゃあ、それを一杯お願いします」
「かしこまりました」
俺は、注文を受けるとカウンターの中に戻った。
そして、最高の豆をミルで挽き始める。
ゴリゴリ、という心地よい音が穏やかな店内に響き渡った。
ルナリアは、まだ俺の陰からこっそりと青年の様子を窺っている。
彼女が、一人前のウェイトレスになる日はまだ少し遠そうだ。
俺は、そんなことを考えながらゆっくりとお湯を注ぎ始めた。
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