5 / 60
別離と旅立ち
しおりを挟む
「……」
目が覚めた。
見覚えのある木製の天井、質素な内装……間違いない、ここはイチカ・シリルの自室だ。
ルッソ村の外れ、酒場のある中心地から離れた場所に、シリル家は建っている。
窓から差し込む月明かりが、薄っすらと室内を照らす。
「……」
僕は上体を起こし、頭を掻きながら思考を整理した。
酒場での一件……あれは現実だ、間違いない。
そこから途方に暮れた足取りで家へと戻り、そのまま眠りに落ちたのだろう。
ということは、さっきまでいたあの白い空間は夢だったのか?
「カミサマ、だっけか」
夢にしては、気持ち悪いくらい鮮明に彼女との会話を覚えている。
あの憎たらしい笑顔も、見透かしたような語り口も。
「……【スタート】」
僕は右手の平を前方に向ける。
【スタート】とは、この世界に住む人間が誰でも使えるスキルで、もちろんレベル1の僕でも使うことができる。
その効果は、自身のステータスを確認できるというもの。
空気中に含まれている微量のマナを利用し、何もない空間に青白いステータス画面を表示できるのだ。
上から順に、「生命力・マナ力・物理攻防力・スキル攻防力」といった数値が並び――一番下。
大きな枠のところが、スキル欄だ。
当然、レベル1である僕のスキル欄には【スタート】以外の文字が並ぶことはない……はずだった。
「……マジか」
【スタート】の下に、見たことがない文字列が記載されている。
それはつまり、レベル1の僕が新たなスキルを習得したということ。
「……」
僕はスキルの説明文を読む。
……なるほど。
あのいけ好かない真っ白なカミサマがくれた力は。
どうやら本当に――最強らしい。
翌日。
一人で住むには大き過ぎる我が家で、僕は最後の朝食を摂っていた。
イチカ・シリルは今日、ルッソ村を出る。
昨日カミサマに言われた、好きに生きてくれという言葉……それを実践するためである。
友を失い、家族もいないこの村で生きることは。
僕にとって、最善じゃない。
「……」
食卓に飾ってある写真に目を向ける。
写っているのは、父と母。
二人とも、僕が十歳の頃、魔物に襲われて亡くなった。
この世界じゃあ、珍しくもない死因である。
両親が死んでから七年、村からの援助を細々と受けながら、一人で生活してきた。
キリスたちとパーティーを組んだのも、丁度その頃だったように思う。
「……いってきます」
朝食を食べ終えた僕は丁寧に家中を掃除し、写真の中の両親に一礼した。
良く笑っていた母。
働き者だった父。
高野一夏としての記憶が残っている僕にとって、彼らを心から親だと思うことは難しかった。
が、それでも。
二人とも、優しい人たちだった。
「じゃあね。父さん、母さん」
僕は住み慣れた我が家を出て。
静かに、戸を閉める。
村の誰にも別れの挨拶をせず、僕は出発した。
とりあえず山を越え、近くの街まで向かう算段である。
目的などない、当てのない旅。
……そう言えば、大学の同期に自分探しの旅が好きな奴がいたっけ。
大して仲良くもないし、名前すら覚えていないが……こんな風に旅をすることになるなら、何かコツでも聞いておけばよかったな。
「……ふっ」
と、自分の考えに笑ってしまう。
コツだなんて、そんなものを求めている僕は、根本的に自分探しに向いていないのだろう。
高野一夏も、それは同じだった。
生きる意味のない人生に疲れ、衝動的に命を絶った自分。
生きる意味とは、つまり目的である。
目的のない行動は、苦手だ。
何をしていいのかわからなくなる。
わからないことはストレスで。
心がすり減っていく。
だからこうやって、考えなしに家を飛び出した自分に――少しばかり、驚いているのだ。
カミサマにそそのかされたから?
でも彼女は、僕に旅をしろなんて一言も言っていない。
なら、この行動は僕の意志で。
変わりたいと、そう思っているのかもしれない。
「イチカ……?」
不意に、茂みの奥から名前を呼ばれた。
そこにいたのは、僕の幼馴染たち。
キリスにエレナ、そしてガジだった。
恐らく早朝から山に入り、低級の魔物を狩っていたのだろう。
「お前、どうして一人で山に……それにその荷物、村を出ていくのか?」
キリスは、僕が背負う大きなずた袋を指差して言う。
「……ああ、そうだよ」
「レベル1のお前が、村を出てどうしようってんだ? 外の連中は俺たちみたいに優しくないぜ? レベル1の相手となんざ、絶対にパーティーを組みやしないさ」
僕の返答を聞いたキリスは、わかりやすく馬鹿にした笑みを浮かべた。
「私たちに捨てられて気でも触れたの、イチカ。あなたは無能なんだから、大人しく村に引きこもって雑用でもしてればいいのよ。そうすれば、少なくとも生きてはいけるでしょ」
続いて、エレナも呆れたように肩をすくめる。
生きてはいける……確かにそうかもしれない。
でもそれは、目的も意味もなく、ただ生きるだけ。
そんな高野一夏みたいな人生を――僕は、もう送るつもりはない。
「……村に帰った方がいい。イチカは、外じゃ生きていけない。そもそも、レベル1のイチカはこの山を越えられない。諦めた方がいい」
珍しく、ガジが言葉を発する。
山にはレベル1の僕が出会えば危険な魔物もいるので、ガジの助言はもっともだ。
けどそれは、昨日までの僕の話である。
「……なあ、キリス。僕たち、もう友達じゃないんだっけ」
「そう言ったろ? いつまでもレベルの上がらないお前はパーティーのお荷物だった。いなくなってくれればいいのにって、ずっと思ってたぜ」
「そっか」
僕は息を吸い、カミサマの言葉を思い出す。
好きに生きてくれ。
それはきっと、自分の気持ちに正直になれという意味もあるのだろう。
僕は今、めちゃめちゃムカついていた。
その気持ちを素直にぶつけるというのも、ある種、好き勝手な生き方と言えるだろう。
あまりカッコいい判断ではないが、旅の始まりは派手にいきたいじゃないか。
「……」
確かに、いつまでたってもレベルの上がらなかった僕にも非はある。
幼馴染たちに負担を掛けていたことだって、ちゃんとわかっている。
でも。
それでも。
僕は――友達でいたかったよ。
「【神様のサイコロ】」
僕の右手が黄金に輝く。
その光はキリスたちを飲み込み――そして。
スキルの効果が発動する。
「なっ……今の光は、スキル? 馬鹿な、どうしてレベル1のお前が……」
「落ち着けよ、キリス。みんな、とりあえずステータスを確認しておいた方がいいよ」
突然のことに驚いたキリスたちに対し、僕は冷静に忠告した
彼らは恐る恐るステータス画面を開き。
そして、一斉にその顔が青ざめる。
狼狽える幼馴染たちを尻目に、僕は歩き出した。
「……ば、馬鹿な……こんな、こんなスキルを使えるようになってたなんて……ま、待ってくれ!」
「待ってイチカ! 一緒に村を出ましょう!」
「俺たちが悪かった! 頼むから戻ってきてくれ!」
「あなたがいないと、私たちやっていけないわ! お願い、イチカ!」
背後からキリスとエレナの声が聞こえるが、僕は答えない。
僕らはもう、友達ではないのだから。
【神様のサイコロ】。
カミサマからもらったスキルの効果は、とてもシンプルだった。
対象の生命力を1にする。
如何にも神様が考えたような、ぶっ飛んだ力である。
目が覚めた。
見覚えのある木製の天井、質素な内装……間違いない、ここはイチカ・シリルの自室だ。
ルッソ村の外れ、酒場のある中心地から離れた場所に、シリル家は建っている。
窓から差し込む月明かりが、薄っすらと室内を照らす。
「……」
僕は上体を起こし、頭を掻きながら思考を整理した。
酒場での一件……あれは現実だ、間違いない。
そこから途方に暮れた足取りで家へと戻り、そのまま眠りに落ちたのだろう。
ということは、さっきまでいたあの白い空間は夢だったのか?
「カミサマ、だっけか」
夢にしては、気持ち悪いくらい鮮明に彼女との会話を覚えている。
あの憎たらしい笑顔も、見透かしたような語り口も。
「……【スタート】」
僕は右手の平を前方に向ける。
【スタート】とは、この世界に住む人間が誰でも使えるスキルで、もちろんレベル1の僕でも使うことができる。
その効果は、自身のステータスを確認できるというもの。
空気中に含まれている微量のマナを利用し、何もない空間に青白いステータス画面を表示できるのだ。
上から順に、「生命力・マナ力・物理攻防力・スキル攻防力」といった数値が並び――一番下。
大きな枠のところが、スキル欄だ。
当然、レベル1である僕のスキル欄には【スタート】以外の文字が並ぶことはない……はずだった。
「……マジか」
【スタート】の下に、見たことがない文字列が記載されている。
それはつまり、レベル1の僕が新たなスキルを習得したということ。
「……」
僕はスキルの説明文を読む。
……なるほど。
あのいけ好かない真っ白なカミサマがくれた力は。
どうやら本当に――最強らしい。
翌日。
一人で住むには大き過ぎる我が家で、僕は最後の朝食を摂っていた。
イチカ・シリルは今日、ルッソ村を出る。
昨日カミサマに言われた、好きに生きてくれという言葉……それを実践するためである。
友を失い、家族もいないこの村で生きることは。
僕にとって、最善じゃない。
「……」
食卓に飾ってある写真に目を向ける。
写っているのは、父と母。
二人とも、僕が十歳の頃、魔物に襲われて亡くなった。
この世界じゃあ、珍しくもない死因である。
両親が死んでから七年、村からの援助を細々と受けながら、一人で生活してきた。
キリスたちとパーティーを組んだのも、丁度その頃だったように思う。
「……いってきます」
朝食を食べ終えた僕は丁寧に家中を掃除し、写真の中の両親に一礼した。
良く笑っていた母。
働き者だった父。
高野一夏としての記憶が残っている僕にとって、彼らを心から親だと思うことは難しかった。
が、それでも。
二人とも、優しい人たちだった。
「じゃあね。父さん、母さん」
僕は住み慣れた我が家を出て。
静かに、戸を閉める。
村の誰にも別れの挨拶をせず、僕は出発した。
とりあえず山を越え、近くの街まで向かう算段である。
目的などない、当てのない旅。
……そう言えば、大学の同期に自分探しの旅が好きな奴がいたっけ。
大して仲良くもないし、名前すら覚えていないが……こんな風に旅をすることになるなら、何かコツでも聞いておけばよかったな。
「……ふっ」
と、自分の考えに笑ってしまう。
コツだなんて、そんなものを求めている僕は、根本的に自分探しに向いていないのだろう。
高野一夏も、それは同じだった。
生きる意味のない人生に疲れ、衝動的に命を絶った自分。
生きる意味とは、つまり目的である。
目的のない行動は、苦手だ。
何をしていいのかわからなくなる。
わからないことはストレスで。
心がすり減っていく。
だからこうやって、考えなしに家を飛び出した自分に――少しばかり、驚いているのだ。
カミサマにそそのかされたから?
でも彼女は、僕に旅をしろなんて一言も言っていない。
なら、この行動は僕の意志で。
変わりたいと、そう思っているのかもしれない。
「イチカ……?」
不意に、茂みの奥から名前を呼ばれた。
そこにいたのは、僕の幼馴染たち。
キリスにエレナ、そしてガジだった。
恐らく早朝から山に入り、低級の魔物を狩っていたのだろう。
「お前、どうして一人で山に……それにその荷物、村を出ていくのか?」
キリスは、僕が背負う大きなずた袋を指差して言う。
「……ああ、そうだよ」
「レベル1のお前が、村を出てどうしようってんだ? 外の連中は俺たちみたいに優しくないぜ? レベル1の相手となんざ、絶対にパーティーを組みやしないさ」
僕の返答を聞いたキリスは、わかりやすく馬鹿にした笑みを浮かべた。
「私たちに捨てられて気でも触れたの、イチカ。あなたは無能なんだから、大人しく村に引きこもって雑用でもしてればいいのよ。そうすれば、少なくとも生きてはいけるでしょ」
続いて、エレナも呆れたように肩をすくめる。
生きてはいける……確かにそうかもしれない。
でもそれは、目的も意味もなく、ただ生きるだけ。
そんな高野一夏みたいな人生を――僕は、もう送るつもりはない。
「……村に帰った方がいい。イチカは、外じゃ生きていけない。そもそも、レベル1のイチカはこの山を越えられない。諦めた方がいい」
珍しく、ガジが言葉を発する。
山にはレベル1の僕が出会えば危険な魔物もいるので、ガジの助言はもっともだ。
けどそれは、昨日までの僕の話である。
「……なあ、キリス。僕たち、もう友達じゃないんだっけ」
「そう言ったろ? いつまでもレベルの上がらないお前はパーティーのお荷物だった。いなくなってくれればいいのにって、ずっと思ってたぜ」
「そっか」
僕は息を吸い、カミサマの言葉を思い出す。
好きに生きてくれ。
それはきっと、自分の気持ちに正直になれという意味もあるのだろう。
僕は今、めちゃめちゃムカついていた。
その気持ちを素直にぶつけるというのも、ある種、好き勝手な生き方と言えるだろう。
あまりカッコいい判断ではないが、旅の始まりは派手にいきたいじゃないか。
「……」
確かに、いつまでたってもレベルの上がらなかった僕にも非はある。
幼馴染たちに負担を掛けていたことだって、ちゃんとわかっている。
でも。
それでも。
僕は――友達でいたかったよ。
「【神様のサイコロ】」
僕の右手が黄金に輝く。
その光はキリスたちを飲み込み――そして。
スキルの効果が発動する。
「なっ……今の光は、スキル? 馬鹿な、どうしてレベル1のお前が……」
「落ち着けよ、キリス。みんな、とりあえずステータスを確認しておいた方がいいよ」
突然のことに驚いたキリスたちに対し、僕は冷静に忠告した
彼らは恐る恐るステータス画面を開き。
そして、一斉にその顔が青ざめる。
狼狽える幼馴染たちを尻目に、僕は歩き出した。
「……ば、馬鹿な……こんな、こんなスキルを使えるようになってたなんて……ま、待ってくれ!」
「待ってイチカ! 一緒に村を出ましょう!」
「俺たちが悪かった! 頼むから戻ってきてくれ!」
「あなたがいないと、私たちやっていけないわ! お願い、イチカ!」
背後からキリスとエレナの声が聞こえるが、僕は答えない。
僕らはもう、友達ではないのだから。
【神様のサイコロ】。
カミサマからもらったスキルの効果は、とてもシンプルだった。
対象の生命力を1にする。
如何にも神様が考えたような、ぶっ飛んだ力である。
166
あなたにおすすめの小説
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
竹桜
ファンタジー
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
【死に役転生】悪役貴族の冤罪処刑エンドは嫌なので、ストーリーが始まる前に鍛えまくったら、やりすぎたようです。
いな@
ファンタジー
【第一章完結】映画の撮影中に死んだのか、開始五分で処刑されるキャラに転生してしまったけど死にたくなんてないし、原作主人公のメインヒロインになる幼馴染みも可愛いから渡したくないと冤罪を着せられる前に死亡フラグをへし折ることにします。
そこで転生特典スキルの『超越者』のお陰で色んなトラブルと悪名の原因となっていた問題を解決していくことになります。
【第二章】
原作の開始である学園への入学式当日、原作主人公との出会いから始まります。
原作とは違う流れに戸惑いながらも、大切な仲間たち(増えます)と共に沢山の困難に立ち向かい、解決していきます。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、ひょんなことで死亡した僕、シアンは異世界にいつの間にか転生していた。
とは言え、赤子からではなくある程度成長した肉体だったので、のんびり過ごすために自給自足の生活をしていたのだが、そんな生活の最中で、あるメイドゴーレムを拾った。
…‥‥でもね、なんだろうこのメイド、チートすぎるというか、スペックがヤヴァイ。
「これもご主人様のためなのデス」「いや、やり過ぎだからね!?」
これは、そんな大変な毎日を送る羽目になってしまった後悔の話でもある‥‥‥いやまぁ、別に良いんだけどね(諦め)
小説家になろう様でも投稿しています。感想・ご指摘も受け付けますので、どうぞお楽しみに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる