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第三十話
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最近、香奈姉ちゃんが僕のことをなんて思っているのかわからないことがある。
全裸で迫ってくることといい、過剰にスキンシップを求めてくることといい、僕に何を求めているのかわからないのだ。
バンドのことを出して敢えて話題を逸らしているものの、香奈姉ちゃん本人のことはさっぱりである。
好意を持たれている事はあからさまにわかるけど、どうしてなのかは謎のままだ。
「今日も、待っているんだろうなぁ」
僕は、自分の部屋の前で囁くようにそう言った。
香奈姉ちゃんが僕の部屋にいるのは、もはや当たり前の事だから驚きはしない。
一番驚いているのは、そこになぜか奈緒さんたちがいることだ。なぜだろうか。
部屋のドアを開けると、前の方にいた美沙先輩と理恵先輩が微笑を浮かべて出迎えてくれた。
「遅いよ、楓君」
「なにしてたの?」
「お手洗いに行ってたんだ。遅れてごめん……」
「そっか。それじゃ、打ち合わせもはやく済ませなきゃだね」
「そうだね」
奈緒さんも、僕のほうを見てわずかに微笑を浮かべる。
みんな服装はいつもどおりのラフな格好なのに、いつもよりか可愛く見えてしまう。
気のせいかと思うけど、みんなオシャレに気を遣ってるのかな?
今までは、そんな風には見えなかったんだけど……。
少なくとも、僕はいつもどおりにいかせてもらおう。
打ち合わせが終わると、奈緒さんたちは各々帰っていったのだが、香奈姉ちゃんだけは違う。
今も僕の部屋にいる。
理由は簡単。僕に勉強を教えるためだ。
今日は、僕が苦手な数学を教えてくれるらしい。
さすがに成績優秀な人は趣が違う。
余裕があるというか。
「さぁ、弟くん。勉強を始めよっか」
「うん」
この時の香奈姉ちゃんは、スキンシップを求めてくる時とは違う。
真面目モードの香奈姉ちゃんは、しっかりと僕のことを見てくれる。
勉強を教えてくれる時は、このくらいがちょうどいい。
こうした真面目な一面を見るたびに思ってしまうのだが、香奈姉ちゃんの僕に対する評価って、かなり甘々な気がする。
だからこそ、優しく僕に勉強を教えているこの時が、一番凛々しく映ってしまう。
「さすが弟くんだね。私がちょっと教えたら、すぐにわかっちゃうんだもの」
「気のせいだよ。香奈姉ちゃんの教え方がいいから」
「そうなのかな? 普通に教えているだけなんだけど……」
香奈姉ちゃんは、そう言って思案げに首を傾げる。
やっぱり人に教えることは、あんまりしないみたいだからなのか戸惑い気味なのか。
僕にとってはじゅうぶんにわかる範囲内だから、問題ないのだが。
「ありがとう」
「弟くんも、私たちが行く大学と同じところにするんだよね?」
「うん。間違いなければ、そうかも」
香奈姉ちゃんたちが行く予定の大学は、たしか共学の大学と聞いている。
女子校に通っている香奈姉ちゃんからしたら、かなり妥協した感じだろう。
「私もね。弟くんとのことがなければ女子校にはしなかったんだけど……。あの時はね。色々あって──」
「なにかあったっけ? 僕にはまったく心当たりがないんだけど……」
「うん。些細なことだよ。ほんのね」
これには香奈姉ちゃんも答えてはくれない。
恥ずかしいのか。
どっちでもいいことだけど、教えてくれないのもそれはそれで若干モヤモヤを残してしまう。
あの頃から香奈姉ちゃんは、僕に対しては優しくしてくれていたから、たいして気にはしてないんだけど。
「些細なこと…か」
「弟くんは気にしなくていいよ」
勉強を教えてくれながらもそう言って微笑を浮かべる。
下手にスキンシップを求めてくるよりかはマシなほうかも。
「香奈姉ちゃんがそう言うのなら。…そうしておこうかな」
「うんうん! やっぱり弟くんだね。なら、あとで私の手料理を振る舞ってあげるよ」
「香奈姉ちゃんの手料理か。…ちょっと楽しみかも」
「むぅ……。ちょっとって……。いくらなんでも言い方ってものがあるんじゃないかな」
香奈姉ちゃんは、そう言ってとても悲しそうな表情になる。
僕は、慌ててとりなす。
「ごめん……。あまりにも普通のことだから……」
「まぁ、いいよ。手料理っていっても家族には普通に振る舞ってはいるから」
何か言いたげな様子で香奈姉ちゃんはそう言った。
なにかを求めているかのような表情だ。
褒めてほしいのだろうか。
でも香奈姉ちゃんはお姉ちゃんだし、褒めるのはどうかとも思う。
「そうだよね」
僕は安心したかのようにホッとする。
香奈姉ちゃんの料理は、妹の花音や母親にも振る舞われているはずだから、特別なんてことはないはずだ。
「ホント弟くんは、私たちのことを大切に思っているよね。態度でわかっちゃうな」
「うん。香奈姉ちゃんは大事なお姉ちゃんだし。当然だよ」
「『彼女』としては見てくれないんだ?」
「見ても…いいけど……。過度なスキンシップをやめてくれるなら……」
「それはねぇ……。ちょっと無理かな。奈緒ちゃんたちとのこともあるし」
「そうなんだ」
「うん。そうなんだよ。だからこそ勉強が終わったら、私と一緒に寝るんだよ。これは決定事項なんだから」
「僕に拒否権は……」
「ない!」
はっきりそう言ってのける香奈姉ちゃんは、ある意味すごいなって思う。
不思議に思うんだが、恥ずかしくはないんだろうか?
ちなみに僕は香奈姉ちゃんのおっぱいや下半身の大事な秘部を見るのは気が引ける。
揉んだり触ったりするのなんてのは特にもだ。
「はっきり言っちゃうんだね……。香奈姉ちゃんらしいっていうかなんていうか……」
「自分の気持ちははっきりしておかないと、あとで後悔するからね。あのことがあってからは特にね」
「あのこと?」
「こっちのことだよ。弟くんは気にしなくていいよ」
香奈姉ちゃんは、笑顔でそう言った。
なんのことかわからないが、香奈姉ちゃんの中の何かが心境を変化させたみたいだ。
それが何なのかは僕にはわからないが、僕のことに関することなのははっきりしている。
「とりあえず、勉強を終わらせよっか?」
「うん」
僕としては頭の中に勉強の内容が入ればそれでいいんだけど。香奈姉ちゃんは違うみたいだ。
今日は、香奈姉ちゃんが僕の部屋に泊まっていくのか。
それはそれでちょっとだけ不安な気持ちが……。
しかし、それを打ち砕くようなことを香奈姉ちゃんが言ってくる。
「勉強が終わったらだけど…よかったら、私の部屋に来ない?」
「え?」
「私だって、弟くんと色んな事がしたいんだよ。…ダメかな?」
「ダメってことはないけど……。花音は大丈夫なの?」
「部屋のドアに鍵をかけちゃえば大丈夫だよ。それに──」
「それに?」
「なんでもない。弟くんなら大丈夫だよね」
なにが『大丈夫』なのかさっぱりわからない。
だけど香奈姉ちゃんを不安にさせたらダメなのはよくわかる。
「大丈夫だと思うけど……」
「うん。弟くんなら大丈夫!」
そう言って、香奈姉ちゃんは体勢を屈めて僕の顔をジーッと見つめてくる。
わずかに空いている服の襟の隙間から胸元がチラリと覗く。
薄ピンクのブラジャーが香奈姉ちゃんの大きめなおっぱいを支えていた。
これはこれで目のやり場に困るんだけど。
だからといって穿いているスカートの方にすらも目を配れない。
なぜなら下着がチラ見えしちゃっているからだ。
本当に大丈夫なんだろうか。香奈姉ちゃんの部屋に行っても──
「勉強が終わったら、私の部屋に行こうね。弟くん」
僕が何も言わないのをいいことに、香奈姉ちゃんは笑顔でそう言った。
僕になにを求めているんだろう。
いつものスキンシップ以上に何かが変わることなんてないんだけど。
考えるのもどうかと思うので、僕は勉強のことだけ集中しよう。
全裸で迫ってくることといい、過剰にスキンシップを求めてくることといい、僕に何を求めているのかわからないのだ。
バンドのことを出して敢えて話題を逸らしているものの、香奈姉ちゃん本人のことはさっぱりである。
好意を持たれている事はあからさまにわかるけど、どうしてなのかは謎のままだ。
「今日も、待っているんだろうなぁ」
僕は、自分の部屋の前で囁くようにそう言った。
香奈姉ちゃんが僕の部屋にいるのは、もはや当たり前の事だから驚きはしない。
一番驚いているのは、そこになぜか奈緒さんたちがいることだ。なぜだろうか。
部屋のドアを開けると、前の方にいた美沙先輩と理恵先輩が微笑を浮かべて出迎えてくれた。
「遅いよ、楓君」
「なにしてたの?」
「お手洗いに行ってたんだ。遅れてごめん……」
「そっか。それじゃ、打ち合わせもはやく済ませなきゃだね」
「そうだね」
奈緒さんも、僕のほうを見てわずかに微笑を浮かべる。
みんな服装はいつもどおりのラフな格好なのに、いつもよりか可愛く見えてしまう。
気のせいかと思うけど、みんなオシャレに気を遣ってるのかな?
今までは、そんな風には見えなかったんだけど……。
少なくとも、僕はいつもどおりにいかせてもらおう。
打ち合わせが終わると、奈緒さんたちは各々帰っていったのだが、香奈姉ちゃんだけは違う。
今も僕の部屋にいる。
理由は簡単。僕に勉強を教えるためだ。
今日は、僕が苦手な数学を教えてくれるらしい。
さすがに成績優秀な人は趣が違う。
余裕があるというか。
「さぁ、弟くん。勉強を始めよっか」
「うん」
この時の香奈姉ちゃんは、スキンシップを求めてくる時とは違う。
真面目モードの香奈姉ちゃんは、しっかりと僕のことを見てくれる。
勉強を教えてくれる時は、このくらいがちょうどいい。
こうした真面目な一面を見るたびに思ってしまうのだが、香奈姉ちゃんの僕に対する評価って、かなり甘々な気がする。
だからこそ、優しく僕に勉強を教えているこの時が、一番凛々しく映ってしまう。
「さすが弟くんだね。私がちょっと教えたら、すぐにわかっちゃうんだもの」
「気のせいだよ。香奈姉ちゃんの教え方がいいから」
「そうなのかな? 普通に教えているだけなんだけど……」
香奈姉ちゃんは、そう言って思案げに首を傾げる。
やっぱり人に教えることは、あんまりしないみたいだからなのか戸惑い気味なのか。
僕にとってはじゅうぶんにわかる範囲内だから、問題ないのだが。
「ありがとう」
「弟くんも、私たちが行く大学と同じところにするんだよね?」
「うん。間違いなければ、そうかも」
香奈姉ちゃんたちが行く予定の大学は、たしか共学の大学と聞いている。
女子校に通っている香奈姉ちゃんからしたら、かなり妥協した感じだろう。
「私もね。弟くんとのことがなければ女子校にはしなかったんだけど……。あの時はね。色々あって──」
「なにかあったっけ? 僕にはまったく心当たりがないんだけど……」
「うん。些細なことだよ。ほんのね」
これには香奈姉ちゃんも答えてはくれない。
恥ずかしいのか。
どっちでもいいことだけど、教えてくれないのもそれはそれで若干モヤモヤを残してしまう。
あの頃から香奈姉ちゃんは、僕に対しては優しくしてくれていたから、たいして気にはしてないんだけど。
「些細なこと…か」
「弟くんは気にしなくていいよ」
勉強を教えてくれながらもそう言って微笑を浮かべる。
下手にスキンシップを求めてくるよりかはマシなほうかも。
「香奈姉ちゃんがそう言うのなら。…そうしておこうかな」
「うんうん! やっぱり弟くんだね。なら、あとで私の手料理を振る舞ってあげるよ」
「香奈姉ちゃんの手料理か。…ちょっと楽しみかも」
「むぅ……。ちょっとって……。いくらなんでも言い方ってものがあるんじゃないかな」
香奈姉ちゃんは、そう言ってとても悲しそうな表情になる。
僕は、慌ててとりなす。
「ごめん……。あまりにも普通のことだから……」
「まぁ、いいよ。手料理っていっても家族には普通に振る舞ってはいるから」
何か言いたげな様子で香奈姉ちゃんはそう言った。
なにかを求めているかのような表情だ。
褒めてほしいのだろうか。
でも香奈姉ちゃんはお姉ちゃんだし、褒めるのはどうかとも思う。
「そうだよね」
僕は安心したかのようにホッとする。
香奈姉ちゃんの料理は、妹の花音や母親にも振る舞われているはずだから、特別なんてことはないはずだ。
「ホント弟くんは、私たちのことを大切に思っているよね。態度でわかっちゃうな」
「うん。香奈姉ちゃんは大事なお姉ちゃんだし。当然だよ」
「『彼女』としては見てくれないんだ?」
「見ても…いいけど……。過度なスキンシップをやめてくれるなら……」
「それはねぇ……。ちょっと無理かな。奈緒ちゃんたちとのこともあるし」
「そうなんだ」
「うん。そうなんだよ。だからこそ勉強が終わったら、私と一緒に寝るんだよ。これは決定事項なんだから」
「僕に拒否権は……」
「ない!」
はっきりそう言ってのける香奈姉ちゃんは、ある意味すごいなって思う。
不思議に思うんだが、恥ずかしくはないんだろうか?
ちなみに僕は香奈姉ちゃんのおっぱいや下半身の大事な秘部を見るのは気が引ける。
揉んだり触ったりするのなんてのは特にもだ。
「はっきり言っちゃうんだね……。香奈姉ちゃんらしいっていうかなんていうか……」
「自分の気持ちははっきりしておかないと、あとで後悔するからね。あのことがあってからは特にね」
「あのこと?」
「こっちのことだよ。弟くんは気にしなくていいよ」
香奈姉ちゃんは、笑顔でそう言った。
なんのことかわからないが、香奈姉ちゃんの中の何かが心境を変化させたみたいだ。
それが何なのかは僕にはわからないが、僕のことに関することなのははっきりしている。
「とりあえず、勉強を終わらせよっか?」
「うん」
僕としては頭の中に勉強の内容が入ればそれでいいんだけど。香奈姉ちゃんは違うみたいだ。
今日は、香奈姉ちゃんが僕の部屋に泊まっていくのか。
それはそれでちょっとだけ不安な気持ちが……。
しかし、それを打ち砕くようなことを香奈姉ちゃんが言ってくる。
「勉強が終わったらだけど…よかったら、私の部屋に来ない?」
「え?」
「私だって、弟くんと色んな事がしたいんだよ。…ダメかな?」
「ダメってことはないけど……。花音は大丈夫なの?」
「部屋のドアに鍵をかけちゃえば大丈夫だよ。それに──」
「それに?」
「なんでもない。弟くんなら大丈夫だよね」
なにが『大丈夫』なのかさっぱりわからない。
だけど香奈姉ちゃんを不安にさせたらダメなのはよくわかる。
「大丈夫だと思うけど……」
「うん。弟くんなら大丈夫!」
そう言って、香奈姉ちゃんは体勢を屈めて僕の顔をジーッと見つめてくる。
わずかに空いている服の襟の隙間から胸元がチラリと覗く。
薄ピンクのブラジャーが香奈姉ちゃんの大きめなおっぱいを支えていた。
これはこれで目のやり場に困るんだけど。
だからといって穿いているスカートの方にすらも目を配れない。
なぜなら下着がチラ見えしちゃっているからだ。
本当に大丈夫なんだろうか。香奈姉ちゃんの部屋に行っても──
「勉強が終わったら、私の部屋に行こうね。弟くん」
僕が何も言わないのをいいことに、香奈姉ちゃんは笑顔でそう言った。
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