僕の姉的存在の幼馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜

柿 心刃

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第三十話

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私にとって楓は大切な存在である。
弟みたいな存在だからとかいう話ではない。
護りたい人って言えばわかりやすいだろう。

「香奈姉ちゃんは、どうしてすぐにスキンシップを求めてくるの?」
「どうしてでしょう? 弟くんになら、わかるんじゃない?」
「それは……」

楓にも、うっすらとだが答えはわかっているはずだ。
私が楓に求めているもの。それは、楓の気持ちだ。

「ねぇ、弟くん。これの続き…気にならない?」
「続き……」

私が裸体でいる意味。
楓にならわかるだろう。
むしろわからないなんて言わせない。
今も体が…いや、おっぱいと下半身の秘部が疼いてしょうがないのだから──

「弟くんからやってくれないと、続きができないんだよね」
「続きは気になるけど…これ以上は、やめておこうかな。色々とでてきちゃいそうだし……」
「そっか。残念だなぁ」

何が?…とは聞かないでおこう。
でもせめておっぱいだけは、揉んでもらおうかな。

「それなら、せめておっぱいくらいは揉んでくれるよね?」
「え……。それは……」

見事なくらいにまで張っているおっぱい。特にも先端部が勃っている状態だ。
これをきちんと揉んでほぐしてくれないと、ブラジャーすら身につけられない。
楓がやったのだから、最後まで責任をとってほしいものだ。

「女の子のおっぱい。揉みたい放題だよ。これを逃したら、次にチャンスはないと思うな」

私は、見やすいように楓におっぱいを差しだす。
しっかりと丸みを帯びたやや大きめのおっぱい。
揉みしだくには十分なくらいの大きさだろう。
いや。
楓なら問題なく揉んでくれる。
楓の手は、ゆっくりと私のおっぱいの方へと伸びていく。
しかし──
楓は触るか触らないかの距離で手を止める。

「さすがにやめておこうかな……。跡に残りそうだし」
「私のって、そんなに魅力がないのかな?」

私は、自身のおっぱいを揉んで確かめる仕草をした。
言うまでもなく体全身から刺激的な感覚が押し寄せてきたが敢えて我慢しておく。
ホントは楓にやってほしいんだけど。

「そんなことは……。香奈姉ちゃんのはとても魅力的だよ」
「だったら私のおっぱいくらい、しっかりと揉んでくれるよね?」
「それは……」

それが楓にとって無茶なお願いだって言うのはわかっている。
わかってはいるけど、楓を見ていたら、つい要求してしまう。
どれだけ私のことを好きでいるのかを──

「女の子の扱いは優しくって聞いてるし……。さすがに無理があるかも……」
「そっか」

私は、とても残念そうな表情をする。
どちらにしても、私は楓の前ではそのまま乳房を晒すつもりでいるから触ってくれるのも時間の問題だろう。
裸でいる事に対しての楓の反応は少し緊張気味で、私から視線を逸らしたりしている。
やはり目のやり場に困っているんだろう。

「やっぱり気になったりする?」
「うん……」

楓は視線を逸らしながらも素直に頷く。
まぁ、楓だって一応は『男』だ。そのあたりの自覚はあるんだろう。

「やっぱり服を着たほうがいいのかな……」
「………」

私の自問には楓は答えてくれない。
着たほうがいいのはわかるけど、はっきりとそう言って私の機嫌を損ねたくないんだろうな。
楓の今の困ったような表情を見て、それが伝わってくる。
私は、途中まで差し出されている楓の手をとり、そのままおっぱいに触れさせる。
迷いあぐねている楓の反応が見たかったのだ。
案の定、楓はびっくりした表情を見せた。

「ちょっ! 香奈姉ちゃん!」
「ひっかかったね。楓ならそんな顔をすると思ったよ。おっぱいなら直に触ったほうがいいよね?」
「先端部がちょっと固いかも……。ほぐしたほうがいいの?」
「うん。お願いできるかな?」

私は、楓の表情を見て安堵の笑みを浮かべる。
なんだかんだ言っても、楓はしっかりとやってくれる。
私のおっぱいは、楓に揉みしだかれて先端部もほぐしてくれていた。
んっ……。なんだか気持ちがいい。
痛みは驚くほどない。むしろ心地よい刺激が体全身を駆け巡ってくる。

「んっ」

先端部のほうも楓の指先で弄ばれて不思議な感覚を覚えていく。だんだんとほぐれていくのがよくわかる。
おっぱいって大きいと肩が凝るんだけど、それを揉みしだかれると変な気持ちになってしまうのだ。先端部を指先で弄ばれてしまうとさらに感覚がおかしくなり、まるで全身に電気が駆け巡ってくるような刺激が襲ってくる。

「気持ちいいの? 香奈姉ちゃん」
「うん。弟くんに触られているかと思うと、とっても──」
「そっか」

楓は、なんだか心ここに在らずって感じでそう返事をする。
ここまでやっても、まだ不満なのかな。

「どうしたの? なにか不満なことでもあった?」

私は、おっぱいを揉みしだいている楓の手に触れて訊いてみた。
楓は、少し迷いあぐねている様子だった。

「不満なことはないけど……。強いて言うなら、香奈姉ちゃんたちともっと練習したいなって」
「バンドのこと?」
「うん」
「練習か……。別にいいけど、みんな集まってくれるかなぁ……」

練習に関しては各々でやってる部分もあるんだけど、集まっている時っていうのは最近ではあまりないのだ。
進路のことも理由ではあるんだけど……。

「時間があればでいいんだ。ベースって一人で練習する時は虚無だから……」
「なるほど」

音程の低い楽器って一人で練習することは、あまりないかもしれない。
あるにはあるのかもしれないが、みんなと合わせないといけない事が多いから大変かも。

「わかったよ。時間がある時にでも一緒にやろう」
「うん。ありがとう」

楓は、嬉しそうにおっぱいを揉みしだいてきた。
こういうところが、楓の好きなところでもある。
いつの間にか、私のおっぱいは元の状態に戻っていた。
意外と楓はテクニシャンかもしれない。

「そろそろ服を着ないと。ブラジャーをつけても大丈夫かも」
「わかった」

楓は、おっぱいから手を離す。
私は起き上がって、近くに置いてあるブラジャーに手を伸ばす。
やっぱり見られると恥ずかしから、この瞬間だけは目を逸らしてほしい。
楓は私の目を見て察したのか、起き上がって後ろを向いた。
やっぱり、楓はわかってるな。

「勉強が終わったら、弟くんの部屋に行ってもいい?」
「別に構わないけど……。なにかあったの?」
「なんとなく…かな」

なんで楓の部屋に行きたいのかは私にもわからない。
安心したいのかもしれないし、もっと楓と一緒にいたい気持ちがあるのかも。

「いいよ。僕の部屋でよければ──」
「ありがとう」

私は、ブラジャーを身につけながらお礼を言っていた。
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