325 / 382
第二十六話
1
しおりを挟む
緊張している様子の楓を、私は悪戯っぽい笑みを浮かべて揶揄う。
「よそ見しちゃダメだよ、弟くん。今日は、私との大事な時間なんだから」
「でも……」
「『でも』も『だって』もないよ。せっかく弟くんのために、色々とやってあげてるのに──。なにが不満なのかな?」
「不満なんじゃなくて……。その……」
さっきから楓は、私のことを見ようとしない。
きっと今の私の服装なんだと思う。
やっぱりラフだからってビキニを着けた格好でいるのは、楓にとって刺激が強いのかもしれない。
たしかに胸のあたりがちょっとだけ開放感があるっていうか。
下の方はちゃんとショートパンツを履いているから、問題はないかと思う。
まだまだ暑い日が続いているし。
私が、どんな格好をしたって楓に文句を言われる筋合いはない。
さすがに今の格好で、外出する勇気はないけれど……。
家の中にいる時くらいはね。
「もしかして、私に普通の服装とか求めてたり?」
「それは、まぁ……。香奈姉ちゃんは真面目なイメージがあるから、それなりには──」
「そっか。弟くんは、私に普通の服装を求めていたんだ? なんか意外かも」
私にとっては、結構楽なんだけどな。この格好は──
やっぱり胸元なのかな?
楓にとって気になる箇所は──
「だってその格好はさすがに……。ほぼ裸に近いじゃないか。それを見るのは、さすがに目のやり場が……」
「そうかなぁ。私的には、かなり妥協してる方だと思うんだけどなぁ」
私はわざと胸元に手を添える。
その気になれば、この胸元のビキニ部分は脱ぐこともできるんだけど。
さすがに楓に怒られてしまうと思い、それはやめておく。
露出が多いのは素直に認めるが……。
「妥協って……。香奈姉ちゃんにとってはそれでいいのかもしれないけれど──」
「なによ? まだまだ暑いから、過ごしやすい格好でいるだけなのに──。それとも全裸になった方がよかったりするの?」
「それはさすがに……。よけいに居心地が──」
「私の部屋だからね。どんな格好をしようが私の自由でしょ?」
「それはそうかもしれないけど……」
と、楓はこれ以上は何も言わなかった。
まぁ、裸にならないだけマシだと思ってほしいものだ。
万が一にもなるつもりは──ないと思うけど。たぶん。
楓を私の部屋に呼んだ理由としては、ほとんどが私のわがままだ。
最近は、ちょっと色々と足りないような気がして──
「それに──。弟くんのことがちょっとだけ心配なのは認めようかな」
「ちょっとだけ──なの? 僕には、そんな風には見えないんだけど……」
楓は、訝しげな表情で私のことを見てくる。
その顔を見るに、私が楓に嘘をついているとか思われているのかな。
「だったら言うけど、また美沙ちゃんにデートに誘われたでしょ?」
「いきなりなんの話かな?」
「惚けたってダメだよ。美沙ちゃんには、確認済みなんだから──」
私は、わざとムッとした表情でそう言ってみる。
楓はどんな反応を見せてくれるのか気になったのだ。
「別にデートっていうわけじゃ……。ただの買い物、だと思うんだけど」
やっぱりそう言ってのけたか。
こんなの美沙ちゃんには、聞かせられないな。
だからこそ、私はキッパリと言った。
「そんなこと、本人の前で言ったら確実にキズつくと思うから、たとえ建前でも言ったらダメだよ。私がデートって言ったら、デートなんだから──」
「う、うん……。ごめん……」
「素直に謝ることができるのなら、別に怒ったりはしないよ。ただ──」
私は、そう言って胸元のビキニの部分に指をかける。
やっぱり気が変わった。
ここで楓とスキンシップを図っておかないと、美沙ちゃんに先を越されてしまいそうだ。
「ちょっ……。香奈姉ちゃん?」
楓が何かを言う前に、私の胸元に着けていたビキニが床にはらりと落ちる。
後のことは、言うまでもない。
私のおっぱいは楓の目の前に晒されている状態だ。
「しーっ。大きな声を出さないの。これから、良いことするんだから」
「いやいや。ちょっと待ってよ。いきなりは──」
「ダメ?」
私は、おっぱいを晒したまま上目遣いで楓の顔を見る。
別に楓を口説こうとしてるわけではない。
現に楓の手は私のおっぱいに触れていて、今にも揉みしだこうとしているのだから。
なんと手の早いことで──
「ダメってことはないけど……。その……」
「行動と気持ちが全然噛み合ってないよ。体はとっても素直なんだから」
私は、楓の手に優しく触れる。
ここまでやってくれるんなら、最後までやってほしいものだ。
なにを躊躇う必要があるんだろう。
「そんなことより、勉強は──」
「それなら大丈夫。今日、できる分のことはやったから。これ以上やろうとしたらキリがないよ」
「だからって、こんな極端なこと──」
「極端じゃないよ。これは、私にとって大事なことだから」
「あ、いや……。だって──」
途端、私のおっぱいに触れている楓の手の力加減が変わる。
離そうとしたり掴んだりと、あきらかに挙動不審な動きで私の胸を揉みしだいてきた。
そんな触り方をされたら、ちょっとだけ気持ちいいような──
不思議と不安な気持ちにはならない。
触っているのは楓だから、そんな乱暴にはしないだろうけど。
頼むから、ちょっとだけ優しく触れてほしいなって思う。
「もう。弟くんは、すぐに遠慮してしまうんだから。何度も言ってるけど、私には気を遣わなくていいよ」
私は、はっきりとそう言って楓に抱きついていた。
楓の手が私のおっぱいを揉みしだいていても構わずに、だ。
もちろん楓の手から緊張が伝わってくる。
それにしても。
胸元のビキニ部分を外しているからなのか、開放感がハンパない。
部屋には鍵を掛けているから、花音が入ってくる心配はないし。
後はなにをしてあげようかな。
楓の勉強でも見てあげようか。
う~ん。悩むところだ。
せっかくだから、下のショートパンツの方も脱いじゃおうかな。
私の部屋で全裸になろうが自由だし。それに、心の広い楓なら許してくれるよね。
そう思って、楓の顔を見つめながらショートパンツの方に手をかけた瞬間、楓はいかにも訝しげな表情で言ってくる。
「一つ確認なんだけど」
「なにかな?」
「まさか、このまま全部脱いじゃったりはしないよね?」
「なんのことかなぁ。お姉ちゃんには、わからないなぁ」
私は、そう言いながら穿いているショートパンツをゆっくり脱いでいく。
楓は私の胸に夢中だから、邪魔はできないはずだ。
「うぅ……。こんな事はわかっていたはずなのに……」
楓は、そんなことを言いながら私のおっぱいを優しく揉みしだいていた。
気のせいか泣いているような感じがするけど──たぶん気のせいだろう。
私は、そんなちょっとした楓の変化を見て楽しんでいた。
「よそ見しちゃダメだよ、弟くん。今日は、私との大事な時間なんだから」
「でも……」
「『でも』も『だって』もないよ。せっかく弟くんのために、色々とやってあげてるのに──。なにが不満なのかな?」
「不満なんじゃなくて……。その……」
さっきから楓は、私のことを見ようとしない。
きっと今の私の服装なんだと思う。
やっぱりラフだからってビキニを着けた格好でいるのは、楓にとって刺激が強いのかもしれない。
たしかに胸のあたりがちょっとだけ開放感があるっていうか。
下の方はちゃんとショートパンツを履いているから、問題はないかと思う。
まだまだ暑い日が続いているし。
私が、どんな格好をしたって楓に文句を言われる筋合いはない。
さすがに今の格好で、外出する勇気はないけれど……。
家の中にいる時くらいはね。
「もしかして、私に普通の服装とか求めてたり?」
「それは、まぁ……。香奈姉ちゃんは真面目なイメージがあるから、それなりには──」
「そっか。弟くんは、私に普通の服装を求めていたんだ? なんか意外かも」
私にとっては、結構楽なんだけどな。この格好は──
やっぱり胸元なのかな?
楓にとって気になる箇所は──
「だってその格好はさすがに……。ほぼ裸に近いじゃないか。それを見るのは、さすがに目のやり場が……」
「そうかなぁ。私的には、かなり妥協してる方だと思うんだけどなぁ」
私はわざと胸元に手を添える。
その気になれば、この胸元のビキニ部分は脱ぐこともできるんだけど。
さすがに楓に怒られてしまうと思い、それはやめておく。
露出が多いのは素直に認めるが……。
「妥協って……。香奈姉ちゃんにとってはそれでいいのかもしれないけれど──」
「なによ? まだまだ暑いから、過ごしやすい格好でいるだけなのに──。それとも全裸になった方がよかったりするの?」
「それはさすがに……。よけいに居心地が──」
「私の部屋だからね。どんな格好をしようが私の自由でしょ?」
「それはそうかもしれないけど……」
と、楓はこれ以上は何も言わなかった。
まぁ、裸にならないだけマシだと思ってほしいものだ。
万が一にもなるつもりは──ないと思うけど。たぶん。
楓を私の部屋に呼んだ理由としては、ほとんどが私のわがままだ。
最近は、ちょっと色々と足りないような気がして──
「それに──。弟くんのことがちょっとだけ心配なのは認めようかな」
「ちょっとだけ──なの? 僕には、そんな風には見えないんだけど……」
楓は、訝しげな表情で私のことを見てくる。
その顔を見るに、私が楓に嘘をついているとか思われているのかな。
「だったら言うけど、また美沙ちゃんにデートに誘われたでしょ?」
「いきなりなんの話かな?」
「惚けたってダメだよ。美沙ちゃんには、確認済みなんだから──」
私は、わざとムッとした表情でそう言ってみる。
楓はどんな反応を見せてくれるのか気になったのだ。
「別にデートっていうわけじゃ……。ただの買い物、だと思うんだけど」
やっぱりそう言ってのけたか。
こんなの美沙ちゃんには、聞かせられないな。
だからこそ、私はキッパリと言った。
「そんなこと、本人の前で言ったら確実にキズつくと思うから、たとえ建前でも言ったらダメだよ。私がデートって言ったら、デートなんだから──」
「う、うん……。ごめん……」
「素直に謝ることができるのなら、別に怒ったりはしないよ。ただ──」
私は、そう言って胸元のビキニの部分に指をかける。
やっぱり気が変わった。
ここで楓とスキンシップを図っておかないと、美沙ちゃんに先を越されてしまいそうだ。
「ちょっ……。香奈姉ちゃん?」
楓が何かを言う前に、私の胸元に着けていたビキニが床にはらりと落ちる。
後のことは、言うまでもない。
私のおっぱいは楓の目の前に晒されている状態だ。
「しーっ。大きな声を出さないの。これから、良いことするんだから」
「いやいや。ちょっと待ってよ。いきなりは──」
「ダメ?」
私は、おっぱいを晒したまま上目遣いで楓の顔を見る。
別に楓を口説こうとしてるわけではない。
現に楓の手は私のおっぱいに触れていて、今にも揉みしだこうとしているのだから。
なんと手の早いことで──
「ダメってことはないけど……。その……」
「行動と気持ちが全然噛み合ってないよ。体はとっても素直なんだから」
私は、楓の手に優しく触れる。
ここまでやってくれるんなら、最後までやってほしいものだ。
なにを躊躇う必要があるんだろう。
「そんなことより、勉強は──」
「それなら大丈夫。今日、できる分のことはやったから。これ以上やろうとしたらキリがないよ」
「だからって、こんな極端なこと──」
「極端じゃないよ。これは、私にとって大事なことだから」
「あ、いや……。だって──」
途端、私のおっぱいに触れている楓の手の力加減が変わる。
離そうとしたり掴んだりと、あきらかに挙動不審な動きで私の胸を揉みしだいてきた。
そんな触り方をされたら、ちょっとだけ気持ちいいような──
不思議と不安な気持ちにはならない。
触っているのは楓だから、そんな乱暴にはしないだろうけど。
頼むから、ちょっとだけ優しく触れてほしいなって思う。
「もう。弟くんは、すぐに遠慮してしまうんだから。何度も言ってるけど、私には気を遣わなくていいよ」
私は、はっきりとそう言って楓に抱きついていた。
楓の手が私のおっぱいを揉みしだいていても構わずに、だ。
もちろん楓の手から緊張が伝わってくる。
それにしても。
胸元のビキニ部分を外しているからなのか、開放感がハンパない。
部屋には鍵を掛けているから、花音が入ってくる心配はないし。
後はなにをしてあげようかな。
楓の勉強でも見てあげようか。
う~ん。悩むところだ。
せっかくだから、下のショートパンツの方も脱いじゃおうかな。
私の部屋で全裸になろうが自由だし。それに、心の広い楓なら許してくれるよね。
そう思って、楓の顔を見つめながらショートパンツの方に手をかけた瞬間、楓はいかにも訝しげな表情で言ってくる。
「一つ確認なんだけど」
「なにかな?」
「まさか、このまま全部脱いじゃったりはしないよね?」
「なんのことかなぁ。お姉ちゃんには、わからないなぁ」
私は、そう言いながら穿いているショートパンツをゆっくり脱いでいく。
楓は私の胸に夢中だから、邪魔はできないはずだ。
「うぅ……。こんな事はわかっていたはずなのに……」
楓は、そんなことを言いながら私のおっぱいを優しく揉みしだいていた。
気のせいか泣いているような感じがするけど──たぶん気のせいだろう。
私は、そんなちょっとした楓の変化を見て楽しんでいた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる