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本編
ソアラ
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ソアラ嬢が子供達に文字を教えてる、最初は子供に触れなかったようだ。
ここの子供達は薄汚れていて臭かったりする、しかも全員が痩せている。
革命後、王宮の食料庫を開放して市民の生活は少し落ち着いたが、まだこの先が長い。
いつまでも貯蔵が持つはずもなく、次の収穫まで希望を持てるようにしないといけない。
ここに来るまで、ずいぶん衝撃が大きかったようだ。
貴族の令嬢はこんな下町に来ないし、革命で生活の根底から変わってしまった。
これからは、今までのような贅沢とはほど遠い生活だ。
俺は大柄な体のくせに、文官志望だ、もちろん下町育ちだから、腕力はある。
「ソアラ嬢は他の方々よりも落ち着いていらっしゃいますね。」
「もう一生分かと思うぐらい泣きましたから、父は今、拘束されていると聞いてます。」
「そうですか、お父上は有能な方と判断されているんだと思いますよ。」
「ルネ様は、どうして革命軍に?
ごめんなさい、貴族の方のように見えたので。」
「父は侯爵でしたが、母は平民の愛妾で、13の年まで、下町で育ちました。
父の正妻が亡くなり三男として引き取られましたが、そこで貴族の生活を知りましたよ。
母の他にも愛妾をかかえる父、平民を見下す兄弟、税金は搾り取るものと思ってる生活。
学校では、貴族の責任と義務を教えるけど、口先だけだということをイヤというほど知りました。」
「貴族のくせに革命軍に入ってと軽蔑しますか?」
「いいえ、これも神の試練なのですわ。私は修道院に入ろうと思うのです。」
「何故とお聞きしても?」
「聖女様は他国の方なのに、こうして国の未来を憂いてくれてます。
私はこの国に生まれたのに、何も知りませんでした。
それどころか、人々を苦しめる生活を当然と謳歌してました。恥じるばかりです。」
「貴女を見ていると、父上がまじめで有能な方と想像がつきます。きっとそのうち帰ってこられますよ。ただ貴族としてではなく、革命後の国で働く人物としてですが。」
子供達に数字を教え、簡単な計算まで進んでる。
子供達の意欲もすごいが、彼女の教え方もうまい、修道院にはもったいない、こんなに綺麗なのに。
「修道院ではなく、地方を周って、教育の普及と地方経済を調べるというのはどうですか?」
「え? ルネ様」
「革命軍はまだまだ人出が足りないのです。私は地方と中央の橋渡しをしたいと思っています。
中央から地方に改革していきます、あまり血は流したくない。」
「貴女を必要としています。」
ソアラ嬢がふせていた顔をあげるのを見た。
ここの子供達は薄汚れていて臭かったりする、しかも全員が痩せている。
革命後、王宮の食料庫を開放して市民の生活は少し落ち着いたが、まだこの先が長い。
いつまでも貯蔵が持つはずもなく、次の収穫まで希望を持てるようにしないといけない。
ここに来るまで、ずいぶん衝撃が大きかったようだ。
貴族の令嬢はこんな下町に来ないし、革命で生活の根底から変わってしまった。
これからは、今までのような贅沢とはほど遠い生活だ。
俺は大柄な体のくせに、文官志望だ、もちろん下町育ちだから、腕力はある。
「ソアラ嬢は他の方々よりも落ち着いていらっしゃいますね。」
「もう一生分かと思うぐらい泣きましたから、父は今、拘束されていると聞いてます。」
「そうですか、お父上は有能な方と判断されているんだと思いますよ。」
「ルネ様は、どうして革命軍に?
ごめんなさい、貴族の方のように見えたので。」
「父は侯爵でしたが、母は平民の愛妾で、13の年まで、下町で育ちました。
父の正妻が亡くなり三男として引き取られましたが、そこで貴族の生活を知りましたよ。
母の他にも愛妾をかかえる父、平民を見下す兄弟、税金は搾り取るものと思ってる生活。
学校では、貴族の責任と義務を教えるけど、口先だけだということをイヤというほど知りました。」
「貴族のくせに革命軍に入ってと軽蔑しますか?」
「いいえ、これも神の試練なのですわ。私は修道院に入ろうと思うのです。」
「何故とお聞きしても?」
「聖女様は他国の方なのに、こうして国の未来を憂いてくれてます。
私はこの国に生まれたのに、何も知りませんでした。
それどころか、人々を苦しめる生活を当然と謳歌してました。恥じるばかりです。」
「貴女を見ていると、父上がまじめで有能な方と想像がつきます。きっとそのうち帰ってこられますよ。ただ貴族としてではなく、革命後の国で働く人物としてですが。」
子供達に数字を教え、簡単な計算まで進んでる。
子供達の意欲もすごいが、彼女の教え方もうまい、修道院にはもったいない、こんなに綺麗なのに。
「修道院ではなく、地方を周って、教育の普及と地方経済を調べるというのはどうですか?」
「え? ルネ様」
「革命軍はまだまだ人出が足りないのです。私は地方と中央の橋渡しをしたいと思っています。
中央から地方に改革していきます、あまり血は流したくない。」
「貴女を必要としています。」
ソアラ嬢がふせていた顔をあげるのを見た。
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