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最悪の瞬間
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小屋の中から教会を見ていると、今日はいやに人が集まっている。
「なあ、パドック。
教会に人だかりが出来てるけど、何かあったのかな?」
バイロンがちょうど部屋に入ってきたパドックに言う。
「今日は教会で演奏会とバザーがあるそうです。
中に入るチャンスてすよ」
「いつもは、目立たないように教会の前を散歩している振りして歩いてるけど、今日は中に入っても目立たないで行けそうだな」
「ええ、いい機会ですからね。
教会の中を見に行きましょうか
それに、上手く聖女様を確認出来るかもしれない」
とパドックも乗り気だ。
「よし、では早速行くとしようか」
とバイロンが立ち上がり部屋を出ようとするので、パドックが慌てて注意します。
「バイロン、変装をしないと」
「ふん、今まで毎日教会の周りをうろつくから変装していただけだ。
堂々と中へ入るならこのままだっていいだろう?
別に私は誰かに追われているわけでも、罪人でもないのだから」
「… まあ、いいでしょう。
エレーナ嬢と遭遇しても、謝りに来ているのだから、問題はないし」
とパドックも納得する。
「さぁ、パドック行くぞ」
とバイロンはパドックを急かし小屋を出ていく。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
林檎を並べ終わったセシリアは、台所へ行って林檎ジャムを瓶に摘め始めた。
「セシリア様、このジャムは絶品ですわ。私今までこんなに上手く出来たことなかったのに」
シスタークレアが感激の様子で言います。
「おめでとう、シスタークレア腕をあげたのね」
「違いますわ、セシリア様の林檎が凄いのですわよ」
と言われました。
確かに普通の何倍も甘い林檎だけれど、それだけなのに… 誉めすぎだわ。
と照れながら、ジャムを瓶に摘めていきます。
その次はクッキーを袋に摘めて、籠に並べて…
セシリアは大忙しですが、カイルを見ると優雅にお茶を飲んでいました。
「もう! カイルだけずるいわ」
「そんな事を言わずに、セシリアも少し休め」
と反対に言われてしまった。
セシリアはしぶしぶカイルの隣に座ってお茶を飲みました。
ずっと動いていたから、喉はカラカラでお茶はとっても美味しかった。
「ふー 美味しい」
「だろ?」
「カイルったら、私の手伝いするんでしょ? さっきから横で見ているだけとか、話してるだけじゃない」
「そうだっけ? さっき林檎運んだろ?」
「それだけじゃない」
2人で言い合っているとシスター達が微笑ましそうに見ています。
セシリアはそれに気が付き、慌てて席を立ち上がり、またクッキーの袋摘めを始めました。
出来たクッキーの袋を持ってカイルと玄関横のバザー会場に歩いて行きます。
ふと前から歩いてきた男性に視線を向けました。
目が合った瞬間私は気を失いました。
「なあ、パドック。
教会に人だかりが出来てるけど、何かあったのかな?」
バイロンがちょうど部屋に入ってきたパドックに言う。
「今日は教会で演奏会とバザーがあるそうです。
中に入るチャンスてすよ」
「いつもは、目立たないように教会の前を散歩している振りして歩いてるけど、今日は中に入っても目立たないで行けそうだな」
「ええ、いい機会ですからね。
教会の中を見に行きましょうか
それに、上手く聖女様を確認出来るかもしれない」
とパドックも乗り気だ。
「よし、では早速行くとしようか」
とバイロンが立ち上がり部屋を出ようとするので、パドックが慌てて注意します。
「バイロン、変装をしないと」
「ふん、今まで毎日教会の周りをうろつくから変装していただけだ。
堂々と中へ入るならこのままだっていいだろう?
別に私は誰かに追われているわけでも、罪人でもないのだから」
「… まあ、いいでしょう。
エレーナ嬢と遭遇しても、謝りに来ているのだから、問題はないし」
とパドックも納得する。
「さぁ、パドック行くぞ」
とバイロンはパドックを急かし小屋を出ていく。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
林檎を並べ終わったセシリアは、台所へ行って林檎ジャムを瓶に摘め始めた。
「セシリア様、このジャムは絶品ですわ。私今までこんなに上手く出来たことなかったのに」
シスタークレアが感激の様子で言います。
「おめでとう、シスタークレア腕をあげたのね」
「違いますわ、セシリア様の林檎が凄いのですわよ」
と言われました。
確かに普通の何倍も甘い林檎だけれど、それだけなのに… 誉めすぎだわ。
と照れながら、ジャムを瓶に摘めていきます。
その次はクッキーを袋に摘めて、籠に並べて…
セシリアは大忙しですが、カイルを見ると優雅にお茶を飲んでいました。
「もう! カイルだけずるいわ」
「そんな事を言わずに、セシリアも少し休め」
と反対に言われてしまった。
セシリアはしぶしぶカイルの隣に座ってお茶を飲みました。
ずっと動いていたから、喉はカラカラでお茶はとっても美味しかった。
「ふー 美味しい」
「だろ?」
「カイルったら、私の手伝いするんでしょ? さっきから横で見ているだけとか、話してるだけじゃない」
「そうだっけ? さっき林檎運んだろ?」
「それだけじゃない」
2人で言い合っているとシスター達が微笑ましそうに見ています。
セシリアはそれに気が付き、慌てて席を立ち上がり、またクッキーの袋摘めを始めました。
出来たクッキーの袋を持ってカイルと玄関横のバザー会場に歩いて行きます。
ふと前から歩いてきた男性に視線を向けました。
目が合った瞬間私は気を失いました。
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