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馬車の紋章
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ジュリアンさんが乗って来たと言う馬車に乗せられ揺られています。
「ジュリアンさんって貴族だったのですね。
そのように庶民のような格好をしているから、私てっきり商家の放蕩息子だと思ってました」
と外を眺めながら言うと。
「へーよくわかったね」
と面白そうに笑っています。
「いくら婚約者家族に騙された女とは言えそのくらいわかりますよ。
このような馬車を庶民は使わないでしょ?」
ジュリアンさんはまたニヤニヤ笑いをしています。
だって、私達の乗るこの馬車は紋章が付いた貴族の馬車です。
しかもこの紋章には見覚えがあります。
国でも大きな力を持ド・リール公爵家の紋章が3つのユリを真ん中に配し周りに蔦の絡まる物でした。
そして今乗っている馬車についている紋章は、1つのユリの周りに絡まる蔦とそれに止まる鳥。
これはド・リール公爵家の親類関係にある幾つかの侯爵家が用いていたはず。
「この馬車に付いている家の紋章はド・リール公爵家に繋がる名家リンデン侯爵家か、トリフュート侯爵家あたりの物と記憶しておりますけど?」
ジュリアンさんが目を丸くして驚いています。
当たったと言うことでしょうか?
子爵令嬢風情がなぜそんなに高位貴族に詳しいか?
それは死んだお父様のお父様のお父様、つまりは私のひいお祖父様が趣味で始めた事業が紋章の意匠を作ったり、彫り物を作ったりする事でした。
今の貴族の半分以上はお祖父様が作った意匠を家の紋章にされています。
小さい頃その話を聞いて、一生懸命貴族の紋章を調べたものでした。
「ジュリアンさんって貴族だったのですね。
そのように庶民のような格好をしているから、私てっきり商家の放蕩息子だと思ってました」
と外を眺めながら言うと。
「へーよくわかったね」
と面白そうに笑っています。
「いくら婚約者家族に騙された女とは言えそのくらいわかりますよ。
このような馬車を庶民は使わないでしょ?」
ジュリアンさんはまたニヤニヤ笑いをしています。
だって、私達の乗るこの馬車は紋章が付いた貴族の馬車です。
しかもこの紋章には見覚えがあります。
国でも大きな力を持ド・リール公爵家の紋章が3つのユリを真ん中に配し周りに蔦の絡まる物でした。
そして今乗っている馬車についている紋章は、1つのユリの周りに絡まる蔦とそれに止まる鳥。
これはド・リール公爵家の親類関係にある幾つかの侯爵家が用いていたはず。
「この馬車に付いている家の紋章はド・リール公爵家に繋がる名家リンデン侯爵家か、トリフュート侯爵家あたりの物と記憶しておりますけど?」
ジュリアンさんが目を丸くして驚いています。
当たったと言うことでしょうか?
子爵令嬢風情がなぜそんなに高位貴族に詳しいか?
それは死んだお父様のお父様のお父様、つまりは私のひいお祖父様が趣味で始めた事業が紋章の意匠を作ったり、彫り物を作ったりする事でした。
今の貴族の半分以上はお祖父様が作った意匠を家の紋章にされています。
小さい頃その話を聞いて、一生懸命貴族の紋章を調べたものでした。
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