不貞の濡れ衣を着せられて婚約破棄されましたがお陰で素敵な恋人ができました

ゆうゆう

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自覚

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アルフォンス様は私がこの家になくてはいけない、必要だって言ってくれたの?
う、嬉しすぎる。

でもやっぱり夢をみているのかも、妄想だったのかも。
目の前にはもうアルフォンス様はいないし、そもそも最初からいなかった何て事もあるかも。

このところ寝不足でぼーとしていたし知らない間に居眠りしたとか。

「旦那様がおっしゃった事は本当ですよ」

「アンナ?」

「使用人皆ステラ様がこの邸に来てくれて嬉しいのです。
だから、お部屋に籠ってばかりいて、暗いお顔は皆が心配しますよ」
アンナは何も言わなかったけど、全てお見通したったのね。

私は皆に心配を掛けたくなくって、刺繍に夢中になっている振りしてたけど。

「ご、ごめんなさい」
そしてよく考えたら、2人のいる所で私ったらアルフォンス様に相談してしまったかも…

「あの、ラリーはアルフォンス様から聞いているの?
その、私が本当は婚約していなかったかもしれないって…」

「私自身にご説明頂いておりませんが、この前ジュリアン様が来た時のお話は存じておりますので」

そうね。余程の事でなければアルフォンス様はラリーに秘密を持つ事はないって言ってたものね。
そして、ラリーはいつもアルフォンス様の側にいるのだから、大体の事は把握しているんだ。

「いきなり突拍子もない話をしてごめんなさい。
さっきの話はここだけの話にしてね」

「勿論です。私達はいつでもステラ様の味方ですよ」

「そうです。もう後は旦那様に任せてステラ様はいつもの様に笑顔でいてください」

「そうね、他のみんなにも心配掛けちゃったのかしら? 悪い事しちゃったわね」

「大丈夫ですよ、後で皆に笑顔で挨拶してあげて下さい」とラリー。

「うん。そうするわ 
アルフォンス様にも必要って言われて皆が私を気に掛けてくれて、何だかここの一員になれたみたいで嬉しいわ」

私はただの居候だと思っていたのに、一時的に滞在するお客だと思われていると。

「何言ってるんですか、ステラ様は旦那様の大事な掛け替えのない存在だって言われていたではないですか」
アンナは呆れ顔で言いますが、私がアルフォンス様の大事なって、そんな筈は…

でも、確かにさっきそんな事を言われた気がする。

「あれって、私の妄想…」

「何でステラ様の妄想が私達に聞こえるんですか?」

じゃあやっぱりアルフォンス様が言ってくれた?
やっとその意味と現実だったと確信した途端プシューと音が立ちそうな程一瞬で顔が熱くなった。



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いつもお読み頂きありがとうございます。

新作の「聖女派遣いたします」もよろしくお願いいたします。
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