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二十四 ルート混線中
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ユリアン様は私の姿を見つけて駆け寄ってきてくれた。
「ああ、クリスと一緒だったのか……。急に姿が見えなくなって心配したよ。アーシア」
「ごめんなさい。こうしたパーティーは初めてだから、少し休む場所を探していたら迷ってしまいましたわ」
私は令嬢としての可憐さを思い出して、ユリアン様に恥ずかしそうに答えたのよ。
「……少し、お疲れの様子でしたのでこうして付き添っておりました」
クリス様がそうユリアン様に説明していた。――クリス様は先程までのことは何も無かったように平然としていた。しかし、何故かユリアン様は私を抱き寄せてきたのだった。
「ユ、ユリアン様!?」
私は今までに無かったユリアンからの接触にやや驚きの声を上げてしまった。
「顔色も少し良くない。気分が悪いなら少し休んだ方がいいよ。アーシア。どこかで休ませて貰おう」
「おお、そうですね。ユリアン様。この奥に東屋がございます。そこなら静かにお二人で寛げますよ」
クリス様は例の流し目をしてユリアン様にそう勧めていた。お二人を観察しているとクリス様の顔は笑っているのに何か、目がきらりと光った気がするわ。
――でも、出たわ! 『ゆるハー』の名物の一つ、薔薇園の東屋は『愛の巣箱』と命名されているのよ。そこは屋根の上に天使が飾ってあって瀟洒なつくりになっている。それはそれはアモールな感じが素晴らしいと評判だったの。東屋と言いつつ意外と内部は凝った造りになっていて、座り心地のよさそうな長椅子とかお茶を置けるテーブルとか普通の室内のようなの。そこはクリス様のエンドルートの選択肢の舞台として何度か登場するの。そして、選んだものによってはヒロインがクリス様にいろいろと……。それに序盤から強引なクリス様らしく、彼には選択をしてない段階の共通ルートでも悪戯をされていたところでもある。そんなところに行ってはダメ。絶対。
……え? わ、私はクリス様はまだ攻略してないので、詳しくは存じません。スチルもはっきり見ていませんわ。ちょっと興味はあったけれど、王太子ルートであえなく撃沈してしまったのです。
それを思い出して私はぶるっと体を震わせてしまった。それを勘違いしたユリアン様は訊ねてきた。
「寒い?」
「え、ええ、少し……でも、大丈夫ですわ。気分も良くなってきたし、東屋まで行って休むほどでは」
私はおずおずと深窓な令嬢風の雰囲気を思い出しながらユリアン様を見上げた。するとユリアン様は何故かとても怖い表情をなさっていた。そして、ご自分の上着をお脱ぎになられた。その姿に私はまたある記憶が刺激されたのだった。
――そう言えば『ゆるハー』に逆ハー落ちのルートがあったのか私は覚えてないのよね。
「逆ハー」とはヒロインがヒーロー一人だけでエンドを迎えるものではなく、複数の、そのゲー内に登場した攻略対象者全てと仲良くなるエンドのことなの。ハーとはハーレム状態の略ね。
そんなシーンがいくつかあったのは覚えている。実はそれは一度誰かとのエンドルートが終わった後に追加された筈。バッドエンドの一つに入ってた覚えがあるのよ。追加イベントは他にも色々あったみたいだけど。
――どうなってるのかしらねえ。ヒロインは全員に囲まれて喜んでいるシーンが話題を呼んでいたらしい。今思えば『ゆるハー』ってどこまで緩かったのだろう。
そして、なんて乱れてしまっているの、ヒロインっ。と私は攻略情報を眺めながら思っていた。結構、ヒロインは攻略メンバー達からはそれぞれの選択ルートに入る前からいろいろといけないことをされていたけれどね。その中から最終的に誰かを選ぶのだけどそんなことをされていたなら、普通はいろいろ問題出て来るでしょうに流石はゲーム。
――まあ、でもここがその饗宴が行われるところの一つなんだわ。
私は感慨を持って薔薇園の奥を眺めた。
――私はそんなの知らないからねっ。
そんな妄想をしているとぱさりと私の肩にユリアン様の上着が掛けられた。
「ありがとうございます。ユリアン様」
そうお礼を言うとユリアン様は表情を少し緩められた。
「でも、ユリアン様の方が寒くないですか?」
「……逆に暑いくらいだ」
「まあ、うふふ。ユリアン様ったら」
私がそう言ってユリアンの上着を羽織り直そうとするとユリアン様は顔を真っ赤になさった。
――男性の方が着こんでますものね。あれ? 何かユリアン様のお顔が? もしや……。
「アーシア?」
私は調子に乗ってユリアン様の手を握るように取ると彼は焦ったような声を出した。
「会場に戻るよりもう家に戻りたいわ」
彼のどくどくと心臓の脈動が掌に伝わってきそうなほど緊張が感じられた。
――ユリアン様は緊張している。までのユリアン様の怖そうな表情はそうだったんだ。でも、一年生でプリムラ学園の生徒会長まで務めるほどなのに? 伯爵家の跡取りとして王宮でも将来を嘱望されていると言われている人が? 私の手をとって緊張してるとはどれだけユリアン様は純情なの。
私はそんなことを考えているとユリアン様が奇妙な動きをしているのに気がついた。――ユリアン様が腕を私の肩にまわそうか躊躇っている。私は思わずほろりとしかけた。
……だけどユリアン様、あなたは冷酷な感じのイケメンなのに、まさかのDT様なのかもしれない。なんだかその動きはいろいろと手慣れてなさそうですものね。でも、そのギャップが私にはとても好感がもてます。
「こほん。ご気分が優れないなら仕方がありませんね」
クリス様の咳払いでユリアン様は表情を元に戻された。
「そうだね。折角だけど、ここで私達は帰るとするよ」
「残念ですが、また、我が家にいらしてください」
クリス様に見送られて私達は帰りの馬車に乗り込んだ侍従達も一緒に乗り込んでできたが、私はユリアンの隣に座るとこつんと彼の肩に自分の体をもたれさせた。
「ア、アーシア?」
上ずったようなユリアン様の声が聞こえたが、私はそのまま寄り添っていた。
「何だか、眠くなっちゃって……」
……でも、三年後に放逐エンドなら、彼と良い仲になるのは止めといたほうがいいかも。ユリアン様が庶民の私でもいいとかの熱烈エンドがあるとかなら別だけど。『ゆるハー』でそんなのあったかな? そもそもライバルキャラにハッピーエンドがある筈ないか……。
そんなことを思うと虚しくなり私はそっと目を閉じた。疲れていたのは嘘ではないし。
するとユリアン様の体が動いた気配がした。そして、そっと私の額に感じたのは紛れもなく彼の唇――。
何を? ユリアン様。
だけど本当に私は眠くて――。それが夢なのか、願望だったのか。
「ああ、クリスと一緒だったのか……。急に姿が見えなくなって心配したよ。アーシア」
「ごめんなさい。こうしたパーティーは初めてだから、少し休む場所を探していたら迷ってしまいましたわ」
私は令嬢としての可憐さを思い出して、ユリアン様に恥ずかしそうに答えたのよ。
「……少し、お疲れの様子でしたのでこうして付き添っておりました」
クリス様がそうユリアン様に説明していた。――クリス様は先程までのことは何も無かったように平然としていた。しかし、何故かユリアン様は私を抱き寄せてきたのだった。
「ユ、ユリアン様!?」
私は今までに無かったユリアンからの接触にやや驚きの声を上げてしまった。
「顔色も少し良くない。気分が悪いなら少し休んだ方がいいよ。アーシア。どこかで休ませて貰おう」
「おお、そうですね。ユリアン様。この奥に東屋がございます。そこなら静かにお二人で寛げますよ」
クリス様は例の流し目をしてユリアン様にそう勧めていた。お二人を観察しているとクリス様の顔は笑っているのに何か、目がきらりと光った気がするわ。
――でも、出たわ! 『ゆるハー』の名物の一つ、薔薇園の東屋は『愛の巣箱』と命名されているのよ。そこは屋根の上に天使が飾ってあって瀟洒なつくりになっている。それはそれはアモールな感じが素晴らしいと評判だったの。東屋と言いつつ意外と内部は凝った造りになっていて、座り心地のよさそうな長椅子とかお茶を置けるテーブルとか普通の室内のようなの。そこはクリス様のエンドルートの選択肢の舞台として何度か登場するの。そして、選んだものによってはヒロインがクリス様にいろいろと……。それに序盤から強引なクリス様らしく、彼には選択をしてない段階の共通ルートでも悪戯をされていたところでもある。そんなところに行ってはダメ。絶対。
……え? わ、私はクリス様はまだ攻略してないので、詳しくは存じません。スチルもはっきり見ていませんわ。ちょっと興味はあったけれど、王太子ルートであえなく撃沈してしまったのです。
それを思い出して私はぶるっと体を震わせてしまった。それを勘違いしたユリアン様は訊ねてきた。
「寒い?」
「え、ええ、少し……でも、大丈夫ですわ。気分も良くなってきたし、東屋まで行って休むほどでは」
私はおずおずと深窓な令嬢風の雰囲気を思い出しながらユリアン様を見上げた。するとユリアン様は何故かとても怖い表情をなさっていた。そして、ご自分の上着をお脱ぎになられた。その姿に私はまたある記憶が刺激されたのだった。
――そう言えば『ゆるハー』に逆ハー落ちのルートがあったのか私は覚えてないのよね。
「逆ハー」とはヒロインがヒーロー一人だけでエンドを迎えるものではなく、複数の、そのゲー内に登場した攻略対象者全てと仲良くなるエンドのことなの。ハーとはハーレム状態の略ね。
そんなシーンがいくつかあったのは覚えている。実はそれは一度誰かとのエンドルートが終わった後に追加された筈。バッドエンドの一つに入ってた覚えがあるのよ。追加イベントは他にも色々あったみたいだけど。
――どうなってるのかしらねえ。ヒロインは全員に囲まれて喜んでいるシーンが話題を呼んでいたらしい。今思えば『ゆるハー』ってどこまで緩かったのだろう。
そして、なんて乱れてしまっているの、ヒロインっ。と私は攻略情報を眺めながら思っていた。結構、ヒロインは攻略メンバー達からはそれぞれの選択ルートに入る前からいろいろといけないことをされていたけれどね。その中から最終的に誰かを選ぶのだけどそんなことをされていたなら、普通はいろいろ問題出て来るでしょうに流石はゲーム。
――まあ、でもここがその饗宴が行われるところの一つなんだわ。
私は感慨を持って薔薇園の奥を眺めた。
――私はそんなの知らないからねっ。
そんな妄想をしているとぱさりと私の肩にユリアン様の上着が掛けられた。
「ありがとうございます。ユリアン様」
そうお礼を言うとユリアン様は表情を少し緩められた。
「でも、ユリアン様の方が寒くないですか?」
「……逆に暑いくらいだ」
「まあ、うふふ。ユリアン様ったら」
私がそう言ってユリアンの上着を羽織り直そうとするとユリアン様は顔を真っ赤になさった。
――男性の方が着こんでますものね。あれ? 何かユリアン様のお顔が? もしや……。
「アーシア?」
私は調子に乗ってユリアン様の手を握るように取ると彼は焦ったような声を出した。
「会場に戻るよりもう家に戻りたいわ」
彼のどくどくと心臓の脈動が掌に伝わってきそうなほど緊張が感じられた。
――ユリアン様は緊張している。までのユリアン様の怖そうな表情はそうだったんだ。でも、一年生でプリムラ学園の生徒会長まで務めるほどなのに? 伯爵家の跡取りとして王宮でも将来を嘱望されていると言われている人が? 私の手をとって緊張してるとはどれだけユリアン様は純情なの。
私はそんなことを考えているとユリアン様が奇妙な動きをしているのに気がついた。――ユリアン様が腕を私の肩にまわそうか躊躇っている。私は思わずほろりとしかけた。
……だけどユリアン様、あなたは冷酷な感じのイケメンなのに、まさかのDT様なのかもしれない。なんだかその動きはいろいろと手慣れてなさそうですものね。でも、そのギャップが私にはとても好感がもてます。
「こほん。ご気分が優れないなら仕方がありませんね」
クリス様の咳払いでユリアン様は表情を元に戻された。
「そうだね。折角だけど、ここで私達は帰るとするよ」
「残念ですが、また、我が家にいらしてください」
クリス様に見送られて私達は帰りの馬車に乗り込んだ侍従達も一緒に乗り込んでできたが、私はユリアンの隣に座るとこつんと彼の肩に自分の体をもたれさせた。
「ア、アーシア?」
上ずったようなユリアン様の声が聞こえたが、私はそのまま寄り添っていた。
「何だか、眠くなっちゃって……」
……でも、三年後に放逐エンドなら、彼と良い仲になるのは止めといたほうがいいかも。ユリアン様が庶民の私でもいいとかの熱烈エンドがあるとかなら別だけど。『ゆるハー』でそんなのあったかな? そもそもライバルキャラにハッピーエンドがある筈ないか……。
そんなことを思うと虚しくなり私はそっと目を閉じた。疲れていたのは嘘ではないし。
するとユリアン様の体が動いた気配がした。そして、そっと私の額に感じたのは紛れもなく彼の唇――。
何を? ユリアン様。
だけど本当に私は眠くて――。それが夢なのか、願望だったのか。
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