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喪失
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「ユージンさまがいらして、この王宮のヨハン殿下にイリーシャさまを託していかれたのですよ」
寝室に灯りがつけられ、ささやかな夜の茶会が始まった。
イリーシャはマリアンヌと小さなテーブルを挟んで向かい合う。テーブルの上には、銀細工のティーポットとカップが並べられた。マリアンヌが手ずから、茶をカップに注いでくれる。カモミールの香りがふわっと漂った。
「……良い香りですね」
「ええ。イリーシャさまも急なことで神経が参っているでしょう。落ち着くお茶を用意させましたわ。それに、ほんのちょっぴりですけれど、わたくしの魔力も込めさせていただきました」
「ま、魔力?」
似たようなことを言われて、ルファスにはとんでもない紅茶を盛られた。とっさに警戒心が立ち上る。けれど、マリアンヌは何でもないことのように説明を続けた。
「神官や聖女でなくても、魔力を持つ人間ならできることでしてよ。耳にしたことはございません? 自分の魔力を渡して、相手の不浄を祓うのです」
「いえ、ちっとも……」
イリーシャはカップに視線を落としたまま、ゆるゆると頭を振った。
おそらく、彼女はそういったことから切り離されていたのだろう。誰も何も教えてくれなかったが、彼女が手当てをすると怪我の治りが早かったのは、それが関係していたに違いない。
イリーシャは覚悟を決め、カモミールティーを一口飲んだ。
「……美味しいです」
「ふふ、良かった。少し顔色も戻ってきたようですわ」
イリーシャはカップのふちを見とめた。口紅が赤く付着している。
そっと顔に手をやった。イリーシャは美しく化粧を施され、髪も綺麗に梳られている。身に纏うのは、優美なシルクドレスだった。
誰がやったのか、など決まっている。イリーシャが王族に会っても礼儀を失さないよう、身なりを整えさせたのか。
唇を噛みしめ、俯いた。剥げた口紅が舌に苦い。マリアンヌが心配そうに様子を窺う。
「大丈夫ですか? イリーシャさまもショックでしょう。あんなことがあったのですから……」
イリーシャの脳裏に、今まであった出来事が通り過ぎる。ああ、そうだ。色々なことがありすぎた。自分でも自分の気持ちが分からないくらいに。
そこで眉根を寄せる。
だが、それをマリアンヌが知っているわけがない。
イリーシャは引かれるように顔を上げる。マリアンヌは痛々しく眉をひそめていた。
「まさかユージンさまが離縁を言い渡すなんて。あんなにイリーシャさまに夢中でしたのに」
「……な」
なんてことを!
イリーシャは喉から叫声がほとばしりそうになるのを、奥歯を噛んでなんとか堪えた。
殴られたように頭の芯がガンガン痛み、甲高い耳鳴りが騒がしい。手足の先からザッと血が引いて、座っているのがやっとだった。
わけが分からなかった。あのユージンが、イリーシャと離縁した?
ロビンの命を奪っても、イリーシャの手足を捥いでも、手元に留めようとしていた彼が。
彼女を手放した、と?
とても信じられなかった。ユージンがそんな道を選びとれるだなんて、考えたこともなかった。それならどうして初めからそうしてくれなかったのだ。イリーシャから何もかもを奪っておいて、愛なるものを与えて、そうして最後には手放すなら、初めから手なんか繋がないで欲しかった。
机の上に置いた手の甲に、ぽとり、と何かが落ちた。それが涙だと気づく前に、次から次へと瞳から流れ落ちてきて、イリーシャは慌てて目元を拭った。けれど涙はあふれ、ぼたぼたとテーブルに染みを作る。
ひっく、と子どもみたいにしゃくり上げた。震える呟きがこぼれ落ちる。
「どうして……」
混乱した頭の内側を、そればかりがぐるぐる回る。公爵令嬢としての仮面も剥がれ落ちて、ただむき出しの狂乱を晒すしかなかった。
どうして、イリーシャを手放すことができたのだろう。
ずっとずっと、ユージンは重苦しく彼女に執着していた。生半可なものではなかった。彼の視線、表情、仕草一つ一つにそれは表れていて、イリーシャはいつも息を詰めていた。
イリーシャを失うと分かったときの、あの怒りは本物だった。ユージンは確実に、彼女の手足を断とうとしていた。間近に触れたから分かる。彼は本気だった。
それなのに、どうしてこんなにあっさりと、イリーシャを解放したのだろう。
イリーシャは止まらない涙を必死に拭い、思いを巡らせる。ユージンが彼女に与えた言葉を丁寧に拾い上げ、吟味する。
(怪物に魅入られるのは理不尽なもの、と——)
そうやって、笑いながら言っていた。
だったら、イリーシャに飽きるのにも、理由はないというのだろうか。
キスで逃げ出すような女に倦んだ? 気を失ったのがつまらなかった? イリーシャの凡庸さにやっと気づいた? それとも明確な理由などなく、急に熱狂が醒めた?
深く項垂れるイリーシャに、マリアンヌがそっとハンカチを差し出す。その顔を見て、イリーシャはハッと息を呑んだ。
——それなら、どうしてイリーシャは王宮にいるのだ。
恐らくここは、イリーシャにとって、この国で一番安全な場所だった。公爵邸にもはや居場所はなく、神殿ではルファスが手ぐすね引いて待っている。だが、第一王子の手元では誰も手出しできない。そんな場所に、ユージンは彼女を託したのだ。
彼女を神殿に引き渡せば、ユージンは短命の呪いから解放されるところだったのに。
こんな——こんなやり方はまるで。
(贖罪みたいではないの)
何よりも執着したイリーシャを失い、短命の呪いによって死ぬ。
それはつまり、ユージンが自らに罰を与え、罪を贖うということだった。
これはもう、ダメだった。
イリーシャへの献身は、ロビンへの贖罪にはなり得ない、とイリーシャはかねてから考えていた。
けれど、これは——紛れもない彼への罰だった。これ以上ふさわしいものは思いつかないくらいに。
(こんな思いをするくらいなら、いっそのこと手足をバラバラに切り刻まれたほうがよかった)
手足だけじゃない、身体中、細切れにされたって良かった。
そうしたら、イリーシャはあの闇の中で、躊躇いなくユージンへの憎悪に身を委ねることができた。
今思えば、それはどんなに楽な道だっただろう。何の迷いもなく、まっすぐに復讐心に燃えて。考えるべきことは一つで、やるべきことは明確だ。とにかくユージンを傷つけ、彼の嫌がることを何でもやれば良い。ユージンの目の前で、笑いながら命を絶ってもちっとも悔いはないだろう。
けれど、現実に、今こうして無傷で解放されて、イリーシャはもう自分がどうしたら良いのか分からなくなってしまった。
ユージンが憎いのは本当なのだ。それは今も胸の裏で盛んに燃え盛っていて、消える様子は微塵もない。
——でも、それだけではない。
(いっそ思い違いなら良かったのに)
頬を伝う涙を手のひらで拭いながら、胸の中で呟く。目玉が溶けてしまうのではないかと思うほど熱かった。
そうしたらイリーシャはこんな苦しみを味わわなくて済んだ。こんなにもユージンのことで頭がいっぱいになって、心を砕くことはなかった。
彼に与えられる唇の熱に、浮かされなくて済んだ。
瞼の裏で、ちかちかと光が明滅する。
相反する感情が、行き場を失くして彼女の身を焼き尽くしていく。
ユージンがどうして彼女を手放したのかなんて分からない。愛を謳いながらその手を血で染めるような男のことを、理解できる日は一生来ない。
それでも、このまま彼の手を離すなんて到底許せなかった。
ユージンから遠ざかることはイリーシャの希求だったのに。
でもそれは、こんな形ではなかった。こんな別れ方を望んでいたわけじゃない。
マリアンヌが立ち上がり、イリーシャのそばに寄り添った。優しく肩を抱く。
「イリーシャさまも、ユージンさまを愛していらしたのね」
イリーシャは両手で顔を覆ったまま、首を横に振った。マリアンヌがなだめるように肩を撫でさする。彼女に反駁したかったが、喉から漏れるのは嗚咽のみで、何一つとして言葉にならなかった。
違う。愛してなどいない。これは愛ではない。
ただ、あまねくすべてが許せなかった。
もう一度ユージンに会って、それで。
イリーシャ自身の手で、彼に罰を与えたかった。
寝室に灯りがつけられ、ささやかな夜の茶会が始まった。
イリーシャはマリアンヌと小さなテーブルを挟んで向かい合う。テーブルの上には、銀細工のティーポットとカップが並べられた。マリアンヌが手ずから、茶をカップに注いでくれる。カモミールの香りがふわっと漂った。
「……良い香りですね」
「ええ。イリーシャさまも急なことで神経が参っているでしょう。落ち着くお茶を用意させましたわ。それに、ほんのちょっぴりですけれど、わたくしの魔力も込めさせていただきました」
「ま、魔力?」
似たようなことを言われて、ルファスにはとんでもない紅茶を盛られた。とっさに警戒心が立ち上る。けれど、マリアンヌは何でもないことのように説明を続けた。
「神官や聖女でなくても、魔力を持つ人間ならできることでしてよ。耳にしたことはございません? 自分の魔力を渡して、相手の不浄を祓うのです」
「いえ、ちっとも……」
イリーシャはカップに視線を落としたまま、ゆるゆると頭を振った。
おそらく、彼女はそういったことから切り離されていたのだろう。誰も何も教えてくれなかったが、彼女が手当てをすると怪我の治りが早かったのは、それが関係していたに違いない。
イリーシャは覚悟を決め、カモミールティーを一口飲んだ。
「……美味しいです」
「ふふ、良かった。少し顔色も戻ってきたようですわ」
イリーシャはカップのふちを見とめた。口紅が赤く付着している。
そっと顔に手をやった。イリーシャは美しく化粧を施され、髪も綺麗に梳られている。身に纏うのは、優美なシルクドレスだった。
誰がやったのか、など決まっている。イリーシャが王族に会っても礼儀を失さないよう、身なりを整えさせたのか。
唇を噛みしめ、俯いた。剥げた口紅が舌に苦い。マリアンヌが心配そうに様子を窺う。
「大丈夫ですか? イリーシャさまもショックでしょう。あんなことがあったのですから……」
イリーシャの脳裏に、今まであった出来事が通り過ぎる。ああ、そうだ。色々なことがありすぎた。自分でも自分の気持ちが分からないくらいに。
そこで眉根を寄せる。
だが、それをマリアンヌが知っているわけがない。
イリーシャは引かれるように顔を上げる。マリアンヌは痛々しく眉をひそめていた。
「まさかユージンさまが離縁を言い渡すなんて。あんなにイリーシャさまに夢中でしたのに」
「……な」
なんてことを!
イリーシャは喉から叫声がほとばしりそうになるのを、奥歯を噛んでなんとか堪えた。
殴られたように頭の芯がガンガン痛み、甲高い耳鳴りが騒がしい。手足の先からザッと血が引いて、座っているのがやっとだった。
わけが分からなかった。あのユージンが、イリーシャと離縁した?
ロビンの命を奪っても、イリーシャの手足を捥いでも、手元に留めようとしていた彼が。
彼女を手放した、と?
とても信じられなかった。ユージンがそんな道を選びとれるだなんて、考えたこともなかった。それならどうして初めからそうしてくれなかったのだ。イリーシャから何もかもを奪っておいて、愛なるものを与えて、そうして最後には手放すなら、初めから手なんか繋がないで欲しかった。
机の上に置いた手の甲に、ぽとり、と何かが落ちた。それが涙だと気づく前に、次から次へと瞳から流れ落ちてきて、イリーシャは慌てて目元を拭った。けれど涙はあふれ、ぼたぼたとテーブルに染みを作る。
ひっく、と子どもみたいにしゃくり上げた。震える呟きがこぼれ落ちる。
「どうして……」
混乱した頭の内側を、そればかりがぐるぐる回る。公爵令嬢としての仮面も剥がれ落ちて、ただむき出しの狂乱を晒すしかなかった。
どうして、イリーシャを手放すことができたのだろう。
ずっとずっと、ユージンは重苦しく彼女に執着していた。生半可なものではなかった。彼の視線、表情、仕草一つ一つにそれは表れていて、イリーシャはいつも息を詰めていた。
イリーシャを失うと分かったときの、あの怒りは本物だった。ユージンは確実に、彼女の手足を断とうとしていた。間近に触れたから分かる。彼は本気だった。
それなのに、どうしてこんなにあっさりと、イリーシャを解放したのだろう。
イリーシャは止まらない涙を必死に拭い、思いを巡らせる。ユージンが彼女に与えた言葉を丁寧に拾い上げ、吟味する。
(怪物に魅入られるのは理不尽なもの、と——)
そうやって、笑いながら言っていた。
だったら、イリーシャに飽きるのにも、理由はないというのだろうか。
キスで逃げ出すような女に倦んだ? 気を失ったのがつまらなかった? イリーシャの凡庸さにやっと気づいた? それとも明確な理由などなく、急に熱狂が醒めた?
深く項垂れるイリーシャに、マリアンヌがそっとハンカチを差し出す。その顔を見て、イリーシャはハッと息を呑んだ。
——それなら、どうしてイリーシャは王宮にいるのだ。
恐らくここは、イリーシャにとって、この国で一番安全な場所だった。公爵邸にもはや居場所はなく、神殿ではルファスが手ぐすね引いて待っている。だが、第一王子の手元では誰も手出しできない。そんな場所に、ユージンは彼女を託したのだ。
彼女を神殿に引き渡せば、ユージンは短命の呪いから解放されるところだったのに。
こんな——こんなやり方はまるで。
(贖罪みたいではないの)
何よりも執着したイリーシャを失い、短命の呪いによって死ぬ。
それはつまり、ユージンが自らに罰を与え、罪を贖うということだった。
これはもう、ダメだった。
イリーシャへの献身は、ロビンへの贖罪にはなり得ない、とイリーシャはかねてから考えていた。
けれど、これは——紛れもない彼への罰だった。これ以上ふさわしいものは思いつかないくらいに。
(こんな思いをするくらいなら、いっそのこと手足をバラバラに切り刻まれたほうがよかった)
手足だけじゃない、身体中、細切れにされたって良かった。
そうしたら、イリーシャはあの闇の中で、躊躇いなくユージンへの憎悪に身を委ねることができた。
今思えば、それはどんなに楽な道だっただろう。何の迷いもなく、まっすぐに復讐心に燃えて。考えるべきことは一つで、やるべきことは明確だ。とにかくユージンを傷つけ、彼の嫌がることを何でもやれば良い。ユージンの目の前で、笑いながら命を絶ってもちっとも悔いはないだろう。
けれど、現実に、今こうして無傷で解放されて、イリーシャはもう自分がどうしたら良いのか分からなくなってしまった。
ユージンが憎いのは本当なのだ。それは今も胸の裏で盛んに燃え盛っていて、消える様子は微塵もない。
——でも、それだけではない。
(いっそ思い違いなら良かったのに)
頬を伝う涙を手のひらで拭いながら、胸の中で呟く。目玉が溶けてしまうのではないかと思うほど熱かった。
そうしたらイリーシャはこんな苦しみを味わわなくて済んだ。こんなにもユージンのことで頭がいっぱいになって、心を砕くことはなかった。
彼に与えられる唇の熱に、浮かされなくて済んだ。
瞼の裏で、ちかちかと光が明滅する。
相反する感情が、行き場を失くして彼女の身を焼き尽くしていく。
ユージンがどうして彼女を手放したのかなんて分からない。愛を謳いながらその手を血で染めるような男のことを、理解できる日は一生来ない。
それでも、このまま彼の手を離すなんて到底許せなかった。
ユージンから遠ざかることはイリーシャの希求だったのに。
でもそれは、こんな形ではなかった。こんな別れ方を望んでいたわけじゃない。
マリアンヌが立ち上がり、イリーシャのそばに寄り添った。優しく肩を抱く。
「イリーシャさまも、ユージンさまを愛していらしたのね」
イリーシャは両手で顔を覆ったまま、首を横に振った。マリアンヌがなだめるように肩を撫でさする。彼女に反駁したかったが、喉から漏れるのは嗚咽のみで、何一つとして言葉にならなかった。
違う。愛してなどいない。これは愛ではない。
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