49 / 155
熊本落城
宇土を巡り
しおりを挟む
高鍋を制圧した島津軍の目標は延岡の有馬家となった。
「豊後の奴らは出てくるかのう」
島津家久は楽しそうに地図を眺めている。
豊後には日出に木下家、森に来島家、府内に竹中家、臼杵に稲葉家、佐伯に毛利家(輝元らの毛利家とは別)、岡に中川家といった小大名が乱立していた。
「北の方は細川も治めているだけに、奴らが連合してくれば面白いのだが」
「殿、そんなに余裕はありませんぞ」
「分かっておるわ」
樺山久高に対して不満げに答える。
「どうせ奴らは豊後水道と北九州への街道確保に必死じゃ。わざわざ延岡まで来ることはないわ」
「ま、確かに」
家久の言う通り、九州諸大名にとって重要なことは、海路を確保し、自らの主君を帰国させることであった。それまでは思い切った動きも出来るはずがない。
「早う延岡まで制圧し、肥後に向かうぞ」
「ははっ」
翌日、早くも島津軍は高鍋を出発し、延岡へと進軍を開始した。
宇土をめぐる一揆軍と加藤家の争いは十日を経てもなお続いていた。
「中々手ごわいのう」
千束善右衛門が宇土の陣地を遠目に見ながら溜息をつく。
「仕方あるまい。武士と正面から戦うとなれば、武器や訓練の差があるから戦にならぬ」
益田好次の顔には焦りはない。
「それなら、筑後方面に回って北から熊本を襲うのはどうじゃろう?」
「馬鹿なことを申すな」
好次は善右衛門の提案をはねつける。
「城でもない宇土を攻めあぐねているのに、熊本城に全員入れてしまったらどうやって落とすのじゃ? 我々の力侮りがたしと知らせるためにも、時間はかかっても、宇土にいるうちに相手に痛撃を与えねばならぬ」
「ふむ。だが、宇土さえ取ってしまえば南肥後との連絡が取れなくなって熊本の面々には痛撃となるはずじゃが」
「それは分かっておる。だが、焦らずともよい。時間が経てば、こちらが有利になる」
宇土の陣地には加藤美作と飯田角兵衛の二人がいた。
「どうにか一揆軍をしのげそうじゃの」
ここ何日かの展開は大体銃を撃ち続けているうちに相手が撤退するというものであった。
「神がどうとか申しても、銃から逃げられることはないわ」
「それはそうですが……」
飯田角兵衛の顔は浮かない。
「何じゃ。何を心配しておる」
「いや、どうにも気になるところがありまして」
「だから何じゃ?」
「一揆勢は、本気でここを攻めとることを考えていないのではないかと思えるのです」
「どういうことじゃ?」
「美作様もご存じでしょうが、以前、天草での一揆と戦ったことがありますが、その時の勢いは今回の比ではありませんでした。それがしの目にはどうしても、一揆軍に死に物狂いでここを攻め取ろうという気概が感じられないのです」
「では、奴らは何をしようとしているのだ?」
「うーん、例えば、島津軍が日向から来るのを待っている、とか」
「それはないのではないか? 島津も兵力が無尽蔵というわけではないぞ。肥後に兵を差し向けた場合、豊後から攻撃されたら何とする?」
「島津軍は豊後から攻撃を受けると思っていないのかもしれませんぞ。豊後にいるのは小身大名ばかりで、まともに島津と立ち向かえる者はおりませぬし、彼らを取りまとめる存在もありません」
「……」
美作守は思案に暮れる。
「しかし、そうだとすると我々はどうしろと言うのだ? まさか、こちらからこの陣地を捨てて敵陣に向かうわけにもいくまい」
「はい。それがしもどうしようもないと思っております」
「参ったのう」
「全くでございます。一揆軍が力攻めをしてくれれば我らとしても対応ができるのですが、こうも持久戦で来られると……」
翌日、熊本城からの情報が二人にもたらされる。
「角兵衛、悪い知らせじゃ。毛利が安芸・備後を支配して東に向かっているらしい」
「毛利が?」
「つまり、毛利を屈服させるまでは徳川家は本腰を入れて九州には来られぬということじゃ」
「しかも、北九州の諸大名は毛利が来ることを想定しなければならないので、ますます肥後方面には支援を向けにくくなりますな」
「角兵衛、どうすればいい?」
飯田角兵衛は豊臣秀吉からも高い評価を受けた歴戦の強者であり、その実力は美作守も高く評価している。
「正直に申し上げますと、このままでは挽回策はございません。ただ、一つだけあるとするならば…」
「何だ?」
「忠廣様にお出になっていただき、兵を督励したうえで一揆軍を叩く。これしかないかと」
「忠廣様が出ることの意義は?」
「加藤家は清正公亡き後、常に家臣が争ってきておりました。それを曲がりなりにもまとめられるものがいるとしたら、忠廣様以外にはありえませぬ」
「しかし、忠廣様は戦に出た経験もないし、万が一ということもあるからのう」
「そこが問題なのでございます。聞くところによりますと、大坂でも、豊臣秀頼は全く戦に出ることがなかったと言います。秀頼はもう20を超えた大人であるにもかかわらずですぞ。今、忠廣様の年少を理由に出さないということは簡単でございますが、そうなると5年後、下手すると10年後も同じことになりますぞ」
「角兵衛。分かった。今の加藤家で一番の戦上手はそなたじゃ。そなたが言うのであれば、わしも協力しよう。ただ、わしが頷くだけではどうしようもない」
「左様でございます、な」
「わしがここを守るゆえ、そなたは城に行き、加藤正方らを説得してくれぬか」
「承知いたしました。では、しばらく不在のおゆるしを」
角兵衛はすぐに馬にまたがり、熊本へと戻っていった。
角兵衛は城に戻ると、まず状況を伝えたうえで、美作守と対立している加藤正方の説得にかかった。
「……そなたがそのようにまで言うなら……」
現在の加藤家でもっとも戦上手なのは飯田角兵衛という理解については、正方の意見も一致していた。その角兵衛が「これしかない」と言う以上、正方も強く反対はできない。
「分かった。本日は夕方であるゆえ、明日、清浄院様の確認をとって、忠廣様の出陣を取り計らうようにする」
「分かりました。それがしも付き従いましょう」
角兵衛はその夜、熊本城内で夜を過ごすこととなった。
宇土から一里ほどの場所に一揆軍の陣営があった。
夜、駆け足で入ってきた者が益田好次の宿営へとかけつける。
「甚兵衛(好次の通称)様、敵将の一人が熊本に戻りました」
好次がすぐに起き上がる。
「間違いないか?」
「城下にいる者からの情報です。間違いありません」
「ということは、今、宇土におる守将は一人ということじゃな」
好次はすぐに善右衛門のところに向かう。
「甚右衛門。行くぞ」
「行くって、どこに?」
言われた側はぴんと来ていないらしく、けげんな顔をした。
「宇土に決まっておる。相手が援軍を呼びに熊本に戻ったらしい。戻ってくるまでに猛攻を仕掛けるぞ」
「……分かった」
好次と善右衛門は、部下に呼びかけ、一斉に宇土へと向かうのであった。
夜半。
宇土の守備兵が眠りについていた頃、鬨の声があがった。
「何だ!? 敵襲か?」
美作守が飛び起きて指揮をとる。
(今まで一度も夜襲など仕掛けてこなかったのに、角兵衛のおらぬ時に限って仕掛けてくるとは…。いや、待てよ……)
美作守の顔がひきつる。
(……もしや、一揆軍はわしらが動くのを待っていたのか? となると、こちらの行動は一揆軍に筒抜けになっているということか?)
美作守は脂汗を流し、向かい来る一揆軍へと目を向けた。
「豊後の奴らは出てくるかのう」
島津家久は楽しそうに地図を眺めている。
豊後には日出に木下家、森に来島家、府内に竹中家、臼杵に稲葉家、佐伯に毛利家(輝元らの毛利家とは別)、岡に中川家といった小大名が乱立していた。
「北の方は細川も治めているだけに、奴らが連合してくれば面白いのだが」
「殿、そんなに余裕はありませんぞ」
「分かっておるわ」
樺山久高に対して不満げに答える。
「どうせ奴らは豊後水道と北九州への街道確保に必死じゃ。わざわざ延岡まで来ることはないわ」
「ま、確かに」
家久の言う通り、九州諸大名にとって重要なことは、海路を確保し、自らの主君を帰国させることであった。それまでは思い切った動きも出来るはずがない。
「早う延岡まで制圧し、肥後に向かうぞ」
「ははっ」
翌日、早くも島津軍は高鍋を出発し、延岡へと進軍を開始した。
宇土をめぐる一揆軍と加藤家の争いは十日を経てもなお続いていた。
「中々手ごわいのう」
千束善右衛門が宇土の陣地を遠目に見ながら溜息をつく。
「仕方あるまい。武士と正面から戦うとなれば、武器や訓練の差があるから戦にならぬ」
益田好次の顔には焦りはない。
「それなら、筑後方面に回って北から熊本を襲うのはどうじゃろう?」
「馬鹿なことを申すな」
好次は善右衛門の提案をはねつける。
「城でもない宇土を攻めあぐねているのに、熊本城に全員入れてしまったらどうやって落とすのじゃ? 我々の力侮りがたしと知らせるためにも、時間はかかっても、宇土にいるうちに相手に痛撃を与えねばならぬ」
「ふむ。だが、宇土さえ取ってしまえば南肥後との連絡が取れなくなって熊本の面々には痛撃となるはずじゃが」
「それは分かっておる。だが、焦らずともよい。時間が経てば、こちらが有利になる」
宇土の陣地には加藤美作と飯田角兵衛の二人がいた。
「どうにか一揆軍をしのげそうじゃの」
ここ何日かの展開は大体銃を撃ち続けているうちに相手が撤退するというものであった。
「神がどうとか申しても、銃から逃げられることはないわ」
「それはそうですが……」
飯田角兵衛の顔は浮かない。
「何じゃ。何を心配しておる」
「いや、どうにも気になるところがありまして」
「だから何じゃ?」
「一揆勢は、本気でここを攻めとることを考えていないのではないかと思えるのです」
「どういうことじゃ?」
「美作様もご存じでしょうが、以前、天草での一揆と戦ったことがありますが、その時の勢いは今回の比ではありませんでした。それがしの目にはどうしても、一揆軍に死に物狂いでここを攻め取ろうという気概が感じられないのです」
「では、奴らは何をしようとしているのだ?」
「うーん、例えば、島津軍が日向から来るのを待っている、とか」
「それはないのではないか? 島津も兵力が無尽蔵というわけではないぞ。肥後に兵を差し向けた場合、豊後から攻撃されたら何とする?」
「島津軍は豊後から攻撃を受けると思っていないのかもしれませんぞ。豊後にいるのは小身大名ばかりで、まともに島津と立ち向かえる者はおりませぬし、彼らを取りまとめる存在もありません」
「……」
美作守は思案に暮れる。
「しかし、そうだとすると我々はどうしろと言うのだ? まさか、こちらからこの陣地を捨てて敵陣に向かうわけにもいくまい」
「はい。それがしもどうしようもないと思っております」
「参ったのう」
「全くでございます。一揆軍が力攻めをしてくれれば我らとしても対応ができるのですが、こうも持久戦で来られると……」
翌日、熊本城からの情報が二人にもたらされる。
「角兵衛、悪い知らせじゃ。毛利が安芸・備後を支配して東に向かっているらしい」
「毛利が?」
「つまり、毛利を屈服させるまでは徳川家は本腰を入れて九州には来られぬということじゃ」
「しかも、北九州の諸大名は毛利が来ることを想定しなければならないので、ますます肥後方面には支援を向けにくくなりますな」
「角兵衛、どうすればいい?」
飯田角兵衛は豊臣秀吉からも高い評価を受けた歴戦の強者であり、その実力は美作守も高く評価している。
「正直に申し上げますと、このままでは挽回策はございません。ただ、一つだけあるとするならば…」
「何だ?」
「忠廣様にお出になっていただき、兵を督励したうえで一揆軍を叩く。これしかないかと」
「忠廣様が出ることの意義は?」
「加藤家は清正公亡き後、常に家臣が争ってきておりました。それを曲がりなりにもまとめられるものがいるとしたら、忠廣様以外にはありえませぬ」
「しかし、忠廣様は戦に出た経験もないし、万が一ということもあるからのう」
「そこが問題なのでございます。聞くところによりますと、大坂でも、豊臣秀頼は全く戦に出ることがなかったと言います。秀頼はもう20を超えた大人であるにもかかわらずですぞ。今、忠廣様の年少を理由に出さないということは簡単でございますが、そうなると5年後、下手すると10年後も同じことになりますぞ」
「角兵衛。分かった。今の加藤家で一番の戦上手はそなたじゃ。そなたが言うのであれば、わしも協力しよう。ただ、わしが頷くだけではどうしようもない」
「左様でございます、な」
「わしがここを守るゆえ、そなたは城に行き、加藤正方らを説得してくれぬか」
「承知いたしました。では、しばらく不在のおゆるしを」
角兵衛はすぐに馬にまたがり、熊本へと戻っていった。
角兵衛は城に戻ると、まず状況を伝えたうえで、美作守と対立している加藤正方の説得にかかった。
「……そなたがそのようにまで言うなら……」
現在の加藤家でもっとも戦上手なのは飯田角兵衛という理解については、正方の意見も一致していた。その角兵衛が「これしかない」と言う以上、正方も強く反対はできない。
「分かった。本日は夕方であるゆえ、明日、清浄院様の確認をとって、忠廣様の出陣を取り計らうようにする」
「分かりました。それがしも付き従いましょう」
角兵衛はその夜、熊本城内で夜を過ごすこととなった。
宇土から一里ほどの場所に一揆軍の陣営があった。
夜、駆け足で入ってきた者が益田好次の宿営へとかけつける。
「甚兵衛(好次の通称)様、敵将の一人が熊本に戻りました」
好次がすぐに起き上がる。
「間違いないか?」
「城下にいる者からの情報です。間違いありません」
「ということは、今、宇土におる守将は一人ということじゃな」
好次はすぐに善右衛門のところに向かう。
「甚右衛門。行くぞ」
「行くって、どこに?」
言われた側はぴんと来ていないらしく、けげんな顔をした。
「宇土に決まっておる。相手が援軍を呼びに熊本に戻ったらしい。戻ってくるまでに猛攻を仕掛けるぞ」
「……分かった」
好次と善右衛門は、部下に呼びかけ、一斉に宇土へと向かうのであった。
夜半。
宇土の守備兵が眠りについていた頃、鬨の声があがった。
「何だ!? 敵襲か?」
美作守が飛び起きて指揮をとる。
(今まで一度も夜襲など仕掛けてこなかったのに、角兵衛のおらぬ時に限って仕掛けてくるとは…。いや、待てよ……)
美作守の顔がひきつる。
(……もしや、一揆軍はわしらが動くのを待っていたのか? となると、こちらの行動は一揆軍に筒抜けになっているということか?)
美作守は脂汗を流し、向かい来る一揆軍へと目を向けた。
2
あなたにおすすめの小説
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。
克全
歴史・時代
西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。
幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。
北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。
清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。
色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。
一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。
印旛沼開拓は成功するのか?
蝦夷開拓は成功するのか?
オロシャとは戦争になるのか?
蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか?
それともオロシャになるのか?
西洋帆船は導入されるのか?
幕府は開国に踏み切れるのか?
アイヌとの関係はどうなるのか?
幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる