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熊本落城
有馬屈服
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夜間に始まった一揆軍の攻撃は、東の空がうっすらと明るくなるまで続いていた。
「うーむ……」
少し下がったところで指揮を取る益田好次の表情は浮かない。
加藤軍の鉄砲がひっきりなしに続いており、近づく隙がない。一揆軍はもちろん砲火の中に飛び込むことが分かるので土嚢などを持って少しずつ前進しているが、土塁まで近づくにはまだまだであるし、それまで加藤軍が鉄砲だけを撃ち続けるはずもない。
(もう少し明るくなると、突撃を受けて大損害となるか……)
このあたりが潮時だと判断し、好次は撤退の合図を送った。たちまち草笛による撤退の合図が戦場に響き渡る。
卯の刻になる頃には一揆軍は全員撤退していた。戦傷者は数えるほどしかいない。しかし、それ以上に相手に近づけないという事実が痛い。
「加藤軍の鉄砲攻撃、予想以上なり」
千束善右衛門も悔しそうに呻く。
「宇土への進軍路が広くないからのう。もう少し、広範囲に部隊を展開できれば、相手の砲火も薄くできようものであるが……。我が殿ながら、憎き場所に城を作られたものよ」
「どうする? やはり北からも攻撃をした方がいいのではないか?」
「それも含めて、少し考えさせてくれ」
好次はそう言って、その日の眠りにつきにいった。
どうにか守り抜いた宇土の土塁側では、加藤美作守が疲労困憊といった様子で横になっていた。
「やれやれ……。どうにか守り抜いたわい。しかし…」
飯田角兵衛がいなくなった途端に総攻撃を受けたという事実は、美作守の心胆を寒からしめていた。
(この中に一揆軍に通じているものがおるのじゃろうか……)
そうだとすると一大事である。
(もし、忠廣様が出向いたところで襲われようものなら)
家内での立場はないも同然の忠廣であるが、仮に戦死でもしようものなら加藤家が断絶ということになってしまう。
(角兵衛にも言っておかなければならないのう…)
豊後国佐伯は、日向からもっとも近い城である。
7月を前にして、延岡からの援軍要請が頻繁に届く。
「援軍要請とはいってものう」
城主の毛利高政が溜息をつく。
「わしらも大坂から戻ってきたばかりで、疲弊しきっておるし、兵糧の方ものう」
と、救援要請の使いに答えているが、実際には毛利軍は大坂まではついていない。その前に戦闘が集結したことを知り、慌てて本国に戻ってきていたのである。
とはいえ、軍を出すための出費や兵糧などの負担については間違いなく毛利家を圧迫している。大身ではない毛利家にとっては確かに大きな負担とはなっていた。
そうした返事を返すが、二日もしないうちに新しい救援要請がやってくる。
『延岡は辛うじてまだ持ちこたえておりますが、兵糧その他も次第に尽きてきており苦しい状況でございます。同じ当主を抱える者同士、困った時には助け合い、救うことが人の道ではありませんか?』
高政の表情が渋いものとなる。
「そうは言うがのう……」
「お願いでございます! このままでは延岡は間違いなく陥落。そうなれば、島津が次に狙うのはここ佐伯でございますぞ」
使いの者も必死に懇願する。
「いや、島津は恐らく肥後の方に向かうじゃろうから……」
「何ですと!?」
使いの声が怒気を帯びる。
「島津は日向の次は肥後だから、自分達はまだ大丈夫。被害は少ない方がいい、そうお思いなのですか!?」
「い、いや、そういうわけでは…」
「毛利様がそう思われているのであれば仕方ありません。それがしは岡の中川様に委細を伝えて支援を要請してまいりまする!」
使いはこんなところにはいてられないとばかりに急いで馬に乗ろうとする。
「ま、待て、待て、待て。分かった。わしらも出陣するゆえ」
今の話が周囲にも伝わり、江戸にまでもたらされれば毛利家にとっては一大事となる。
毛利高政は半ば引きずられるように、支援に向かうこととなった。
三日後、高政は息子の毛利高成に指揮を任せて軍を出発させた。軍は佐伯を出て、海岸沿いに日向へと向かう。
しかし、日向領内に入るまでは順調だったが、延岡方面へと進んでいると、突如、鉄砲の音がさく裂した。
「こんなところに島津軍が!」
高成は慌てて応戦態勢を取ろうとするが、島津軍は既に攻撃を開始していた。
島津軍は高台に陣があるうえ。
「何という鉄砲の数だ。城を攻撃しているのではなかったのか?」
2000人はいようかという鉄砲部隊がひっきりなしに射撃してくる。毛利軍は瞬く間に数を減らしていった。
「これでは戦にならぬ。撤退だ!」
高成は踵を返し、道を引き返そうとする。
「若殿!」
侍大将の一人が駆けつけてくる。
「何だ? ここから巻き返せると思うのか?」
「いえ、そうではないのですが、若殿。これだけ島津の攻撃が激しいということは、延岡は既に落ちているのか否か確認した方がよいのでは?」
「…うむ、それはそうなのだが」
海岸沿いにいた島津軍の鉄砲数は尋常なものではなく、とても城攻めをしている軍の別動隊とは思えない。ということは、既に延岡は落城しており、島津が豊後方面に軍を展開している可能性もある。
しかし、一方で、落城寸前の状態で援軍を封じるために海岸側に軍を展開していた可能性もある。この場合、延岡への救援に怠慢があったと後々責められる可能性もあった。
(草の者を送り込むか? しかし、突破できるだろうか……)
高成はしばらく思案した後、数人の配下を町民に変装させて延岡に送り込むことにし、詳細は父高政と相談することにした。
その延岡はどうなっていたのかというと。
高成の予想通り、既に落城しており、城主の有馬直純は高鍋にいる島津家久の下に送られていた。
家久の一族である島津久元の監視の下、直純は城内の庭に引き立てられる。
「おお、有馬殿。久しいのう」
島津家久は満面の笑みで迎え入れた。
「何でも、延岡への移転はお主から求めたものらしいのう。その結果として、忠誠が根付いておらず三日で総崩れになるのじゃから、優れた先見の明で感服いたした」
言いたい放題の家久に、直純の表情が険しくなる。
「だが、お主はあれだけ切支丹を弾圧していたのだから、日野江に残っておっても同じじゃったかのう。聞いておるか? 大村は部下に毒を盛られたそうじゃ。お主には毒を盛ろうとする相手がおらんで良かったのう」
「島津殿も領内の切支丹を弾圧したのではないのか?」
「うむ。だが、毒には毒の使い方もあるからのう。切支丹だからといって全て殺すというような愚かなことは、わしにはできぬよ。まあ、わしの土地には奄美などの離島も多いからのう。場合によってはそちらに流して誤魔化すことができるからな。ハッハッハ」
「そんな嫌味を言うために、わしをここまで送ってきたのか?」
「そんなことはない。お主をどう扱ったものか、わしも迷っておってのう」
家久はニヤニヤと笑いながら言う。
「というのも、わしら島津と有馬家というのはかつて龍造寺家と戦うために同盟を結んだこともある仲じゃ。秋月家同様に、いい目を見せてやりたいとも思っておる。だが、有馬殿自身は完全な徳川方の人間だからのう」
「おお、わしは徳川家のために死ぬことなど怖くはないわ。さあ、打ち首なり切腹なり磔なり好きなようにせい」
直純が啖呵を切るが、家久はニヤニヤと笑い、真面目には取り合わない。
「馬鹿な事を申すな。わしはお主に恨みなどないのだから、殺すつもりなら恨みのある人物に引き渡すに決まっておるわ。大切な奥方と共にのう」
「……一体、誰に引き渡すつもりだ?」
直純はつとめて平静を装ってはいるが、その表情に焦りのようなものが見える。直純の妻は、徳川家康の養女となっている国であった。この二人は関係がよく、既に子供もある。妻も含めて恨みのある相手に引き渡すというのは穏当ではないが、島津家久ならやりかねない。
「そんなもの、天草や島原の切支丹に決まっておる」
「……何だと!」
表情が一変した。
「相当切支丹を弾圧したらしいからのう。果たして、どのような報復がなされることか……」
「……わしにどうせよというのだ」
「何じゃ、もう降参か?」
家久は拍子抜けした顔を直純に向けた。
「貴殿はどんな悪辣なことでも素知らぬ顔でやるというからのう。わしはともかく、国までそのような目に遭わせるわけにはいかぬ…。わしは何をすればよい」
「何、たいしたことではない。何通か、書状を書いてもらいたいのじゃ。延岡は陥落の危機である。至急救援を求めるとな」
「……延岡はもう落ちておるではないか」
「だが、豊後の連中には分かるまい。急いで救援に来たところを叩ければこちらとしては有難いことじゃ」
「……島津、貴公、いい死に方はできぬぞ」
呪うような口調で、直純が家久を非難する。
「ふん、死ねば皆同じよ」
家久は勝ち誇ったように答えた。
「うーむ……」
少し下がったところで指揮を取る益田好次の表情は浮かない。
加藤軍の鉄砲がひっきりなしに続いており、近づく隙がない。一揆軍はもちろん砲火の中に飛び込むことが分かるので土嚢などを持って少しずつ前進しているが、土塁まで近づくにはまだまだであるし、それまで加藤軍が鉄砲だけを撃ち続けるはずもない。
(もう少し明るくなると、突撃を受けて大損害となるか……)
このあたりが潮時だと判断し、好次は撤退の合図を送った。たちまち草笛による撤退の合図が戦場に響き渡る。
卯の刻になる頃には一揆軍は全員撤退していた。戦傷者は数えるほどしかいない。しかし、それ以上に相手に近づけないという事実が痛い。
「加藤軍の鉄砲攻撃、予想以上なり」
千束善右衛門も悔しそうに呻く。
「宇土への進軍路が広くないからのう。もう少し、広範囲に部隊を展開できれば、相手の砲火も薄くできようものであるが……。我が殿ながら、憎き場所に城を作られたものよ」
「どうする? やはり北からも攻撃をした方がいいのではないか?」
「それも含めて、少し考えさせてくれ」
好次はそう言って、その日の眠りにつきにいった。
どうにか守り抜いた宇土の土塁側では、加藤美作守が疲労困憊といった様子で横になっていた。
「やれやれ……。どうにか守り抜いたわい。しかし…」
飯田角兵衛がいなくなった途端に総攻撃を受けたという事実は、美作守の心胆を寒からしめていた。
(この中に一揆軍に通じているものがおるのじゃろうか……)
そうだとすると一大事である。
(もし、忠廣様が出向いたところで襲われようものなら)
家内での立場はないも同然の忠廣であるが、仮に戦死でもしようものなら加藤家が断絶ということになってしまう。
(角兵衛にも言っておかなければならないのう…)
豊後国佐伯は、日向からもっとも近い城である。
7月を前にして、延岡からの援軍要請が頻繁に届く。
「援軍要請とはいってものう」
城主の毛利高政が溜息をつく。
「わしらも大坂から戻ってきたばかりで、疲弊しきっておるし、兵糧の方ものう」
と、救援要請の使いに答えているが、実際には毛利軍は大坂まではついていない。その前に戦闘が集結したことを知り、慌てて本国に戻ってきていたのである。
とはいえ、軍を出すための出費や兵糧などの負担については間違いなく毛利家を圧迫している。大身ではない毛利家にとっては確かに大きな負担とはなっていた。
そうした返事を返すが、二日もしないうちに新しい救援要請がやってくる。
『延岡は辛うじてまだ持ちこたえておりますが、兵糧その他も次第に尽きてきており苦しい状況でございます。同じ当主を抱える者同士、困った時には助け合い、救うことが人の道ではありませんか?』
高政の表情が渋いものとなる。
「そうは言うがのう……」
「お願いでございます! このままでは延岡は間違いなく陥落。そうなれば、島津が次に狙うのはここ佐伯でございますぞ」
使いの者も必死に懇願する。
「いや、島津は恐らく肥後の方に向かうじゃろうから……」
「何ですと!?」
使いの声が怒気を帯びる。
「島津は日向の次は肥後だから、自分達はまだ大丈夫。被害は少ない方がいい、そうお思いなのですか!?」
「い、いや、そういうわけでは…」
「毛利様がそう思われているのであれば仕方ありません。それがしは岡の中川様に委細を伝えて支援を要請してまいりまする!」
使いはこんなところにはいてられないとばかりに急いで馬に乗ろうとする。
「ま、待て、待て、待て。分かった。わしらも出陣するゆえ」
今の話が周囲にも伝わり、江戸にまでもたらされれば毛利家にとっては一大事となる。
毛利高政は半ば引きずられるように、支援に向かうこととなった。
三日後、高政は息子の毛利高成に指揮を任せて軍を出発させた。軍は佐伯を出て、海岸沿いに日向へと向かう。
しかし、日向領内に入るまでは順調だったが、延岡方面へと進んでいると、突如、鉄砲の音がさく裂した。
「こんなところに島津軍が!」
高成は慌てて応戦態勢を取ろうとするが、島津軍は既に攻撃を開始していた。
島津軍は高台に陣があるうえ。
「何という鉄砲の数だ。城を攻撃しているのではなかったのか?」
2000人はいようかという鉄砲部隊がひっきりなしに射撃してくる。毛利軍は瞬く間に数を減らしていった。
「これでは戦にならぬ。撤退だ!」
高成は踵を返し、道を引き返そうとする。
「若殿!」
侍大将の一人が駆けつけてくる。
「何だ? ここから巻き返せると思うのか?」
「いえ、そうではないのですが、若殿。これだけ島津の攻撃が激しいということは、延岡は既に落ちているのか否か確認した方がよいのでは?」
「…うむ、それはそうなのだが」
海岸沿いにいた島津軍の鉄砲数は尋常なものではなく、とても城攻めをしている軍の別動隊とは思えない。ということは、既に延岡は落城しており、島津が豊後方面に軍を展開している可能性もある。
しかし、一方で、落城寸前の状態で援軍を封じるために海岸側に軍を展開していた可能性もある。この場合、延岡への救援に怠慢があったと後々責められる可能性もあった。
(草の者を送り込むか? しかし、突破できるだろうか……)
高成はしばらく思案した後、数人の配下を町民に変装させて延岡に送り込むことにし、詳細は父高政と相談することにした。
その延岡はどうなっていたのかというと。
高成の予想通り、既に落城しており、城主の有馬直純は高鍋にいる島津家久の下に送られていた。
家久の一族である島津久元の監視の下、直純は城内の庭に引き立てられる。
「おお、有馬殿。久しいのう」
島津家久は満面の笑みで迎え入れた。
「何でも、延岡への移転はお主から求めたものらしいのう。その結果として、忠誠が根付いておらず三日で総崩れになるのじゃから、優れた先見の明で感服いたした」
言いたい放題の家久に、直純の表情が険しくなる。
「だが、お主はあれだけ切支丹を弾圧していたのだから、日野江に残っておっても同じじゃったかのう。聞いておるか? 大村は部下に毒を盛られたそうじゃ。お主には毒を盛ろうとする相手がおらんで良かったのう」
「島津殿も領内の切支丹を弾圧したのではないのか?」
「うむ。だが、毒には毒の使い方もあるからのう。切支丹だからといって全て殺すというような愚かなことは、わしにはできぬよ。まあ、わしの土地には奄美などの離島も多いからのう。場合によってはそちらに流して誤魔化すことができるからな。ハッハッハ」
「そんな嫌味を言うために、わしをここまで送ってきたのか?」
「そんなことはない。お主をどう扱ったものか、わしも迷っておってのう」
家久はニヤニヤと笑いながら言う。
「というのも、わしら島津と有馬家というのはかつて龍造寺家と戦うために同盟を結んだこともある仲じゃ。秋月家同様に、いい目を見せてやりたいとも思っておる。だが、有馬殿自身は完全な徳川方の人間だからのう」
「おお、わしは徳川家のために死ぬことなど怖くはないわ。さあ、打ち首なり切腹なり磔なり好きなようにせい」
直純が啖呵を切るが、家久はニヤニヤと笑い、真面目には取り合わない。
「馬鹿な事を申すな。わしはお主に恨みなどないのだから、殺すつもりなら恨みのある人物に引き渡すに決まっておるわ。大切な奥方と共にのう」
「……一体、誰に引き渡すつもりだ?」
直純はつとめて平静を装ってはいるが、その表情に焦りのようなものが見える。直純の妻は、徳川家康の養女となっている国であった。この二人は関係がよく、既に子供もある。妻も含めて恨みのある相手に引き渡すというのは穏当ではないが、島津家久ならやりかねない。
「そんなもの、天草や島原の切支丹に決まっておる」
「……何だと!」
表情が一変した。
「相当切支丹を弾圧したらしいからのう。果たして、どのような報復がなされることか……」
「……わしにどうせよというのだ」
「何じゃ、もう降参か?」
家久は拍子抜けした顔を直純に向けた。
「貴殿はどんな悪辣なことでも素知らぬ顔でやるというからのう。わしはともかく、国までそのような目に遭わせるわけにはいかぬ…。わしは何をすればよい」
「何、たいしたことではない。何通か、書状を書いてもらいたいのじゃ。延岡は陥落の危機である。至急救援を求めるとな」
「……延岡はもう落ちておるではないか」
「だが、豊後の連中には分かるまい。急いで救援に来たところを叩ければこちらとしては有難いことじゃ」
「……島津、貴公、いい死に方はできぬぞ」
呪うような口調で、直純が家久を非難する。
「ふん、死ねば皆同じよ」
家久は勝ち誇ったように答えた。
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