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謀将の子
金沢来訪①
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越前を出て、そのまま北上した宇喜多秀家と明石全登は、翌日、金沢へと到着した。
「さすがに百万石の町の中心地、たいしたものよ」
大坂と比べて戦乱にも見舞われておらず、行きかう人や活気は他の街よりも上であった。
街中を見回しながら進んでいく。
「ところで殿」
「何だ?」
不意に声をかけられ、後ろの全登に振り返る。
「奥方様に会われるのですから、お子様方も連れてきた方が良かったのでは?」
「そう思うか?」
「はい…。もちろん、殿と会われるのも嬉しいでしょうが、一番はお子様方ではないかと思われますので」
「それはそうだ。ただ、ここに連れてこれば、豪は動かずに済む」
「…どういうことでしょうか」
秀家の「動かずに済む」という言葉の意味が分からず、全登は首を傾げる。
「江戸に向かって、二人に会いに行くとなると、色々な人が動く。そのついでに色々なことが進むとは思わんか?」
「…確かにそうですが、何かが進みますか?」
「進かもしれぬし、進まないかもしれぬ。ただ、進むための布石を打っておいても損はあるまい。まあ…」
「どうかされましたか?」
「それならば秀高を江戸に滞在させておいても良かったとも思うがな。まあ、それは伊達殿に何とかしてもらおう」
秀家は気に留めずに、城の方に向かった。
前田利常にとっても、宇喜多秀家の来訪は不慮の出来事であった。
唐突に報告を受け、驚いて城門の入り口へと向かう。そこにいた二人の男を見て、思わず顔が緩んだ。
「ようこそお越しくだされた」
もっとも、現在二四歳の前田利常も宇喜多秀家の顔ははっきりと知らない。しかし、隣にいる明石全登の顔は知っている。全登が間違って連れてくることはありえない。
「いやいや、世話をかけ申した」
「金沢に来るのなら、あらかじめ言ってもらえれば姉上も呼べていたのですが…」
秀家の妻・豪は、近くには住んでいるが、呼ぶとなると半日くらいはかかる。
「かまわぬ。息子も連れてきておらぬし、日ノ本を回ってきたので、わしの方から会いに向かおうと思う」
「左様ですか…」
秀家がいらないという以上、利常が積極的にというわけにもいかない。
ひとまず、着替えを用意して、風呂と食事を用意させる。
「うっかり一人会うのを忘れていた人がいましたわい」
一刻後、食事が始まると同時に秀家が口を開いた。
「ほう、誰でしょう?」
「前能登殿でござるよ」
「ああ…」
利常は得心した。
前能登というのは、前田利家の次男・利政のことであった。利常にとっても兄にあたる。
関ケ原の際、兄利長に反する形で西軍につくと思しき行為をしてしまったため、領地を没収され、現在は京で暮らしているという話を聞いていた。
「芳春院様から、能登殿の息子に関することを頼まれていましたのでな、そのうち金沢に呼び寄せますよ」
「左様でございますか」
秀家は空を見上げた。
「人員を揃えたのは治部でございましたが、内府と一戦しようと軍編成を持ち掛けたのはそれがしでしたのでな。西軍について不遇の暮らしをしている者には責任を感じます」
「…なるほど。まあ、確かに西軍についた者は不遇をかこつことになったでしょうが、それぞれ思うところがあってついたのでしょうし、宇喜多殿が気に病むところではございますまい」
「…左様ではございますが、又左殿がおればと思うこともありましたわい」
「ははは」
「ただ」
秀家が真剣な面持ちになる。
「筑前殿も、残念な事に又左殿と同じことになってしまいそうですな…」
「…どういうことです?」
「天下取りでございますよ。又左殿は、生前に慎重に過ぎているうちに寿命となり時機を逸してしまいました。今、筑前殿も慎重に動きすぎて、逸しようとしております」
豊臣秀吉が亡くなった直後は、徳川家康か前田利家という状況であったが、むしろ前田利家の方が有利であった。有力大名との繋がりも多く、織田の直臣という立場もあり旧織田家の大名とも関係が深かったからである。
万一、家康に対して即時、果断な行動を取っていたならば、前田家が徳川家を凌駕した可能性は小さくない。だが、利家は決戦を避けてしまい、その直後に亡くなったことで主導権を失ってしまった。
「私が慎重に動き過ぎるというのはどういうことでござろう?」
「加賀・越中をしっかりと防護し、切支丹などを緩やかに受け入れるなどをして徳川家の路線についてこられないものを受け入れると方針は間違ってはいなかったと思います。実際、高田の松平忠輝もついているようですし。しかし、松平忠直が九州で徳川家光と別路線を打ち立てたことにより、現状に反する者が松平忠直につくという状況となってしまったのは誤算でした」
秀家は溜息をついて、酒を一口すする。
「結果として、最終決戦が徳川対前田ではなく、徳川家光と松平忠直という形となり、前田家は勝った側についたうえで第二位を築くしかなくなってしまいましたな」
「……」
「ここに来るまでに豊臣秀頼に会ってきました。あとは、越前に立ち寄り松平忠昌にも。この二人に筑前殿を加えた三人が勝者を決めることになるのではないかと思い、実際会ってみてその思いが確たるものになりました」
「松平忠直の前には、まだ毛利家がおりますぞ」
「ほう。毛利と同盟を結んで、対徳川忠直としますか?」
「……」
「さすがに難しいでしょうな。豊臣との関係を切ってしまいますし、筑前殿の一番有利である温存しているという要素がなくなってしまいますので。例えば、情勢が不安定な蒲生家、前田家と関係が深い南部家などを動かすことは可能ですが、この件で前田を対抗馬に押し上げることは難しいでしょう。実際、山形での騒動は何事もなく収まっておりますし…」
「うーむ…」
前田利常は戦慄を覚えた。
(10年以上、八丈島にいたというのにこれだけ分かっているとは…)
「あとは毛利がどこまで持ちこたえるかという点ですが、これについてもそれほど長くは期待できないでしょうな」
「今のところ、毛利は頑張っているように見えますが?」
「毛利の欠点を突けば簡単ですよ」
「毛利の欠点? 西の毛利秀元あたりであろうか?」
「いえいえ、真ん中に備前があることです」
「備前?」
「私や豪が領民の多くを切支丹にしましたからな。毛利は切支丹には否定的です。徳川も否定的なら問題にならないのですが、今の徳川…松平忠直は切支丹を認める路線ですから。そこからつつけば備前はたちまち情勢不安定となります。そこに山陰の赤碕あたりを海路で突けばどうなると思います?」
「毛利の領土が東西に分断されることになりますな」
「しかも、山陰と山陽の両側で分断されるので、四つに分断されます。当然、それは避けたいところですが、それをするほど毛利の余力があるか? 物資はあるかもしれませんが、人という点で足りませんな。結論として、松平忠直が切支丹に声をかけ、一つ水軍を動かせば、毛利は四つの軍隊を作らなければならなくなる状況になるわけです」
秀家の言葉に、利常は溜息をついた。
「更に、松平忠直が徳川の対抗馬となった場合、池田利隆や我が従弟(坂崎直盛)が毛利に従う必要はないわけですしな」
「…つまり、毛利も前田も、松平忠直に立場を奪われてしまった、と」
「左様ですな」
「ふうむ…」
「と、考えております」
「…いやはや、感服いたした。もっと早く呼び戻すべきでありましたな」
利常は苦笑して、酒を勧めた。
「さすがに百万石の町の中心地、たいしたものよ」
大坂と比べて戦乱にも見舞われておらず、行きかう人や活気は他の街よりも上であった。
街中を見回しながら進んでいく。
「ところで殿」
「何だ?」
不意に声をかけられ、後ろの全登に振り返る。
「奥方様に会われるのですから、お子様方も連れてきた方が良かったのでは?」
「そう思うか?」
「はい…。もちろん、殿と会われるのも嬉しいでしょうが、一番はお子様方ではないかと思われますので」
「それはそうだ。ただ、ここに連れてこれば、豪は動かずに済む」
「…どういうことでしょうか」
秀家の「動かずに済む」という言葉の意味が分からず、全登は首を傾げる。
「江戸に向かって、二人に会いに行くとなると、色々な人が動く。そのついでに色々なことが進むとは思わんか?」
「…確かにそうですが、何かが進みますか?」
「進かもしれぬし、進まないかもしれぬ。ただ、進むための布石を打っておいても損はあるまい。まあ…」
「どうかされましたか?」
「それならば秀高を江戸に滞在させておいても良かったとも思うがな。まあ、それは伊達殿に何とかしてもらおう」
秀家は気に留めずに、城の方に向かった。
前田利常にとっても、宇喜多秀家の来訪は不慮の出来事であった。
唐突に報告を受け、驚いて城門の入り口へと向かう。そこにいた二人の男を見て、思わず顔が緩んだ。
「ようこそお越しくだされた」
もっとも、現在二四歳の前田利常も宇喜多秀家の顔ははっきりと知らない。しかし、隣にいる明石全登の顔は知っている。全登が間違って連れてくることはありえない。
「いやいや、世話をかけ申した」
「金沢に来るのなら、あらかじめ言ってもらえれば姉上も呼べていたのですが…」
秀家の妻・豪は、近くには住んでいるが、呼ぶとなると半日くらいはかかる。
「かまわぬ。息子も連れてきておらぬし、日ノ本を回ってきたので、わしの方から会いに向かおうと思う」
「左様ですか…」
秀家がいらないという以上、利常が積極的にというわけにもいかない。
ひとまず、着替えを用意して、風呂と食事を用意させる。
「うっかり一人会うのを忘れていた人がいましたわい」
一刻後、食事が始まると同時に秀家が口を開いた。
「ほう、誰でしょう?」
「前能登殿でござるよ」
「ああ…」
利常は得心した。
前能登というのは、前田利家の次男・利政のことであった。利常にとっても兄にあたる。
関ケ原の際、兄利長に反する形で西軍につくと思しき行為をしてしまったため、領地を没収され、現在は京で暮らしているという話を聞いていた。
「芳春院様から、能登殿の息子に関することを頼まれていましたのでな、そのうち金沢に呼び寄せますよ」
「左様でございますか」
秀家は空を見上げた。
「人員を揃えたのは治部でございましたが、内府と一戦しようと軍編成を持ち掛けたのはそれがしでしたのでな。西軍について不遇の暮らしをしている者には責任を感じます」
「…なるほど。まあ、確かに西軍についた者は不遇をかこつことになったでしょうが、それぞれ思うところがあってついたのでしょうし、宇喜多殿が気に病むところではございますまい」
「…左様ではございますが、又左殿がおればと思うこともありましたわい」
「ははは」
「ただ」
秀家が真剣な面持ちになる。
「筑前殿も、残念な事に又左殿と同じことになってしまいそうですな…」
「…どういうことです?」
「天下取りでございますよ。又左殿は、生前に慎重に過ぎているうちに寿命となり時機を逸してしまいました。今、筑前殿も慎重に動きすぎて、逸しようとしております」
豊臣秀吉が亡くなった直後は、徳川家康か前田利家という状況であったが、むしろ前田利家の方が有利であった。有力大名との繋がりも多く、織田の直臣という立場もあり旧織田家の大名とも関係が深かったからである。
万一、家康に対して即時、果断な行動を取っていたならば、前田家が徳川家を凌駕した可能性は小さくない。だが、利家は決戦を避けてしまい、その直後に亡くなったことで主導権を失ってしまった。
「私が慎重に動き過ぎるというのはどういうことでござろう?」
「加賀・越中をしっかりと防護し、切支丹などを緩やかに受け入れるなどをして徳川家の路線についてこられないものを受け入れると方針は間違ってはいなかったと思います。実際、高田の松平忠輝もついているようですし。しかし、松平忠直が九州で徳川家光と別路線を打ち立てたことにより、現状に反する者が松平忠直につくという状況となってしまったのは誤算でした」
秀家は溜息をついて、酒を一口すする。
「結果として、最終決戦が徳川対前田ではなく、徳川家光と松平忠直という形となり、前田家は勝った側についたうえで第二位を築くしかなくなってしまいましたな」
「……」
「ここに来るまでに豊臣秀頼に会ってきました。あとは、越前に立ち寄り松平忠昌にも。この二人に筑前殿を加えた三人が勝者を決めることになるのではないかと思い、実際会ってみてその思いが確たるものになりました」
「松平忠直の前には、まだ毛利家がおりますぞ」
「ほう。毛利と同盟を結んで、対徳川忠直としますか?」
「……」
「さすがに難しいでしょうな。豊臣との関係を切ってしまいますし、筑前殿の一番有利である温存しているという要素がなくなってしまいますので。例えば、情勢が不安定な蒲生家、前田家と関係が深い南部家などを動かすことは可能ですが、この件で前田を対抗馬に押し上げることは難しいでしょう。実際、山形での騒動は何事もなく収まっておりますし…」
「うーむ…」
前田利常は戦慄を覚えた。
(10年以上、八丈島にいたというのにこれだけ分かっているとは…)
「あとは毛利がどこまで持ちこたえるかという点ですが、これについてもそれほど長くは期待できないでしょうな」
「今のところ、毛利は頑張っているように見えますが?」
「毛利の欠点を突けば簡単ですよ」
「毛利の欠点? 西の毛利秀元あたりであろうか?」
「いえいえ、真ん中に備前があることです」
「備前?」
「私や豪が領民の多くを切支丹にしましたからな。毛利は切支丹には否定的です。徳川も否定的なら問題にならないのですが、今の徳川…松平忠直は切支丹を認める路線ですから。そこからつつけば備前はたちまち情勢不安定となります。そこに山陰の赤碕あたりを海路で突けばどうなると思います?」
「毛利の領土が東西に分断されることになりますな」
「しかも、山陰と山陽の両側で分断されるので、四つに分断されます。当然、それは避けたいところですが、それをするほど毛利の余力があるか? 物資はあるかもしれませんが、人という点で足りませんな。結論として、松平忠直が切支丹に声をかけ、一つ水軍を動かせば、毛利は四つの軍隊を作らなければならなくなる状況になるわけです」
秀家の言葉に、利常は溜息をついた。
「更に、松平忠直が徳川の対抗馬となった場合、池田利隆や我が従弟(坂崎直盛)が毛利に従う必要はないわけですしな」
「…つまり、毛利も前田も、松平忠直に立場を奪われてしまった、と」
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