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おまけのお話
海──!
しおりを挟む皆さまは、めちゃくちゃ寒かったり大雪で大変だったりすると思うのですが、ごめんなさい!
こっちは今、夏です! 海です!
あっつーい!
「ヴィル、海だよー! きゃ──!」
こっちの世界で、はじめての海だよ!
白い水着に白いパーカー(魔法使いのローブみたいなの、って言ったら作ってくれたよ!)装備です!
ヴィルとおそろいなんだよー! えへへへへ♡
白だけど、透けてないよ、だいじょうぶ!
めちゃめちゃ確認したよ!
吹きぬける潮風が、ノィユの髪を舞いあげる。
青い空! 白い砂浜! 青い海! 白い波!
きゃ──!
「わぁあぁあい!」
ちっちゃな手で、ごつごつのおっきな手をひいて駆けだそうとしたノィユを、これぞ、うるわしき筋肉なヴィルが抱っこしてくれる。
「砂、熱い、から」
「ヴィル、やさしー!」
きゅう。
抱きついたら
ぎゅう。
抱きしめてくれる。
ふわふわ熱くなるほっぺたをヴィルのつやつやの胸にくっつけたら、どきどきが破裂する。
「きゃ──!」
ヴィルの、ち、ちちちちちちち……! い、言えない……!
「きゃ──♡♡♡♡♡」
「ちょ! 3歳のくせに、えろい目するなぁあああ──!」
ヴィルの弟エヴィの絶叫に、ノィユは意識を取り戻した。
目が三日月形になってるあれだよね、わかる。
よだれも垂れそうだよ。仕方ない。
だって、ヴィルの……!
きゃ──♡♡♡♡♡
もだもだしたノィユは、エヴィへと目をやって、ぷくりとふくれる。
「エヴィさま、ガード固いです」
なんで水着のうえからシャツを羽織ってるのかな!
肝心な乳首が見えないんだけど!
ノィユもヴィルも羽織ってるとか聞こえない!
「く──! 僕にまでそのえろい目は何なんだ──!」
真っ赤になって叫ぶエヴィが、かわいー。
「ちょっとノィユ、エヴィは僕のだから──!」
エヴィをぎゅむぎゅむしてるトートの乳首でも鑑賞しようかと思ったら、ヴィルに目を覆われた。
「だめ」
ほんのり赤いまなじりで拗ねたみたいに唇を尖らせる伴侶が、今日も最高に可愛いぃいいですぅうう──!
「ブルルルン!」
海に連れてきてくれたツーとホーも元気に砂浜を駆けてる。
砂煙が竜巻みたいになってるけど、かわいい。
一緒に来た、ガチムチガディは物凄い速度で泳いでる。すごいなあ。
見送った豪商ニィハと、魔法使いなゾホ、永遠の美少年なメィファは波打ち際でぱしゃぱしゃしてる。かわいい。
イケメンの水着パラダイス!
なのに、皆ガードが固いんだけど!
伴侶以外に乳首は見せないぜガードだよ! きびしい!
しょんぼりなノィユを励ますように、やってきたゾホが器を掲げる。
「せっかくの海だから、魔法でかき氷をつくってみたぞい!」
「おお! 素晴らしい発想と特技です、ゾホさま!」
皆で拍手した。
シロップはいちご? メロン? ブルーハワイ?
わくわくしたけど、シロップが出て来ないよ。
「…………え?」
「かき氷」
「……も、もしかして、氷をそのまま、召しあがる?」
きょとんとした皆が、当たり前だろって顔で、こっくり頷いてる。
「えぇえ!」
そ、それは、あの、ふわふわの冷たい水と変わらないのでは……?
思ってた『かき氷』じゃなかった!
────────────
ずっと読んでくださって、心からありがとうございます!
海のお話、もちょっと続きますー!
新しいお話はじめてみました!
もしよかったら、ノィユとヴィルと一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
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